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ビジネスを成功させるために大切な「3つ」のこと ~ その5 ~

投稿日時:2018/12/17(月) 17:15rss

早いもので、2018年も残りわずかとなりました。みなさんにとって、今年はどんな一年でしたか? 私にとっては、かつてない程の“進化と進歩の年”となりましたが、ビジネス界を取り巻くスピードはますます加速しているので、時代に取り残されないよう、アンテナの精度を磨き続けたいものです。

ということで、今回はいよいよ『ビジネスを成功させるために大切な「3つ」のこと』に対する回答の最終回です。前回をうっかり読み逃した方、まずはそちらからお読みください。

== 質 問 ==

ビジネスを成功させるために大切なことを「3つ」挙げるとしたらどのような項目になりますか? 石原先生のお考えとその理由をお聞きたいです。よろしくお願いします。

== 回 答 ==

ビジネスを成功させるために大切なこと“べスト3”という質問なので、ちょっと真剣に考えてみました。せっかくなので順番も付けるとすると、

 1)ビジネスモデルの精度
 2)プロダクトアウトではなくマーケットインの思考
 3)経営(決断と行動)のスピード

ということになりました。

== 解 説 ==

回答が史上最高に長くなっていますが、私が挙げる経営に必要な項目ベスト3の最後、
3)経営(決断と行動)のスピードについての回答の続きです。今回こそ、この質問に対する回答を締めくくりたいと思います(笑)。

前回は・・・私が、ビジネスを成功させる上で“経営(決断と行動)のスピード”= 決断と行動の速さが大切だと考える理由は、トライ&エラーの数が経営を成功させるとても重要な要素になると考えているからです・・・と、書きましたが、今回は、経営(決断と行動)のスピード=決断と行動の速さについて、人間関係の広げ方と、そこで生まれたチャンスの捉え方について書いてみたいと思います。

私は、ビジネスの成功を考えた時に新しい情報に触れることはとても重要で、その情報はほとんどの場合人からもたらされることが多いと思っています。

ネットの普及でいろいろな情報が手に入ると言っても、それは、情報として表に出た(出せるようになった、もしくはプロモーション的に出した)時点での情報ですから、実際のその動き=発想や準備期間の情報には触れていないということです。

ネットの情報を常に見ていればモノシリにはなれますが、それでは無料の宣伝係になるばかりで、利益を上げられる側には永遠になれないということです。

重要なのはその発想を出す側や準備をする側に加わることで、そこで何らかの役割を果たすことであなたやあなたの会社に収益や利益がもたらされるということです。

ということは(これ、私が常に言っていることですが)、経営者はなるべく現場を離れて外に出ていろいろな人に触れ、そこからもたらされる情報を活かしていくことが重要で、そこに、決断と行動の速さがとても重要になると思っています。

例えば、何人かで同じ話を聞いた時に、その話(ビジネス)に加わりたいと思ったら誰よりも早く成果を出して存在を認めてもらわないといけないわけです。

仮にIPOを目指している素晴らしい会社があり、その会社がある問題の解決策を探していたとして、そこに3人の経営者がいたとします。コレ、3人で同時に同じ相談を聞いたわけですね!

あなたが経営者や成功を目指すビジネスマンだとすると、まずどういう決断が必要かというと、この問題を解決する側に回るか回らないか(=取り組むか? 取り組まないか?)という、瞬時の決断が必要になります。経営者やビジネスマンならこういう思考はとっても重要ですね(p_-)

そして、解決に回る(=このIPOする会社と何らかの関係を持つ、持ちたい)と決断したら全ての仕事をストップさせて、全ての能力と知力、情報網と人脈を使って最速でこの問題の解決にあたるべきです。

この問題を他の誰かが解決してしまうと、あなたは2度と、その会社をキャッチアップできないことになり、その会社が上場した時に「あ~あの会社の経営者は知っているよ」とTV見ながら懐かしく話す側になってしまいます。・・・そして、解決した社長やビジネスマンは一緒に上場の鐘を鳴らしたりしています(-_-;)

この決断の速さと行動の速さがあなたやあなたの会社を飛躍的に伸ばす、大きくする要素となるわけです。

“経営(決断と行動)のスピード”=決断と行動の速さについては、こういったことを本当に理解して欲しいと思っています。ぜひ、参考にしてくださいね(@^^)/~~~


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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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