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「3行レシピ」が人気!? 時流を読んだ情報発信とは

投稿日時:2009/11/13(金) 16:08rss

そろそろ忘年会の予定も入ってくる季節ですが、景気後退の影響か、今「家飲み派」急増中なんだそうです。それにつられて支持を集めるのが「3行レシピ」。自宅で簡単に作れるおつまみのレシピ本が売れているのです。

最近では、その「3行レシピ」というキャッチーな言葉が一人歩きをし、KIRINのサイトには「おつまみ道場~3行ビアつま」として、簡単に作れる「ビールのおつまみ」を検索できるようなページもあります。(下の画像をクリックしてみてください)


3行レシピ


おつまみレシピの火付け役とはったのは、平成19年に発売された「おつまみ横丁」ですが(なんと! 累計57万部も売れたそうです)、その後続々とおつまみレシピ本が出版され、ついには市販の缶詰を使って、3つ以内の工程でできるおつまみ集「缶つま」なる本も登場しました。
また、「クリエイターのための3行レシピ」なんて本を出している出版社もあり、「3行レシピ」という言葉自体が一人歩きしている感もあります。

ネット社会の進化で、今や企業も個人も情報発信に懸命です。しかし、氾濫した情報の中だからこそ、「3行レシピ」のように、“サクッ”と読める情報が好まれるという側面もあるのです(*^^)v

また、今どきの若者たちのお酒の飲み方も変わってきているようです。これまでの「家飲み」といえば、夕食と一緒に飲む「晩酌」がほとんどでしたが、今は「食後にくつろぎながらお酒を飲む」というスタイルが主流になってきているのです。

そうしたマーケットを狙って、「家飲み用ワイン」を販売するサイトや、焼酎と割って楽しめる飲料を販売するメーカーも増えています。

いずれにしても、経営者が時流に敏感でないと、生きた情報発信はできません。「酒=おやじ=赤ちょうちん」という構図は、もう遠い過去のものみたいです(*^_^*) 最近は、「おつまみ本」をつまみに、家でお酒を飲む男性も増えているようですよ(笑)。

この事例を参考に、自社の情報発信の切り口を、楽しく見直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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