石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
仕事を上手に部下や他人に振る方法
年度末も迫り、経営者のみなさんはかなりお忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、そんななか、ちょっとおもしろい質問が届きました。あなたはどんなふうに、部下やブレーンを使っていますか? 一度冷静に見直してみるのもいいかもしれません(*^_^*)
== 質 問 ==
仕事を上手に部下や他人に振る(やらせる)方法を教えて下さい。相手に遠慮して自分の時間が確保できなくなることがあります。相手が手伝いたくなる言い方、お願いの仕方があったらぜひ教えてほしいです。
== 回 答 ==
仕事を相手に振る時の心構えで、往々にして間違っているのは“相手はそれを迷惑だと思っている”ということです。この気持ちを変えない限り、上手くまわりに仕事を振ることはできないと思います。
== 解 説 ==
仕事を部下や回りに振れない方の一番の問題は、仕事を振る事でまわりが迷惑するという思考です。なので、こちらの質問の方の書き方も仕事を振るのに遠慮するとか、お願いするって書いてありますよね(─_─)!!
また、ちょっと違ったパターンで“詰まる所自分が活躍したい”ので、とか“人が信用できない”ので、なかなか仕事を人に任せられないという方もいますが、こういう人にも詳しく聞いてみると、根底には結構仕事を頼むことに関して=相手に迷惑をかける・・・だから嫌われる・・・という感じにとらえている場合が多いようです。
実は、この仕事を頼む・振る事を相手の迷惑と考える思考が、そもそもの仕事を部下やまわりに依頼できないかなり大きな原因なのです。
では、どういう思考に切り替えたら良いか?ですが“仕事を振られた相手は実は凄く喜んでいる”もしくは“将来すごく喜ぶはず”と考えるべきです。
それから、仕事の振り方についてもこの思考に沿って考え方を変更するべきで、なるべく親切に振るよりも、言い方はストレートですが“乱暴に振った方がより喜ぶ”とかできる限り“丸投げした方が良い”と考えるべきです(*_*)
これ“え~!”っと思った方が多いと思いますが、実は部下や仕事を依頼する相手(・・・この括り(くくり)を一般的に言うと人間全般ということになりますが(#^.^#))は“基本人から誉められたい”とか“賞賛されたい“と考えていて、誉められる機会を潜在意識的には求めているからです。
それから“自分は結構凄いよな”とか“イケてるじゃん”と自らも思ってみたいので、そういう機会があると張り切って仕事をしようとする性質を心の底では持っているのです。
・・・これって、依頼した仕事を、イヤそうにやってる割にはできた時に誉めたりすると“これくらいならいつでも大丈夫ですよ”なんてカッコつけて喜ぶなんて時に垣間見られる行動や思考ですよね(p_-)
ということは、人は誉められたい、自分を認めてもらいたい、自分自身でも自分を認めたいと思っているということなので、仕事を振る=その機会を与えてあげている=相手が喜ぶ行為ということになるわけですね(#^.^#)
そしてこの行為は同時に、部下に成長の機会も与えていることになるので長期的にも、とっても良い上司ということになるわけです。
反対に、部下を思いやり、仕事を振らないで自分でやってしまう上司は=仕事を依頼してくれない=活躍する場所を与えてくれない=ヤナ上司ということになりますね(─_─)!!
なおかつ“こんなアバウトな依頼でも出来ちゃうんだ~!”とか“すごい!全部自分で考えて成果出しちゃったんだ!”みたいに、乱暴な依頼や丸投げでも・・・否、乱暴な依頼や丸投げの方がより賞賛が得られるわけですから、その方が相手は喜ぶということなんですね(@_@;) そのうえ、成長も早いですよね(#^.^#)
今回の回答、これ以上書くと結構長くなってしまう(え~と、本一冊位になったりして…笑)ので、思考のスタートやヒントと捉えてもらって、この問題について、ちょっと深く思考してもらうと面白いと思います。よかったら、参考にしてください。
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
仕事を上手に部下や他人に振る(やらせる)方法を教えて下さい。相手に遠慮して自分の時間が確保できなくなることがあります。相手が手伝いたくなる言い方、お願いの仕方があったらぜひ教えてほしいです。
== 回 答 ==
仕事を相手に振る時の心構えで、往々にして間違っているのは“相手はそれを迷惑だと思っている”ということです。この気持ちを変えない限り、上手くまわりに仕事を振ることはできないと思います。
== 解 説 ==
仕事を部下や回りに振れない方の一番の問題は、仕事を振る事でまわりが迷惑するという思考です。なので、こちらの質問の方の書き方も仕事を振るのに遠慮するとか、お願いするって書いてありますよね(─_─)!!
また、ちょっと違ったパターンで“詰まる所自分が活躍したい”ので、とか“人が信用できない”ので、なかなか仕事を人に任せられないという方もいますが、こういう人にも詳しく聞いてみると、根底には結構仕事を頼むことに関して=相手に迷惑をかける・・・だから嫌われる・・・という感じにとらえている場合が多いようです。
実は、この仕事を頼む・振る事を相手の迷惑と考える思考が、そもそもの仕事を部下やまわりに依頼できないかなり大きな原因なのです。
では、どういう思考に切り替えたら良いか?ですが“仕事を振られた相手は実は凄く喜んでいる”もしくは“将来すごく喜ぶはず”と考えるべきです。
それから、仕事の振り方についてもこの思考に沿って考え方を変更するべきで、なるべく親切に振るよりも、言い方はストレートですが“乱暴に振った方がより喜ぶ”とかできる限り“丸投げした方が良い”と考えるべきです(*_*)
これ“え~!”っと思った方が多いと思いますが、実は部下や仕事を依頼する相手(・・・この括り(くくり)を一般的に言うと人間全般ということになりますが(#^.^#))は“基本人から誉められたい”とか“賞賛されたい“と考えていて、誉められる機会を潜在意識的には求めているからです。
それから“自分は結構凄いよな”とか“イケてるじゃん”と自らも思ってみたいので、そういう機会があると張り切って仕事をしようとする性質を心の底では持っているのです。
・・・これって、依頼した仕事を、イヤそうにやってる割にはできた時に誉めたりすると“これくらいならいつでも大丈夫ですよ”なんてカッコつけて喜ぶなんて時に垣間見られる行動や思考ですよね(p_-)
ということは、人は誉められたい、自分を認めてもらいたい、自分自身でも自分を認めたいと思っているということなので、仕事を振る=その機会を与えてあげている=相手が喜ぶ行為ということになるわけですね(#^.^#)
そしてこの行為は同時に、部下に成長の機会も与えていることになるので長期的にも、とっても良い上司ということになるわけです。
反対に、部下を思いやり、仕事を振らないで自分でやってしまう上司は=仕事を依頼してくれない=活躍する場所を与えてくれない=ヤナ上司ということになりますね(─_─)!!
なおかつ“こんなアバウトな依頼でも出来ちゃうんだ~!”とか“すごい!全部自分で考えて成果出しちゃったんだ!”みたいに、乱暴な依頼や丸投げでも・・・否、乱暴な依頼や丸投げの方がより賞賛が得られるわけですから、その方が相手は喜ぶということなんですね(@_@;) そのうえ、成長も早いですよね(#^.^#)
今回の回答、これ以上書くと結構長くなってしまう(え~と、本一冊位になったりして…笑)ので、思考のスタートやヒントと捉えてもらって、この問題について、ちょっと深く思考してもらうと面白いと思います。よかったら、参考にしてください。
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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