石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
手芸カフェ誕生!「趣味 + カフェ」がヒットのキーワード!?
今や「カフェ」も、すっかり日本の文化として定着した感がありますが、東京の渋谷に誕生した「手芸カフェ」が人気を呼んでいるようです。
渋谷駅から徒歩約15分という立地にあるカフェ「Tabela(タベラ)」には、手芸好きの女性たちが集い、お茶を飲みながら“作品”づくりを楽しんでいます。
さらに、ネット上には、オリジナルの手芸品の「レシピ」を公開するサイトなども登場していて、趣味の世界も日々“進化”していることを実感します。
これまで、手芸などの趣味は「ひとりで楽しむもの」と相場が決まっていましたが、カフェで手芸をすると「先生にすぐ教えてもらえるし、知らない人とも仲良くなれて、1人でするより楽しい」んだそうです。確かにそうかもしれません。
このカフェでは、06年春からは、講師を招いて「ワークショップ」を開いているようですが、昨年秋ごろからは、20~30代のOLや主婦たちで、毎回10名程度の定員が、すぐに埋まるようになったそうです。
参加費用は、材料代を含め1,500円程度の受講料と、デザートまたは軽食代の1,100円。リピーターが多く、会社を休んでまで参加する人もいるみたいですよ(――;)
それはともかく、この事例からは「時代」のキーワードがいろいろと見えてきます。まずひとつは、モノが溢れるこの時代、消費者たちはありふれた規格品では満足せず、“自分だけのオリジナル”の品に愛着を感じるようになってきているということ。
また、安心できる天然素材を使ったものを、自分はもちろん家族にも身に着けて欲しいと考える「エコ志向」が高まっていることも確かでしょう。
しかし、何よりも見逃せないのが、『同じ趣味の人たちと集いたい』という人たちが増え続けている、という事実です。もちろん、その昔から「同好会」的なものはありましたが、インターネットという瞬時に人と繋がれるツールが世に誕生したことで、人々のなかに眠っていたその感情が、より顕著になってきているのかもしれません。
「ネット」が、人々の感情を含めた「リアル」の世界に及ぼしている影響力は、計り知れないものがありますね。
また、今どきの人たちは、自分の「趣味」に合うことには、気にせずお金を遣う傾向があります。であれば、企業がこのターゲットを狙わない手はありません。何も、「カフェ」の開業をすすめるわけではありませんが(笑)、「趣味 + カフェ(=人々が集う場所)」は、時代を象徴するキーワードであることは間違いありません(*^^)v
さらに注目すべきが、多くの人が、そのカフェに「癒し」を求めて集まって来ているということです。
短時間でも手芸に熱中すること、また、同じ趣味を持つ人たちと集うことが、ある意味疲れた現代人を癒しているのだという事実は、経営者も感覚として、わかっておく必要があるように思います。
世の中には「猫カフェ」という、猫に癒されたい人たちが集まるスポットまで登場しているようですから・・・(*^_^*)
自分の業界で、また自社商品を絡めて、そんな発想で展開できるビジネスがないものか…この事例を参考に楽しく発想してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
渋谷駅から徒歩約15分という立地にあるカフェ「Tabela(タベラ)」には、手芸好きの女性たちが集い、お茶を飲みながら“作品”づくりを楽しんでいます。
さらに、ネット上には、オリジナルの手芸品の「レシピ」を公開するサイトなども登場していて、趣味の世界も日々“進化”していることを実感します。
これまで、手芸などの趣味は「ひとりで楽しむもの」と相場が決まっていましたが、カフェで手芸をすると「先生にすぐ教えてもらえるし、知らない人とも仲良くなれて、1人でするより楽しい」んだそうです。確かにそうかもしれません。
このカフェでは、06年春からは、講師を招いて「ワークショップ」を開いているようですが、昨年秋ごろからは、20~30代のOLや主婦たちで、毎回10名程度の定員が、すぐに埋まるようになったそうです。
参加費用は、材料代を含め1,500円程度の受講料と、デザートまたは軽食代の1,100円。リピーターが多く、会社を休んでまで参加する人もいるみたいですよ(――;)
それはともかく、この事例からは「時代」のキーワードがいろいろと見えてきます。まずひとつは、モノが溢れるこの時代、消費者たちはありふれた規格品では満足せず、“自分だけのオリジナル”の品に愛着を感じるようになってきているということ。
また、安心できる天然素材を使ったものを、自分はもちろん家族にも身に着けて欲しいと考える「エコ志向」が高まっていることも確かでしょう。
しかし、何よりも見逃せないのが、『同じ趣味の人たちと集いたい』という人たちが増え続けている、という事実です。もちろん、その昔から「同好会」的なものはありましたが、インターネットという瞬時に人と繋がれるツールが世に誕生したことで、人々のなかに眠っていたその感情が、より顕著になってきているのかもしれません。
「ネット」が、人々の感情を含めた「リアル」の世界に及ぼしている影響力は、計り知れないものがありますね。
また、今どきの人たちは、自分の「趣味」に合うことには、気にせずお金を遣う傾向があります。であれば、企業がこのターゲットを狙わない手はありません。何も、「カフェ」の開業をすすめるわけではありませんが(笑)、「趣味 + カフェ(=人々が集う場所)」は、時代を象徴するキーワードであることは間違いありません(*^^)v
さらに注目すべきが、多くの人が、そのカフェに「癒し」を求めて集まって来ているということです。
短時間でも手芸に熱中すること、また、同じ趣味を持つ人たちと集うことが、ある意味疲れた現代人を癒しているのだという事実は、経営者も感覚として、わかっておく必要があるように思います。
世の中には「猫カフェ」という、猫に癒されたい人たちが集まるスポットまで登場しているようですから・・・(*^_^*)
自分の業界で、また自社商品を絡めて、そんな発想で展開できるビジネスがないものか…この事例を参考に楽しく発想してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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