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問屋街にギャラリー!? 問屋と美大のコラボ 

投稿日時:2009/11/27(金) 13:36rss

最近、浅草橋、東神田、東日本橋、馬喰町界隈の「問屋街」を歩く客層が変化しているようです。やや古びたビルの立ち並ぶ町並みを、地図を片手に歩く20代の女性たちをみかけることもめずらしくないみたいです。

なぜかというと、このいわゆる「問屋街」地域では、街おこしイベントをきっかけに、アーティストたち工房や事務所を構えるようになり、それを目当てに感度の高い若者たちが集まっているのです。


ギャラリー


上の画像は、今年(2009年)4月にオープンした、武蔵野美術大学が運営する「ギャラリーαM」です。かつて麻雀店として使われ、長年借り手がつかずに廃墟と化していた地下1階部分を改装し、100平方メートル四方の真っ白な空間を作りました。
ここを若手の才能発掘のためのスペースと位置づけ、企画展やトークショーなどのイベントを開催しています。また、奥のスペースには、作家の資料や過去の活動を誰でも自由に閲覧できるライブラリーを設け、ここで多くの知識や意識の交流がなされることを期待しているそうです。

また、このビルの1階には、金細工ブランド「ノヤ オブ」の工房兼店舗があったり、近くにはおしゃれなカフェや雑貨を扱う店もあり、路地裏のちょっとしたところに、おしゃれなギャラリーがあったりするので、街を訪れた人たちは、宝探し的な楽しみも生まれます。

その理由には、物件の築年数が古いので、都心の半値近くで借りられる…といった事情もあるようですが、古い問屋街がこうした若者たちの力でよみがえる可能性を多いに感じます。

現に空き物件をかかえたビルのオーナーたちは、一様に胸をなでおろしているようですし、若いアーティストにしても、資材を集めやすい環境でもあり、まさに両者にとってメリットのあるムーブメントなのです(*^^)v
近い将来、各社の商品開発に若いアーティストたちを巻き込めるようになれでもば、ここから魅力的な新商品が生まれる可能性もありますよね。

1970年代以降、流通業態の変化で、問屋街はどこも活気を失っています。また、大型店の進出とともに、寂れていく商店街もめずらしくありません(――;)

しかし、発想しだいでは、まだまだできることがありそうですよね。この事例を参考に、若者に限らず「業界外の風を吹き込む」方法を、あれこれ考えてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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