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「現場」から会社を変えるための2つの方法

投稿日時:2012/10/05(金) 09:25rss

一雨ごとに秋の気配が深まる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? しだいに気候も良くなり、忙しい年末を迎える前のこの時期は、ふだんは考えないようなことに対しても、思考を深めてみるのに最適だったりします(*^_^*)
 
そこで、今回は敢えて「現場から会社を変えたい」と悩む会社員の方からの質問を取り上げてみました。あなたならこの方にどんなアドバイスをされるでしょうか? 経営者という立場を一旦忘れ、一緒に思考を拡げてみてください(*^^)v
 
== 質 問 ==

今の会社は古かったり時代の流れに遅れてしまうことがたくさんあります。ただ、自分は今の会社では未熟なこともあり、いろんな意見を言える状態ではないというのが現状です。
ただこのままでは、他の企業に負けてしまうというのが本音です。
 
今すぐに会社の流れを変えるために僕が今できることは、何があるでしょうか?  もちろん転職すればいいのもわかりますが、部下も何人かいますし、お世話になったこの会社をなんとかしたいと思っております。現場から会社を大きく変化させるには何から始めていけばよいか、教えて頂けると幸いです。

== 回 答 ==
 
正しい意見であればあるほど、そういう意見を通すのが難しいと思います。ですから、まずは信頼を得る方向でスタートするのが良いと思います。では信頼はどうやって勝ち取れるか・・・その選択肢は2つしかありません。

== 解 説 ==
 
古い体質の会社で新しい意見ややり方を実行しようとすることは、とっても大変です。その主な理由は、これまでやっていたことが結果として否定されてしまうからです。
 
質問の方の会社は、かなり年月の経っている会社のようなので、歴代の責任者や現在の担当者の立場がなくなるという内容には、意識的・無意識的に関わらず感情から組織ぐるみで反発されることが多いと思います。
 
また、大枠賛成だが実行に移すと各部署で反発を買って動かない、なんてケースも多いと思います。
 
組織病とでも言うか、組織というのは不思議なモノで、他社と比べて業績が不振になったり最悪倒産とかになりそうな場面でも、自分の立場が脅かされる方がイヤだという人間を沢山作ってしまうケースが多いので、こんな状況がいろいろな会社で普通に見られたりします(ーー;)
 
そのような理由から、やり方が理に適っていたり正しかったりすると、なおさら反発を買うことの方が大きくて、意見そのものをつぶされてしまったり、意見を言っている人間を誹謗中傷したり、組織や役職から外してしまおうという動きが出たりします。
 
こんな状況なので、あなたが上司や会社に対してこんなところが良くない、改善すべきと真正面から言っても、絶対に動かないし、いい結果は生まれないと思います。こんな状況から少しでも良い方向に会社を動かしていきたいと思うのであれば、方法は2つしかありません。
 
ひとつは、上司の言うことを徹底的に聞きながら、少しずつ信用や信頼を得ていき、上司が自分に安心してくれたことを確認した後に、上司と相談するという形で少しずつ変革を始める方法。
 
もうひとつは、自分から下の組織を他の集団よりも圧倒的に成果の上がる強い組織にして、リーダーとして経営者や経営幹部から信頼され、少しずつ大きな集団のマネジメントを任されて行くようにして、組織を改革することです。
 
どちらの方法からスタートするかは、あなたの環境で決めてください。
 
いずれにしても一番良くないのが、考えや思いをストレートに言ってしまうことです。発言は信用を得てから、これが原則です。参考にしてみてください。 



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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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