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コーヒー1杯を2000円で売る!? 自家焙煎珈琲で富裕層ビジネス

投稿日時:2015/10/30(金) 15:37rss

早いもので10月も月末ですが、先月新刊『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』が出版されて以来、私のもとには「富裕層ビジネス」に関する質問が多く届いています。
今回もその中のひとつを取り上げてみますので、よかったら参考にしてください(^_-)-☆
 
== 質 問 ==
 
以前、金沢勉強会に参加させていただいた者です。 生の石原先生にお会いできてそれだけでも価値がありました。本やポッドキャストで予習をしていたので、知っていることがいくつかありましたが、心に入ってくる感じが全く違いました。ありがとうございました。
 
そこで質問なのですが、自家焙煎珈琲でも富裕層に行くことは可能でしょうか? さすがに豆を変えずに、コーヒーを2000円に値上げするのは批判の方が怖いのですが・・・ぜひアドバイスをお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
ビジネスをどの視点で見るかということが分かれば、自家焙煎珈琲という業態なら、富裕層(ビジネス)に入っていくことは可能だと思います。また、豆を変えずに2000円も全く可能だと思いますよ。
 
== 解 説 ==
 
いつも思うのですが、ビジネスを考える時の思考や発想そして自由度が狭いと、行動が行き詰ってしまうと思います。
 
この質問の方もその傾向がちょっと強いのですが、今のビジネスで高いモノを売るのが富裕層ビジネスと考えてしまっているようですが、今のビジネスを単体で考えるより、今のビジネスを入り口としてもっと大きく富裕層ビジネスを考えれば、自家焙煎珈琲という業態なら、富裕層(ビジネス)に入っていくことは可能だと思います。
 
また、富裕層ビジネスはいきなりお金持ちや上流階級の方に商品やサービスをアプローチするよりも、何か別の仕事で関係性を作ってから入っていく方が無理が無いため、上手くいく可能性が高まります。
 
そう考えると、自家焙煎珈琲という業態はリピーターを生みやすいので顧客と繰り返し会えますし、さらに珈琲豆自体がリピートするので、かなり富裕層ビジネスとの相性が良いと思います。
 
富裕層ビジネスに舵を切るなら、地域で一番高い自家焙煎珈琲を単品でも良いので作ることが必須(すべてを高くする必要はありません)、ビジネスの形としては、その自家焙煎珈琲でマーケットを作り何か別の商材なりサービスを用意して販売するということになりますね。
 
思いつくモノやサービスを考えてみてください。今回『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』(ダイヤモンド社)に書いた通り、モノやサービスの値段は、原価や他社との比較では無く、顧客の得られる価値で決まり価値は伝え方や情報で決まると考えると、今の珈琲豆を変えずに情報を上手に付加すれば2000円で売ることも全然可能です。
 
こちらは、私の新刊を何度か読んで想像していただければと思います(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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