石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
2014年05月16日(金)更新
文具は日本土産!? 伊東屋・羽田国際ターミナル店が担う役割
みなさんの中には、ゴールデンウィークに海外へ出かけた方もいらっしゃるでしょうが、文具の老舗「伊東屋」の羽田国際ターミナル店が好調なようです。売り場面積では同店の中でも最少級だそうですが、このところ急増する外国人観光客が、日本の文具を「お土産」として購入するケースが増えているのです。
少子高齢化が進む日本のマーケットにおいては、文具業界も決して安泰な業界ではありません。しかし、日本の文具の品質やデザインのクオリティの高さはかなりのレベルですから、「日本人以外に売る」と考えると、まだまだ活路が見い出せそうです。
もちろん、同社もそう考えて空港に出店したのでしょうが、おもしろいのは「商売はやってみないとわからない」という点です。
これまで、同銀座店で売れる外国人向けのお土産といえば、浮世絵をデザインしたものや、金箔をあしらったものなど、「いかにも日本!」という比較的高額な品で、顧客層は欧米人が多かったそうですが、近年はアジアからの観光客が、筆記具を大量に買っていくといったケースが増えているみたいです。
とくにパイロットの消えるボールペン「フリクション」や三菱鉛筆の「ジェットストリーム」などは指名買いする客も少なくないそうです。アジア人には、「お土産を配る」という習慣が根強いのかもしれませんね(*^_^*)
考えてみれば、「配りもの」として、筆記具は超定番ですから、このマーケットを攻めない手はありません。もちろん、テナント費用との兼ね合いもあるが、空港をアンテナショップと考えれば、投資する価値は十分あるように思います。
どの業界にいても、国内マーケットの縮小を悲観するばかりでなく、こうした事例から元気をもらい、自社にも打てる手はないか、楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2014年05月09日(金)更新
成熟市場に新しいマーケットを発見する
== 質 問 ==
保険代理店でスーパーバイザー的な仕事をしています。成熟した業界で新しいマーケットをつくっていくには、どういうことに着目していけばいいのでしょうか?
== 回 答 ==
新たなマーケットをつくると考えると大変なので、見方を変えてマーケットを“再発見”する方が良いと思います。
== 解 説 ==
全体には成熟した市場と言っても顧客のセグメントを細かくしたり、サービス分野を区切り専門特化すれば、部分的にまったく手の着けられていないマーケットは意外に多く存在すると思いますので、発見も容易にできると思います。
なので、こういう場合はマーケット全体を大きく見ないで、目線を変えていろいろな切り口で細分化してみると良いと思います。
特に、保険の仕事などはマーケットそのものが巨大(メジャー)で、その巨大マーケットに対して何十年も前から数十万人という販売員が競争を繰り広げていると考えると、もう販売の余地はないかも・・・みたいに見えてしまいますが、切り口を例えば“〇〇が得意な人”だけに販売しようと考えたりすると、意外に新鮮な切り口が発見できると思います。
こう言った切り口は、顧客の側も思いついていない場合が多いので、あなたが何らかのセグメントという旗を立てることで“あ!”私は本当はこんな人からお世話された方が良いのではと、気付くという感じで効果につながっていくと思います。
たとえば、保険の場合でちょっと具体的に事例を挙げるとすると・・・あなたがゴルフがとっても好きだとすると・・・それも、実は保険の仕事よりももっと好きで、回りからも一目置かれる位上手だとすると、ゴルフというエッジを効かせたマーケットの選別ができるかもしれません。
ゴルフ好きな人は、あなたからゴルフを習ったり一緒にゴルフをしたり、ゴルフの話をしたりすることで、他の保険のセールスの人から保険を購入するよりももっともっと満足を感じるようになるわけですから、ゴルフ好きな顧客は、エッジの効いていない普通の保険セールスマンから買うより、あなたから保険に入ることを望むということになります。
さらに、あなたのゴルフ好きが高じて、プロゴルファーと仲良くなって一緒にゴルフをするようになったりすると、その話を聞いてもっとあなたから保険に入りたいと思うゴルフ好きの顧客は多くなると思います。
絞り込みをしないで、誰にでも、とにかくたくさん保険を売りたいと考えて販売していると、成熟市場では何を特徴としてやっているか分からない大多数のセールスマンと同じように、マーケットから捉えられてしまいます。
逆に何かエッジの効いた顧客選別をすることで、新特徴のあるマーケットを発見することができるようになります。こんなやり方で、マーケットを一からつくるよりも“再発見”すると考えてみてください(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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2014年05月02日(金)更新
ペットにもお土産を買う時代!?
ゴールデンウィークの狭間、いかがお過ごしでしょうか? 日常を離れると、色々な発見があるもので、うちのスタッフが面白い写真を撮ってきました(*^_^*) 高速のサービスエリアで撮影したものだそうです。
これ、なんだと思います? ・・・なんと!「ワンちゃんへのお土産クッキー」なんです(@_@。
今やサービスエリアもそれぞれに工夫を凝らし、人気のSAはちょっとした観光地より人を集めるようですが、それでも、数あるお土産品の中から“選んでもらう”のは、かなり難しいものです。
お菓子であれば味で勝負するだけでなく、パッケージにも工夫が必要ですし、◎◎賞受賞とか、××ランキングで首位といった権威付けも必要になってくるかもしれません。
しかし、クッキーに「ペットへのお土産」という新しい切り口を加えると、そこにはまた別のマーケットができるのです(*^^)v
少子化が進む日本では、ペットの数が子どもの数を超えた…などという悲しい統計もあるほどで、近所の公園などでは、「△△ちゃん(ペットの名前)のお母さん」「▲▲ちゃん(ペットの名前)のお父さん」と呼び合うコミュニティができ上がっていると聞きます。
つまり、ペットはもう家族の一員なわけですから、ペットにお土産をあげるのが当たり前の時代が来たのかもしれませんね。
この事例を参考に、切り口を変えることで自社商品にも別のマーケットがつくれないものか・・・楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~
2014年04月25日(金)更新
人生を一度だけやり直せるとしたら…
日頃なかなか読めない分厚い本を読むのもよし、旅先で「哲学」するのもよし・・・なかでも、自社や自分自身について、深く考える時間を取ることをおすすめしたいと思います。
ちょうど、私が毎週月曜日に配信しているメルマガで「学生・社会人との一問百答」の過去の質問に答えてみたので、2週続きのQ&Aになりますが、よかったら参考にしてください(*^^)v
== 質 問 ==
会社を経営なさってきたなかで、一度だけやり直せるとしたら、 何をやり直したいですか? あるいは、どの段階からやり直したいですか?
== 回 答 ==
最近私が分かってきたことのレベルが本当に価値ある内容になってきたので、もしこのレベルのことが分かった上で、やり直せるとしたら、会社をスタートした時点か、社会人スタートの段階に戻りたいとマジで思いますね(*^_^*)
== 解 説 ==
大学生の方からの質問なので、少し教訓的なことも含めて回答したいと思いますが、モノゴトの本質や世の中の動きの意味が分かってくると、正直、愕然とすることが多々あります。
そういうことが分かるまでにはかなりの経験と人との出会いとかも含めた運などが無いと難しいモノですが、私が今分かっていることのレベルはかなりのモノになっていると思うので、その理解を持って、もし人生をやり直せるとしたら、とにかく何年でもいいので、時間を巻き戻したいと思いますね。
いつでも望んだところに戻れるとしたら、会社をスタートさせたところか、社会人一年生に戻って、人生をリスタートさせたらとってもおもしろいと思います(^^♪
私もそうでしたが、若いころは、体力もあるし、自分レベルでは結構な成果が上がっていると思う変な自信があって、人の言うことに耳を傾けないわけですが、本当にもったいなかったと思います。
・・・まあ、理解力という点で、若い自分には理解の及ばなかっただろうということも想像はつきますが、もし私がずっと若い時点で今分かっていることを知っていたら、まったく別の人生を歩んでいただろうと思います。
ということもあって、最近は、私の考えをしっかり受け入れてくれる経営者の方に少しでもたくさん教えたりとか、今の私の考えを残していこうと思っています。
そして、人生の時間とかも結構考えるようになっても来ましたので、教えても無理そうな方とか会社、そして条件の整っていない相手には関わることを止めようなどとも思っています(笑)。
その分、心の通ったクライアントに、全力で関わっていきたいと思っているわけですが・・・あなたの場合はいかがでしょう? この質問に、どうお答えになりますか?
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2014年04月18日(金)更新
経営者のネット滞在時間
== 質 問 ==
経営者の方は一日にどれくらいの時間インターネットを利用されますか? また何に利用しますか?
== 回 答 ==
あるレベルを超えると便利なものは急に不便になるという現象がいろいろな場面で現れますが、おそらく売上げが上がり、企業規模が大きくなるにつれて経営者がネットを利用する時間はどんどん少なくなっていくと思います。
== 解 説 ==
最近、“ネットの利用時間はビジネスのランクが上がるに連れて少なくなるのではないか?”と思っていたのですが、そのお話をするのにちょうど良いタイミングなので、この質問にお答えすることにしました。というのも、「ネットは本当に便利なのか?」と最近強く感じることが多いからです(p_-)
ちなみに今、私は一日にどれくらいネットを利用するか?また、どれくらいPCを開いている時間があるか?ですが、iPhoneのおかげもあって、ネットの利用は、たまに気になるメールのチェックを入れる程度。一日のうち多くて15~20分といったところで、PCを開いている時間は、原稿を書いている時間(今も沖縄行きの飛行機で原稿を書いていますが)を除けば、おそらく一日数分ではないかと思います。
これ、みなさんからすると、かなり意外だと思いますが、自分で検索等をすることはほとんどありません(*^_^*) 誰が私の代わりにするか?と言ったら、スタッフや顧問先の方達や、その時私のそばにいる方達です(笑)。
メールの返信で長くなりそうなときは、ほとんどその場から電話を入れることが多いですし、メールでないとダメな場合は、秘書に代理で書いてもらっています。
当然私の所に来るメールには、秘書にもCC:を入れてもらっていますので、原則私はメールを読まなくても良くなっていて、返信が必要な場合には秘書から「返信されていますか?」と連絡をもらうことになっています。
このような仕組みにしたのは、一日のメールの量がかなりの分量になり、返信や対応に使っている時間がオーバーフローし始めて、なんとかしないといけないと感じたことからです。
ちなみに、メールって送ったら相手は必ず読んでいると思いがちですが、忙しく飛び回っている方ならおわかりのとおり、ある時にプツッと音がして、対応できなくなる時が来ますよね(笑)。
『「週4時間」だけ働く。』の著者ティモシー・フェリスさんではないですが、そうなると、読まなくても何とかなるという非常に面白い現象に直面します。ちょっと、危険なお誘い、たくさん来るメールはすべて読まなくても大きくは問題が無い・・・という、やってみた人だけが結果を通して知る真実の瞬間が訪れるのです。
もちろん、私の場合は、仕事が仕事なので、秘書に読んでもらってはいますが(~_~;) じつはこれ、頼まれた仕事も同じ感じになることも多々ありますので、注意深くこの回答を読んでいただけると良いと思います。
なぜ、こんなことが起きてしまうのかですが、多くの人にとってタダで使える便利なツールが一人の人に集中して集まると、オーバーフローして大変なことにってしまっているわけです。
言い方は乱暴ですが、タダだから気軽に使うコミュニケーションツールによって、そんなに大切でない内容までどんどんメールで飛び交ってしまうという現象が起きているのではないでしょうか・・・これに一々返信していたのでは、たまったモノではありませんよね(─_─)!!
まあ、最近流行っているコミュニケーションツールでやり取りされているほとんどの内容も、ビジネスレベル的に言ってどうでもいいことである場合が多いのではないかと思っています。
来たメールや便利なネットに時間を取られてしまって、一日のうちほとんど生産性の無い時間を、ビジネス先進国である日本中のビジネスマンが送っているようで、とっても嘆かわしい感じがするのは、私だけでしょうか?
さて質問ですが、もしメールが一通1000円だとしたら、あなたは一日何通のメールを相手に送ると思いますか? また、送るメールの内容はどれくらい重要度のあるものになると思いますか? さらに、世の中がどれくらいスッキリすると思いますか?
私は、自分の時間給や仕事の重要度を早くから感じていたので、意味なくネットに付き合うことはかなり早々に止めにしています。また、時間給の高い重要度の高い仕事をされているクライアントの社長さんにもそれを勧めています。
という意味で、経営者やビジネスレベルの高い方は(気がついた方から)どんどんネットに関わる時間が少なくなっていくのではないかと思っています。この回答、いろんな意味で参考にしてみてくださいね(@^^)/~~~
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2014年04月11日(金)更新
福島~栃木の温泉地を巡る100キロトレランで復興支援
しだいに陽気もよくなり、ランナーにとっては最高の季節が到来しましたが、来たる6月28日、東日本大震災復興支援の一環として、福島から栃木の温泉地を巡る100キロトレイルランニングレースが開催されるようです。
近年、経営者の中でも「趣味は走ること」と公言する方が増えていますが、とかく具体性にかける復興支援策も目立つなか、時代の空気感にマッチした、なかなか期待値の高い企画ではないでしょうか。
大会名には「東北復興の架け橋FUKUSHIMA-NASUロングトレイル~羽島、二岐、甲子、那須、板室~」といういささか長い名前が付いていますが(笑)、福島・栃木両県の観光協会などで構成する実行委員会が主催し、関東でのロングトレイルレースは初の試みとなる模様。
温泉地への「前泊を条件に参加者を募る」といいますが、参加費(宿泊費別)は一人2万円。18歳以上の男女800人を募集する意気込みなので、大会運営予算は1,600万円ということになります。選手を応援する家族や友人を入れると、温泉地への経済効果はそれなりのものになるでしょう。
東日本大震災以降、復興支援を名乗るイベントや施策は数々ありますが、実際に成果を上げたものはどのくらいあったでしょうか・・・。その点、この企画には具体性があるように感じます。
近年のランニングブームは東京マラソン他で実証済みですし、フルマラソンに飽き足らず、海外の100キロレースを目指すランナーも増加傾向にあると聞きます。実際、私が仲良くさせていただいている経営者の中にも、100キロレースの経験者が何人かいらっしゃいます(*^_^*)
もちろん、初年度から成果は上がらないかもしれませんが、こうしたレースは毎年続けることで、しだいに認知され、情報発信の仕方によっては、海外からも参加希望者が押し掛けるような名物レースに育たないとも限りません。
最近私のもとには、過疎地の打開策といった相談が持ち込まれることがありますが、設備投資に大金がかからないトレイルランニングレースなどは、ひとつのアイデアとしてアリだと思います。この大会が日本の景勝地や温泉地の勝ちパターンとなるかどうか・・・レースの行方とともに、大会運営の行方にも注目していきたいと思います(@^^)/~~~
2014年04月04日(金)更新
経営は「理論」か「体験」か
== 質 問 ==
理論からだけでは分からない、実際の経営を通して初めて知ったことや、体得できたものなどありましたら、教えてください。
== 回 答 ==
理論は目安なので、実際の仕事に合わせて全てチューニングする感じで取り組んだ方が良いということを実際にやってみて学びました。
== 解 説 ==
理論はとっても大事ですが、理論通りに物事が進むことはほぼ無いと思っています。
というのも、理論は仮説を基に作られたり、誰かが何かをやってこうなったから正しいということで後付けで作られていきますが、実際のマーケットは感情を持った人の集団行動を基に動いているわけですから、同じことをタイム差でやったとしても全く同じような結果にはならず、完全に失敗に終わることもしばしばあるからです。
よく・・・本を読んでやってみたけど、全然上手く行かなかった、だから本なんて役に立たないってやつですね(─_─)!!
理論通りにやってみて上手くいかないケースをもう少し解説すると、誰かがやったことをそっくりそのままやってもうまく行かない理由に、マーケットがその方法に慣れてしまうということがあります。
こういうのを「二番煎じ」と言いますが、二番煎じとはよく言ったもので、その手法なり方法が顧客から見ると新しさがまったくないという状況になってしまったということです。
ところが、その飽きてしまったはずの方法や手法でも、ちょっとひねってやり方をほんの少し変えてみただけで、最初にやった時よりも効果が上がるなんてこともあったりするわけです。
理論は大切ですが、その通り使ってもなかなか上手くいくものでは無いということを、私はこんな繰り返しの中で学んだと思います。
なので、今でもいろいろな理論を知ろうとはしますが、それがそのまま役に立つとは思っていない・・・何か変更を加えることで、変化する時代やマーケットに合わせて使うので成果が上がるということも同時に理解しています。
本を読むことはとっても大切ですが、本の通りにやってみたけれど全然ダメだった=役に立たない、なんて言わないで、理論にはアレンジが必要と覚えておいてください(*^_^*)
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2014年03月28日(金)更新
意外にウケた!? 魚型の「ビッグ醤油さしボトル」
都内でも桜が開花し、花見がてら外でお弁当など広げる機会も増えそうですが、コレ、水筒代わりにいかがでしょうか(笑)?
このフォルム、どこかで見たことありますよね・・・そうです! よく幕の内弁当などに付いてくる、魚のカタチをした「醤油さし」です。
キャラクターグッズやオリジナルグッズを販売する「EHARA」が、それをそのまま大きくし、お茶やジュースが入れられる「ペットボトル」として1個819円で発売したところ・・・Twitterなどで話題を呼び、今や品薄状態(@_@。 入荷待ちのネットショップも多々あるようです。
ウーロン茶やコーヒー、コーラなどを入れると、大きな醤油さしに醤油を入れて持ち歩いているように見え、それをゴクゴク飲むとまわりがビックリするわけですね(笑)。
私はかねてから、商品の「サイズ感」を変えると、人の感情が動き、そこにマーケットが生まれると教えていますが、お台場に出現した巨大ガンダムなどは最たるものです。以前、このことについて詳しく書いたブログがあるので、よかったらこちらもお楽しみください。
今の時代は「サイズ感」に加えて、「周囲の関心を引く」とか「話題になる」ってことが、ヒットにつながる重要なキーになっているわけですね(*^^)v
たとえば、花見の席にこんなペットボトルを持って登場したら、とりあえず「写真撮らせて」となり・・・数分後には、SNSサイトに投稿されているはずです。
もしかしたら、社長のシャレや思いつきが、意外なヒット商品につながるかもしれませんよ。この事例を参考に、楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2014年03月20日(木)更新
企業の採用活動について思うこと
来月には新人が入社してくるという会社も多いと思いますが、今回はあらためて、企業の採用活動について考えてみたいと思います。みなさんはどんなご意見をお持ちでしょうか? よかったら、一緒に考えてみてください(*^_^*)
== 質 問 ==
日本の大学生が早期から就職活動をすることや、今行われている企業の採用活動について、どう思われますか?
== 回 答 ==
これまでの社会構造や企業活動を支えるという意味で、必要に応じて今の採用の仕組みが生まれたわけですから、世の中が変化すれば、それに従って今の形もまた徐々に変化していくと思います。
== 解 説 ==
世の中の仕組みやシステムそしてサービスは必要とする需要(顧客の要求)に応じて開発され、それがマッチすると利用され、さらに広がっていきます。
そういう意味で考えると、これまで行われてきた新卒者が会社の開催する会社説明会に参加して、それから面接を繰り返し最終面接で内定が決まり、採用へと進む流れは、大量生産、大量消費に対応して企業がたくさんの大卒生を効率良く一気に採用する仕組みとして開発され、利用されて磨かれていったものとしてはとても良かったのだと思います。
企業活動は、常にコストとの競争を迫られるわけですから、一度に大量の学生を採用すれば、採用コストが抑えられ、その後必要な人材の教育に関しても採用からの流れに沿って一度に効率良くできるわけですから、年間を通して採用活動をして入社した人をそれぞれ教育していく場合のコストと比べて、それに当てる人間(採用・教育担当者)のコストなども加味すると、相当に効率が良くなるわけですね。
また、新卒者の採用は、それぞれの企業のカラーや理念などを浸透させるという意味でも、中途採用者と比べてはるかに楽なので、その後の定着率や離職率なども加味すると、企業にとって、かなり良い採用手段となっていたわけです。
最近ではその流れが一般の中小企業にも波及して、先ほどの会社説明会、数度の面接、内定、採用という流れは、かなり一般化したのではないかと思います。
この定着した採用の仕組みですが、それは企業が経営上その方が良いと判断して作られていったものなので、世の中が変化して企業の経営スタイルが変わると、それによってまた変化していくというのが流れだと思います。
ということで、今の採用の仕組みは、遅かれ早かれいずれ無くなっていくのではないかと思っています。
理由は、日本のマーケットが右肩上がりの時代を抜け、企業が必ずしも大量に・・・というか、一律に人を採用することを止めていくと考えるからです。
どんな形に変わるかは、私もとっても興味の湧くところなので、一緒に見ていきたいと思います。ちょっと視野の広い所からの回答でしたが、参考にしてみてくださいね(*^^)v
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2014年03月14日(金)更新
持ってる本を交換!? 「ブクブク交換」で広がる世界
常々お話しているとおり、私は大の「本好き」なのですが、本の価値を考える上で、ちょっとおもしろい取り組みがあるのをご存じでしょうか?
・・・それは、互いに持っている本と本を交換する「ブクブク交換」というリアルイベントなんです(*^^)v 物々交換ならぬ「Book×Book」交換。そのネーミングセンスにもちょっとヤラレました(笑)。
「ブクブク交換」とは、決められたテーマに合った本を持参して、自己紹介をかねた本の紹介をした後に、それぞれの本を交換するといういたってシンプルなコミュニケーション型ブックトークイベントです。イベントプロデューサーのテリー植田さんが2010年に発案し、これまで世界26都市で開催されたといいます。
日本国内では、カフェ、BAR、図書館、学校などで開催されているようですが、本を通じて参加者の人柄を知る絶好のチャンスになることから、新しい企業内研修や書店内のコミュニケーションツールとしても注目されているみたいです。
電子書籍もだいぶ一般化してきた感がありますが、やはり本好きとしては、印刷物としての本に限りない愛着を感じるわけでして(*^_^*)、もしかしたら、こうしたイベントが“本の新しい価値”を生み出すかもしれないと感じています。
本に「その人の読んでいる本がその人を表現する」という切り口を与えたことで、本は単なる本ではなくなるのです!(^^)! そう考えると「交換」というキーワードは、他業界にも応用がきくかもしれませんね。
現代人はSNSなどで自分と趣味や感性の合う人と繋がることには慣れていますが、「自分では絶対に選ばないもの」との出会いはリアルにしかありませんし、人はなかなか「自分の好み」以外のものには、身銭を切れないものなのです。
ですから、偶然の出会い・・・新たな分野との出会いを上手に演出すれば、マーケットの掘り起しは十分可能だと思います。本にしても、初めてその作家の作品を読んでおもしろければ、他の作品も読みたくなりますよね? そうやってマーケットが広がっていくのです。
考案者は「本と出合うだけでなく、本を通じて人を知ることが真の魅力」と語っていますが、この事例をヒントに、自社にもできることはないか、楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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