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「ハイパーヨーヨー」に学ぶ“愛好家”を巻き込むマーケティング

投稿日時:2010/02/15(月) 13:18rss

玩具大手のバンダイが、「ハイパーヨーヨー」の販売促進に、ちょっとおもしろい手法を取り入れているのをご存じでしょうか?

先週末(2010年2月13日)に発売された「ハイパーヨーヨー」は、糸と本体の間に特殊なベアリングなどを入れることで、さらに様々な回し方が可能になったみたいですが、愛好家団体を通じて技術の高い大人100人あまりと契約し、約150店舗へ派遣する計画だそうです(@_@;)


ヨーヨー


なんと言っても、その商品の良さやおもしろさを存分に知っているのは「愛好家」たちです。その愛好家たちが販促に手を貸すとなれば、鬼に金棒ですよね。
技術の高い大人から教われば、子どもたちは「ハイパーヨーヨー」の技をどんどん習得したくなるはずですし、一方の愛好家たちにしても、自分の技を披露できる「場」を提供されたわけですから、活き活きと活躍してくれると思います(*^^)v

愛好家を集めるにあたっては、「日本ヨーヨー協会」を通じて、ヨーヨー技術にたけた人を募集したようですが、彼らを大手量販店や家電専門店を中心に派遣して、各店で月に1~2回、子どもたちに技を教えるイベントを開催するそうです。

さらに、イベントに参加してくれた子どもたちには「専用のカード」を配り、技をマスターしたらその都度「認定印」を押していくようなしくみも用意したのだとか。ディープユーザーの“囲い込み”作戦としては、なかなかのセンスですよね。

おそらくこの事例は、他の業界にもかなり応用がきくと思います。今はネットを使えば「その道の愛好家」を集めることは比較的容易にできますし、その愛好家集団をうまくマーケティングに組み込めれば、最強のしくみを構築することも可能でしょう。

ネットでうんちくを語るだけではあきたらない愛好家たちを、いかに「リアル」の世界に引っ張り出すか・・・この戦略の成否を決めるカギは、そんなところにありそうです。

最近、私の周りにも「iPhone」ユーザーが増えてきたのですが、彼らのちょっと得意げな「iPhone解説」を聞いていると、うっかり欲しくなってしまいます(笑)。彼らは「iPhone」に関してなら、携帯電話売り場の販売員さんより、ずっとお客さんの心に届く説明ができるのです。

ちょっと話はそれましたが、この事例を参考に、あなたの会社の商品やサービスの「愛好家」たちを、うまくマーケティングに巻き込むしくみを考えてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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