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経済が悪い中、社員やお客様の幸せをどう考えるべきか

投稿日時:2013/07/05(金) 11:41rss

じつは昨日、私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の東京勉強会で、今話題騒然の心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、ゲスト講演をしてくださいました(*^^)v 
 
今回の回答は、ちょっと心屋さんふうになってしまったのですが(笑)、社会によくある構図だと思うので、よかったら参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
社員の幸せやお客様の幸せが大切だとわかっていても、これだけ経済が悪化してくると、そんな悠長なことは言っていられないという会社も多くなると思います。
 
私はこんなときだからこそ、従来の考え方を転換させなければならないと思いますが、この点についてはどう思われますか?
 
== 回 答 ==
 
質問者の疑問には、まったく同感です。特に経営者が社員を幸せにすると勝手に考えていることには、大いなる疑問を持たざるをえません。社員はもっと優秀で、社長の勝手な思い込みや、制約をはずしてあげれば、みんな自分の力で勝手に幸せになりますよ!
 
== 解 説 ==
 
こういうのは、心屋仁之助さんふうに言うと、親を心配しているあまり結婚できない娘がかえって親の自立を妨げているっていう構図にそっくりですね(ーー;)
 
社員の幸せを考えるのは経営者の務めと言うのは、まあ、確かにそうですが、一見正論に聞こえてしまうこの考えの怖いところは、こういう社長さんほど社員の能力を信用していない確率が高いということです(合ってなかったらごめんなさい!)。
 
俺が付いていないと、社員は絶対にダメになる、こんな不景気を生きていけないに決まっている、また、俺はそうやって会社を経営しているのに、世の中の経営者は何をやっているんだ~みたいに聞こえてしまいますよね(ーー;)
 
こういう会社だと社員は自立しなくてすむので、どんどん力を出さなくなっていく傾向に向かいます。だって社員を幸せにするのは社長の役目なんだから、社員自らが自分で幸せになるように努力しなくてもいいんですからね。
 
それどころか、社員が勝手に幸せになったら、社長は役割を果たせなくって不幸になってしまう・・・みたいなスパイラルです。勝てないチームの監督がやってることとそっくりですよね(―_―)!!
 
一人でがんばらないで、みんなと一緒に努力するとか、起きていること全部が自分のせいみたいに考えないで、もっと肩の力を抜いて経営する方が良いと思いますが・・・すべては経営者の”思考”が決めているような気がします(*^_^*)
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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