石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
人手不足で、採用が思うように進みません…
梅雨真っ只中・・・こんな時期は、気分だけでも晴れやかに過ごしたいものです(#^^#) しかし、中小企業経営者たるもの、なかなかそうはいきませんよね(笑)。私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の会員さんからも、こんな質問が届きました。よかったら、参考にしてください。
== 質 問 ==
近年の人手不足で、採用が思うように進みません。これからの時代、小人数でも大企業に勝てるような経営が必要ではないかと思うのですが、そのためのヒントや組織の運営方法について、何かアドバイスをいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします!
== 回 答 ==
最近IPOするネット系の企業の平均社員数は80人以下の場合が多く、少ないと30~40人台だったりしますので、普通に少人数でも大企業を抜き去るようなビジネスは興っていますし、興すことは可能だということですよね。
ですので、質問そのものが普通過ぎて、その方がビックリという感じです。もちろん、この質問は平均的な中小企業の経営者の方の質問だと思いますが・・・この状況、大丈夫なんでしょうか?
== 解 説 ==
ここ数回の質問に共通しているのは、経営者の方の情報不足です。中小企業の経営者の方の・・・と言った方が良いかもしれませんが、こういった質問を見る度に、世の中の変化やその変化のスピードをまったく理解していない・・・という平和な印象を感じてしまいます(厳しい言い方ですみません・・もちろん、敢えて言っています!)。
これは、おそらく、情報を得ているソースが間違っていることから起こる問題だと思います。敢えてお伝えしますが、現在経営のスピードは加速度的に速くなっていて、メディアも出版業界もまったくその変化(とその変化の内容)をキャッチアップできないでいる状況にあります。
実業の変化が恐ろしく速くなっている、取材してメディアに掲載しようとする、本にまとめようとすると、その間に実態はもっと変化している・・・ので、出版された時にはかなり遅れたモノになっている・・・この繰り返し・・・だということです。本を読んで実行しようとしても既に勝てない状況になっている、ということですね(-_-;)
さらに、最先端ビジネスが、既存のビジネスを遥かに超える発想で起こっているので、メディアや出版社レベルの知識では理解不能になっているのでは・・・という感じがしています。
事例を挙げると、「株式会社ookami(オオカミ)」という会社が、どんなビジネスをしているか・・・分かっている方はどのくらいいるでしょうか?
こちらの会社は2020年の東京オリンピックに向けてスポーツ業界から大変な期待を持たれている会社です。
一方、「株式会社トランク」、こちらはこれまでに無かった発想で倉庫のシェアリングをしていますが・・・ご存知ですか?
さらに、勝つ会社が“あっ”と言う間に業種を圧倒的に制覇してしまうので、競争している期間が短く、ノウハウを必要とする会社の数がとても少なくなっているので、ビジネス本そのものが必要なのか?という現実的な問題まであると思います。
その証拠に、昔だったらSEO対策会社は星の数くらいありましたが、今は淘汰されて数社の競争ですよね(p_-)
なので、最近のビジネス本と言われている書物は、実際のビジネスを詳しく解説しているものがほぼ無く、生き方や、コミュニケーション、幸せ探し、のような内容しかありませんよね。
さらに言うと、私は、同じ理由から、ネットも実態から遅れ始めているという印象を持っています。ネットも本を印刷するよりはずっと速いですが、あくまで文章で書かれているものなので、書いた人が深く理解できていないと、正確な内容を掲載することはできません。
では、どういうソースから情報を得たら良いかと言うと、それは、オールドビジネス系では無い、ニュービジネス系の会社やニューニュービジネス系と言われるビジネスをやっている人達や会社から情報を得るのが良いということです。
ちなみに、ニュービジネスとはネット系のビジネス、ニューニュービジネスはスマホ系のビジネスを目指している会社のことです。本も良いですが、実際の社会の変化から情報を取ることを心がければ、さらにいろいろなことが分かってきます。
今回の質問のような、小さな会社が大企業を普通に超えて行く事例も、既にたくさんあることが分かると思います。質の高い知識や情報を得ることで、気持ちが晴れやかになると思いますよ(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
近年の人手不足で、採用が思うように進みません。これからの時代、小人数でも大企業に勝てるような経営が必要ではないかと思うのですが、そのためのヒントや組織の運営方法について、何かアドバイスをいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします!
== 回 答 ==
最近IPOするネット系の企業の平均社員数は80人以下の場合が多く、少ないと30~40人台だったりしますので、普通に少人数でも大企業を抜き去るようなビジネスは興っていますし、興すことは可能だということですよね。
ですので、質問そのものが普通過ぎて、その方がビックリという感じです。もちろん、この質問は平均的な中小企業の経営者の方の質問だと思いますが・・・この状況、大丈夫なんでしょうか?
== 解 説 ==
ここ数回の質問に共通しているのは、経営者の方の情報不足です。中小企業の経営者の方の・・・と言った方が良いかもしれませんが、こういった質問を見る度に、世の中の変化やその変化のスピードをまったく理解していない・・・という平和な印象を感じてしまいます(厳しい言い方ですみません・・もちろん、敢えて言っています!)。
これは、おそらく、情報を得ているソースが間違っていることから起こる問題だと思います。敢えてお伝えしますが、現在経営のスピードは加速度的に速くなっていて、メディアも出版業界もまったくその変化(とその変化の内容)をキャッチアップできないでいる状況にあります。
実業の変化が恐ろしく速くなっている、取材してメディアに掲載しようとする、本にまとめようとすると、その間に実態はもっと変化している・・・ので、出版された時にはかなり遅れたモノになっている・・・この繰り返し・・・だということです。本を読んで実行しようとしても既に勝てない状況になっている、ということですね(-_-;)
さらに、最先端ビジネスが、既存のビジネスを遥かに超える発想で起こっているので、メディアや出版社レベルの知識では理解不能になっているのでは・・・という感じがしています。
事例を挙げると、「株式会社ookami(オオカミ)」という会社が、どんなビジネスをしているか・・・分かっている方はどのくらいいるでしょうか?
こちらの会社は2020年の東京オリンピックに向けてスポーツ業界から大変な期待を持たれている会社です。
一方、「株式会社トランク」、こちらはこれまでに無かった発想で倉庫のシェアリングをしていますが・・・ご存知ですか?
さらに、勝つ会社が“あっ”と言う間に業種を圧倒的に制覇してしまうので、競争している期間が短く、ノウハウを必要とする会社の数がとても少なくなっているので、ビジネス本そのものが必要なのか?という現実的な問題まであると思います。
その証拠に、昔だったらSEO対策会社は星の数くらいありましたが、今は淘汰されて数社の競争ですよね(p_-)
なので、最近のビジネス本と言われている書物は、実際のビジネスを詳しく解説しているものがほぼ無く、生き方や、コミュニケーション、幸せ探し、のような内容しかありませんよね。
さらに言うと、私は、同じ理由から、ネットも実態から遅れ始めているという印象を持っています。ネットも本を印刷するよりはずっと速いですが、あくまで文章で書かれているものなので、書いた人が深く理解できていないと、正確な内容を掲載することはできません。
では、どういうソースから情報を得たら良いかと言うと、それは、オールドビジネス系では無い、ニュービジネス系の会社やニューニュービジネス系と言われるビジネスをやっている人達や会社から情報を得るのが良いということです。
ちなみに、ニュービジネスとはネット系のビジネス、ニューニュービジネスはスマホ系のビジネスを目指している会社のことです。本も良いですが、実際の社会の変化から情報を取ることを心がければ、さらにいろいろなことが分かってきます。
今回の質問のような、小さな会社が大企業を普通に超えて行く事例も、既にたくさんあることが分かると思います。質の高い知識や情報を得ることで、気持ちが晴れやかになると思いますよ(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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