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次世代の期待を担う広告メディア

投稿日時:2007/03/02(金) 18:45rss

昨年、『テレビCM崩壊』などといういささかショッキングな本が話題になりましたが、みなさんご存じのとおり、今、広告業界を取り巻く環境はものすごいスピードで変化しています。

従来の新聞や雑誌広告は、完全にネット広告へとシフトした感がありますし、テレビコマーシャルさえも、盛んに「つづきはWebへ…」戦略がとられ、メディアミックスでどうにかその威力を保っているといったところでしょう。

ネット広告は、従来のマス広告と違って、その効果を数字で測れるところに優位性があるわけですが、今やそのネット広告の出稿先として「オンラインゲーム」が注目を浴びているのをご存じでしょうか?


onlinegame


ゲームをしない経営者にとっては、これがどういうことかと理解するのも難しい話かもしれませんが、これからの経営者は今、世の中で起こっていることを知っておくのはもちろん、さらにこの先どうなるかをイメージする力がないと、経営の舵取りはますます難しくなるでしょう。ぜひ、私のブログなどを参考に、世の中の変化についてきてください(*^^)v

上の画像は、インターネットのロールプレイングゲーム「ラグナロク・オンライン」のひとコマなんですが、このゲームの運営元が、ドミノ・ピザと協力して行った実験は、ネット界でもかなり話題になりました。
ゲーム内の主人公の体力回復の道具として「ピザ」を用意し、それを使うとゲーム内にドミノ・ピザの配達員が配達に来てくれる仕掛けにしたんですが、ゲームと連動して、実際のドミノ・ピザの売上げも、かなり上がったみたいです。

ゲーム上に広告が出てくるなんて、ユーザーからじゃまに思われそうですが、いざ試してみると、意外にも好意的に受け取られたってことです。この実験の成功で、ゲームは「広告メディア」としての地位を確立しつつあり、このところオンラインゲーム専門の広告代理店も何社か設立され、期待を集めています。

というのも、広告業界で勝つには、「媒体を新たに作る」か、「既存の媒体の権利を押さえる」しかないからです。駅前にある周辺地図の看板への広告掲載の権利を独占している会社はかなり儲かっていますし、新幹線の窓から見える看板にも、全部権利が絡んでいます。その流れが、今後はゲームにシフトするわけです。

こんな風に、世の中の変化は急速に進んでいます。あなたの会社の商品も「広告媒体」にならないか…なんて発想をしてみると、意外とおもしろいアイディアが浮かぶかもしれませんよ(@^^)/~~~

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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