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社内起業家としてまず何をすべきか

投稿日時:2013/05/24(金) 13:55rss


 早いもので、風薫る五月も残り一週間になりました。心身共に活動力の高まるこの季節を、大事にしていきたいものですね(*^_^*)
 
新しいことにも積極的にチャレンジしていきたいものですが、ちょうどタイムリーに「社内起業家として、まず何をすべきでしょうか?」という質問が届きましたので、私なりの視点でお答えしてみました。よかったら参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
現在、新規事業企画部門に勤めておりますが(営業・企画経験なし)社内起業家として、初めに行うこと(勉強等)は何でしょうか?
 
== 回 答 ==
 
間違いなく営業の体験です。勉強では無くリアルな体験(=成果を出すこと)なので、間違えないようにしてくださいね。
 
== 解 説 ==
 
営業や企画の経験の無いあなたが、社内企業家として新規事業の立ち上げをしているのであれば、まず最初にしなければならないことは、営業のスキルを身に付けることです。
 
理由は、どんなビジネスを立ち上げるにしても、あなた自身が売上げを上げることができないと、そのビジネスを継続させていくことが難しくなるからです。
 
立ち上げたビジネスは最終的には、マーケティングロジックを組み立ててしくみ化していかなければなりませんが、マーケティングロジックの構築には通常かなりの時間がかかるので、その時間を確保するための売上げが必要になります。
 
あなたが自身で投資してビジネスを立ち上げるのであれば、資金繰りさえ間に合えば、リアルな営業をすること無しに、マーケティングロジックが動き出すまで我慢することも可能ですが、企業が計画の基に投資しているという状況となると、売上げが上がっていない事業を継続させることは、経営判断的にはなかなか難しいことになると思います。
 
この状況は、大企業でも中小企業でも変わらないと思います(ーー;)
 
ということで、最低でも事業の継続を担保するだけの売上げ及び利益をあなた自身で作っていかないといけないということです。
 
また、そういう形で収支を合わせている事業の中止を経営者はできないと思います。この辺りのことはかなりシビアな内容になりますが、絶対にクリアした方がいいと思います。ぜひがんばってください(@^^)/~~~
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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