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経営者にとっての理想的な参謀とは?!

投稿日時:2013/12/27(金) 13:16rss

早いもので、今年最後のブログになりました(*^_^*) 年末でとても忙しい毎日を過ごされていると思いますが、そんな時「自分にも分身がいたら…」などと思うことはありませんか?

 

そこで今回は、『学生・社会人との一問百答』に寄せられた過去の質問の中から、「経営者にとっての理想的な参謀」についての質問を取り上げ、あらためて考えてみました。よかったら、参考にしてください。

 

== 質 問 ==

 

経営者(リーダー)の周りには、参謀たる人が必要と思いますが、みなさんにとって理想的な参謀とはどういったタイプの人でしょうか?

 

== 回 答 ==

 

私が考える理想の参謀=NO.2は、ホンダの創業者本田宗一郎さんに付いた藤沢武生さんだと思っています。歴史上いろいろな経営者とNO.2の組み合わせがありますが、ある意味最強のペアーだったと思います。

 

== 解 説 ==

 

経営者が優れているので、素晴らしい参謀=NO.2が育つのか? それとも、優れた人物が自分をわきまえて経営者を選び参謀に付くかわかりませんが、原則、経営は一人ではできないと自覚して、サポートしてくれる参謀の発見、スカウト、育成は欠かせないと思います。

 

この事例でいうと、本田宗一郎さんは製造、藤沢武生さんはマネジメントと、経営者とNO.2は才能や能力が重なっていない方が良いと思いますが、往々にして経営者は採用の際に自分と同じ感覚や才能を持った人物を気に入ってしまう傾向が強いので、経営者とNO.2が掛け算のように機能して大きな成功をつかみにくくなる気がします。

 

それどころか、お互いがライバルの様に競争しあってしまって、逆効果になることも多いので、参謀の発見、スカウト、育成にあたっては、機能や才能の違う人物を意識することが重要だと思います。

 

こういうことから考えると、NO.2として理想の人物とは、自分一人でも十分に仕事ができ、成果を上げることができるけれど、同じように実力のある誰かと組むことで、一人では決して行えない大きな仕事ができると考えて組むことのできる誰かを探している人、あるいは、こういう提案を受け入れてくれる人物だと思います。

 

来たる年、さらなる飛躍を図るために、「最強の参謀」を本気で探してみてはいかがでしょうか? どうぞみなさま、よいお年をお迎えください(@^^)/~~~

 

 

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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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