石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
お客様にあきられない次世代型小売店とは ~ その3 ~
早いもので、今年も上半期が終わろうとしています。時代のスピードはますます加速するばかりですが、乗り遅れないためには「情報の先取り」に注力するしかありません。私も有益な情報をお届けできるよう頑張りますので、下半期もよろしくお願いいたします。
さて、今回も引き続き、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方から届いた質問にお答えしましょう。
うっかり前回を読み逃した方、まずはコチラからお読みください(#^^#)
== 質 問 ==
このところ、『高収益トップ3%倶楽部』のテーマがレベルアップしていて、正直なところ、ついて行くのに必死です。私は小売店の経営者なのですが、時代の変化と共に店舗の魅力を上げていき、お客様にあきられないようなお店づくりをしなくては・・・と痛感させられました。
そこで、今後のリアル店舗のあるべき姿や方向性につきまして、ぜひとも石原先生のお知恵を拝借したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
== 回 答 ==
リアル店舗のこれからについての質問ですが、私は(・・・もちろん適切な努力をすればですが)リアルな店舗の経営はこれからかなり面白くなり、やり方次第ですごく儲かるのではないかと思います。
そのために必要なことは、キャッシュレスなどの最新のサービスに対応することと、4ステップマーケティングを理解して顧客化に努めること。この“テクノロジーの導入”と“ウエットなサービスの見直し”の2つだと思います。
== 解 説 ==
前回までの回答は、基本となるテクノロジーの導入という話でしたが、今回は、リアル店舗に欠かせない顧客とのやり取りの中でのウエットな関係性の構築についてお話します。
前回予告したように、4ステップマーケティングを活かしたウエットなサービスの導入ということですね。
読者のみなさんは、私の著書『営業マンは断ることを覚えなさい』は、当然読んでいただいていると思いますが、もし読んでいなかったら、今は文庫にもなっているので、絶対に読んで欲しいと思います。
この本の後半に載せている「集客・見込客フォロー・販売・顧客化」からなる4ステップマーケティングは、“理論”と言うよりも“法則”と言えるほど普遍的に効果の上がるマーケティングの方法です。
法則なので、ツールが変わっても、また例えばネットなどで使えるツールが増えたり便利になればなるほど活用できますので、絶対にマスターしてくださいね(*^^)v
さて、リアル店舗での4ステップマーケティング「集客・見込客フォロー・販売・顧客化」の活用はどうすべきか? 何を目標に4ステップマーケティングを組み立てていくかですが、それはもちろん、顧客化を目指してマーケティングを完成させていくことになります。
初めて店舗に訪れたお客様が何度も来てくれる、「顧客=固定客」になってもらえる、そして、紹介も出してくれるように誘導していくことが最終目標です。
しっかり顧客との接点を持ち、ソフトタッチ&ハードタッチのコミュニケーションを通して、良い関係性を構築していってくださいね(^_^)/
ちなみに、ソフトタッチには、メルマガや前回お勧めしたSNSと同時に、個別にやり取りできるLINEやLINE@がお勧めです・・・というか必須だと思います。
この過程で、質問者の方はもとより、みなさんに向けて特に言いたいこと、伝えたいことがあります。
それは、ネットの普及によって、リアル店舗が衰退したのではなく、どうせネットによって自分たちは負け組になると勝手に勘違いして努力することを放棄したリアル店舗の側に低迷の原因があり、問題があるということを再認識して欲しいということです。
基本的に、人間はネットのやり取りよりもウエットな関係性を重要視して生活したいと思っていて、知り合いとの関係性を、より重視して生きています。
ですから、リアルな店舗で大切なのは、顧客との関係を顧客のままにしておかいないで、“仲良しの関係”にまで引き上げることなんです。
ちょっと昔の話ですが、百貨店の売上げは、スタッフがどれだけお客様の名前を覚えているかにかかっていると言われた時代がありました。
事実、当時ダントツに1番だったM百貨店は平均で350人覚えていたそうで、2番目に売上げを上げていたS百貨店では150人だったそうです。
リアルな店舗が発展する秘訣は案外昔と同じで、顧客の名前を何人覚えているかなど、シンプルな行動にかかっているのです。
前回紹介したツール(システム)なども活かしながら、もう一度心をリセットして、顧客の名前や仕事、人柄を覚えようなどと努力する、お店に来たお客様と向き合ってしっかりコミュニケーションを取ることが大切だということを、思い出してください。
最後は基本的な話になりましたが、ぜひ参考にして頑張ってくださいね。期待しています!(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
さて、今回も引き続き、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会に参加してくださった方から届いた質問にお答えしましょう。
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== 質 問 ==
このところ、『高収益トップ3%倶楽部』のテーマがレベルアップしていて、正直なところ、ついて行くのに必死です。私は小売店の経営者なのですが、時代の変化と共に店舗の魅力を上げていき、お客様にあきられないようなお店づくりをしなくては・・・と痛感させられました。
そこで、今後のリアル店舗のあるべき姿や方向性につきまして、ぜひとも石原先生のお知恵を拝借したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
== 回 答 ==
リアル店舗のこれからについての質問ですが、私は(・・・もちろん適切な努力をすればですが)リアルな店舗の経営はこれからかなり面白くなり、やり方次第ですごく儲かるのではないかと思います。
そのために必要なことは、キャッシュレスなどの最新のサービスに対応することと、4ステップマーケティングを理解して顧客化に努めること。この“テクノロジーの導入”と“ウエットなサービスの見直し”の2つだと思います。
== 解 説 ==
前回までの回答は、基本となるテクノロジーの導入という話でしたが、今回は、リアル店舗に欠かせない顧客とのやり取りの中でのウエットな関係性の構築についてお話します。
前回予告したように、4ステップマーケティングを活かしたウエットなサービスの導入ということですね。
読者のみなさんは、私の著書『営業マンは断ることを覚えなさい』は、当然読んでいただいていると思いますが、もし読んでいなかったら、今は文庫にもなっているので、絶対に読んで欲しいと思います。
この本の後半に載せている「集客・見込客フォロー・販売・顧客化」からなる4ステップマーケティングは、“理論”と言うよりも“法則”と言えるほど普遍的に効果の上がるマーケティングの方法です。
法則なので、ツールが変わっても、また例えばネットなどで使えるツールが増えたり便利になればなるほど活用できますので、絶対にマスターしてくださいね(*^^)v
さて、リアル店舗での4ステップマーケティング「集客・見込客フォロー・販売・顧客化」の活用はどうすべきか? 何を目標に4ステップマーケティングを組み立てていくかですが、それはもちろん、顧客化を目指してマーケティングを完成させていくことになります。
初めて店舗に訪れたお客様が何度も来てくれる、「顧客=固定客」になってもらえる、そして、紹介も出してくれるように誘導していくことが最終目標です。
しっかり顧客との接点を持ち、ソフトタッチ&ハードタッチのコミュニケーションを通して、良い関係性を構築していってくださいね(^_^)/
ちなみに、ソフトタッチには、メルマガや前回お勧めしたSNSと同時に、個別にやり取りできるLINEやLINE@がお勧めです・・・というか必須だと思います。
この過程で、質問者の方はもとより、みなさんに向けて特に言いたいこと、伝えたいことがあります。
それは、ネットの普及によって、リアル店舗が衰退したのではなく、どうせネットによって自分たちは負け組になると勝手に勘違いして努力することを放棄したリアル店舗の側に低迷の原因があり、問題があるということを再認識して欲しいということです。
基本的に、人間はネットのやり取りよりもウエットな関係性を重要視して生活したいと思っていて、知り合いとの関係性を、より重視して生きています。
ですから、リアルな店舗で大切なのは、顧客との関係を顧客のままにしておかいないで、“仲良しの関係”にまで引き上げることなんです。
ちょっと昔の話ですが、百貨店の売上げは、スタッフがどれだけお客様の名前を覚えているかにかかっていると言われた時代がありました。
事実、当時ダントツに1番だったM百貨店は平均で350人覚えていたそうで、2番目に売上げを上げていたS百貨店では150人だったそうです。
リアルな店舗が発展する秘訣は案外昔と同じで、顧客の名前を何人覚えているかなど、シンプルな行動にかかっているのです。
前回紹介したツール(システム)なども活かしながら、もう一度心をリセットして、顧客の名前や仕事、人柄を覚えようなどと努力する、お店に来たお客様と向き合ってしっかりコミュニケーションを取ることが大切だということを、思い出してください。
最後は基本的な話になりましたが、ぜひ参考にして頑張ってくださいね。期待しています!(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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