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ご当地“ハチミツ”にブームの兆し!?

投稿日時:2008/07/11(金) 09:43rss

先日、知人から「近所で採れたハチミツなんですが…」と、思わぬプレゼントをいただきました。彼が都心に住んでいることは知っていたので、一瞬「???」という感じで会話が止まったのですが、なんとそのハチミツは、「世田谷産」だったのです。成城・宍戸園というところの製品でした。

その彼と、しばし「ハチミツ談義」で盛り上がっていたところ、うちの女性スタッフから「今、銀座のビルの屋上でもハチミツを作っていて、結構話題になってるみたいですよ」などという情報も入手!気になって調べてみると、「銀座ミツバチプロジェクト」なる団体が積極的に活動しているようです。

銀座ミツバチプロジェクト

そんなアンテナを立てていたら、先日(08年6月26日)の朝日新聞に、「品川区の中延商店街でも、今春からミツバチを飼い始めた」というニュースが、結構大きく取り上げられていました。自分にアンテナがあると、こんなふうに欲しい情報が自然と集まってくるものです(*^^)v

中延商店街で、養蜂の中心になっているのは、「NPOバリアフリー協会」の専務理事を務める沢田さんという方です。この協会は、商店街に「街のコンシェルジュ」と名付けた事務所を置き、高齢世帯の困りごとを、有償ボランティアが支援する事業を手がけているようです。

ハチミツ作りを始めようと思ったきっかけは、06年から銀座で養蜂を始めたNPO関係者と知り合ったことからだそうです。指導をお願いし、今年4月初めに、商店街振興組合の3階建てのビルの屋上に、ニホンミツバチの蜂箱を2つ置いて養蜂をスタート。
ミツバチの数は、7,000~8,000匹だそうですが、目黒川沿いの桜並木や戸越公園など、片道2キロ圏内を飛び回って蜜を集めてくるようで、これまでに約8キロの蜜を運んできたのだとか。この蜜を原料に、商店街の5店が、パンやお菓子の新製品開発を始めたと言います。

完成したのは、菓子店のロールケーキ、豆店の甘納豆、2軒のパン屋さんでは、ロールパンとフレンチトースト、喫茶店のアイスサンデーだそうですが、商店街では「ここにしかない商品。客寄せの目玉にしたい」と、この「七夕セール」で、堂々お披露目されたみたいです。

集まった蜜を、単に「ハチミツ」として売ろうと考えるのではなく、それを使って商品開発しようと考えたところがいいですよね。オリジナリティ溢れる商品が増えれば、商店街も活気づきます。

さらにおもしろいのが、1人100gのハチミツをもらえるのを条件に、コンシェルジュの会員のなかから「ハチの世話係り」を募集したところ、65歳以上の会員さん10人が手を挙げたというのです。全員が養蜂未経験者だったみたいですが、銀座の様子を見学したり、養蜂業者の指導を受けたりしながら、曜日ごとに担当を決めて、ハチの世話に当ったそうです。

ご当地ハチミツを作ることで、商店街が活性化するばかりでなく、地元のお年寄りたちに楽しみを提供していることを目の当たりにすると、こうした取り組みには、企業経営者である私たちも、かなり学ぶべきヒントがあるように思えます。

また、ハチミツ作りが「屋上緑化」に関心を寄せてもらうきっかけになりやすいという面もあることから、今後は、行政とも協調して、地元の人たちに広く「ハチのサポーター」として参加してもらいたいと考えているようです。

農業と違い、広大な土地を必要としない養蜂業は、意外にも都心に向いている産業なのかもしれません。地元活性化のヒントは、思わぬところにあるものですね。

環境問題や食の安全に向けた関心が高まるなか、今後、全国に「ご当地ハチミツ」がどのくらいのスピードで増えていくのか…しばし注目していきましょう(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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