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三越伊勢丹HDが幼児教育事業に参入!? ワンランク上の「cocoiku(ココイク)」とは

投稿日時:2015/03/20(金) 15:41rss

このところ一気に春めいてきましたが、この春から、三越伊勢丹ホールディングスが、未就学児を対象にした教育サービスに参入するのをご存じでしょうか?
 
世界に通用するクリエイティブな人材を育てるべく、美術・映像・ダンス・インターネットといった65種類のカリキュラムを揃えた「cocoiku(ココイク)」は、3歳~6歳児を対象に、一般的な習い事の枠を越えて展開するようです。
 




さすが、ファッションの世界で先進的な提案を続けてきた伊勢丹新宿本店によるプログラムだと思いますが、料金は10回で6~7万円と少し高めの設定で、ワンランク上の層を対象にした事業であることがよくわかります。
 
ご存じのように、日本はますます少子高齢化が進みますが、他社と十分差別化できるプログラム内容であれば、結構人気を呼ぶかもしれませんね。
 
しかし、それよりもっと大きなメリットは、同社がこの事業に参入することで、クリエイティブな世界に関心があり、経済的にも多少のゆとりがある親たちを集められることでしょう。感性や情報感度の高い親世代を顧客化できれば、本体である百貨店事業にも良い影響が出てくるはずです(*^_^*)
 
私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の今月の勉強会は、「企業の未来をつくる多角化・事業化のススメ その1」というテーマでお話したのですが、ビジネスの寿命が短くなっているこの時代に、本業だけで生き残れる企業は極めて少ないと思います。
 
そうした視点でこの事例を眺めると「なるほどなぁ~」と思えてきませんか? 経営者の一番大切な仕事は「会社の未来を創ること」です。本当の意味でクリエイティブな社長という仕事を、思う存分楽しめるようになりたいですね(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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