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苦手意識がある事や人と向き合う

投稿日時:2015/04/27(月) 11:00rss

早いもので、今週からゴールデンウィークに突入しますが、それぞれに工夫して、有意義な時間を過ごしてほしいところです(#^^#)
 
さて今回は、この4月からシリーズ第6弾!『多様化するマーケットを読み解く力を身につけよう・編』としてリニューアルした私のメルマガで、ここ3週にわたって回答してきたQ&Aをまとめてみました。
 
じつはこれ、「経営者がどういう働き方をするのが会社に取ってベストなのか」という質問でもあるので、少し長いですが、じっくり読んでみてください。
 
== 質 問 ==
 
苦手意識のある業務はいつも遅れる。苦手意識がついてしまった人とは距離を取ってしまう。自分にはそんな傾向があり、困っています。
 
苦手意識がつかないようになる工夫・ついてしまった事や人への向き合い方などをぜひ教えてください!
 
== 回 答 ==
 
この質問の答えはいく通りかあるので、状況に合わせてお答えしますが、ポイントはあなたが修行中の身であるか? ある程度のレベルにあるか? 経営トップか? によって変わります。
 
== 解 説 ==
 
ちょっといつもと違う書き出しで回答に入りましたが、ビジネスを考えた時には、人にせよ組織にせよ、本来は向いている人が向いていることをした方が効率が上がるので、極力苦手なことはしない方が良いわけです。
 
ところが、ここで問題になるのが、得意なことといっても、それがある程度レベルが高い状態、他の人よりも明らかに抜きんでた状態でなければビジネス上では用をなさないということです。
 
ということで、この方が他の苦手なことをしなくて良い状態にあれば、返ってそれをしない方が良い、他に価値ある得意なこと・抜きんでたことが無ければ、修行として、あるいは自分が何が得意なのかを見極めていために、どんどん苦手なことを克服する過程に入って行った方が良いということです。
 
私も営業は苦手を思っていましたが、やってみたら誰よりもできたので今があると思っていますから、結構このトライは重要だと思います。
 
苦手なことの克服法はイメージでとらえていることと、実際にやってみた時に分かることが“かなり真逆である”と分かるところまで粘ってみることでだと思います。
 
営業に関しての私の感想はまさにそうでした(@_@;) 営業というのはこういう感じだよなと、それまでの知識や情報で捉えていることが、イメージとして苦手だったわけですが、だんだん内容が分かってきた時に“あれ!”と思って、営業に対するイメージが真逆になりました。
 
この現象を解説すると、私たちが苦手にしていることや人は、なぜ苦手だと思っているかというと、それは何らかの要因でついてしまったイメージがそれをできないことだとか苦手なこと・苦手な人と思わせているだけのことで、そのことや人は実はそんなに難しくなかったり、人についてもそんなにとっつきにくいわけでないというのが本当のところなんです。
 
要はイメージの問題が一番厄介で、そのイメージを払拭すれば、物事に対処することや、人と接すること自体はできなくない、ということなんですね(p_-)
 
これって、簡単に言っていますが、実はかなりすごいことを解説しているんですよ(@_@;)
 
なので、苦手なことや人の克服法は、苦手なことや人にトライする時は、イメージと実際は違うんだな・・・と感じるところまで粘ってみることです。
 
あるいは、イメージと違うということを体感するとか、トライしなくても情報を集めてみるでも良いかもしれませんね。
 
そうすると、な~んだ、実際にやるとそんなに大変では無かったな・・・とか、思うほどいやじゃなかったと気づくはずです。それで、実際にやれるようになることは多いと思います(^.^)
 
苦手は、意識が作っているわけですからね。だから“苦手意識を無くせ”って言いますが、本当にその通りなんだと思います。
 
しかし、その一方で本当に能力の高い技術者がいる場合には、その人間に掃除とかさせるとめちゃめちゃ企業の利益を減らすことになりますし、能力の高い社長には下手すると会社に来ないでくれ(好きな場所で仕事してもらうという意味ですよ)と言った方が爆発的に成果が出たりするというのも、これまた事実なんです。
 
“能力者=社会性の乏しいある種の変人”とよく言われますが、私などもその部類に入っていて、銀行に行ったことが10年以上なかったりします(*_*)
 
・・・当然、お金の引き出し方とかもマジで知らなかったりします。(最近そんな会話ですっごく頓珍漢なことを言ってその場が凍りつきました(笑))
 
まあ、これは私が銀行に行くよりも仕事をさせといた方が圧倒的に利益が上がるので、周りのスタッフが行くのを許してくれないという感じですが、こうなったら、本当に向いていること、能力を発揮することのみにその人の仕事を集中させた方が良いわけですね。
 
・・・・つまり、苦手なことや苦手な人ばかりではく、得意なこと・能力を発揮できる以外の事は、だれか別の人に任せる、やってもらった方が良いわけですね。
 
経営者の方には自分の事として、また優秀なスタッフの扱い方としてもこのことはしっかり理解しておいてほしいものです。
 
もちろんそれこそが経営判断(=正しい選択肢の中でどれを選択するか)になるわけですが、組織だから、みんな同じ義務があるので掃除は全員でやる!のが、果たして良いのかどうか・・・そういう問題にも発展していったりすると思います。よかったら参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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