石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
経営は「理論」か「体験」か
都内では桜があっという間に満開を迎え、新年度が華やかにスタートしました♪ 新人を迎えて、社内が華やいでいる会社もあると思いますが(*^_^*) 今回は『学生・社会人との一問百答』の過去の質問から、こんな質問を選んでみました。みなさんなら、どうお答えになりますか?
== 質 問 ==
理論からだけでは分からない、実際の経営を通して初めて知ったことや、体得できたものなどありましたら、教えてください。
== 回 答 ==
理論は目安なので、実際の仕事に合わせて全てチューニングする感じで取り組んだ方が良いということを実際にやってみて学びました。
== 解 説 ==
理論はとっても大事ですが、理論通りに物事が進むことはほぼ無いと思っています。
というのも、理論は仮説を基に作られたり、誰かが何かをやってこうなったから正しいということで後付けで作られていきますが、実際のマーケットは感情を持った人の集団行動を基に動いているわけですから、同じことをタイム差でやったとしても全く同じような結果にはならず、完全に失敗に終わることもしばしばあるからです。
よく・・・本を読んでやってみたけど、全然上手く行かなかった、だから本なんて役に立たないってやつですね(─_─)!!
理論通りにやってみて上手くいかないケースをもう少し解説すると、誰かがやったことをそっくりそのままやってもうまく行かない理由に、マーケットがその方法に慣れてしまうということがあります。
こういうのを「二番煎じ」と言いますが、二番煎じとはよく言ったもので、その手法なり方法が顧客から見ると新しさがまったくないという状況になってしまったということです。
ところが、その飽きてしまったはずの方法や手法でも、ちょっとひねってやり方をほんの少し変えてみただけで、最初にやった時よりも効果が上がるなんてこともあったりするわけです。
理論は大切ですが、その通り使ってもなかなか上手くいくものでは無いということを、私はこんな繰り返しの中で学んだと思います。
なので、今でもいろいろな理論を知ろうとはしますが、それがそのまま役に立つとは思っていない・・・何か変更を加えることで、変化する時代やマーケットに合わせて使うので成果が上がるということも同時に理解しています。
本を読むことはとっても大切ですが、本の通りにやってみたけれど全然ダメだった=役に立たない、なんて言わないで、理論にはアレンジが必要と覚えておいてください(*^_^*)
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
理論からだけでは分からない、実際の経営を通して初めて知ったことや、体得できたものなどありましたら、教えてください。
== 回 答 ==
理論は目安なので、実際の仕事に合わせて全てチューニングする感じで取り組んだ方が良いということを実際にやってみて学びました。
== 解 説 ==
理論はとっても大事ですが、理論通りに物事が進むことはほぼ無いと思っています。
というのも、理論は仮説を基に作られたり、誰かが何かをやってこうなったから正しいということで後付けで作られていきますが、実際のマーケットは感情を持った人の集団行動を基に動いているわけですから、同じことをタイム差でやったとしても全く同じような結果にはならず、完全に失敗に終わることもしばしばあるからです。
よく・・・本を読んでやってみたけど、全然上手く行かなかった、だから本なんて役に立たないってやつですね(─_─)!!
理論通りにやってみて上手くいかないケースをもう少し解説すると、誰かがやったことをそっくりそのままやってもうまく行かない理由に、マーケットがその方法に慣れてしまうということがあります。
こういうのを「二番煎じ」と言いますが、二番煎じとはよく言ったもので、その手法なり方法が顧客から見ると新しさがまったくないという状況になってしまったということです。
ところが、その飽きてしまったはずの方法や手法でも、ちょっとひねってやり方をほんの少し変えてみただけで、最初にやった時よりも効果が上がるなんてこともあったりするわけです。
理論は大切ですが、その通り使ってもなかなか上手くいくものでは無いということを、私はこんな繰り返しの中で学んだと思います。
なので、今でもいろいろな理論を知ろうとはしますが、それがそのまま役に立つとは思っていない・・・何か変更を加えることで、変化する時代やマーケットに合わせて使うので成果が上がるということも同時に理解しています。
本を読むことはとっても大切ですが、本の通りにやってみたけれど全然ダメだった=役に立たない、なんて言わないで、理論にはアレンジが必要と覚えておいてください(*^_^*)
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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