大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


経営者の“おしゃれ”について思うこと

投稿日時:2014/03/07(金) 16:09rss

3月に入ってもまだまだ寒い日が続きますが、春は確実に近づいていますよね♪ コートを脱ぐ季節になると、自然と春らしい色の服を着たくなったりしてきますが・・・じつは先日、私が毎週月曜日に配信している無料メルマガで「おしゃれ」について語ったところ、かなりの反響がありました(笑)。
 
普段あまりはっきり自分自身のことを語ることは無いので、それもおしゃれに対してちゃんとお話したことは無かったので、会う人会う人いろいろ質問されたり、もっと教えて・・・なんて聞かれています(p_-)
 
メルマガでは2週にわたってお答えしたものを、ここにまとめて掲載させていただきますので、よかったら参考にしてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
石原先生は凄くおしゃれにも気を使っていると思いますが、スーツ以外の私服についてはどうされているのでしょうか?
 
ポッドキャストの公開収録の際や心屋仁之助さんのイベントの時(参加しました(^.^))などもスーツやジャケットに着替えていらして、ダメージのデニムとか、とってもかっこ良かったです。よかったら、アドバイスをお願いします。
 
== 回 答 ==
 
いろいろな意味でおしゃれは大切だと思っていますが、特に私服は自分自身に対する充足感や充実感を感じるためにとっても重要だと思っています。すので、人生レベルで考えると会社や仕事よりも大切なものが見えてくると思います。
 
== 解 説 ==
 
それにしても、良く見てますね~(笑)。いろいろがんばらなくっちゃって思いましたが、ビジネス上の制服?感覚のスーツと私服はちょっと違う意味でのおしゃれだと思っています。
 
まずスーツですが、しっかりしたスーツを身に付けると自分自身がキリッとしてとっても楽しいですよね(^.^) 私はお仕事の関係もあって歴代総理大臣や財界の著名人がみなさんお作りになっている「銀座英国屋」さんのオーダースーツを着ていますが、仕事の時は“スーツを着るものなので”なんとなく・・・というか、惰性みたいにスーツを着ている方達が多い中、かなり目立っていると思います(笑)。
 
それから、スーツの時は絶対にネクタイを締めるのと胸ポケットにはチーフを入れています。カフスは付ける時と付けない時があります。(ビジネスが終わって夜~って感じになるとネクタイは外して胸のボタン二つ外してちょっとチーフを変えたりします)。
 
最近はクールビズの影響か、ビジネスシーンでもスーツにノーネクタイという方が多いですが、個人的にはとっても残念に思います。ネクタイを締めないのであれば、やっぱりちゃんとジャケットとかにして欲しいですね。
 
まあ、ノーネクタイの方が多いので、今ネクタイをしっかり締めていると、その分自分が引き立つのでありがたいとは思っていますが・・・(p_-)
 
胸のチーフ歴は長くて10年以上になりますが、今ではジャケットの時でも胸にチーフが入っていないと(忘れたりしたらですね)パンツをはき忘れて外に出ちゃった感じでとっても恥ずかしい感じがします(─_─)!! 枚数をこの間数えたら100枚くらいありました…お店が出来そうです(笑)。
 
スーツの他にとっても大事なのがワイシャツと靴と鞄+小物です…結局みんなですね(笑)。いくらスーツがかっこよくてもワイシャツや靴がイケていないと、台無しになってしまうので、しっかり体にフィットしたオーダーワイシャツは必須です。
 
そして靴の手入れもちゃんとしていれば、一日がとっても楽しく充実したものになる準備ができていると言えますね。
 
靴の手入れは青山骨董通りにお店のある「ブリフトアッシュ」の長谷川くんのところにお願いしています。靴先が鏡みたいに光って反射するくらいに磨く「鏡面仕上げ」ができる超イケてるお店です。
 
おしゃれについて言うと、靴も洋服も鞄とかも、そんなにたくさん必要とするわけでは無いので、出来ればちゃんとした満足度の高いモノを身に付けるべきだと思います。
 
そして、一生懸命仕事している自分自身に対して、また仕事を通して出会う方達への礼儀と思いたいですね。確かビームスの社長さんが雑誌のインタビューでおしゃれとは「相手に対して合わせてするもの・・・」と、同じような表現をされていましたが、本当にそう思います。これは、結婚式にへんな服を着て行かないのと同じことですからね。
 
さて、肝心の「私服」についてですが、仕事のオフにどんな洋服を着ているかについて、昔ある体験からとっても反省したことがあったので、まずはその話から先にしたいと思います。
 
経営者の方の合宿みたいな研究会ってありますよね。10名とか多くても15名くらいの少人数で、2泊~3泊しながらお互いの会社のことを話したりアドバイスしたりして親交を深めながら仕事のヒントを見つけたりするヤツです。
 
かな~り昔の話ですが、そういった合宿に講師として参加した時にびっくりしたことがありました。それは、1日目の服装と2日目(・・・もちろん3日目も)の服装がほとんど違っていたのです。
 
それも、みなさんおしゃれに私服を着こなしていて、とっても余裕があったのです・・・靴まで違う方がほとんどでした(@_@;)
 
当時、私は仕事で移動が多く、荷物は極力少ない方がいいと思っていたのでシャツとネクタイは変えていましたがスーツは3日間同じ(─_─)!!・・・でしたので、毎日私服を変えるみなさんの余裕ある姿が新鮮で、本当にびっくりしてしまいました。
 
移動の際に・・・いったいどれくらいの服を・・・持ってるんだろう???なんて真剣に考えちゃいましたね(@_@;)
 
それが、私が私服に目覚める結構大きな刺激でしたが、成功していない社長さんたちに聞いてみると、仕事ばっかりしているので、おしゃれに私服を着こなすどころか、私服をほとんど持っていない方が多いですね。
 
理由は、まさに(仕事ばかりしているので着る機会がない)スーツを脱いだら即パジャマって生活をされているということです(+_+)
  
私服に関するおしゃれについて、私は自分自身の充足感や満足感を高めるためにとっても重要な要素であり、大切な行為だと思っています。
 
その理由は、スーツは仕事上重要な人と一緒にいるために着るという要素がありますが、私服について言うと、完全にそういった理由とは違って、極端に言うと何を着ていようが関係ない(=それで仕事が上手くいくとか儲かるということと関係ない)服装におしゃれをすることで、自分が一生懸命積み重ねてきた努力や、その結果として勝ち取ってきたビジネスの成果や立場などを認める行為になると思うからです。
 
私自身もそうですが、努力している人はなかなか自分を認めるのが苦手で、どこまで頑張ってもまだまだという感じで自分を磨き、奮い立たせてしまうので、立ち止まって自分のことを振り返り、ほめるとか、認めることが極端に苦手な方が多いと思いますが、デザインや質感の良い服に身を包むことで、少しずつですが、心の中にゆとりや自分を認める気持ちなどが芽生えてくると思っています。
 
そういう方は、まず休みを取るということに罪悪感を持っていますから、まずは休むことから努力してっ・・・てことになると思いますが、なんでこんなどうでもいい時に着る服にこんなお金を払うんだろう・・・と思いながら、質の良い普段着(=私服)を買ってみてください。
 
少しずつですが、その服とか靴とかが、あなたはそういう服や靴を身に付けるにふさわしい人間なんですよということを教えてくれるようになると思います。
 
これが、私の私服に関する考え方です。だから出張の時は靴も最低2つキャリーに入れて、ハンガーケースなども持って、スーツの他に仕事が終わった後やホテルで朝食をとる時などに着る私服(=普段着)を持って移動することになっています(*^_^*)
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v

ボードメンバープロフィール

board_member

石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

バックナンバー

<<  2024年3月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近の記事

このブログの記事タイトル一覧(608)


RSS