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「動ガール」が化粧品業界を席捲!?

投稿日時:2012/12/07(金) 11:50rss

最近、「動(どう)ガール」と呼ばれる女性たちが急増しているのをご存じでしょうか? ちなみに「動ガール」とは、スマホの普及で飛躍的に扱いやすくなった動画を、自ら積極的に撮影し、インターネットにアップし続けている女性たちのこと。
 
なかでも、自分のメイクの技を撮影した動画は人気が高く、YouTubeなどで100万回近く再生される動画もあるそうですが、ここに目を付けて『みんなのメイク』という、メイク動画の投稿に特化したサイトをオープンする会社まで現れました。
 



 
今年(2012年)3月1日にオープンしたこのサイトの運営会社を調べてみたら、「スタイリングライフ・ホールディングス」という、輸入生活雑貨小売、化粧品、医薬部外品等の開発・製造・販売、マキシムド・パリなどの飲食店経営等を手掛ける会社でした。
 
今、このサイトには全国の動ガールたちが集まってきているようですが、そうなると化粧品メーカーも黙ってはいられません。レブロンをはじめとした有名化粧品メーカーが、動ガールとのタイアップを始めているのです。そのおかげで、動画の投稿だけで食べていけるようになった動ガールも出現するほどです(@_@。
 
いかにも“今っぽい”展開ですよねぇ~!! 歌やダンスはもちろん、ペーパークラフトやパラパラ漫画などなど…才能や技術を持った個人が、企業あるいは社会から簡単に発掘されやすい世の中になったということです。
 
これまで化粧品メーカーの広告戦略といえば、多額の広告宣伝費を投じて、一流のモデルさんや女優さんを起用してきたわけですが、それはそれとして、まったくの素人さんとも繋がりはじめ、そこから実利を生んでいる点は、とってもおもしろい現象に見えます(*^_^*)
 
今後は、他の業界でも同じような現象が起きてくるんじゃないかと思いますが、それにしても賢いのは「みんなのメイク」という秀逸なコミュニティをつくった会社ですよね。
 
これからの時代、宣伝はもちろん、マーケティングに「動画」を使わない手はありません。この事例を参考に、自社にも打てる手はないか、楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
 
・・・それにしても、昔の女の子は、「人前でメイクするなんてハシタナイ!」と親に怒られていたものですが(笑)、自分がすっぴんから美女に変身していく姿を、堂々と世界へ向けて発信するなんて、なんともすごい時代になったもんです。
 
今の時代、「メイクの技術の高さ」は、友達から尊敬されるひとつのファクターみたいで、すっぴんとの落差が大きければ大きいほど、その尊敬度合も高いのだそうです(-“-) こうした女性たちのメンタリティの変化も、経営者としては、ぜひおさえておきたいものですね(*^^)v


ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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