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バンダイナムコゲームスが教科書をプロデュース!?

投稿日時:2010/06/18(金) 14:32rss

以前このブログでも、携帯ゲームの話題を取上げ、今どきの若者は「おしゃれ」か「おもしろい」ことにしか反応しなくなっているという話をしましたが、どうやらその流れは小学校の教科書にまで広がっているようです。

ゲーム会社大手のバンダイナムコゲームスがプロデュースし、教科書出版社の学校図書と共同で制作した教科書が、文部科学省の検定に合格し、2011年度から使用されることが決まったのだそうです(@_@。


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バンダイナムコゲームスは、「パックマン」や「ファミスタ」シリーズなどで知られるゲームソフト会社のナムコと、玩具大手のバンダイが経営統合して生まれた会社ですが、その後も「鉄拳」シリーズや「太鼓の達人」シリーズなどのヒットを飛ばしています。

同社いわく「子どもを食いつかせるツボは心得ている」そうですが、今回の教科書にも、ロールプレイングゲームのような物語仕立てで出題するなどの工夫をしているようです。たとえば、算数の教科書では「算数アドベンチャー」というコーナーを組み、旅をしながら問題に挑戦させ、正解すると鍵が手に入るというしかけになっています。

さらに、全部の鍵を手に入れると宝物が手に入るというストーリーになっていて、本の中に登場する子どもに対しても、「ゆうと 7月25日生まれ 元気だけど落ち着きがない 算数は苦手」などと、細かなキャラクター設定までしているのです。

これなら、算数ぎらいの子どもでも、いつのまにかゲームの世界に引き込まれ、自然と算数に親しみを持って勉強するようになるかもしれません。なんでも『授業以外でも開きたくなる教科書』づくりを目標にしたそうですよ(*^^)v

こんなふうに、教科書という“お堅い”世界でも、「おもしろく」する余地はまだまだ残っているということです。とくにこれからの時代、「ゲーム」の要素を上手に取り入れていく・・・という流れは主流になるでしょう。

マクドナルドは、新人アルバイト教育のために「ニンテンドーDS(R)」を利用した独自の教育ソフトを開発しているそうですが、社員教育はもちろん、顧客への情報発信などにも「おもしろい」という視点がないと、一向に波及しない世の中になっていくと思います。

ということは、バンダイナムコゲームスが、この教科書を足がかりに教育産業への事業展開を模索しているように、「おもしろい」ことを考えられる企業が、業界の壁を越え、一人勝ちしていく可能性もあるということです。

このあたりは、経営者のセンスが問われる部分ですよね。ぜひ、この事例を参考に、自社のスタンスを見直してみてください(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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