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クラウドファンディングの活用法を考える

投稿日時:2015/07/10(金) 16:21rss

今年の梅雨は本当によく降りますが、今日の東京は久しぶりの晴天! なんだか気持ちも晴れやかになりますね。そんな中、ちょっとおもしろい質問が届いたので、お答えしてみました。あなたなら、どうお考えになりますか?
 
== 質 問 ==
 
最近、新しく協会を立ち上げ、資金調達の方法としてクラウドファンディングを利用しています。ぜひ、効果的なCFの活用方法を教えてください。よろしくお願いいたします。
 
== 回 答 ==
 
クラウドファンディングという手法は新しいですが、マーケティングのセオリーなどは何ら変わらないので、起こっていることをしっかり観察すれば、成果につながると思います。
 
== 解 説 ==
 
クラウドファンディングに関する質問は今回が初めてですね(^.^)
 
時代がまたまた変わってきたということですが、ツールや手法が変わったからといって、人間の思考や行動が変わるわけではないので“そんなに焦ることはないですよ!”というのが今回の回答の肝ですね(*^^)v
 
確かにCF(って言うんですね(#^.^#))という手法は資金集めの方法としては新しいモノですが、マーケティング的に考えると商品提供者と顧客という関係は、資金を集める側とお金を提供する側という関係で成り立つわけですから、ビジネス的には何ら新しいわけではありませんよね。
 
なおかつ、他にもたくさんのCFがありかなりの効果で成立したり、あまり効果を上げていないという現実がたくさんあるわけですから、顧客の動向を探ることもかなり容易にできる環境がすでにあるということです。
 
マーケティングを行う上での鉄則は現状のリサーチなわけですから、こんなに分かり易く調べやすい(・・・CFのスタンドがあり、調査してくれと言わんばかりにいろいろなケースが並んでいるわけですからね)状況もあるので、まずはじっくりCF上の顧客の動向をリサーチするのが良いと思います。
 
というのも、おそらくCFに投資(出資)する方は一か所だけでは無く、複数にお金を出すケースが多いと思うので、たくさん出資を集めている事業体の出資者に対する投げ掛けや資料の作り方、情報の見せ方などをリサーチすれば、そこに集まる顧客の思考や行動の理由、方向性が見えてくるはずです。
 
なおかつ、CFのスタンドには毎日一定数の閲覧者があるわけですから、週一で告知の方法を変えるなどしてトライ&エラーを繰り返せる土壌もすでにあるわけですよね。
 
これってまさにマーケティングしてくれって感じで環境が整っているということです。
 
ということで、手法は新しくても、マーケティングの法則などは変わりませんから、冷静になって取り組んでいただければいいと思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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