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お米が内祝いに?! 量やパッケージを変えて新たなマーケットを作る

投稿日時:2008/02/08(金) 13:10rss

今日は、商品の販売単位やパッケージを見直し、「売り方」に少し工夫を加えただけで、全く新しいマーケットの開拓に成功した…という事例をご紹介したいと思います。

なんと今、出産祝いのお返しとして、『赤ちゃんの誕生時の体重と同じ重さの米を贈る』という商品が、少しずつ人気を集め始めているみたいなのです。「なるほどなぁ~」って感じの提案型商品ですよね。

おそらくこれまで、出産の内祝いを選ぶ際に、「お米」を選択肢に挙げる人は少なかったんじゃないかと思います。つまりこれって、お米の「全く新しいマーケット」を開拓したのと同じ意味があるわけです(*^^)v


米



北九州市の「好味屋(よしみや)」では、“おくるみ”型のコメ袋を作り、そこに赤ちゃんの写真を印刷した『抱きごこち』という商品を開発しました。たとえば「3,025g」みたいに、その袋の中に赤ちゃんの誕生時と同じ重さの米を入れるわけです。
他の商品と比べて、お米の特性は何かと考えたとき、“重さを少ない単位まで変えられること”って気づいた訳ですが、コレって、なかなかすごいことですよねぇ~。

それを他のギフト商品と競合させて考えると(確かに他の商品は量産品なんで、重さは一定ですから)すっごい競争になるわけです。

さらに商品名どおり、その“抱きごこち”もなかなかのもので、「まるで赤ちゃんを抱いたような実感がある」と、人気を呼んでいるのです(*^_^*)

他にも、秋田市の「本田商店」では、『出産内祝いのお米』購入者に、赤ちゃんの写真を携帯電話で閲覧できるフォトアルバムを付けて喜ばれていたり、徳島県海陽町の「阿波の産直便」が販売する『だっこ米』では、「赤ちゃんの名刺」を付けてくれるそうです。こんなふうに、みんな本気でサービスを開発しているんですね。

それにしても、内祝いに「お米」って、なかなかいいと思いませんか? 失礼ながら、「記念品」テイストの品を頂戴しても、「コレ、どこに飾ろう…(――;)」なんて悩んだりすることも多いですよね。

その点「お米」なら、好き嫌いもほとんどありませんし、食べれば消えて無くなります。しかも、「抱いた」感触だけは、心の中にずっと残るわけですから、贈答品としてはかなりセンスいいですよね(*^^)v

もしかしたら、あなたの会社の商品も、ほんのちょっと「切り口」を見直すだけで、新たなマーケットが開拓できるかもしれません。この事例を参考に、ぜひアイデアを絞ってみてください(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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