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「人脈」とは何かを考える

投稿日時:2009/12/04(金) 17:05rss

今年もあっと言う間に師走に入りました。みなさん、何かとお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。年賀状の準備などを進めている方も多いと思いますが、この時期は自分の「人脈」を見直すいいチャンスでもあります。というわけで、今週はこんな質問を取り上げてみました。


== 質 問 ==

一般的には、人脈を作れば成功する(又、そういう本も出てる)と思って いる人が多いと思いますが、石原先生の人脈に対する考え方(スタンス)を教えてください。


== 回 答 ==

多くの人を知っているというだけでは人脈とは言わないと思います。
また、人との縁は作ってしまうとなかなか切れないということもあるので、 時間をかけてしっかりした人間関係を作り上げていくというのがいいのではないのでしょうか。

== 解 説 ==

まず、人脈をどう捉えるかですが、大勢の人を知っているというだけでは、人脈を持っているとはいえないと思います。

理由は面識がある程度の付き合いではビジネスも進めることは出来ませんし、ましてや深い関係性を築けるわけではないからです。

では、どうすると人脈と言える人間関係が人との間に築けるかですが、それはある程度時間をかけて繰り返し交流を重ねた上ではじめて成り立つと考えています。

時間をかけて付き合うと、お互いの人間性や考え方、合う合わないといったことも自然に伝わるし、付き合っている過程でお互いの成長の度合いも測れるので、例えばビジネスを一緒に進めて行っても良いかどうかなども分かってくると思います。

ということは、出会ってすぐにビジネスを始めたり何かの約束を取り付けたりしない方が良いということです(これは特に若い方で人の見極めに自信の無い方には要注意として聞いておいてくださいね)。

それから、お互いの関係で何かの依存が生まれそうな場合にも、楽しい人間関係には発展し難いと思いますので、頼る・頼られるという関係も、長い目で見るとよい人脈の形成には繋がらないと思います。

こう考えると、まず、人脈を作りたかったら個人として自分が自立する、何かの分野なり業界で一人立ちして人に依存しなくても大丈夫な自分を創ることが最優先です。

そういった自分になったら、仕事を通して、また、いろいろな人との出会いの場を通して人との出会いを楽しめるようになり、気に入った人と依存の無い関係を作って長期間やり取りをしながらお互いを観察・感じる・交流しながら作っていくのが本当の人脈なのではないかと思います。

それから、人間関係は作るのは簡単ですが、別れるのはなかなか大変なので安易に関係を作らないというのも、逆説的ではありますが、良い人間関係や人脈を作る際には大切と思っています。ちょっと難しくなっちゃいましたが、参考にしてください。

私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。

これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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