石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
経営者の本棚
早いもので、今年も9月になりました。朝晩は日ごとに秋の気配も深まってきましたが、秋といえば「読書の秋」。私は読書が大好きなので、この秋はどんな本を読もうかなと考えただけで、ちょっと楽しくなったりします!(^^)!
先日の『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会でも話したんですが、経営者にとって「読書」はとっても大切だと思うんです。といっても、経営者の中にも、読書はもともと苦手とか、とても時間が無くて本なんか読んでられないという方もいらっしゃるだろうと思うので、今日は経営者の方に「読書をこんな風に捉えてもらいたい」というお話をしてみたいと思います。
人は出来るだけ早い段階で『知識の受け皿』を持つことが重要なんです。自分の中に『知識の受け皿』があれば、たとえ初めてのことに出会ったとしても、的確に判断できますからね。どんなに頭が良くても知識がないと、インパクトがあるものに負けちゃうんですね。よく東大生が新興宗教にはまったりしますが、こんな理由からなんです。
ゴルフの宮里藍ちゃんも読書家で有名ですが、それは彼女の父親が「スランプは自分を客観的に見ることによってしか抜けられない」からと、将来必ず来るであろうスランプに向けての対応策として、小さい頃から意識的に本を読ませた結果みたいです。
それでは、具体的にどうやって本を読んでいったらいいかということですが、まずこの人の本は面白いと思ったら、「その人の書いている本をできるだけ全部買って、出版順に読む」ということを、最低5人の著者についてやってください。
これをすると、その著者の脳みそがスッポリ自分の中に入ったような感じになります(*^^)v 一人だけだと、あまりに偏りすぎるので、最低5人と言ったのは、そんな意味合いからです。
そして次の段階は、「その本の中で紹介している本を読んでいく」ということ。こうして楽しい読書の旅が始まるのです。ここまで来ると、本屋に行くと「この本が自分を呼んでいる!」と思える状態になり、目が合った本を買うと、自分の知りたかったことがバッチリ書いてあったなんて、面白い現象まで起こってきます。
こんな繰り返しで、間違いなくご自分の中に確固たる『知識の受け皿』が確立されるはずです。
さらに、読んだあとの本はすべて本箱に綺麗に並べ、月に一回程度、「順番に背表紙を眺める」ということをしてください。「この本にはこんなことが書いてあったな」と、たまに思い出しておくと、自分の中の知識がより定着し、いつでも使える状態になります(*^^)v
そうそう、ここで大事な注意ですが、経営者の方は、自分の本棚は決して人に見せてはいけません。ご自身の頭の中を全て他人にさらすことになってしまいますからね(-_-;)
私の事務所の会議室にも、ずらーーーっと本が並んでいますが、これは人に見せてもいい用の本棚。自宅にはその4倍程度の蔵書があります(笑)。
というわけで、この秋は今一度「読書」の大切さを見直し、ご自分の経営判断に磨きをかけてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
先日の『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会でも話したんですが、経営者にとって「読書」はとっても大切だと思うんです。といっても、経営者の中にも、読書はもともと苦手とか、とても時間が無くて本なんか読んでられないという方もいらっしゃるだろうと思うので、今日は経営者の方に「読書をこんな風に捉えてもらいたい」というお話をしてみたいと思います。
人は出来るだけ早い段階で『知識の受け皿』を持つことが重要なんです。自分の中に『知識の受け皿』があれば、たとえ初めてのことに出会ったとしても、的確に判断できますからね。どんなに頭が良くても知識がないと、インパクトがあるものに負けちゃうんですね。よく東大生が新興宗教にはまったりしますが、こんな理由からなんです。
ゴルフの宮里藍ちゃんも読書家で有名ですが、それは彼女の父親が「スランプは自分を客観的に見ることによってしか抜けられない」からと、将来必ず来るであろうスランプに向けての対応策として、小さい頃から意識的に本を読ませた結果みたいです。
それでは、具体的にどうやって本を読んでいったらいいかということですが、まずこの人の本は面白いと思ったら、「その人の書いている本をできるだけ全部買って、出版順に読む」ということを、最低5人の著者についてやってください。
これをすると、その著者の脳みそがスッポリ自分の中に入ったような感じになります(*^^)v 一人だけだと、あまりに偏りすぎるので、最低5人と言ったのは、そんな意味合いからです。
そして次の段階は、「その本の中で紹介している本を読んでいく」ということ。こうして楽しい読書の旅が始まるのです。ここまで来ると、本屋に行くと「この本が自分を呼んでいる!」と思える状態になり、目が合った本を買うと、自分の知りたかったことがバッチリ書いてあったなんて、面白い現象まで起こってきます。
こんな繰り返しで、間違いなくご自分の中に確固たる『知識の受け皿』が確立されるはずです。
さらに、読んだあとの本はすべて本箱に綺麗に並べ、月に一回程度、「順番に背表紙を眺める」ということをしてください。「この本にはこんなことが書いてあったな」と、たまに思い出しておくと、自分の中の知識がより定着し、いつでも使える状態になります(*^^)v
そうそう、ここで大事な注意ですが、経営者の方は、自分の本棚は決して人に見せてはいけません。ご自身の頭の中を全て他人にさらすことになってしまいますからね(-_-;)
私の事務所の会議室にも、ずらーーーっと本が並んでいますが、これは人に見せてもいい用の本棚。自宅にはその4倍程度の蔵書があります(笑)。
というわけで、この秋は今一度「読書」の大切さを見直し、ご自分の経営判断に磨きをかけてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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