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「Suica」と明治大学の「学生証」が合体?!

投稿日時:2008/03/21(金) 13:59rss

JR東日本は、明治大学が、今秋から「Suica(スイカ)」と一体化した「学生証」の導入を決めたことを発表しました。

もちろん、通常の「Suica」と同じく電子マネー付きICカード乗車券として使える上、定期券として兼用することも可能で、その上、この「Suica」で授業の『出席確認』まで取るそうですから、もう安易な“代返”はできなくなるかもしれませんね(*^_^*)


suica


同社は「Suica」一体型の学生証や社員証の普及を目指していて、2005年には「三菱電機」で社員証として採用された例がありますが、「学生証」としての発行は初めてで、しかも「定期機能付き」も初の試みだと言います。

この新しい学生証には、定期券兼用の場合、顔写真、学部学科、学生番号、生年月日などが表示された裏面に、定期の区間や有効期限などの情報が表示され、通常の「Suica」と同じく2万円を上限に入金できるみたいです。
学生と院生を合わせ、約3万枚の「Suica付き学生証」が発行されることになるようですが、つまりこの学生証で、電車やバスの乗り降りはもちろん、生協や学食での支払い、在学証明書の発行、図書館の入退室管理、そして各教室の入り口にも読み取り機が設置され、講義の出欠確認を行う予定だそうです。

これまで、同大学では、講義に出た学生が、「出席カード」に名前とクラス番号などを書き込み提出していたようですが、受講生が100人を超す授業もあり、回収時間やその後のチェックの手間を考えると、大きな省力化になると考えたようです。

もちろん「自動改札」のようなゲートが付くわけではないので、友人にカードを預ければ「代返」が可能なようにも思えますが、「電子マネーや定期券の機能が付けば大事な持ち物になるので、友人に預けるわけにもいかないはず」と、大学側も「代返防止」に期待を寄せています。

同大での導入がうまくいけば、他の大学や企業にも広がる可能性があるでしょう。事務の効率化と導入コストとの費用対効果が見込めれば、「Suica」ユーザーが一気に増える可能性もあります。

果たして、この戦略は、競争が激化した電子ーマネーのマーケットでの「顧客囲い込み作戦」の切り札となり得るでしょうか。

それにしても、こうした新しい試みを、日本で最初に導入した明治大学は、「新技術」に対してかなり柔軟な発想を持っているのでしょうか。それとも、あまりの「代返」の多さに、学校側が困り果てていたのでしょうか(笑)……真意のほどを確かめたいところです(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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