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ターゲット層の声を丁寧に拾ってつくったクレジットカード

投稿日時:2008/02/29(金) 16:51rss

唐突ですが、あなたは普段何枚の「カード」を持ち歩いていますか? クレジットカードにポイントカード…お財布の中にはカード類が増える一方で、今更「新しいカードを作りたい」とは、よほどのことがない限り思わないのではないでしょうか。

ですから、クレジットカード会社も、新規会員獲得には相当、頭を悩ませているのではないかと思いますが、そんな中、ターゲットを絞った企画が当たり、順調に会員数を伸ばしているクレジットカードがあるようです。


カード


それがこのカード「GE Money アメリカン・エクスプレス・カード」です。個人向け金融サービスの世界ブランド「 GE Money 」と「アメリカン・エクスプレス」の提携で生まれたカードなんですが、『20代後半から30代の男性』をターゲットに、1万人規模のアンケート調査を実施し、分析を重ねた上で誕生したカードです。

そのコンセプトは
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ステータスのあるカードをつくりたかった。
世界で嫉妬されるカードをつくりたかった。
ポイントでも負けないカードをつくりたかった。
そして、美しいカードをつくりたかった。
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といった、ちょっとカッコイイもののようです(*^^)v
アンケート調査の結果によると、この年齢層の男性は、他の世代より『ステータス志向』が強く、「見栄っ張りでありながら賢く消費する」傾向が強いそうです。また、『黒色』を好む人が多いこともわかり、上のようなデザインになったというわけです。

ゴールドカードには、黒地に金色の帯をあしらい、財布から取り出す際に「カッコイイ」ようデザインしました。さらに、アメックスのブランド力を活かしつつも、会費は高すぎず安すぎない、1万2600円に設定したようです。

さらに工夫したのが、ポイント交換です。「(他のクレジットカードでは)交換したい物がないことが多い」との声を受け、ANAマイルとの交換や、amazonギフト券、およびiTunesストアで好きな音楽をダウンロードできる音楽ギフト券との交換もできるようにしたのです。

このポイント交換制度は、やはり好評のようで、「持つ、よろこび。」をうたった専用サイトのアクセスも順調に伸びているそうです。かなりいいアイディアですよね(^^♪

こんなふうに、すでに成熟したマーケットでも、そのターゲットとなるユーザーの声を丁寧に拾っていけば、十分に訴求効果の高い商品やサービスが作れるということです。コンセプトやデザインにとことんこだわることが大切なのは言うまでもありません。

平たくいえば「ブランディング」ってことですが、これからの時代、どんな会社にも、このブランディングの発想がますます必要になってくることでしょう。もちろん、私の会社でも、ブランディングに関するアドバイスをしていますので、よかったらご相談ください(*^_^*)

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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