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福島県喜多方市が「漢字」でまちおこし!?

投稿日時:2015/02/06(金) 15:35rss

B級グルメや流行りのゆるキャラなど、地域おこしのアイデアは数々ありますが、これまでラーメンのまちという印象の強かった福島県喜多方市が、最近は「漢字のまち」としてもがんばっているようです
 



 
この小粋な取り組みを本格化させたのは、市内在住の書家である高橋政巳さん(67才)ですが、市内の中心地に「楽篆(らくてん)工房」を開き、古代文字をあしらった看板を、市内の様々な店舗に掲げる活動などを行ってきました。
 
たとえば、お茶やさんなら「茶」、時計屋さんなら「時」の一文字を、桐の木の看板に古代文字で書くと・・・かなりいい感じ(笑)。活動が本格化したのは、2011年のことだそうですが、漢字の意味などは、あえて看板の近くに添えず、店の方とのコミュニケーションを生み出すしかけになっているようです。
 
昨年(2014年)11月にも「漢じるウォーク」と銘打ったイベントを開催。地図を片手に市内を散策し、市内に200を超える古代文字の看板をヒントに、クロスワードパズルに挑むという、なかなか楽しげなイベントです。
 
ラーメン店などに入ると、店の人が掲げた看板にある古代文字の意味などを丁寧に説明したため「漢字の意味を知ることもでき、店の人とも話せて楽しい」と、参加者から大好評だったとか。
 
今後は、子どもたちの学習旅行なども多く受け入れたいとのことですが、食やモノではなく、「文化でまちおこし」がどこまで成功するか、地域性のない「漢字」というものが、果たして観光資源として通用するのかどうか・・・しばし注目したいところです(@^^)/~~~
 

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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