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「社長の性格が二枚舌の政治家のようで困っています」…とある社員の悩み

投稿日時:2012/07/20(金) 13:12rss

今週は猛暑に襲われたり、今日になって10度以上気温が下がったりと、いささか不安定な気候に体がついていかない方も多いのではないかと思いますが、世の中には「社長の不安定な性格」に泣いている社員も少なくないようです。
 
今週は、ちょっとユニークな相談が舞い込みましたので、私なりの視点で回答してみました。わが身を振り返りつつ(?)、参考にしていただけるとうれしいです(*^_^*)
 
== 質 問 ==
 
現在私が勤めている会社の社長は、性格が政治家のような人で困っています。例えばある政治家のように、ドヤ顔で他の政治家さんの批判などしていますが、実は自分も同じく批判されるようなことをしていて、実際の発言と、している行動が逆なんです。
 
もちろん政治家のように利害を生む関係者だけには外面がいいので、実情を知っている社員からは、裏で「ダブルスタンダード社長」と言われてます。
 
私の今の性格から言うとこういった言動に対して「許せない!」と思うのですが、ここは発想を変えて、石原先生がセミナーで言われていた『性格を変える!』ということに着目して、そんな人もいるよね、と寛大な気持ちで受け流す方が良いのか迷っています。
 
経営者は絶対に興奮したら駄目といつも石原先生は言われているので、心の中で興奮してしまっている私は経営者に向いていないのかな? と馬鹿正直な性格の私は、少し落ち込んで悩んでいます。
 
社長というのは、こういったダブルスタンダードの方が多いのでしょうか? 数多くの様々な社長さんと出会ってきた石原先生、回答よろしくお願い致します。

== 回 答 ==
 
経営者を判断する時には、性格とは別に能力も見ないといけないと思っています。理由は必ずしも“性格=能力”では無いからです。この方がもしすごく儲かっている会社を経営しているのであれば、その理由(=長所)がどこにあるかということも一緒に考えてみてください。きっとこの性格を上回る何か(交渉力とか◎◎力とか・・・)を持っていると思います。
 
そこを視点にして社長を見ることが出来れば、客観的になれるので、あなたの「人称」が上がって、ムカッとしないで見本や研究材料として活かすことができるようになると思います。 

== 解 説 ==
 
人(人間)をどう見るかという問題にはいろいろな答えがあります。また特に経営者というカテゴリーにある人の見方や評価については、本当にいろいろな要素が必要で、それらを総合的に考えて判断しなければなりませんから一概に言えませんが、まずは経営者として「儲かっている企業経営しているか」という観点から、その人を判断しないといけないと思っています。
 
こういう考え方の基本には、完璧な人間はそもそもこの世に存在していない・・・という理解が必要で、自分もそうですが、家族も含めて、関わっている人にはどこかで欠点や性格的に欠落している部分を持っているくらいに考えておく必要があるということです。
 
それでもそれを打ち消してしまうような長所があったら、その人は組織にとって、またあなたの周りに居ていい人=有効な人と考えて評価しないといけないということですね・・・現実に、優秀な人はだいたいどこかに能力が偏っている場合が多いですよねぇ~(ーー;) でないと、社長や上司、そして部下や同僚、また家族に対して常に不満が出てしまいますからね。
 
こういった場合に経営者というのは結構不利な存在で、「経営者=性格のいい人」というイメージがあるので、純粋に能力を評価してもらい難いのです。
 
・・・これは、道徳的な本とか研修などの影響もあるのか、優秀な経営者がみなさん性格が良いと錯覚してしまう傾向もありますからねぇ~・・・(ーー;) (あ、最終的には性格や人格は良くならないとダメですよ、それは当たり前のことと考えておいてくださいね。経営者なんだから性格が悪くてもOKでは、けっしてありません)。
 
こういう(能力は高いけれど社長の性格がイケてない…笑)場合に、スタッフの方に「人柄や性格がとてもいいけどぜんぜん儲からない会社をやっている社長さんと、性格には難点があるがすごく儲かる会社を経営している社長さんとどっちがいいですか?」と、こんな質問をして、 “ハッ!”となってもらうことがあったりします。
 
この質問で、社長の嫌な性格ばかりを見ていた自分に気付いてもらって、もっと視野を広げてもらうのですが“なるほど~、まずは儲かっていないと会社はダメ、この社長はそれなりに役に立っている”ということを理解して落ち着いてもらうことはしばしばあります。それで、組織が上手くいってしまうことも結構多いです。

 
急に社長に対して社員さんが態度を変えて協力的になったり、客先でフォローとかをするようになるので、社長さんはびっくりされますが・・・(ーー;)
 
ちょっと話が、この質問の社長さんの場合とは離れてしまいましたが、この場合はあなたが社長にムカッとして「態度を改めろ!」と言うよりも、もう少し広い視点で考えて成長のための観察材料みたいに捉えてみたらどうでしょうか?
 
 “なるほど~、こういうタイミングでいらんこと言うから社員がそっぽを向くんだな”とか、いろいろ勉強することがいっぱいあると思いますよ(笑)。
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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