石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
2016年02月19日(金)更新
信頼できるNO.2に恵まれない・・・ある中小企業経営者の悩み
なんとなく春の足音が聞こえ始めてきましたが、今回はとある中小企業経営者のお悩みに、私なりの視点でお答えしてみました。あなたなら、どんな回答を出しますか? よかったら、一緒に考えてみてください(#^^#)
== 質 問 ==
中小企業経営者ですが、後継者問題に悩んでいます。はっきり言って、信頼できるNO.2に恵まれず、他社からのスカウトも視野に入れているのですが、外から連れてきたNO.2と内部の軋轢が生まれないかと心配でなりません。こうした問題に対して、何かアドバイスをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
基本的に後継者問題はなぜ起きるか? ですが、ほとんどの場合に経営者が実務を長くやりすぎて、仕事を受け渡すのが遅れたことが原因です。
今からでも遅くないので業務をどんどん自分以外の人間に渡してください。ほとんどの場合それでできる人が見つかります。万が一見つからなかったら、その時は迷わず外から連れて来ましょう。
== 解 説 ==
こういったNO.2不在や、それによる後継者問題がなぜ起きるのか?ですが、それは回答にも書いたように、経営者が実務をやりすぎて仕事を部下にやらせなかった、渡さなかったことが原因で起きています。
経営者は冷静になれば、いつかは自分が実務をこなせなくなることや、自分の寿命より会社の寿命の方が長いので、退かないといけない時が来ることは分かっているのですが、目の前の仕事を自分がする方が部下よりも上手くできると思うと感情が動いてしまい、なかなか実務を手放し部下を育成するということができなくなります。
また、ずっと社長でいたいとか、ずっと活躍していたいと思ってしまい、現場や実務を手離さないことがよくあります。
部下が育たないのは実はそれが本当の理由なのですが、そういう経営者の方に限って、優秀な部下に恵まれなかったとか、NO.2が育たないという相談をされることが多いです。
そんな時は“あなたがずっと活躍していたから、結果として部下が育成されなかったんですよ”と理解してもらい、なるべく早く実務を部下にやらせる決断をしていただくことにしています。
やらせた直後は、なぜ自分と同じようにできないのか? 成果を上げられないのか? あるいは教えたようにやらないのか?・・・etc.と不満だらけになると思いますが、赤字になって会社が倒産する様なことが無いのであれば、放置しないで関わりながら指導して、じっと成果が出るまで我慢する必要があります。
本来この過程はずっと前に・・・会社を立ち上げ、軌道に乗りかかってきた時にやらないといけないことだったわけですが、やって無かったのならこれからやるしか無いということです(-_-;)
この過程をしっかりやってそれでもダメだったときには、初めて外部から人を登用ということになりますが、その場合には内部に反発する人は結果としていないはずです。
ちなみに、外部から人を入れてもあなたがこれまでのまま(・・・実務を手放さないまま)だったら結果は上手く行きませんから、くれぐれもそこは気を付けてくださいね。参考にしてもらえるとうれしいです(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
中小企業経営者ですが、後継者問題に悩んでいます。はっきり言って、信頼できるNO.2に恵まれず、他社からのスカウトも視野に入れているのですが、外から連れてきたNO.2と内部の軋轢が生まれないかと心配でなりません。こうした問題に対して、何かアドバイスをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
基本的に後継者問題はなぜ起きるか? ですが、ほとんどの場合に経営者が実務を長くやりすぎて、仕事を受け渡すのが遅れたことが原因です。
今からでも遅くないので業務をどんどん自分以外の人間に渡してください。ほとんどの場合それでできる人が見つかります。万が一見つからなかったら、その時は迷わず外から連れて来ましょう。
== 解 説 ==
こういったNO.2不在や、それによる後継者問題がなぜ起きるのか?ですが、それは回答にも書いたように、経営者が実務をやりすぎて仕事を部下にやらせなかった、渡さなかったことが原因で起きています。
経営者は冷静になれば、いつかは自分が実務をこなせなくなることや、自分の寿命より会社の寿命の方が長いので、退かないといけない時が来ることは分かっているのですが、目の前の仕事を自分がする方が部下よりも上手くできると思うと感情が動いてしまい、なかなか実務を手放し部下を育成するということができなくなります。
また、ずっと社長でいたいとか、ずっと活躍していたいと思ってしまい、現場や実務を手離さないことがよくあります。
部下が育たないのは実はそれが本当の理由なのですが、そういう経営者の方に限って、優秀な部下に恵まれなかったとか、NO.2が育たないという相談をされることが多いです。
そんな時は“あなたがずっと活躍していたから、結果として部下が育成されなかったんですよ”と理解してもらい、なるべく早く実務を部下にやらせる決断をしていただくことにしています。
やらせた直後は、なぜ自分と同じようにできないのか? 成果を上げられないのか? あるいは教えたようにやらないのか?・・・etc.と不満だらけになると思いますが、赤字になって会社が倒産する様なことが無いのであれば、放置しないで関わりながら指導して、じっと成果が出るまで我慢する必要があります。
本来この過程はずっと前に・・・会社を立ち上げ、軌道に乗りかかってきた時にやらないといけないことだったわけですが、やって無かったのならこれからやるしか無いということです(-_-;)
この過程をしっかりやってそれでもダメだったときには、初めて外部から人を登用ということになりますが、その場合には内部に反発する人は結果としていないはずです。
ちなみに、外部から人を入れてもあなたがこれまでのまま(・・・実務を手放さないまま)だったら結果は上手く行きませんから、くれぐれもそこは気を付けてくださいね。参考にしてもらえるとうれしいです(@^^)/~~~
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2016年02月05日(金)更新
石原流 書籍出版の美学
立春も過ぎ、また志を新たにされた方も多いと思いますが、今回は昨年(2014年)秋に出た私の新刊『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』の読者さんからいただいた質問にお答えしてみました。
== 質 問 ==
新刊を出された石原先生に、あえてお聞きします。先生が昔書かれた本で、時代の流れによって内容が古くなるとか書き直したいとかはないのでしょうか?
先生の本の書き方はあきらかに他の著者と違うように感じるので、失礼を承知での質問ですが、本音をお聞かせいただければ幸いです。
== 回 答 ==
私が本を書く時には基本的に“何年経っても内容が古くならない”ことを基準に書くようにしています。これは、私が成長していった頃に読んだ本の著者の方達が普通にされていたことだと思いますが、最近では思わぬほど“新書”が売れたとかの影響もあってか、本の作り方が変わってしまって、そういう本は少ないですね。ちょっと残念な感じがします。
== 解 説 ==
おもしろい質問をいただき、さらに“本音の回答を”ということなので率直にお答えしますが、私には本を書く時の“美学”みたいなモノがあって、それは私が若い頃に自分を成長させるために必死に読んだ本の素晴らしい著者の方達の影響を受けて育ったものだと思います。
昔と言ってしまうとちょっと感覚的に分かり難いので、イメージ的にIT社会が全盛になる前という感じですが、その頃本を出版するということは本当に“ハードルの高い”難しいことだったと思います。
もちろん、今でも本を出版させてもらうということは、それなりに難しいことなのですが、当時の本の著者に対する世間の認識も今とは違って、かなりの特別感があったと思います。
その頃に私が読んで刺激され、自分を成長させてくれた本の著者は、さらにもっと前に書かれた方達だったわけですから、おそらく本を執筆するという作業そのものに“もっと神聖な気持ち”を持って作られていったのではないかと思います。
その証拠に、内容を読みながら、人間性まで刺激されるとか著者の哲学を強く感じる・・・ような素晴らしい書籍がたくさんありました。
ところで、みなさんは“文字”ってなぜ重要か考えたことがありますか?
そもそも、人類の歴史を飛躍的に成長させたのは、“文字”の発明であり開発だったわけで、この文字の伝達によって思考や情報の積み重ねが人類に起こり、文化・文明が創られていったわけですね。
ですから、その“文字をまとめて後世に思考や情報を残す大切な作業としての書物つくり”ということが、そもそもの本の起源なわけですから、とっても神聖であるべきものなのですが、その辺りの思考が本を作る側である出版社や編集者にも希薄になってしまったわけで、その辺にも大きな問題があるとは思います。
さて、私なりの本に対する“美学”ですが、それは“100年経っても色褪せない内容の書物を書きたい”ということです!
100年というのはもちろん長くという意味ですが、人類が今のように経済活動や社会活動をしているのであれば、その期間ずっと役に立つ内容である書物を書きたいと考えています。
前回、IT普及前の昔と書きましたが、その昔、書物はそれくらいの価値を持って書かれていたと思うので、書物とはそういう価値を持つものとして真摯に制作しないといけないと素直に考えています。
私がこんな気持ちを持てるようになったのも、私が成長する時に読んだ本の素晴らしい著者の方の影響で、まったく感謝以外のなにものでもありません。
とはいえ、そういった方々のおかげで様々なことに気付いたことを、感謝はすれども、先人には返せないわけで、ですから私は、後から生まれた後輩全体に返さないといけない、という感じで書いています。
最近の書物で気になることは、この正反対で、あからさまなマーケティングツールとしての本の書き方や使い方です。本をきっかけにセミナーに誘導したり、触りだけ書いて、もっと奥がありますよと高額なアップセルできる何かに誘導したりというのがとっても気になりますね。
この方たちは、どんな本を読んできたのでしょうか?
この方たちは本から何を学んできたのでしょうか?
本にどんな思いや感情があるのでしょうか?
と、本当に思ってしまいますよね(p_-)
また、本は半永久に残ったり、その人のレベルや人間性を如実に表現しているものだとは考えないのでしょうか? と、そんなことを常に感じています。
私の美学(勝手な美学ですが)は“100年経っても色褪せない内容の書物を書きたい”というものです。そういう観点で私の本を読んでいただけると、内容が色褪せていない・・・ということが分かっていただけると思いますが、例として取り上げる事例についても、なるべくも古く感じることがないような書き方をしていると思います。
また、何年か前に書いた本であっても、今日、手に取って読んでいただく人には“新刊本”ですから、新しい本として読んで欲しいと思っているので、そういった配慮はかなり考えてしています。
ちなみに、私が書物以外に作っている、ネット上のメルマガやブログなどのコンテンツ、そして、音声で配信しているポッドキャストなどもまったく同じ思考と哲学“=美学”で考えているので、何年経っても色褪せないモノにすべく、懸命に作っています。
なので、原則、私はこれまで書いた本の内容を書き換えたいと思ったことはありませんし、今後も内容を書き換えないといけないレベルの本は書かない努力をしようと思っています。
今回の回答は、“本音で”とのことだったので、こんな感じになっちゃいましたが、何かを感じていただけると嬉しいです(#^^#)
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== 質 問 ==
新刊を出された石原先生に、あえてお聞きします。先生が昔書かれた本で、時代の流れによって内容が古くなるとか書き直したいとかはないのでしょうか?
先生の本の書き方はあきらかに他の著者と違うように感じるので、失礼を承知での質問ですが、本音をお聞かせいただければ幸いです。
== 回 答 ==
私が本を書く時には基本的に“何年経っても内容が古くならない”ことを基準に書くようにしています。これは、私が成長していった頃に読んだ本の著者の方達が普通にされていたことだと思いますが、最近では思わぬほど“新書”が売れたとかの影響もあってか、本の作り方が変わってしまって、そういう本は少ないですね。ちょっと残念な感じがします。
== 解 説 ==
おもしろい質問をいただき、さらに“本音の回答を”ということなので率直にお答えしますが、私には本を書く時の“美学”みたいなモノがあって、それは私が若い頃に自分を成長させるために必死に読んだ本の素晴らしい著者の方達の影響を受けて育ったものだと思います。
昔と言ってしまうとちょっと感覚的に分かり難いので、イメージ的にIT社会が全盛になる前という感じですが、その頃本を出版するということは本当に“ハードルの高い”難しいことだったと思います。
もちろん、今でも本を出版させてもらうということは、それなりに難しいことなのですが、当時の本の著者に対する世間の認識も今とは違って、かなりの特別感があったと思います。
その頃に私が読んで刺激され、自分を成長させてくれた本の著者は、さらにもっと前に書かれた方達だったわけですから、おそらく本を執筆するという作業そのものに“もっと神聖な気持ち”を持って作られていったのではないかと思います。
その証拠に、内容を読みながら、人間性まで刺激されるとか著者の哲学を強く感じる・・・ような素晴らしい書籍がたくさんありました。
ところで、みなさんは“文字”ってなぜ重要か考えたことがありますか?
そもそも、人類の歴史を飛躍的に成長させたのは、“文字”の発明であり開発だったわけで、この文字の伝達によって思考や情報の積み重ねが人類に起こり、文化・文明が創られていったわけですね。
ですから、その“文字をまとめて後世に思考や情報を残す大切な作業としての書物つくり”ということが、そもそもの本の起源なわけですから、とっても神聖であるべきものなのですが、その辺りの思考が本を作る側である出版社や編集者にも希薄になってしまったわけで、その辺にも大きな問題があるとは思います。
さて、私なりの本に対する“美学”ですが、それは“100年経っても色褪せない内容の書物を書きたい”ということです!
100年というのはもちろん長くという意味ですが、人類が今のように経済活動や社会活動をしているのであれば、その期間ずっと役に立つ内容である書物を書きたいと考えています。
前回、IT普及前の昔と書きましたが、その昔、書物はそれくらいの価値を持って書かれていたと思うので、書物とはそういう価値を持つものとして真摯に制作しないといけないと素直に考えています。
私がこんな気持ちを持てるようになったのも、私が成長する時に読んだ本の素晴らしい著者の方の影響で、まったく感謝以外のなにものでもありません。
とはいえ、そういった方々のおかげで様々なことに気付いたことを、感謝はすれども、先人には返せないわけで、ですから私は、後から生まれた後輩全体に返さないといけない、という感じで書いています。
最近の書物で気になることは、この正反対で、あからさまなマーケティングツールとしての本の書き方や使い方です。本をきっかけにセミナーに誘導したり、触りだけ書いて、もっと奥がありますよと高額なアップセルできる何かに誘導したりというのがとっても気になりますね。
この方たちは、どんな本を読んできたのでしょうか?
この方たちは本から何を学んできたのでしょうか?
本にどんな思いや感情があるのでしょうか?
と、本当に思ってしまいますよね(p_-)
また、本は半永久に残ったり、その人のレベルや人間性を如実に表現しているものだとは考えないのでしょうか? と、そんなことを常に感じています。
私の美学(勝手な美学ですが)は“100年経っても色褪せない内容の書物を書きたい”というものです。そういう観点で私の本を読んでいただけると、内容が色褪せていない・・・ということが分かっていただけると思いますが、例として取り上げる事例についても、なるべくも古く感じることがないような書き方をしていると思います。
また、何年か前に書いた本であっても、今日、手に取って読んでいただく人には“新刊本”ですから、新しい本として読んで欲しいと思っているので、そういった配慮はかなり考えてしています。
ちなみに、私が書物以外に作っている、ネット上のメルマガやブログなどのコンテンツ、そして、音声で配信しているポッドキャストなどもまったく同じ思考と哲学“=美学”で考えているので、何年経っても色褪せないモノにすべく、懸命に作っています。
なので、原則、私はこれまで書いた本の内容を書き換えたいと思ったことはありませんし、今後も内容を書き換えないといけないレベルの本は書かない努力をしようと思っています。
今回の回答は、“本音で”とのことだったので、こんな感じになっちゃいましたが、何かを感じていただけると嬉しいです(#^^#)
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2016年02月01日(月)更新
競争が激しい業界や商品とオンリーワンの場合の戦略の違い
早いもので、1月も月末です。2016年の滑り出しは順調でしょうか? 今回は、年頭に届いた、少々気合の入った質問にお答えしてみました(#^^#) あなたなら、どうお答えになりますか? よかったら、一緒に考えてみてください。
== 質 問 ==
今年は大きく前進したいと、マーケティング戦略を入念に練っております。たとえば、競争が激しい業界の商品とオンリーワンの業界や商品では、「見込客フォロー」に関する相違点、注意点などあるのでしょうか? ご指導いただけると幸いです。
== 回 答 ==
集客した見込客に対して、定期的に情報を送り購買客へと育てて行くのが見込客フォローのやり方ですが、競争の激しい業種での見込客フォローは、最初に渡す情報の量を厚くしてこちらに向いてもらうステップが特に重要になります。
== 解 説 ==
ビジネスは、同一エリア内での他社との競争なので、当然競争の激しい業界とそうでない業界ではそれぞれのステップにおける手法は違います。
見込客フォローも同様で、集客した見込客に対して定期的に情報を送り購買客へと育てていくのが見込客フォローのステップですが、競争の激しい業種・業界・マーケットでは、この見込客フォローの最初の段階で、かなりの量のまとまった情報を見込客に送るなどすることをお勧めしています。
送り方や見せ方、読ませ方ですが、たとえば小冊子・文章ファイル・動画・音声を送るとか、サイト上に掲載して読んでもらう・見てもらう、などですが、競争の激しい業種・業界・マーケットでは、様々なライバル会社が顧客にアプローチしていて見込客自身もどれを読んだらいいか分からない、という状況にある場合が多いので、まずこの会社の情報は重要なので“ここから来たモノを優先にする”という意識付けができるかどうかがとても重要になるのです。
その場合の注意事項ですが、まとまった見込客フォローの情報は売込みでは無く“あくまでも顧客の側に有益な情報”であることが前提です。
競争の激しい業界・業種・マーケットでは、特に売込み合戦になっている場合が多いので、まとまった有益な情報を見込客に送ることで、あなたの会社がとても親切な会社であるという新鮮な印象付けができるという効果も出せると思います。
内容は分かっていただけたと思いますので、コンテンツをしっかり作ってくださいね。健闘を祈ります(^_-)-☆
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== 質 問 ==
今年は大きく前進したいと、マーケティング戦略を入念に練っております。たとえば、競争が激しい業界の商品とオンリーワンの業界や商品では、「見込客フォロー」に関する相違点、注意点などあるのでしょうか? ご指導いただけると幸いです。
== 回 答 ==
集客した見込客に対して、定期的に情報を送り購買客へと育てて行くのが見込客フォローのやり方ですが、競争の激しい業種での見込客フォローは、最初に渡す情報の量を厚くしてこちらに向いてもらうステップが特に重要になります。
== 解 説 ==
ビジネスは、同一エリア内での他社との競争なので、当然競争の激しい業界とそうでない業界ではそれぞれのステップにおける手法は違います。
見込客フォローも同様で、集客した見込客に対して定期的に情報を送り購買客へと育てていくのが見込客フォローのステップですが、競争の激しい業種・業界・マーケットでは、この見込客フォローの最初の段階で、かなりの量のまとまった情報を見込客に送るなどすることをお勧めしています。
送り方や見せ方、読ませ方ですが、たとえば小冊子・文章ファイル・動画・音声を送るとか、サイト上に掲載して読んでもらう・見てもらう、などですが、競争の激しい業種・業界・マーケットでは、様々なライバル会社が顧客にアプローチしていて見込客自身もどれを読んだらいいか分からない、という状況にある場合が多いので、まずこの会社の情報は重要なので“ここから来たモノを優先にする”という意識付けができるかどうかがとても重要になるのです。
その場合の注意事項ですが、まとまった見込客フォローの情報は売込みでは無く“あくまでも顧客の側に有益な情報”であることが前提です。
競争の激しい業界・業種・マーケットでは、特に売込み合戦になっている場合が多いので、まとまった有益な情報を見込客に送ることで、あなたの会社がとても親切な会社であるという新鮮な印象付けができるという効果も出せると思います。
内容は分かっていただけたと思いますので、コンテンツをしっかり作ってくださいね。健闘を祈ります(^_-)-☆
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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