石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
経営者の勉強の仕方
すっかり秋も深まり、熟考したり、勉強したりするのには、ちょうどいい季節になりました。経営者のためのセミナーや書籍などは、世の中にたくさんありますが、経営者が勉強するための「大前提」に触れたものはなかなかないようなので、今日はそのあたりのことを書いてみようと思います。
私の主催する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会では時々お話するのですが、経営者はまず、自分が「天才型」か「秀才型」かを見極める必要があります。
「天才型」経営者というのは、生まれながらの直感で「売れるもの」がわかったりするなんてタイプ。反対に「秀才型」経営者は、文字どおりコツコツ真面目に勉強して、実力をつけていくタイプです。
この両者は、勉強すべきものも全く違いますから、注意が必要なんです。ひとことで言うと、「天才型」はあまりまじめに勉強しないこと! 人の話もあんまり聞かないでOKです(*^^)v
若くして経営者になった場合は特に注意が必要で、経営者の先輩たちは、「こんな本を読め」とか「早起きしろ」とか、はたまた「掃除をしろ」なんて、その人に良かれと思って「一般的」な助言をしてくれるものです。
経験の少ない若き天才経営者は、「そんなもんかな」と、素直にその教えを聞いているうちに、全く「普通の人」になってしまうなんて例も少なくないんです(――;) 諸先輩方は、悪気なくふつうの人になることを教えてしまうんですね。
天才型の若き経営者の方は、そんなドツボにはまらないよう、十分ご注意いただきたいと思います。さらに言えば、同じ天才型でも、「仕事を作れる天才」とか、「組織を動かせる天才」などさまざまなタイプがいますから、自分の引き出しを増やすようなイメージで、上手に勉強されるといいと思います!(^^)!
一方、「秀才型」経営者は、自分の「経営ノート」(=どんなことがあっても揺らがない、自分の経営哲学)を作るために勉強が必要と考えてください。考えがブレたり、迷ったりしたときに「戻る場所」を持っている経営者は、根本的な強さがあります(*^^)v
もちろん、尊敬する人に直接お会いして教えを請えればベストですが、お互いに忙しい身の上ですから、無理に会おうとするより、「本」で勉強するのは相当楽な方法です。秀才型経営者の読書は、質も量も必要だということです。
最後にもうひとつだけアドバイスしますが、あなたは「成功から学ぶのと失敗から学ぶのはどっちが役に立つ」とお考えですか?
ちなみに私は、「失敗から学ぶ」方が意味があると考えています(^^♪
実は、成功の要因は、当の本人も正確に把握できていない場合がほとんどなんです。「なんだか知らないけど当たっちゃった!」って感じで収益を上げている会社も結構ありますし、普通、成功はいくつかの要素が複合的に重なっての結果なので、そこから学ぶのはかなり難しいと思います。
反対に、はじめから「失敗しよう」と思って経営している経営者は居るばずもなく、みんな真剣にやった結果コケているわけですから、失敗からはとっても学びやすいんです。
これを参考に、この秋、あなたの経営手腕にますます磨きをかけていただければうれしい限りです(@^^)/~~~
私の主催する『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会では時々お話するのですが、経営者はまず、自分が「天才型」か「秀才型」かを見極める必要があります。
「天才型」経営者というのは、生まれながらの直感で「売れるもの」がわかったりするなんてタイプ。反対に「秀才型」経営者は、文字どおりコツコツ真面目に勉強して、実力をつけていくタイプです。
この両者は、勉強すべきものも全く違いますから、注意が必要なんです。ひとことで言うと、「天才型」はあまりまじめに勉強しないこと! 人の話もあんまり聞かないでOKです(*^^)v
若くして経営者になった場合は特に注意が必要で、経営者の先輩たちは、「こんな本を読め」とか「早起きしろ」とか、はたまた「掃除をしろ」なんて、その人に良かれと思って「一般的」な助言をしてくれるものです。
経験の少ない若き天才経営者は、「そんなもんかな」と、素直にその教えを聞いているうちに、全く「普通の人」になってしまうなんて例も少なくないんです(――;) 諸先輩方は、悪気なくふつうの人になることを教えてしまうんですね。
天才型の若き経営者の方は、そんなドツボにはまらないよう、十分ご注意いただきたいと思います。さらに言えば、同じ天才型でも、「仕事を作れる天才」とか、「組織を動かせる天才」などさまざまなタイプがいますから、自分の引き出しを増やすようなイメージで、上手に勉強されるといいと思います!(^^)!
一方、「秀才型」経営者は、自分の「経営ノート」(=どんなことがあっても揺らがない、自分の経営哲学)を作るために勉強が必要と考えてください。考えがブレたり、迷ったりしたときに「戻る場所」を持っている経営者は、根本的な強さがあります(*^^)v
もちろん、尊敬する人に直接お会いして教えを請えればベストですが、お互いに忙しい身の上ですから、無理に会おうとするより、「本」で勉強するのは相当楽な方法です。秀才型経営者の読書は、質も量も必要だということです。
最後にもうひとつだけアドバイスしますが、あなたは「成功から学ぶのと失敗から学ぶのはどっちが役に立つ」とお考えですか?
ちなみに私は、「失敗から学ぶ」方が意味があると考えています(^^♪
実は、成功の要因は、当の本人も正確に把握できていない場合がほとんどなんです。「なんだか知らないけど当たっちゃった!」って感じで収益を上げている会社も結構ありますし、普通、成功はいくつかの要素が複合的に重なっての結果なので、そこから学ぶのはかなり難しいと思います。
反対に、はじめから「失敗しよう」と思って経営している経営者は居るばずもなく、みんな真剣にやった結果コケているわけですから、失敗からはとっても学びやすいんです。
これを参考に、この秋、あなたの経営手腕にますます磨きをかけていただければうれしい限りです(@^^)/~~~
ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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