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所変われば・・・中古品の買い取りを百貨店で!?

投稿日時:2017/03/13(月) 16:39rss

年度末を迎え、何かと忙しい毎日をお過ごしのことと思いますが、春は転勤や引っ越しなど、全国的に人が動く季節でもあります。ということは、見方を変えれば「不用品」マーケットが巨大化するシーズンだということ(#^^#)
 
ご存じのとおり、近年は、断捨離や片付けがブームのようになっていますし、加えて「終活」などという言葉も生まれたように、生前に身のまわりのものを片付けたいと考えるシニア層が増えています。
 
そこで、ますます競争が激化しているのが「中古品買取り」業界ですが、ブックオフコーポレーションの子会社である「ハグオール」が、三越銀座店などの百貨店に出店し、好評を得ているようです。
 




同社はもともと店舗を持たず、提携したマンションへ訪問して買い取りしたり、無人ロッカーを設置して、そこで預かったものを査定したりというスタイルで展開してきましたが、思い切って百貨店へ出店とは、なかなか目のつけどころが良いですよね(*^^)v
 
「中古品買取り」には多くの企業が参入していますが、ネット系では「ブランディア」や「ゾゾタウン」。サイトから申込み、自宅に届いたダンボールに不用品を詰めて送るだけというスタイルで、若者層にはその手軽さがウケていますが、両社ともに、シニア層への波及には、苦戦をしいられてきたようです。
 
また、この業界には、電話でアポを取り、自宅を訪問して不用品を買い取るスタイルの業者も少なくないですが、一人暮らしの家庭などは、どうしても不安がつきまといます。
 
かと言って、街中のリサイクルショップに持ち込むのも、なんとなく抵抗がある・・・ズバリ! この層に響くのが「百貨店での買い取り」なのです。
 
なぜなら、百貨店の顧客層と、質の良い中古品を持っている層は、かなり近い位置にあるからです。まさに「所変われば品変わる」を地でいくような事例ではないでしょうか。
 
こう考えていくと、まったくの思い付きですが(笑)、たとえばセレブ系レストランでの買い取りはどうかなど、イメージが広がってきますよね。
 
この事例を参考に、自社のビジネスモデルの広げ方を、楽しみながらアレ・コレと発想してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
 
 

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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