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[いいね!]1個で100円手当!? 社員のアイデアをFacebookで公開する会社

投稿日時:2014/09/29(月) 14:15rss

少し前の新聞に、長野県伊那市にある精密部品設計の「スワニー」という会社の記事が掲載されていましたが、気に留めた方はいらっしゃるでしょうか?
 
なんと!製品に関する社員のアイデアを自社のFacebookに掲載し、読者が付けた[いいね!]1個を100円相当の「技術手当」として支給する制度を始めたのだそうです(*^_^*)

 



設計担当の女性が「木製コーヒースプーン」の写真や製造過程を投稿した際には、150個の[いいね!]が付き、15,000円の手当が支給されたそうです。
 
その後、同社のブログでは、「まぁ、社長からは取りすぎだ!焼肉おごれ!と言われていますがね・・・('ー')」なんて、楽しいやり取りもありましたが、今日見たら[いいね!]が「644」になってましたから、社長は青くなってるかもしれませんね(笑)。
 
ちなみに、社員が1ヶ月に申請できるアイデアは3件まで、Facebookに投稿後、1ヶ月間に得た[いいね!]が評価の対象、というルールがあるようですから、1ヶ月を過ぎて[いいね!]が増え続けても、手当は増えません。
 
それはともかく、こんな施策ができるのも、基本的に業績のいい会社だからですよね(*^^)v 景気が低迷すると、世の中は大きく「儲かっている会社」と「儲かっていない会社」に分かれるわけですが、「儲かっていない会社」が何もできないのに対し、く「儲かっている会社」は前向きな投資をどんどんできるので、その差は開くばかりです。
 
同社は、新型の3Dプリンタをいち早く導入し、先端的なものづくりに取り組む会社ですが、日頃から社員には「業務以外でも3Dプリンタなどを使って自由にものづくりしてOK!」と言っているようで、Facebookには、試作した小物や、地元企業と連携してつくった伊那市のキャラクター「イ~ナちゃん」のおもちやなどが掲載されていました。
 
つまり会社側には、こうした遊び感覚のものづくりを通して、社員の技術力や商品企画力を向上させたいとの狙いがあるわけですが、それらがFacebookで公開され、社外の評価も得られるようになれば、さらに社員は意欲的になりますよね(^_-)-☆
 
おまけに、「製造業のソーシャルメディア活用としては全国でも珍しい試み」としてマスコミにも注目され、現に新聞にも載ったわけですから、この施策は十分“もと”が取れたのではないでしょうか(笑)? 
 
どんな時代でも、社長のユニークなアイデアと、迅速な決断力+実行力で、活路が見い出せるものです。この事例を参考に、楽しみながら経営のアイデアを広げてみてください(@^^)/~~~
 
 
 
 
 
 
 

 

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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