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ユニクロ「全商品リサイクル」の本当の理由?!

投稿日時:2007/03/23(金) 21:14rss

だいぶ日差しも春めいてきて、そろそろ冬のコートをしまおうかな…などと思う季節になりました。そんななか、あのユニクロが「全製品リサイクル」に乗り出したようです。これまでも、フリースのリサイクルは行っていましたが、その対象を全商品に広げたわけです。

ユニクロの製品であれば、衣料品はもちろん、サングラスやベルトといった雑貨類も対象にするそうですから、不要になったものは、全部店舗で引き取ってもらえます!(^^)!


yunikuro


回収は毎年3月・9月の2か月間に限り実施。持ち込まれた商品の9割方はまだ使える状態のものなので、支援団体を通じて難民キャンプに届けたり、そのほかの製品は、衣料の材料としてリサイクルしたり、燃料として再利用するそうです。
このような取り組みは、ものを大切にし、資源を有効活用するという意味でもすばらしいですし、先日「不都合な真実」のブログにも書きましたが、今、世の中の関心が「地球環境」に向かっているので、メディアに取り上げられやすく、企業PRという点でも優れた戦略です。

しかし、それ以上に意味があるのは「ユーザーのクローゼットを空ける」ということなんです(*^^)v ものの溢れる時代ですから、みんなクローゼットに入りきれないくらいの洋服を持っていると思います。そんな状態では、新しい商品を欲しくとも、入れるスペースがありません(――;)

靴でも、鞄でも、着物などもそうですが、とにかく先に入れるスペースを作らないことには、新しいものは売れないのです。といっても、ただ「捨てる」という行為も、なかなかできにくいものです。

そこで「リサイクル」です。大義名分があれば、ユーザーも気持ちよくものを減らせます。ユニクロの取り組みが、ちょうど季節の変わり目に行われていることもうなずけますよね。

思うように新商品が売れないとお悩みの経営者の方は、この“発想”が参考になるかもしれません(@^^)/~~~

こんな風に、世の中から「経営のヒント」をつかむため、経営者会報ブログとともに、当社サイトのブログも、ぜひ有効に活用してください。

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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