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今の時代に「自分の信念」を貫くには…

投稿日時:2013/05/10(金) 11:06rss

先週はゴールデンウィークのため休載したので、ちょっと久しぶりな感じですが(*^_^*)、みなさんそれぞれ、有意義な時間を過ごされたことと思います。
 
リフレッシュした分、さらにパワフルに動いていきたいところですが、今回はちょっとおもしろい質問が届いたので、それにお答えしてみました。よかったら、参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
現代の社会では、人の幸せを考える余裕を与えず、奪い合いや競争を促進するような様々な仕組みや雰囲気がありますが、そうしたなかで自分の信念を貫くにはどうしたらいいでしょうか?
 
== 回 答 ==
 
経済社会ならお金に対する執着を無くすと言うように、一般的に人が執着するモノから離れるか捨てると、信念を貫くことができるようになると思います。
 
== 解 説 ==
 
今回の質問はちょっと難しい質問ですが、先日ある方にお会いしてとってもいい話をお聞きして、その内容が今回の回答にぴったりだったので、彼の話も紹介しながら回答することにしました。
 
お会いしたのは、最近TVや雑誌で大活躍され注目されている、心理カウンセラーの心屋仁之助さんなのですが、ご自身もまさに“執着を離れ信念を貫いた生き方”をされていました。
 
「どうしてそんな信念を持って仕事をされているのですか?」と質問すると、「いろんな執着をなくしたから」と笑いながら話されていました。
 
執着とは、自分だけ得したいとか、人からこう思われたいとか、有名になりたいとか、お金を儲けたい、損したくない・・・とかですが、現代社会の枠組みの中で、世の中や人から評価されることなどに伴う欲求みたいなモノを、感情的にどうしても得たいという状態になっていると「執着」になるようです。
 
これ、たとえばお金に執着しているとそのお金への執着から信念を持てなくなる、名誉に執着するとその執着から信念が持てなくなるという感じで、信念とぶつかるわけですね。
・・・それで、結果、信念が負けてしまったりするわけです(ーー;)
 
執着をとるとは、わかりやすく言うと、世の中の評価の枠組みから外れてみること、人が欲しいと思うモノを手放してみることなのですが、「言うは易し」でなかなかできないことでもありますね(ーー;)
 
心屋さんはこの辺の心のロジックを“どうせ損するに決まってる”と思うのではなく“どうせ上手くいくのだから今は損しても良い・・・・”と考えましょうと、とっても面白く絶妙な解説で、執着をとる仕組みを教えてくれていますので、興味のある方はぜひ彼の本やサイトを参考にしてみてください。
(※思い方を二転三転させながら、気づかせてしまう手法は“まさに神業”なので興味のある方はぜひ、勉強してみてください)
 
また、執着を無くせば無くすほど、モノゴトは本当に上手くいくということをご自身の人生を通しても強く体験されているそうです。
 
実は私も、かなり前になりますが、一般的な世間の評価や金銭的・物質的な執着から自分を解放して自由になる感覚を掴んでいます。以来、とっても楽で、したいことができて、信念というほど強いものではありませんが、自分の主義は曲げなくても良い感じの人生を送っています。
 
世間や一般的な評価の基準から離れてみる・・・興味があったらぜひ試してみてください(*^_^*)
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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