石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
2013年12月20日(金)更新
現代人をゆらゆら癒す!? 「チンアナゴ」が大人気
経営者のみなさんは、年末で何かと忙しい日々をお過ごしだと思いますので、今日は「癒しネタ」をお届けしたいと思います(*^_^*)
突然ですが、コレ↓なんだかわかります?
・・・コレ、今ブレイク中の「チンアナゴ」なんです! その生態をしばし【動画】でお楽しみください。
「チンアナゴ」は、日本近海の熱帯の海に住むアナゴの一種で、ダイバーの間では古くから知られていたようですが、あくまでも一部の人にだけ知られる“日陰モノ”でした。
ところが、2010年10月22日にYoutubeにアップされた『ちんあなごのうた』というユニークな動画をきっかけに、徐々に知名度を上げていき、今や“水族館のアイドル”的存在になっているのです。
シンガーソングライターの渡部 絢也さんと、イラストレーターのいせき あいさんが製作したこの動画はロック調のパンチのある歌とキュートなイラストが話題となり、現在までに30万回近く再生されているみたいですが、この動画をきっかけに「チンアナゴ」が“全国区”になったわけですね(*^^)v
「チンアナゴ」が見られる水族館のひとつである東京スカイツリータウンの「すみだ水族館」には、「チンアナゴ」目当ての来場者も多く、中には「何度も逢いたい!」と年間パスポートを買ってしまう人も多いと聞きます。
また、その形状にちなんで11月11日が「チンアナゴの日」に認定されたようですが、同水族館がそれを記念して開催した「ゆらゆらチンアナゴナイト」には、ふだんの5倍にあたる約1,500人の来場者が押し掛けたのだとか(@_@。
チンアナゴの起き上がりこぼしに色を塗るワークショップや、自作の起き上がりこぼしで戦う相撲大会なども催し、館内は親子連れやお孫さん連れのシニア層でにぎわったみたいですよ。
「くらげ」などもそうですが、“ゆらゆら”するのものには、人を癒す力があるようですね。昔は社会科見学の場所だった「水族館」が、今や「大人の癒されスポット」になっているわけです。それだけ現代人は疲れてるってことでしょうか・・・(―_―)!!
それはともかく、こうしたブームを見たときに、ただ「へぇ~」と思うのではなく、「どうしてコレが人気なのか?」を自分の感性で判断してみることが大事だと思います。経営の感度はこうして磨かれていくのです。よかったら参考にしてください(@^^)/~~~
2013年12月13日(金)更新
私が「ポッドキャスト」を始めた理由
今年も残すところ半月となりました(*^_^*) みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか? 私は何かを始めたらやめないので(笑)、年を重ねるごとに成果が上がっていくことが多いのですが、「ポッドキャスト」もそのひとつです。
今回はあらためて、私がポッドキャスト番組『石原明の経営のヒント+(プラス)/ プレミアム』を始めた理由をお話してみたいと思います。
じつは私の顧問先の社長さんにも、私のすすめでポッドキャストを始め、結果を残していらっしゃる方もいらっしゃいます。よかったら、参考にしてください(*^^)v
== 質 問 ==
ポッドキャストの番組をはじめた理由と結果に関する感想、今後の展望について・・・勉強会の中でも触れていただきましたが詳しく聞きたいです。
== 回 答 ==
一番の理由は、自分に一番合っている媒体だと思ったことですが、いろいろな理由でポッドキャストをやろうと考えました。イケると思ったので秒速でスタートしました(笑)。今後はリアルイベントなどとの融合を考えています。
== 解 説 ==
ポッドキャストを始めた理由は、自分に一番向いている媒体だと思ったこと、マーケットの若返りが必要で使えるコンテンツを探していたこと、加えて顧客流入のチャンネルを変えることでこれまで私を知らなかった人へのアプローチができると思ったこと、あとは、新しいモノにはとりあえずトライするという心構えがあったことなどでしょうか?
一番合っているというのは、話を通してライブ感を伝えることができるということですが、講演を聞いたことがある方はわかると思いますが、私は(自分で言うのもなんですが)かなり話すことが得意です(^.^)
話し方も力が抜けていて独特で、聞いている方を話の中に引き込むことができるのでポッドキャストというコンテンツは一番向いていると思います。
また、本などの文章は何度も書き直したり、極端に言うと自分が書いていなくても自分が書きましたってことにできますが、話すということは誰かにやってもらうことができないことなので、できる人が極端に少ない=ライバルが現れにくいと思いました(*^^)v
毎回質問を早川くんにその場で質問を読み上げてもらって回答するというQ&A方式にしたのも、ライブでやっている感じをリアルに伝えることができると思っているからです。
マーケットの若返りが必要で使えるコンテンツを探していたこと、加えて顧客流入のチャンネルを変えることでこれまで私を知らなかった人へのアプローチができると思ったこと・・・に関しては、実はこれまでずっと考えていたことで、私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』も10年を超えて継続しているので、当初の顧客が10年歳を取っているということなので、媒体を変えて若い顧客を増やしたいと思っていましたが、ウェブでこれから普及するコンテンツだったので、この考えにぴったりだと思いました。
新しいモノにはとりあえずトライするという心構えがあった・・・に関しては、私の性格や仕事に関する基本的な姿勢というかスタイルなのですが、新しいコンテンツはスタートダッシュが上手くいけば“あっ”という間に1位になり、ブランドを作れるので、面白いと思ったモノにはとりあえず手をつけるということが良かったみたいですね。
おかげさまで“あっ”という間に1位になったので、その後のポッドキャストブームに乗って押し上げられて、地位を確立してしまった感じになっていますので、今後はリアルイベントとの融合など、かなり楽しいことを考えています(@^^)/~~~
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
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2013年12月06日(金)更新
アプリ「WEAR(ウェア)」 の登場で大きく変わる買い物のスタイル
今、若者たちの「買い物」の仕方が大きく変わろうとしているのにお気づきでしょうか?
衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、この秋からスマホアプリ「WEAR」の提供を始めたのですが、このアプリを使って店頭商品のバーコードを撮影すれば、詳しい商品情報やおすすめコーディネートが見られるので、色やサイズはもちろん、手持ちの服とのバランスをじっくり吟味した上で買い物できるというシロモノなんです(@_@。
つまりお店は「見るだけ」・・・ショールームと同じような位置づけとなり、実際の買い物はネットショップから! 買い物に出かけても、大きな荷物も持たずに手ぶらで帰れるというスタイルが一般化する日も結構近いかもしれません。
当然ですが、「WEAR」の導入に際して、業界の反応は真っ二つに分かれました。多くの商業施設に関わる三菱地所は「WEARへの参加は遠慮してほしい」と書面でテナントに通達したようですし、ルミネも「ルミネ店内での写真撮影は原則禁止とする」という書面を入居テナントに送付したと聞きます。
そもそも商業施設はそこに人とお金が集まることを前提にプランされているわけで、店頭での決済につながらないサービスは“想定外”ですよね(―_―)!!
一方、真っ先に参加表面したのがパルコです。同社は「ITはどう化けていくかわからない。早めに取り組んでおいたほうが有利だ」と、その理由を説明しています。それを受けたスタートトゥデイ側も、どうやら「パルコ経由で商品が売れた場合、数%の手数料をパルコに支払う」というしくみを提案したようです。
「WEAR」を使うには、まずその店舗に設けられたコードを読み取って「チェックイン」する必要があるため、このようなしくみを構築することも可能なわけです。
もしあなたが当事者だったら、経営者としてどのような判断をくだすでしょうか?
三菱地所やルミネの言い分もよくわかりますが、私としては、こうしたIT化の流れはもう誰にも止められないだろうと思います。抵抗しているのは売り手の事情であって、消費者たちはお店で買ってもよし、ネットで買ってもよしという「選択の自由」が増すことになるわけですから…。
また、流行りのコーディネートなども含め、その服の周辺情報がカンタンに集まったり、その情報を友達同士で楽しく交換したり・・・世の中のSNS化が止まるはずもありません。「自分の業界には関係ない」などと言わず、経営者として“時代の空気”には、敏感になっておきたいものですね(@^^)/~~~
2013年11月29日(金)更新
経営者にとっての「読書」とは
今年もいよいよ師走がやってきます(*^_^*) 経営者のみなさんにとっては、さらに忙しい毎日が続くでしょうが、こんな時期こそ「自分を見つめ直し、人生の深みを知る」時間を取ってほしいところです。
そこで今回は『学生・社会人との毎週一問百答』に寄せられた過去の質問から、あらためて「読書の意義」について考えてみました(*^^)v
== 質 問 ==
経営者のみなさんにとって、「読書」とは何ですか?
== 回 答 ==
読書とはいろんな意味合いがありますが、最高の読書とは、人生の先輩から生き方や深みを学ぶことだと思います。
== 解 説 ==
読書についてはいろいろ聞かれます。また、著書にも結構詳しく書いているのでそちらをご覧になっていただければと思いますが、読書にはいろいろな意味合いがあります。ざっくり区別すると、
1)広く知識を得るための読書
2)ある特定の知識を身に付ける(勉強の)ための読書
3)そして、いろいろな人の人生に触れて生き方や哲学を学ぶための読書
などがあると思います。
また本の種類も歴史書、ビジネス書、学術書、小説といろいろな分野があり、得られるものも違ってきますので、用途に合わせて読むと良いと思います。
それぞれに価値はありますが、最近では何かを売るための本が氾濫しているので、本そのものの価値が極端に下がってしまっていると思っていますが(・・・・そういう本も売るための知識やノウハウを身に付けるための本ということにはなりますが・・・(ー_ー)!!)価値ある本は素晴らしいものだと思っています。
価値ある本に出会った時に私が一番感じるのは、その本を書いてくれた方の他者への愛情の深さというか、人間性の素晴らしさです。
また、どうしてそんなことを感じ取れたのかと、人間の持つ感性の鋭さや感受性の深さには、感動を覚えるほどです。
そういう意味で、私が好きなのは著者の持っている人間性や生き方を学べる読書ということになります。また、そういう本は100年経っても価値の下がらない、いや、どんどん価値の上がっていく本だと思います。
ということで、私にとっての「本」は人生の深みを感じさせてくれるものということになりますね。よかったら参考にしてください(@^^)/~~~
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2013年11月22日(金)更新
あのケンタッキーがテイクアウト「からあげ」専門店!?
先月(2013年10月1日)、その新業態一号店として、ダイエー碑文谷店内にテイクアウト専門店「鶏から亭」をオープンし、ネットでも話題になっているようです。
それにしても「からあげ」は、よほど日本人の舌に合うのか、常に安定した売上げを望めるいわば「テッパン商品」。ローソンの「からあげクン」をはじめ、コンビニ各社もテイクアウトのからあげには相当力を入れているようです。
老舗のケンタッキーといえども、そのブランド力に、いつまでもあぐらをかいてはいられないのでしょう。さらに、外食産業各社も苦戦が続いているようで、とくに若者をターゲットとしたお店は、この先の少子高齢化で伸びしろを期待できない分、新たなマーケットの開拓に必死の様相です。
そんな背景があっての戦略だとは思いますが、ケンタッキーが自社のブランド力を持って「お惣菜」分野に乗り出すと聞いたときには・・・正直「そこまでするか!」という感じを受けてしまいました(>_<)
同社は、年度内に6店舗の出店を目指しているそうですが、果たして「からあげマーケットを総取り」となるかどうか・・・今後の展開に注目していきたいところです。
一方、讃岐うどんチェーンの「はなまるうどん」は、新業態としてイタリアン酒場「PIZZA&WINE カヤバール」を出店したようです。小麦粉を扱うノウハウの発展系として、格安の石釜ピザをウリにしたお店だそうですが、こちらは「はなまるうどん」の名前を表に出していない分、ちょっと可愛げがありますよね(笑)。
それにしても、外食産業に限らず、大手各社が必死になってきていることを肌で感じます。われわれ中小企業は、そんな大手の戦略を横目に見つつ、最大限に知恵を絞りながら、勝ち残っていきたいものですね(@^^)/~~~
2013年11月15日(金)更新
自分の武器となる「個性」とは
早いもので11月も半ば。そろそろ来年の計画も、カタチが見えてきた頃だと思います。経営者として“頭”の使いどきですが、今回は『学生・社会人との毎週一問百答』に寄せられた過去の質問から、あらためて「経営者の個性」について考えてみました。よかったら参考にしてください(*^_^*)
== 質 問 ==
経営者のみなさんにとって自分の武器となる個性とは何ですか?
== 回 答 ==
経営者の武器となる個性とは何かというと“これをやりたいと強く思うことから形成された性格”ということになります。それが個性となっている経営者は絶対に成功しますね。
== 解 説 ==
今回は、「経営者会報ブログ」に寄せられた学生さんからの質問なので、質問者の意図とは若干違うと思いますが、面白いので回答してみます。
じつは、性格にはいくつかの成り立ちによる違いがあります。
通常、性格というものは、
1)本人の生まれながらの資質によるモノ
2)育った環境や親の教育によって形成されたモノ
3)成長する過程で自ら気付き変えていったモノ
に分類されると思います。
ちなみに、私の著書『成功曲線を描こう。』では 3)の性格形成の仕方を教えていて、成功する過程で、自らの性格を変えて行くことは必須であると言えるでしょう。
経営者ならば、成功する性格を持っているということで、参考にしたいと思って、どんな性格を強みや武器としているかという質問をこの方はされたと思います。
もちろん、この質問の仕方はすばらしいですし、その性格を参考に自らを変えて行くことはすばらしいのですが、実はほとんどの方が気づいていない、成功している経営者が辿り着く4つ目の性格形成のパターンがあるので、それを解説したいと思います(*^^)v
こんなことを考えたり、分析したり、気づいたりしているのは、きっと、見たがり・知りたがり・聞きたがりの私くらいだと思いますが・・・経営者もしくはいろいろな分野の成功者が辿りつく、性格形成のパターンとして“どうしてもこれがやりたくなってしまったことによる性格の形成”というパターンが存在すると思っています。
じつは、これは“個性の強い(=個性豊かな)成功している経営者”の方にいろいろ聞いていって気づいたことですが、どうしてそうなったかというと、やりたいことに目覚めてそれを達成していく過程で、知らないうちに、今の個性や人格が形成されていったという感じなのです。
これ、目標が人を成長させたり、大人にするという流れと同じですが経営者の場合はそれが特に強くて、経営理念と性格が似通ってくるなんてこともよくありますね(^.^)
実際、このパターンの性格形成は 3)のパターンと違って、意識したり努力したりしなくても変化してしまう・・・努力しなくても身についてしまうという利点があります。
強い個性を身に付けた経営者や成功者に出会ったらぜひその辺も観察してみてください。勉強になると思います(@^^)/~~~
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2013年11月08日(金)更新
就活で2人に1人が潜在顧客へ!?
早いもので、今年のカレンダーも残り2枚となりましたが、今年もまもなく大学3年生たちの就職活動が解禁となります。日本経団連の倫理憲章見直しで2013年度の就職活動開始は12月1日となっているようですが、そんな中、ちょっとおもしろい調査結果が目に留まりました。
電通総研が、2014年度入社の内定者を対象に行なった「就職活動振り返り調査」では、就職活動を通じて「企業の印象が変化した」との回答が83.2%もあり、結果として2人に1人はその企業の潜在顧客になっていることが明るみに出たというのです(@_@。
そういえば、以前スターバックスのCEOをされていた岩田松雄さんとお会いしたときに、「ボディショップの会社説明会をやると、必ずその近隣の店舗の売上げが伸びたんだ。それに気づいてからは、なるべく店舗近くの会場で説明会をするようにしたんだけどね(笑)」などと話してくれたことを思い出しました。
岩田氏は、2005年に「THE BODY SHOP Japan」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、店舗数を107店から175店舗に拡大しながら、売上げを約2倍にして一躍脚光を浴びることになったわけですが、当時から目の付け所が違ったようです(*^^)v
ふつう、採用試験で注目するのは「採用する人」ばかり。「採用しない人」のことまで考えられる会社はそう多くないと思います。しかし、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドなどは、「この人は落とそうと決めた瞬間からお客さま扱いする」と聞きますから、さすがですよね。
電通総研も、「企業にとって就職活動期間は、社員を見つける期間であると同時に、未来の顧客に企業・商品の価値を伝えることができる極めて重要な機会」であると結論づけていますが、この調査結果をもう少し深堀りすると、「企業における情報発信の価値」が見えてくるのではないでしょうか。
情報化社会が進む中で、今や企業も、ホームページやメールマガジン、ブログやSNSなど、様々なメディアでの情報発信を課せられています。しかし、いざ情報を発信しようとすると、「どう伝えるべきか」と悩んでしまうことも多いはず(―_―)!!
その結果、広告宣伝のテイストで情報発信を続けている企業も多く見受けられますが、消費者たちが知りたがっているのは、その企業の“本当の姿”であり、体温が伝わるような情報だと思うのです。
経営陣の人柄にしても、スタッフたちの社風にしても、製品開発の姿勢にしても、就活ではその企業の「生の姿」に触れられるからこそ、その会社や製品のことを好きになるのでしょう。
成熟した経済社会では、もう「イメージ」だけでモノは売れません。自社の姿勢やポリシーを「メッセージ」として相手に届ける・・・これができる会社は、就活生だけでなく、多くのファンを得られるはずです。この事例を参考に、自社のマーケティング戦略を、今一度見直してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2013年11月01日(金)更新
機知に富んだ話をするための「情報の集め方」
== 質 問 ==
ポッドキャストの公開収録や『高収益トップ3%倶楽部』の勉強会などに参加して、石原先生はとにかくお話が機知に富んでいますが、「話材」をどのようにつくったり、どのようなところから集めたり、なさっていますか? ぜひその極意を教えてください。
== 回 答 ==
見たり触れたりするコト(情報源)は同じだと思いますが、モノゴトに対するアンテナの高さと幅の広さ(興味の範囲が広いこと)そして、深さが一般の人と違うので、きっといろいろなことが記憶に残りやすくなっているのだと思います。
== 解 説 ==
「話材」とはあまり聞き慣れない言葉ですが(笑)、「話の材料=話題」だと解釈して、回答したいと思います。
ビジネスのアイデアなども含めて、経営コンサルタントだからといって、何か特別な情報源があるわけではありません。
みなさんと同じようにTVを見たり、新聞や本を読んだり、ネットを活用しているわけですから、そんなに情報源が大きく違うことはありません。
しいて言えば、会える人の範囲が広いので、必要な時には専門家などに会えますが、それも常にしているわけではありませんので、基本は同じ情報源から「話材」を集めていると思います。
ただ、私が人と違っていると自分ながらに思うところは、とにかく何にでも興味を持ちやすく、知りたいと思う性格が強いという点です。小さな頃から、見たがり・知りたがり・聞きたがりでした(笑)。
俗にいう“「なんで、なんで?」を繰り返すうるさい子ども”だったんです(ーー;)
そういう観点から自分を解釈すると、きっと興味の高さと広さそして深さがまわりの人よりもかなり大きいのではないかと思います(*^_^*)
これ、興味の対象が広いのと、興味を持った情報に対して深く知りたいとか広く知りたいということで、その分で情報のインプットが普通の方とはちょっと違う感じがします。
私たちは、自分でモノゴトを考える時や質問された時にどこから答えを導こうとするかというと、とりあえず自分の脳みその中の記憶からなので、そこにどんなデータが詰まっているかがとても重要だと言えると思います。
このQ&Aなどもそうですが、きっと私は、自分の中に蓄積されたデータから、必要に応じて情報を引っ張り出して、回答や解説を検索しているのでしょう。
ですので、もし私の勉強会やポッドキャストの回答などに興味を持たれるのでしたら、私とあなたの情報のインプットの違い(高さ・広さ・深さなど・・・etc)を考える・・・ご自身の情報に触れたときのインプットの仕方とか興味・関心の持ち方について考えてみられたらどうでしょうか?
これは、私だけではなく、すごいな~と思ったいろいろな方にも聞いてみると面白いかもしれませんね。ぜひチャレンジしてみてください(@^^)/~~~
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2013年10月25日(金)更新
早稲田アカデミーが“学校教師”向けe-ラーニング講座開設!?
しだいに秋も深まり、“勉学の秋”真っ盛りといった感じですが、どうやら進学塾大手の早稲田アカデミーが、“学校教師”を対象に、指導力を養成するための「e-ラーニングサービス」へ本格的参入を決めたようです。
同社はこれまでも対面指導で同講座を実施してきた経緯があるのですが、“勝算あり”と踏んだのでしょう。新サービスとして「教師力養成塾e-講座」を立ち上げ、主に小学校から高校までの教師を対象に、3年以内で1千人の利用者を目指す意気込みです(*^_^*)
意外かもしれませんが、近年、学校には指導力に不安を抱く教師が多いのだそうです。そんな中、この講座は科目指導ではなく、「指導力」そのものの向上に特化するのが特徴的です。
じつは、「教育というものが上手くいくかどうかは、指導者側の「教えたい」気持ちと生徒たちの「学びたい」気持ちのバランスで決まるのです。いくら優秀な教師であろうと、興味を持たない生徒を相手に、良い授業をすることは不可能なわけですね(―_―)!!
私自身も以前、社員教育の講師などもたくさんやったので、このあたりのことがよくわかるのですが、本題の講義に入る前に、「なぜ今自己成長する必要があるのか」を理解してもらえるよう、柔らか~く柔らか~く、本番前の前座のように、いろいろな話をしたものです(笑)。
つまり、先生方も教科を教える前に、まずは生徒たちの「向学心」に火をつける必要があるわけですが、生徒たちの興味を引くというスキルにおいては、学校教師より塾講師のほうが一枚上手(うわて)なのかもしれませんね(*^^)v
それにしても、少子化に向かい先行き不安な塾業界において、「学校教師」という優良マーケットに目を向けたあたり、かなりの経営センスだと思います。教師にはもともと「向学心」があるので、対面でなく「e-ラーニング」でも十分な成果が上がるはずです。
さらに、今は「教師受難の時代」で、生徒たちが授業を聞かずに教室内を歩き回るといった「学級崩壊」や、鬼より怖い(?)「モンスターペアレンツ」に心を痛める先生も少なくないと聞きます。もしかしたら、一流企業のお客様相談室クレーム処理係が教える「モンスターペアレンツに対処する法」などという講座も、結構人気を呼ぶかもしれませんね(笑)。
それはともかく、自社では当たり前のスキルを「他業界」に売るという発想はとても良いと思います。ぜひこの事例を参考に、自社にも他業界に売れるスキルはないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~
2013年10月18日(金)更新
経営者のネット活用術を考える
今週は10年ぶりの大型台風が猛威を振るいましたが、今の時代はマスコミの情報に加え、ネットでもリアルタイムの情報や画像がバンバン流れてくるので、図らずもネットの持つ影響力を実感してしまいました(*^_^*)
そこで今回は、経営者のネット活用について、あらためて考えをまとめ直してみました。みなさんは、どんなふうにお考えでしょうか?
== 質 問 ==
経営者の方のインターネット活用で、ブログやSNS、twitterやfacebookなどの使い方について先生のお考えを教えてください。
== 回 答 ==
経営者のネット活用については、その立場によって、
・大いに活用する
・使い方や用途を限定して活用する
・個人としてクローズして活用する
・まったく活用しない
と何パターンかに分かれると思います。
そして、その使い方の違いや理由を知っておくことが重要だと思います。
== 解 説 ==
ネット全盛の世の中なので、会社だけでなく、経営者自身もネットを活用すべきという風潮ですが、世の中の経営者をよ~く観察すると、いくつかその使用パターンに違いがあることに気づくと思います。
まず、パターンとしては、
(1)メルマガ・ブログだけでなく、SNS(twitter、facebookなど)に、「今日はここで〇〇しています・・・」とか、「これ食べました」「こんな人に会っています・・・」など、個人情報も含めてどんどん情報を出して自分をアピールするという方法。
次に私はコンサルという仕事をしているので、このパターンですが、
(2)メルマガ・ブログ、SNSなどは活用するが、個人情報はまったく出さない。出す情報は統一性を持って限定的に活用する方法。
その他に
(3)ネットは通信手段として便利なので使用するが、メルマガ・ブログ、SNSはほぼ活用しない。使うとしたらごく少数の限られた人にのみアクセス及び使用可能とする方法。
(4)ネットから自身を一切遮断して情報を公開しないという方法。
の4パターンがあることを知ってください。
ちなみに、会社のレベルや経営者の立場が上昇すると、この(1)~(4)という順番でネットから徐々に離れていくと覚えておくと良いと思います。
若い方はどんどんネット上に情報を公開して、人間関係を作ったりブランド化を図ろうとしますから、経営者でネットを活用していないなんて言うと“この人遅れている”とか“分かってない!”なんて思うかもしれませんが(ーー;)
経営者それぞれの立場で考えると、これから世に出たいと思っている方と、世に出てしまって圧倒的に勝っている・・・という立場では、チャンスとリスクに関する価値観がまったく違っている。また、ネット上の情報を必要とする ⇔ しない、という観点においてもまったく違う立場にあるということを知っておくべきだと思います。
これが分かっていないと、上位の方とまったくお付き合いができなくなってしまうというほど重要でリスキーな考えなので、この辺は注意して対応した方がよいと思います。
くれぐれも、自分より上位の方に会う時には、相手の承諾なしに勝手に情報をfacebookなどに公開しないでくださいね~(ーー;) 気づかないうちに関係性を遮断されて、取り返しのつかない事態になったりするものです。
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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