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銀座のビル 高さ66mに制限

投稿日時:2006/05/25(木) 14:28rss

景気が悪い時には、みんなこぞってやめていたものが、このところ順番に復活してきています。

旅行なんかもそのひとつですが、最近では、美術品のオークションも活気を取り戻し、バブル後の最高額の取引が出たりしているそうですから、本当に景気が戻ってきたんだなぁと実感します。

銀座服部時計店

不動産業界はどうでしょうか?不動産というのは物理的なものですから、ある意味「限られた」ものなわけです。今はもう都内に開発する場所はなく、都市開発の対象は郊外へと移っていますが、3~4年前に山手線の中を開発した会社が、今どう言っているかというと、
「あと3年待てば、倍の価格で売れたのにぃ~」
と悔しがっているんです。

でも、あと10年もたてば、都内にも建て替え需要が生まれますから、また都心から開発が始まるという、不動産業界というのは、マーケットが循環している業界なんですね。

そんな中、東京都中央区は、銀座地区でビルなどを新増築する場合、看板などを含めて高さ66メートルを上限とする方針を正式に発表しました。今後老朽化したビルの建て替えが相次ぐと予想されるため、銀座の街並みや景観保全を目指してのことだそうです。

ちなみに、66mってどのくらいの高さだかイメージできますか? ちょっと例えは古いですが、あの霞ヶ関ビルは、36階建てで、156mだそうです。

今の時代からいったら、だいぶ厳しい規制のようにも思えますし、現にある百貨店がそれ以上の高さのビルを建てようと計画していたなんて話もありますが、66mという数字が出たことで、私はそこに「66mまでは建てていいですよ!」という新しいマーケットが生まれると思っています(*^^)v

銀座では、老舗の松坂屋と三越、そして歌舞伎座の3件の大型開発構想も進んでいるようですし、もともとブランド価値の高い街ですから、例えば今5階建のビルは、残りの高さ分の潜在的な価値を持っていると考えられるわけです。

そこに眠るマーケットにいち早く気付いた人は、もうアプローチを始めているかもしれませんね(~o~)

ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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