大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


低価格路線のアパレル企業は「O2O(オンラインtoオフライン)」で勝負せよ!~その2~

投稿日時:2018/05/11(金) 18:35rss

今回も、私の無料版ポッドキャスト『経営のヒント+(プラス)』に寄せられた質問に対する回答の続きです。
 
今回のテーマとなっている「O2O(オンラインtoオフライン)」は、これからの時代のキーワードのひとつだと思っているので、ぜひしっかりと理解してくださいね(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
私はとあるアパレル企業におりますが、低価格戦略をとっている弊社のようなアパレル企業の今後の行く末は? また低価格戦略で、ユニクロやGUなどと勝負できる方法はあるか? について教えてください。
 
過去のポッドキャスト番組でも、ユニクロは一人勝ちで、他の同業者は悲惨な状態になるとおっしゃっていたことを記憶しています。
 
弊社社長の方針は「打倒ユニクロ、GU!」で、店の面構え、商品、価格と、かなりニアになってきています。しかし、企業規模が大人と赤ちゃんほどの差があり、現実的には全く勝負になっていないことを実感しています。石原先生がおっしゃるように低価格は1位の企業のみが勝ち、それ以外は悲惨な状態になるというお話に共感します。
 
富裕層ビジネスの企業へ転職しちゃったほうが良いよ!というシンプルな回答が一番適切だと思いますが、今、好きなように商売をやれている状況(売上実績もかなり上げています)に甘え、リスクを冒してまでも、、、という意識があるのも事実です。
 
しかし、今後のアパレル業界の未来は明るくないということも痛感しています。人の行動と心を動かすことに長けている石原先生の見解をぜひともご教示いただきたく、よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
リアル店舗の経営改善への解決策はあります。それは「O2O(オンラインtoオフライン)」の活用です。これが私の思う回答ですが、思考をしっかり入れ替えないと、なかなか分からないと思います。
 
== 解 説 ==
 
長い回答になるので、まずは前回を振り返るところから始めてほしいのですが、質問者が言われるように、今、ファッション系のリアルショップで低価格路線の服の場合は、「ユニクロ、GU!」が独り勝ちの状況で、何処も勝てない! いったいどうしたらいいのか? 出口が全然見えない! 
という感じだと思います。
 
ズバリ言って、ユニクロ、GUに勝つ方法は、ネットとリアルを融合し店舗側に沿った形で戦略を作ることとなりますが、これが前回解説した「O2O(オンラインtoオフライン)」という方法です。
 
ではここで、リアルの弱点とネットの弱点を整理しておきましょう!
 
リアルの弱点は何と言っても、集客です。集客がとにかく難しいのでお店の繁栄は“出店場所が命”となり、出店場所さえよければ(毎日店の前を数千人が通れば)トライ&エラーで何度でも戦略を変え、最後は業態事態も変化させ成功に持っていけます。
 
服屋さんをやってダメなら、書店、ダメなら、居酒屋さん、最後は店舗化し(非合法なまた貸し大家さん)とかもできるわけですね(p_-) 逆に、出店場所が良く無かったら大変で、集客のために毎月宣伝を雑誌に載せたり、チラシを撒いたりして常時新規の顧客を獲得し続けなければなりません。
 
私は、店舗を借りる場合に、この毎月かかる集客費用も込みで家賃と考えないとダメですよと言いますが、いくら店舗側の商品や接客レベルが高くても、新規のお客さんが少なければ、ずっと苦戦するということですね。
 
ここに、登場したのがネットだったわけですが、ネットは、頑張れば集客にとても向いているので、集客に苦労していたリアル店舗からみたら“まさに神様”に見えたかも!!ですね。
 
これで、ネット万能に思考が動いたのですが、ネットの弱点とはいったいなんでしょうか?
 
ネットの弱点は何かというと、それはズバリ“固定客ができない!”ことです。(そして私はこの弱点は致命的なモノだと考えています!)
 
ネットでの顧客の囲い込み=顧客化・固定客化には、主にポイントが使われていますが・・・他社もポイントを使うので、ポイントの乱発状態に陥り、結果ネット全体で利益がどんどん減ってしまっている状況が発生しています。
 
結果、ネットは少しでも安く買おう、得して買おうという顧客を大量に生産するツールのようになっていますよね(-_-;)
 
類似商品が無く、オリジナルな商品を売っている場合は別ですが、仕入れをして同じ商品を競争しながら売っているネットショップの場合は、先行きが相当危ういと思っています。
 
アリババのジャック・マーさんが数年前に「ネットのみのショップは無くなる運命にある」と言いましたが、まったくその通りのことが起きると思います。
 
リアル店舗の弱点、ネットの弱点、それぞれ分かりましたか?
 
これ、ちょっと考えてみてください。ネットとリアル、それぞれの弱点を補完したら上手くいくと思いませんか?
 
私が、「O2O(オンラインtoオフライン)」を活用すれば、一般の店舗でも、ユニクロやGUに勝てると言っている理由は、実はここにあるわけなんですね(*^^)v
 
先日銀座で、興味があったのでユニクロさんを覗いてみたんですが、やっぱり!という勝てる理由を再確認してきました!!
 
おそらく、次回でこの質問の回答が終わると思います。私がどんな回答を最後にするか、この1週間、楽しく考えてみてください(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
 

ボードメンバープロフィール

board_member

石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

バックナンバー

<<  2021年5月  >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近の記事

このブログの記事タイトル一覧(608)


RSS