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“ダムマニア” にみるニッチでディープなマーケット

投稿日時:2007/05/10(木) 14:34rss

今、ダムをこよなく愛する「ダムマニア」が急増中だそうです。個人運営のダムホームページも30を超え、ネットを通じてダムに興味を持つ人の輪が広がり、実際に仲間同士でダムを見学するイベントを開催したり、ダムの写真集やDVDまで発売されているそうですから、ちょっと驚きです(@_@;)


ダム


数あるサイトの中でも、会社員の荻原さんが運営する『ダムサイト』は、全国約180ヵ所のダムを網羅し、ランキングなどのデータも充実、1日200~600ほどのアクセスがあると言います。サイトでは、重力式やアーチ式といったダムの形式や、構造上の特色などを図解して解説しているので、国土交通省の幹部からも「われわれのサイトよりもわかりやすい」と太鼓判を押されているのだとか。
また、人気サイト『ダムマニア』を運営する宮島さんは、「ダムマニアにもヒエラルキーがある」と分析しています。

ダムマニアのレベル1は、ダムに行く目的が写真という「撮影派」。鉄道マニアの中でも、写真目的の人を「撮り鉄」と呼ぶそうですが、こちらは「撮りダム」ってわけです。一般的には、風景写真のようなものを想像しますが、本格派のマニアは、水門やバルブといった施設の細部も丹念に撮影するそうです。

レベル2は、他のダムとの違いを比較したりして、「調べて楽しむ学習派」。さらに、レベル3は、ダムを求めて全国行脚する「巡礼派」だそうです。宮島さんは、この巡礼派を集めた見学ツアーを3か月に1回程度開催しているようです。

おもしろいのが、この宮島さんが勤務先の割烹料理店で作ってしまった「ダムカレー」。ご飯を堤体、ルウを水に見立ててカレーを盛り付けたもので、ダムの形式に合わせて、アースダム、重力式ダムなど4種類あるそうですが、メニューには載っていない完全な「裏メニュー」ながら、マニアの間ではけっこう評判になっているみたいです!(^^)!

実際、マニアたちが食べに来ると、スプーンでご飯を崩すときに「ダム決壊!」と掛け声を口にするのがお約束だそうですから、だいぶディープな世界ですね(笑)。

しかしながら、一瞬誰が買うんだろうと思ってしまうダム写真集やDVDも、それぞれ数千程度売れているといいますから、ビッグヒットは狙えないものの、マニアたちは確実なマーケットになりつつあるいうことです。

情報化社会では、ネットを通じ、マニアたちは勝手にコミュニティを増殖させていきます。一般的には少数派の趣味でも、全国規模で集まれば、けっこうな人数になるというもの。ネット社会では、それがいとも簡単に実現するのです。

マニアたちは、自分の趣味に合えば、けっこうな金額を使ってくれるものです。経営者としては、こうした現象に目をむけ、「自社の商品もマニア向けに提供できないか」なんて考えてみると、おもしろいかもしれません(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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