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2011年01月14日(金)更新

経営者のあり方 ~社長が選ぶ今年の社長2010~

2011年の滑り出しは順調でしょうか? そろそろ正月気分も抜け、本格的な仕事モードに入っている頃だと思いますが、新春一本目のブログでは、昨年の振り返りも含め『今年の社長2010』の話題を取上げたいと思います。

すでにご存じの方もいるでしょうが、学校法人産業能率大学は、従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に、「2010年の最優秀経営者が誰だと思うか」という調査を行いました。


syacyo2.jpg


その調査は、昨年の11月26日から12月5日までの10日間、インターネット調査会社を通じて544人の経営者を対象に行ったそうですが、その結果は・・・

1位)ソフトバンクの孫正義氏
2位)ファーストリテイリングの柳井正氏
3位)トヨタ自動車の豊田章男氏

となりました。ちなみに、これ以下の結果については、上の画像をクリックすると見ることができます。1位の孫社長は、昨年の3位からの急上昇で、「多機能携帯電話(iPhone)などで業界をリードした」と評価され、投票数全体の約23%を占める“100票”を獲得したようです。

孫社長といえば、Twitter上でも、随分話題を振りまきましたよね。今、久しぶりに孫社長のフォロワー数をチェックしてみたら、約74万人になっていました(@_@;)

Twitterで浜崎あゆみ本人とやりとりし、それから数ヶ月後、本人が出演するCMが放映されたことで、「ホントだったんだ~」と驚かれた方も多いと思います。

Twitterをインフラとして上手に活かすことで、経営のスピードに一気に加速をかけたという点では私も高く評価し、私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の会員向け月刊誌『経営情報レポート』にも取り上げたりしました。

さらに注目すべきは、「ソフトバンクアカデミア」の開校でしょう。この学校の目的は、ズバリ!孫正義の後継者を育てること。一般的な管理職研修や経営塾とは、一線を画す位置づけです。

なんでも、ソフトバンクグループ内から270名、社外から30名を集め、初代校長は孫正義氏本人が務めます。毎週水曜日の17:00から、ご本人の授業が始まっているようですが、ちょっと内容が気になりますよね(笑)。

上記のサイトからは、「ソフトバンクアカデミアの概要」が、孫社長自身の声で聞けますので、ぜひお聞きいただきたいのですが、目指すのは「21世紀のプラトンアカデミー」だそうで、かつてプラトンが哲学を教えることで「統治者」を育てたように、孫社長自身も“10年”という歳月をかけて、後継者を育てる意気込みなのです。

景気が悪いと、ついつい目の前の売上げにアタフタしがちですが、やはり優秀な経営者は見ているところが違うものです。

2011年がみなさまにとって輝かしいものとなるよう、私も良質な情報を発信し続けていきますので、どうぞ本年もよろしくお願いいたします(@^^)/~~~

2010年07月23日(金)更新

あらためて「自社ホームページ」からの集客を考える

暑中お見舞い申し上げます!
梅雨が明けたと思ったら、急激な猛暑が襲ってきました(――;) 

この暑さに負けず、自社の戦略を磨いていこうという意味で、今回はネット戦略に対する考え方をお話しようと思います。参考にしてください。

== 質 問 ==

最近企業もtwitterなどを使い出し、Webを取り巻く環境や、検索の基準なども変わってきていると思います。この時代、自社HPにどうやって来てもらうのか?

ご指南いただけるとありがたいです。

== 回 答 ==

企業規模に合わせて、「集中」「分散」「もっと分散」がネット戦略の基本的な考え方だと思っています。

== 解 説 ==

ネット戦略はどの企業にとっても、とても重大な問題になってきています。

特に集客や販促を伴ったネット戦略をしている会社にとっては、方向性を 間違えると急に効果が無くなってしまったり、莫大なコストをかけることになってしまったりと、経営判断の失敗が即、企業の業績や会社の存亡に関わるほどの状況にすらなって来てしまいました。

かなり前だったと思いますが、NHKの番組がアメリカ企業のSEO対策の話を取り上げていて、SEOに100%依存した会社の検索順位が急降下して業績が止まり、依頼しているSEO会社に泣きそうな顔で連絡している場面を見たことがありますが、まさに業種によっては今の日本でも同じような事態になっているわけです。

・・・・ちなみに、その会社は2ヵ月後に倒産していました(ーー;) 怖いですねぇ~。
さて、ネット対策についてですが、対処の方向は大きく分けて3つしかないと思います。

●1つ目は、資源を何か1つに集中させて効果を考える。

●2つ目は、まんべんなく全ての手法に資源を投下、リスクヘッジしながら効果を上げる。

●3つ目は、ネットには留意するも、ネット以外の方法で効果を上げることを考える。

それで、この3つのうち、自社は何を選ぶかですが、基準になるのは企業規模や投資可能な金額によると思います。

それから、すでに気がついた方もいると思いますが、小さいうちは1番目、何か1つに特化することが良く、売上げが増してきて余裕が出てきたら2番に展開、もっと売上げ規模が大きくなったら3番目に移行と考えても良いでしょう。

もちろん、小さな会社がネットではなく「リアル」に何かおもしろい方法を考えるということもアリなので、必ずしもこの順番は成長の度合いとは考えなくてもいいですが、基本はこの順番が分かりやすくて良いと思います。

ビジネスモデルの構築に際し、ネットでの集客が楽か? とか、ネットに向いているか? などが思考として外せないようになってきている今、経営者の勉強は際限がないのですが、ぜひ参考にしてがんばってください。


いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。

これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~

2010年06月11日(金)更新

若者が文章を読まない!? これからの時代の情報発信を考える

あっという間に今年も半年が過ぎようとしていますが、「iPad」の登場などでも感じるように、世の中の進化は加速度的になってきています。

そんな時代に、企業はどんなスタンスで情報発信をしていけばいいのか・・・今回はそんな質問に答えてみました。よかったら参考にしてください。

== 質 問 ==

最近の若者たちは、文章を読まなくなっていると聞きます。本や雑誌が売れなくなっているようですし、サイトの長い文章なども、しだいに読まれなくなっていくような気がして心配です。企業側の情報発信のやり方も見直すべきなのかどうか、教えてください。

== 回 答 ==

情報の伝達方法は世代よってかなり違います。また、インフラの発展によっても急激に変わってくるので、それを見越して企業は情報発信のやり方を工夫しなければいけないと思います。

では、その対処ですが、結論的に言うと多チャンネルの情報発信が必要だと思います。
== 解 説 ==

若者が文章を読まなくなったという話題は、最近結構聞きますね(ーー;)

それから、質問のようにサイトの長い文章を読まなくなったという話や小冊子の効果が下がってきたという話も、業種によっては結構聞かれるようになってきていると思います。

そういう意味では、日本中が勉強しなくなっちゃってるのかと、結構心配にもなりますが、反面で情報を伝達する手段であるインフラの向上もかなりの勢いで進んでいますので、「文章を読まない=みんなが勉強しなくなっちゃった」・・・と考えるのは、一元的な見方かも知れないと思っています。

難しい文献や文章を読まなくても、動画で内容が分かれば効率的ですし、もっと早く技術の習得なんかも出来たりするわけです。

それに、そもそも伝達手段というのは、何から決まるかというと、「保存がどれだけしやすいか」ということに紐付いていたわけです。だから伝達手段として、紙に書いた文字(や絵)が最初に選ばれたわけですね(*^^)v

それがだんだん進化していく過程で、紙に書いた文字が残しやすかった時代から、文字がデータとしてPCの中に取り込まれ、最近は音声や写真や動画も残せる=保存できるようになったので、それを使うように広がっていったと考える方が自然ということです(*^_^*)

人間というのは習慣性がありますから、新しいインフラにはなかなか慣れないので、「文章を読まない=勉強しない」とうっかり思ってしまいますが、そうでもないかも知れないというのは、こういう理由もあるからです。

さて、本題にもどりますが、とは言うものの、企業側としたら、この変化=文章の訴求性が弱くなったということが本当なら、それに対応する手段をマーケティングロジックの中に出来るだけ早く組み込まないといけないということになると思います。

それも、変化の過程においては、全体が一気に変わるわけではありませんから、従来のものも残しながら、新しいインフラにもマーケティング情報を載せていくというのが重要なので、「多チャンネルの情報発信」が必要になってくると思います。「あれもこれも」の時代になったと理解すべきでしょう。

ということで、今後はこういう変化にすばやく対応していく会社のみが顧客に支持される、ということになっていくと思います。

くしくも、iPad が登場したタイミングでこの質問の回答になりましたが、これも何かを示唆していると思います。参考にしてください。


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2010年05月28日(金)更新

新たな人との出会いで大切にしていること

今回は、「明大生との毎週一問百答」の過去の質問より、明治大学の学生さんからの質問にお答えします。

当たり前のことですが、ビジネスの基本には人間関係があります。ネット時代と言われている現代だからこそ、若いうちから“リアル”な人間関係に強くなっておくことは、本当に重要です。ぜひ、参考にしてください(*^_^*)

== 質 問 ==

新たな人との出会いの場面において、大切にしていること、心がけていることがありましたら、教えてください。

== 回答 ==

いろいろな場面で人と対面する時には、「話すことよりも聞くこと」に専念された方が良いと思います。私も初めての人にお会いする時にはそれを心がけています。

あなたが学生ということもありますが、結果としてその方が相手の印象にも残ると思いますよ。

== 解 説 ==

いろいろな場面で人と出会い、その結果として人間関係が発展してビジネスなどにも広がっていくということはすばらしいことだと思います。

また、実際の話として、あるレベルを超えた人達の間では、出会いこそが新規ビジネスや投資話へと発展して行く重要な要素になりますので、人と出会って良い関係を構築できるということはとっても大切な素質・能力になっています。

そういう関係の中で初めての方と出会ったときに何を心がけるかですが、それは話すことよりも聞くことだと思います。

私の場合は、まず「どんなお仕事をされているんですか?」とか「どちらのご出身ですか?」というように、答えやすい内容から相手に質問する・・・などという感じで相手に話してもらえるような状況を作ります。

・・・もちろん、相手がとっても有名で誰でも出身地や仕事を知っているという場合にはこういう質問はとってもマズイので、その辺は臨機応変にやってくださいね(ーー;)

その後は、相手がいろいろ話していく展開の中で“そこ聞きたい!”とか“ちょっと突っ込みたい”という場面が出てきますので、質問を続けていけばいいわけです。

これはちょっと高度な話になりますので、参考にお聞きいただければいいのですが、この時に相手にする質問の内容がおもしろいと、相手はあなたにとっても興味をもってくれたり、もっと話してみたいということになりますので、質問のセンスはとっても大切だと思います。

質問の仕方には、頭の良さ・機転の利かせ方・相手を気遣うセンス、などが凝縮していますよね。
また、たくさんの方と出会っていくと、質問を上手に出来る方と出会う場合がありますので、ぜひリアルにその方からそういった感覚を学ぶといいですね(*^_^*)

学生の自分がとっても楽しく質問されて、相手よりいっぱい話しちゃったという時なんかはこの手の達人です。要チェックですから見逃さないでくださいね(>_<)

さて、こういう質問をひとしきりしていくと、相手は必ず「あなたはどこの出身ですか?」とか「どんなお仕事を・・・」ということになりますので、そうしたらあなたのことを話せば良いわけですね(*^_^*)

そこで、あなたがどういう状況になっているかですが、あなたは相手のことをかなり知った状態からそういう質問に答えられるということになっていますよね・・・なので、相手の趣向に合わせて回答を考えられるということです。

相手が熱烈な阪神ファンだったりといったことがわかっていれば、あなたが巨人ファンでも変な激突は避けられるということですね。

ということで“話すことよりも聞くこと”“聞くことのセンスを身に付けること”など、ぜひ少しずつでも実践してみてください。


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2009年12月04日(金)更新

「人脈」とは何かを考える

今年もあっと言う間に師走に入りました。みなさん、何かとお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。年賀状の準備などを進めている方も多いと思いますが、この時期は自分の「人脈」を見直すいいチャンスでもあります。というわけで、今週はこんな質問を取り上げてみました。


== 質 問 ==

一般的には、人脈を作れば成功する(又、そういう本も出てる)と思って いる人が多いと思いますが、石原先生の人脈に対する考え方(スタンス)を教えてください。


== 回 答 ==

多くの人を知っているというだけでは人脈とは言わないと思います。
また、人との縁は作ってしまうとなかなか切れないということもあるので、 時間をかけてしっかりした人間関係を作り上げていくというのがいいのではないのでしょうか。

== 解 説 ==

まず、人脈をどう捉えるかですが、大勢の人を知っているというだけでは、人脈を持っているとはいえないと思います。

理由は面識がある程度の付き合いではビジネスも進めることは出来ませんし、ましてや深い関係性を築けるわけではないからです。

では、どうすると人脈と言える人間関係が人との間に築けるかですが、それはある程度時間をかけて繰り返し交流を重ねた上ではじめて成り立つと考えています。

時間をかけて付き合うと、お互いの人間性や考え方、合う合わないといったことも自然に伝わるし、付き合っている過程でお互いの成長の度合いも測れるので、例えばビジネスを一緒に進めて行っても良いかどうかなども分かってくると思います。

ということは、出会ってすぐにビジネスを始めたり何かの約束を取り付けたりしない方が良いということです(これは特に若い方で人の見極めに自信の無い方には要注意として聞いておいてくださいね)。

それから、お互いの関係で何かの依存が生まれそうな場合にも、楽しい人間関係には発展し難いと思いますので、頼る・頼られるという関係も、長い目で見るとよい人脈の形成には繋がらないと思います。

こう考えると、まず、人脈を作りたかったら個人として自分が自立する、何かの分野なり業界で一人立ちして人に依存しなくても大丈夫な自分を創ることが最優先です。

そういった自分になったら、仕事を通して、また、いろいろな人との出会いの場を通して人との出会いを楽しめるようになり、気に入った人と依存の無い関係を作って長期間やり取りをしながらお互いを観察・感じる・交流しながら作っていくのが本当の人脈なのではないかと思います。

それから、人間関係は作るのは簡単ですが、別れるのはなかなか大変なので安易に関係を作らないというのも、逆説的ではありますが、良い人間関係や人脈を作る際には大切と思っています。ちょっと難しくなっちゃいましたが、参考にしてください。

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2009年11月20日(金)更新

年末に向けて「仕事の棚卸し」をしてみよう!

年末が近づくにつれ、何かとあわただしくなってくると思います。そんななかでも、経営者としては自社の将来をしっかり見つめることが必要なわけですが、特に最近は時代のスピードがものすごく速いので、経営者も常に勉強し続けていかなくてはなりません。

ということで、今回はこんな質問を取り上げてみました。忙しい毎日のなかで、「将来のための時間」を確保するためには、そもそも時間管理をどう考えればいいか…参考にしてください(*^^)v


== 質 問 ==

日常の業務に追われてしまい、自分にこれから必要となる能力、経験などを考える時間、余裕がなくなってしまいます。そういう時間をとるにはどうしたらいいでしょうか? また、どのくらいの時間が必要でしょうか? 自分に今後必要となる能力をつけるにはどうしたらいいですか?


== 回 答 ==

こういう場合、まず忙しいという中身を一度しっかり検証するといいですね。案外やらなくてもイイことや、やってはいけないことで忙しくなっている場合が多いです。

== 解 説 ==

こういった内容は私の著書「成功曲線を描こう。-夢をかなえる仕事のヒント-」(大和書房)のタイムマネジメントの章の中で詳しく解説していますが、まず現状の「忙しい」という、中身の検証が一番最初にすべき事柄です。

休日などで、リラックスして時間が取れる時に、お茶でも飲みながら(仕事場では環境的に客観的になり難いので、別の場所で考えるのが良いと思います)今やっている仕事を出来るかぎり書き出してリストにしてみてください。

簡単なやり方は、週別にやったことを書き出して、一ヶ月間にどんな仕事をどれだけやっているかをデータとして出してみることです。

データが出たら次は分け方ですが、行動とその行動から得られる効果を考えて、優先順位の高いことで効果があり絶対にすべきこと、緊急度は高いが出来ればしたくないこと、やらなくてもいいこと、ルーチンワーク化できること、というように選抜していきます。

忙しくて仕事に追われている人は、ほとんど目の前の仕事に感情的(中には被害者っぽくなってる人もいます)になってしまっていて、客観的に現状を見ることが出来なくなっている方が多いのですが、こうやって仕分けしていけば、かなり無駄な仕事に時間をとらわれているということが分かると思います。

中でも、一番無駄な時間は、緊急度が高く利益をあまり生まないことで忙しくなっているという時間です。

ちなみに、こういうことの内訳は、トラブル対応だったり、スケジュールを見落としていて準備を怠っていて、急に気付いたために忙しい・・・なんてことも多いですよね(ーー;)
こういう時間は本来、日々の活動(ルーチン化などですね)や、事前の準備がしっかり出来ていれば使わなくていい時間ですよね。

でも、それをしなくてはいけなくなると、他の仕事にしわ寄せがいって通常業務が全部遅れて、おまけに感情的になるので、なおさらミスが起きて・・・などという負の連鎖を引き起こしやすい事柄でもあるのです。

私の知る限りにおいて、本当に多忙で自分のことを考える時間がないという人は、何人もいないレベルだと思いますので、まずは仕事の棚卸しをしてみてください。よろしくお願いします。


今回はちょっと難しい質問でしたが、参考になりましたでしょうか。私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。

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2009年07月31日(金)更新

お酒と仕事の関係を考える

今回は「Q&A」バージョンでお届けしますが、「明大生との一問百答」のバックナンバーから質問を選んでみました。学生さんならではの、フレッシュな感覚がいいですね。


== 質 問 ==

私はお酒があまり強くありません。なので、将来接待の席などですぐに 酔ってしまうのではないかと不安になります。やはり、お酒に強いほうが社会人として得なのでしょうか?


== 回 答 ==

お酒が飲めないと仕事ができないとか、ゴルフが上手でないと接待ができないから出世に関わるといったことは、確かに昔はあったかもしれませんが、今はまったくないと思いますので心配しないでください。
斯く言う私も実はお酒はかなり弱いですし、ゴルフも3回しか行ったことがないのですがまったく仕事に支障は無いです(*^_^*)

== 解 説 ==

これから世の中に出て行く学生さんからすると、いろいろなことが心配になるのですね。それにサブプライム問題以来かなりの就職難ですから、こんな質問も出てきてしまうのだと思いますが、お酒が弱いからといって、今はほとんどというか、まったく仕事に支障はありませんから心配しないでください。

それから、企業の接待自体も、今は経費節減や効率化等でものすごく下火ですし、新人歓迎会等で無理に飲ませたりして事故などあった場合は、企業としても大変なことになりますので、お酒が飲めないから評価されないということもないですし、飲むことを強要されもしませんなから安心してください。

事実、私も回答に書いたようにすごっくお酒が弱いですが(笑)、仕事にまったく支障はありません。それにゴルフも忙しいのでまったくやりません(*^_^*)

ただ、お酒が飲めることを総称して、人との付き合いが良いとか、そうい機会に慣れているのでコミュニケーション能力が高いという評価をすることはよくあります。

飲める=いろんな人と気さくに話せる、機転が効く、話題が作れる、集まった人を飽きさせない、楽しませることが出来る・・・などといった感じで、人間力として見る時が確かにあるということですね(*^_^*)

なので、お酒よりもこういったコミュニケーションの能力を磨くような機会には積極的に参加して、人とのふれあいなどをたくさんして機転とか、周りを楽しませること・・・などはしっかり身に付けておいた方が良いと思います。

面接等でもし聞かれたら、「お酒は飲めませんが人は大好きなので飲み会はとっても好きですし飲み会の雰囲気は大好きです」なんて答えたら満点だと思います。

きっと(こんな質問をしてくるということは)コミュニケーションに自信がないのかな、なんて思ったのでアドバイスも回答に付けときました。参考にしてください。

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2009年07月03日(金)更新

経営者は「Web」をどう理解しておけばよいのか

今回は「Q&A」バージョンでお届けします。私は日頃「経営はだんだん簡単になってきている」と教えています。なぜなら、経営に使えるインフラがどんどん整ってきているからです。

宅配便などの物流のインフラやインターネットという情報のインフラが中小企業にとってどれほどありがたい存在か…あらためて考えてみてください。

しかし、昔の経営に比べて現代の経営が難しい点がひとつあります。それは「Web」をどう理解すればいいか、という点です。その理解によって、経営は大きく変わります。


== 質 問 ==

これからの経営にはWebの勉強が必要ということを最近多く聞きますが、勉強するにはまず何からはじめればいいでしょうか? 先生の考えを教えてください。


== 回 答 ==

ウェブの勉強については、ウェブの作り方を学ぶより使い方を学んだ方がいいと思います。なので、いろいろなビジネスで成功している事例や実例を探してそれがなぜ上手くいっているかを参考に学んでいくのがいいと思います。ページを自分で作るかどうかはその次ですね(*^_^*)

== 解 説 ==

これからの経営にはウェブの勉強は欠かせないと私自身も強く思っていますが、何から学んだら良いかということになると、その前にビジネスそのものやマーケティングを学んだ方がいいのではと思います。

なので、順番としてはビジネスモデル+マーケティング→ウェブを使ったマーケティング→サイトの作り方等々・・・という順番になるのではないかと思います。

もしご自分のビジネス構築力やマーケティングセンスにまだ自信が無いようならば、まずは焦らずにビジネスそのものの勉強や、サイトを使ったマーケティングで成功している会社等の観察から入ってビジネスモデル+マーケティングの勉強をするのが良いと思います。

ウェブはあくまでも使えるツールであって、ビジネスを成功させやすくはしてくれていますが、これがあれば成功するという決定要因ではないということです。

その証拠に、サイト制作会社はたくさんありますが、そういった会社がウェブで成功しビジネスを大きく発展させているかというとそうではないですよね(ーー;)

なので、サイトが作れるということと、ビジネスで成功するということはイコールではないのです。ということは、ビジネスに自信がある人はサイトを使ったビジネスの成功事例を探して成功の要因を探れば良いということですね(*^_^*)

さて、こういう観察や勉強をしていくと、ご自身のビジネスにも使えそうな事例やパターンが見えてくると思いますので、じゃあサイトをこんな形で作ったら良いんじゃないかという流れが出来てくると思いますが、経営に必要なウェブの知識はこんな感じで付けていけばいいと思います・・・というか、これが一番現実的でやりやすく価値の高い方法だと思います。

最後に、サイトを作る能力についてですが、これは、あなたの置かれている現状でお考えになればいいと思います。

その場合に、独立したてでサイトを制作(外注)する費用が取れないとかであれば、もちろんご自身で作った方がいいので、制作方法を学ぶということになると思いますが、企業規模がある程度あって、お金よりも時 間を優先できる場合は、サイトは制作してもらった方が良いと思います。

・・・なので、こういう場合は作り方までは知らなくても良いということですね。それぞれの現状と立場に合わせて、勉強の方法などを選択してください。ぜひ、参考にしてください。

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2008年07月04日(金)更新

高級路線で顧客拡大!? 山梨のクリーニングチェーンに学ぶネット戦略

「ワイシャツ1枚98円!」…巷には、“格安”クリーニング店が乱立するなか、それとは真逆に舵を切ることで、業績を伸ばしているクリーニングチェーンがあります。

山梨県のクリーニングチェーン「403(よんまるさん)」では、高級衣料品の「半年保管」サービス、チャイルドシートやこいのぼりなど、特殊なもののクリーニングを請負うことをアピールし、ネットを使って全国からお客さんを集めているのです。

クリーニング403

クリーニングの需要を全国規模でみると、平成4年をピークに減少を続け、平成17年には、ピーク時の半分にまで落ち込んでいるといいます。家庭用の洗濯機や洗剤が進化したことで、ウールなどのおしゃれ着も、家庭で手軽に洗えるようになったことも一因らしいですが、これを機に、業界は「薄利多売」の道へとまっしぐらに進んで行ったのです。

私は日ごろから、「世の中が右に進むなら、迷わず左に舵を切れ!」と教えているのですが、このクリーニング店は、まさにそれを地で行く戦法で、従業員38人で年商約2億円を上げ、毎年3%超の売上増加を続けているのです!(^^)!

同社の営業エリアである山梨県東部・富士五湖地域には約6万世帯があり、「世帯数×1万円」というのが業界の年間需要予測だそうです。エリア内には「403」チェーンの32店舗のほかに、他社の約100店舗があるようですが、みんなでそのパイを取り合っているという構図ですね。
そんななか、同社の社長がまず注目したのが、高級衣料の洗濯でした。「ブランド品は、家ではちょっと洗えない。うちには腕のいい職人がいる。技術に見合った料金をいただくには高級衣料を洗濯すること」だと考えたわけです。

その後、その高級衣料を無酸素パックで半年間保存し、全国に宅配するサービスを思いつきます。料金は、スーツ上下で3,000円、ワイシャツは650円と、たしかに高めの価格設定ではありますが、宅配業者と提携を決め、ネットを使って本格的なピーアールをしたところ、「かさばる冬物を預かってくれるのはありがたい」と、順調に全国から顧客を集めているみたいです(*^^)v

おもしろいことに、その「技術力」を見込んで「こんなものは洗えないか?」と相談を受けるケースも増えてきたそうで、先に挙げたチャイルドシートやこいのぼりに加え、スキーブーツやブランド品の財布、ゴルフバッグや剣道の防具を洗った経験もあるようです。

こうした経験を通じて、「利用者はクリーニング店を使い分けている」と判断。同社では、ワイシャツ1枚150円の通常コースを残しつつも、今後は「他では洗えないもの」の扱いを増やしていく方針で、通販会社とのタイアップも視野に入れているといいます。

それにしても、インターネットの存在はありがたいですよね。たとえニッチな商売でも、全国からお客さんを集めることができれば、十分採算が取れますし、この事例のように「半年保管」のようなサービスを付加するともなれば、地方で営業していることが、逆に優位性を生み出すことにもなるのです。

ビジネスは、すべて“発想”で決まります。たとえどんな業種でも、新しい付加価値を見出すことができれば、起死回生の戦法は必ず見つかるものです。この事例を参考に、ぜひ自社のビジネスモデルに磨きをかけてみてください(@^^)/~~~

2008年06月06日(金)更新

「素人動画」を自社の広告戦略に活用する

これまで、テレビCMをはじめとする“動画”の制作には、莫大な費用がかかるものと相場が決まっており、中小企業にはとても敷居の高い存在でした。ですが、情報技術の目覚しい発展は、その敷居をかなりの勢いで低くしてくれたようです。

これは、テレビとは別に、インターネットという巨大なメディアが出現したこととも大きく関係しているのですが、今、「素人の作る動画」を、積極的に自社の広告戦略に活用しようという企業も現れています。

filmo

そんなムーブメントを素早く察知し、昨年春にそのしくみを立ち上げたのが、マーケティング支援の「エニグモ」です。同社の手がける『filmo(フィルモ)』では、“素人CM制作軍団”を約2万人もかかえ、企業のCMを制作しています。

企業側から“お題”が出されると、この企業のCMを作ってみたいと思ったクリエーターの卵や美大生、あるいは映像に関しては全くの素人も含めた制作軍団が、いっせいに動画の制作にとりかかります。

そのなかから、一定の条件を満たした作品には、数千円程度の制作費が支払われ、特に優秀な作品には、最高12万円の賞金を渡しているようです。

この“素人CM”は、エニグモのサイト「Filmo TV」や「YouTube」で公開されているようですが、「プロの気づかない視点」に立ったものが多く、予想外の効果を発揮する場合もあると言います。確かに、お店や商品のことは「お客が一番知っている」のかもしれませんね(*^^)v
昨年秋には、JTBなどが中心となって、横浜市内の約200店舗を対象とする「素人CM」の実験が行われ、500作品に上る応募があったそうです。この実験でシステム面を担当した「QLOP」は、『勝手広告』と銘打って、企業に頼まれてもいない広告を勝手に制作し、十数作品をネットで発表しています。

なかには、企業側からも「自分たちにはなかった視点でおもしろい」といった声が寄せられるほど、完成度の高い作品もありますし、今や「勝手広告」はネット上でひとつのジャンルとなって、増殖を続けているようです。

すでにアメリカでは、コカコーラやアップルなどが、こうした素人動画を巧みに使った広告戦略で成功を収めていますが、私は、中小企業こそ、こうしたしくみに上手く乗っていくべきではないかと考えています。

もちろん、著作権や公序良俗に関する問題もありますし、度が過ぎれば、逆に企業イメージを損ねたとして問題になるケースも出てくる可能性はありますが、そうした心配をさておいても、取り組むべきメリットを感じます。

もう、イメージだけではモノが売れない時代です。独自の鋭い切り口や新しい感性で、商品やサービスを紹介するユニークな素人動画を、もっと活用すべき時が来たのではないでしょうか?

たとえば、自社で作品コンテストを開催するなど、企画しだいで、自社もクリエーターの卵たちも、互いに喜べるしくみが誕生するかもしれません。今回の事例を参考に、ぜひアイディアを広げてみてください(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール

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石原 明 氏

経営コンサルタント。日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。

現在、「成功哲学」「売れるしくみづくり」「成長のための組織づくり」「プロ経営者の育成」などをテーマに中小企業から大手企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する『高収益トップ3%倶楽部』には全国延べ3,500社が参加。

2万人の読者を抱えるメールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』や独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。毎週金曜日に配信する人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は年間ダウンロード回数が650万回を超えている。主な著書に『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)や『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(サンマーク出版)、『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)、 『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)などがある。

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