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大規模修理を逆手に「弘前城」の人気高まる!?

投稿日時:2015/09/14(月) 11:32rss

先週は台風と低気圧による集中豪雨で大変な一週間でしたが、来たるシルバーウィークは、秋晴れに恵まれるといいですね(#^^#) よい季節なので、旅行の計画を立てていらっしゃる方も多いと思いますが、今、青森県の「弘前城」がガゼン注目を集めているのをご存じでしょうか?
 




本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられるとの理由で、天守真下から石垣の一部を修理するそうですが、すでに修理は昨年から始まっており、2023年までの10年という歳月をかけた、100年ぶりの“大規模修理”のようです。
 
その修理事業の最大の見ものが、高さ14.4メートル、総重量約400トンの天守閣を解体せずに移設する「曳家(ひきや)」です。石垣修理は天守の真下も行われるため、移動する必要があるわけですが、2カ月半ほどかけて、約70メートル離れた仮置き場所まで移動させるのだそうです。
 
そこで、弘前市は大型連休を含む2015年9月20日~27日を「曳家ウイーク」と名付け、市民や観光客に、天守が乗る台を実際に引いてもらう体験イベントの開催を決定! 一般公募や旅行会社の企画したツアー商品に組み込まれ、100人ずつ日に4回、計3,200人が参加する見通しだとか(@_@)
 
しかも、この様子をJR新宿駅の東口広場生中継し、東京でも仮想体験できるイベントを開く計画だと聞いて、ちょっと感心してしまいました(*^^)v
 
工事中は観光客が減ると考えて当然ですが、ピンチをチャンスに、マイナスをプラスに・・・発想しだいでビジネスはどこまでも広がりを見せるものです。とくに「今しかできない」「ここでしかできない」体験が価値を持つ時代です。「曳家ウイーク」は、ネットでもかなり話題になるんじゃないでしょうか。
 
この事例を参考に、自社にも「今しかできない」「ここでしかできない」体験はないか・・・楽しみながら、ビジネスの種を探してみてください(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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