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2014年07月25日(金)更新

​深夜1時まで開いているおとなの図書室が渋谷に!?

私も本は大好きですが、渋谷にちょっとユニークな図書館ができたようです。その名も『森の図書室』。オープンは18:00~深夜1時までで、お酒や軽食とともに読書を楽しめる“おとなの図書室”なんです(*^_^*)





じつはここ、流行りの「クラウドファンディング」で資金調達をしたそうで、オーナーの森 俊介氏が中学の頃から抱いていた「図書室をつくりたい」という夢に賛同した方々から953万円の出資を集め、めでたくオープンにこぎつけたのです。

今年の4/25~5/29までの約1ヶ月で、1,737人の出資者が集まったそうですが、クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」でも国内最多の出資者数で、953万円という出資額も、同サイトで3番目に多い額だといいます。

一人当たりの出資額は500円~最大15万円、1万円の出資者が全体の約35%を占めるそうですが、年齢層も10代~60歳以上と幅広く、中には海外在住の方もいるみたいです。

出資者は無料、一般客は500円で利用でき、飲食代は別にかかるものの、本の貸し出し(2週間~1ヶ月)も無料だそうですから、1万円程度で、渋谷に「ゆっくり本を読める場所」を持てると考えたら、安い投資じゃないでしょうか。

また、お酒を飲みながら、音楽が流れる空間で、利用者同士が本について語らうなんてシーンもめずらしくないようですから、単なる図書室というより、本好きのコミュニティスペースとして、今後ますます認知されていくように思います。

このブログを読んで、「うちの近所にも!」なんて考える人が増えそうですが(笑)、今やアイデアさえよければ、こんなふうにお金を集めて、夢を叶えることができるありがたい時代です。あなたも自由に発想を拡げ、世の中に素敵な空間を増やしてみませんか(@^^)/~~~

2014年07月18日(金)更新

社外役員の活かし方

梅雨も終盤・・・蒸し暑い毎日が続きますが、夏休みモードに入る前に、秋以降の戦略をしっかり固めておきたいものです(*^_^*) 今回は人事に関するこんな質問が届いたので、一緒に考えてみることにしましょう。
 
== 質 問 ==
 
地方の有名企業の三代目です。先生が考える社外役員の活かし方について教えてください。
 
創業者の時代から常に何人かの社外役員がいるのですが、正直、役割などがよく分かっていないので、人選の基準やそもそも必要なのかも考えているところです。よろしくご指導ください。 
 
== 回 答 ==
 
社外役員の役割は、広く社外から見て当社が向かおうとしている方向が正しいかどうかをフィードバックしてもらうこと、営業や将来のビジネス発展のために人脈を広げてもらうこと、人事面では、主に上位役職者である部長や役員の人事が適正かなどをフィードバックしてもらうことだと思っています。
 
== 解 説 ==
 
社外役員の仕事は何かという質問ですが、回答したように、経営面ではビジネスの方向性が正しいかの意見をもらう、実際の業務に即しては、人脈を繋げてもらう、人事面では上位役職者の適正についてフィードバックしてもらうなどが良いと思います。
 
経営者の立場だと、事業や人に思い入れがあるために、本当はしなければいけない経営判断がなかなか進まないという問題が起きますから、そこに歯に衣を着せない意見をぶつけてもらえる人を当てられると良いと思います。
 
経営者同士なら、他人事だとはっきり良い悪いが分かるし、言えるので、友人同士でお互いに社外役員になりあうなどの関係が作れると良いかもしれませんね。
 
また、役割もいろいろあるので、各部門を担当してもらうことを前提として、何人かの社外役員を置いて、経営に協力してもらえると良いと思います。
 
社外役員制度について、私が以前コンサルした会社で上手く使っているなと思った事例を紹介すると、人事面で上位役職者の昇格・降格人事に際して意見を言ってもらうという使い方です。
 
このレベルになると一線級の経営者を社外役員にしておかないと説得力が無いので人選には注意が必要ですが、引導を渡す役割も担当していましたね(@_@;)
 
もちろんこの場合は、経営会議にも常に参加してもらうことが条件ですが、先ほども言ったように、こういう関係を信頼のおける経営者同士で相互にするというのも良い案だと思います。
 
ちなみに、私も現在顧問先や出資している会社を中心に、数社の社外役員をしていますが、その役割もいろいろで経営者の方としっかり話し合いながら担当しています。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~
 
 
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v

2014年07月11日(金)更新

見知らぬ5人で一緒に夕食!?「ファイブシート」という発想

今週は大型台風の行方に気を揉みましたが、東京はまさに台風一過。気温もグングン上昇しているようです。ちょうど週末ですし、今夜はビールが美味しいことでしょう(*^_^*)

 

そんな中、ちょっとおもしろいサービスを見つけました。株式会社ブライトテーブルが運営する「ファイブシート」なんですが、仕事帰りにご飯を食べて帰りたいという人を募り、「見知らぬ人5人1組で1時間の夕食をいただくための食卓をセットする」というサービスなんです。

 


 

「経営はどんどん簡単になっている」・・・じつはこれ、最近私がよく言うセリフでして、世の中のインフラはどんどん整備され、物流や通信手段も整い、無料で利用できるツールもたくさん誕生しているんだから、それらをもっと積極的に活用すべきだと言いたいわけです(*^^)v

 

TwitterFacebookLINEなどもそうですが、せっかくこの時代に経営者をしているのですから、上手く使わない手はありません。この「ファイブシート」も、Facebookというツールがあればこそ、アイデアを素早くカタチにできたのかもしれませんね。

 

利用希望者がFBからエントリーしておくと、開催場所の案内が届くしくみになっていて、約1時間の食事(ワンドリンク付き)で、参加費は2,000円という手軽さもウケているようです。

 

当初は東京・渋谷エリアで、20時と22時の1日2回の開催だったところ、今月から新宿・銀座へとエリアを拡大しているところをみても、世の中のニーズを巧みに汲み取っていることがわかります。

 

前もって友達と食事の約束をしても仕事が終るかどうかわからない、かと言って一人で夕飯を食べるのもちょっと寂しい・・・そんなニーズを満たす、心にくいサービスだと思いませんか?

 

さらに、初対面同志でご飯を食べるというワクワク感もあり、意外なほどにリピーターが増えているんだそうです。

 

そう考えると、こうした発想は、他業界でも集客のヒントになるかもしれません。この事例を参考に、ビールでも飲みながら、あれこれ発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

2014年07月04日(金)更新

普段身につけているモノへの思い入れ

早いもので、今年も下半期がスタートしましたが、こうした節目の時期には、自分自身を冷静に振り返ることが重要だと思います。そんな中、ちょっとおもしろい質問が届いたので、お答えしてみました。よかったら、参考にしてください(*^_^*)
 
== 質 問 ==
 
石原先生はとてもおしゃれで、服装や持ち物にもかなり気を遣われていると思いますが、普段身につけているモノで、思い入れのあるモノはありますか? 
 
== 回 答 ==
 
いつからそうなったか覚えていないですが、基本的に思い入れの無いモノを身につけることはありません。
 
== 解 説 ==
 
今回の質問は、自問自答してみて面白かったので掲載することにしたのですが、基本的にというか、ほぼ絶対に気に入ったモノ・思い入れのあるモノを選んで身につけているので、身につけるモノで思い入れの無いモノは無いという感じです(#^.^#)
 
もちろん思い入れの度合いもありますし、付けなければならない・・・あるいは何らかの理由があって使っているものなどもありますので、正確には意味の無いモノを身につけることは無いということです。
 
ですから、漠然と・・・とか・何となくとか・仕方がないのでとか、という理由で、ぼ~っと何かを身につけたり使ったりということはありません。
 
身につけたりするモノの他に、例えば、出張に行く時に使う乗り物や宿泊するホテル、もっと言うとどんな人に会って、どんな人には会わないかということなども、かなりハッキリとした理由で選んでいるので、毎日かなり楽しく過ごしている感じだと思います。
 
こんなことを書くと、誤解されてしまう可能性があるので、もう少し詳しく説明すると、選ぶ理由はわたしのセンスに叶ったもので、自分が気持ちいいと思ったことを基準にしていますので、決して値段が高いだとか・有名だとか・ブランドだからというだけの理由ではありません。
 
なんとなく基準はと言えば、おそらくデザインや質感などがベースになっていると思いますが、高額なモノだって全然イケてないモノもあるし、すごく安くても良いなと思うモノはず~っと身につけていたり、使ったりしています。
 
石原ウォッチャ~の方は結構私の身につけているモノを探してきて「同じの買いました~」なんて言われる方も多いのですが、マネされる方はみんなおしゃれになっていく感じですね(p_-)
 
なぜ、そうなったのかということについて、いろいろな理由を考えたのですが、きっと、自分が気に入ったモノを使ったり、身につけることで、気持ちが良いから、そして気持ちが良い自分がいることで、自分の才能や能力が使われやすいことをなんとなく体感していったからだと思います。
 
私はコンサルですから、顧問先の社長と面談したり、企業に伺って経営会議やPJ会議に出たりするのですが、その時に最高の自分がいた方が顧客に対して最高のパフォーマンスを発揮することができるので、いつからか自分が気持ち良いこと・モノを優先してやるとか身につけるということになっていったように感じています。
 
ということで、みなさんも、いつも最高の自分でいることで、最高のパフォーマンスを発揮するために、こだわりを持って身につけるモノやすることや場所を選んでみてください。きっとすごく良いことが起こると思います!
 
 
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2014年06月27日(金)更新

2014年前半ブログで話題のキーワードランキング

早いもので、今年も半期が過ぎようとしていますが、こうした節目の時期には、各社から色々なランキングが発表されます。常に高いアンテナを立てておくことを必要とされる経営者としては、一応チェックしておいたほうがいいかもしれません(*^_^*)

 

私もブロガーなので()、アメブロ(アメーバブログ)を運営するサイバーエージェントがまとめた、「2014年前半 ブログで話題になったキーワード調査」の結果に目が留まったのですが、なんでも同社がブログデータ7,000万件から分析した調査結果だそうなので、とかく審査員の思惑が絡みがちな「◎◎大賞」などより、純粋に世の中の傾向がわかるかもしれませんね。

 

 

さて、気になる「2014年上半期流行語」ベス5は・・・

 

1位:「消費増税」(540,758件)

2位:「アナと雪の女王」(112,494件)

3位:「妖怪ウォッチ」(47,762件)

4位:「妊活」(34,138件)

5位:「STAP細胞」(29,109件)

 

1位の「消費増税」は、2013年後半に首位になった「倍返し」と比べても約4倍の件数だそうで、同社は「増税前に何を買ったかなど、駆け込み需要に関する投稿が多かった」と分析しています。

 

2位の「アナと雪の女王」については、私もオフィシャルサイトのブログ「経営のヒント」に書きましたが、いまだに興行成績を伸ばし続けているようですから、今年の年間ランキングでも、おそらく上位にランクインするんじゃないでしょうか。

 

続く3位のニンテンドー3DS向けソフト「妖怪ウォッチ」には、私もかねてから注目していましたが、昨年7月に発売後、テレビアニメ化やグッズ展開といったメディアミックス戦略が功を奏し、発売から46週目で100万本を突破する異例の大ブレイクとなりました。

来月(20147月)には、「妖怪ウォッチ2 元祖」「妖怪ウォッチ2 本家」と2バージョンの新作発売が決定しているようですから、人気はまだまだ続くんじゃないでしょうか。

 

私は好奇心旺盛な性格で、ある意味“ミーハー”な部分もあるので、世の中で起きているありとあらゆることが気になるのですが()、経営者の方々にお会いすると、みなさんお忙しいこともあり、ご自分の仕事や業界以外のことに、あまり関心を持たない方が多くてビックリしてしまいます(@_@

 

しかし、今は時代のスピードが速いので、ひとつのビジネスの寿命はどんどん短くなっていきますから、経営者が「キョロキョロ」するのも、大事な仕事のひとつかもしれませんよ。ぜひ楽しみながら、世の中を広く眺める習慣をつけてほしいと思います(@^^)/~~~

 

2014年06月20日(金)更新

情報を拾捨選択する目を養う

今朝の日本戦、どちらでご覧になりましたか? FIFAワールドカップが開幕し、寝不足気味の方も多いかもしれませんが(笑)、ちょっとおもしろい質問が届いたので、あなたならどうお答えになるか、よかったら一緒に考えてみてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
数々の企業と接しておられる石原先生だからこそ、様々な業種・業界の「今」を知ることができるのだと思うのですが、一企業のビジネスマンが、本・ネットなどの情報を拾捨選択する目を養うためには、何をしたらいいのでしょうか? 
 
== 回 答 ==
 
情報の取捨選択眼を養うためには、興味や思考の枠を広げること、ビジネスの話が聞ける機会を増やし、興味を持ったら掘り下げること、類似するビジネスを常に想定して考えること、などが有効だと思います。
 
== 解 説 ==
 
情報の選択眼については、今回の質問で改めて自分のことを考えて分析してみました。
 
で、こんな感じなのかなぁ~ということを回答しましたが、いろいろな情報に触れていないと選択眼は持てないので、広く情報収集することが必要で、そのためには興味の分野を狭くしないことが重要だと思います。
 
一般的なビジネスマンの方は自分の領域には興味を持っていますので、人の話に聞き耳を立てますが、違う分野で関係ないと思ってしまうといきなり興味のスイッチを切ってしまって脳を停止状態にしてしまいます。ですが、それはとてももったいないことだと思います。
 
もしかしたら将来その分野の話を知っていたらすごいプラスがあるかもしれないわけですからね。・・・情報の選択眼を養うためにも将来のためにも、興味や関心は広げておくと思っていてください。
 
と考えると、本などの知識や情報はとっても大切ですが、生でビジネスの話を当事者から聞ける機会というのはとっても重要ということになりますよね。
 
その時になるべく掘り下げて質問することを心がけてください。また、分かるまで聞くという姿勢が大切なので、相手に気に入られるためのコミュニケーション力も大切ですね。
 
そして、最後にこれが秘訣かなぁ~ということを書きますが、私の場合常に、いろいろなビジネスの話を聞くときに、このビジネスはこの仕事とそっくりだなぁ~というように、類似するビジネスを想定しながら話を聞いたり考えたりしているようですが、これは情報の選択眼を養う上で、とっても良いのではないかと思います。
 
・・・質問されたので、改めて自分のことを考えたのですが、たぶんこれは情報だけでなく、ビジネスの選択眼を養う上でもとっても良い方法なのではないかと思います。
 
たとえば私は、Web制作会社とリフォーム会社は経営的にとっても似ていると思っていますし、塾と歯科も共通点がとても多いと思っています。また、業界は違ってもそこで起こる問題はほぼ同じだと思っている業界などもたくさん知っています。
 
ということは、ある業界にこんな変化が起きて結果こうなったという事例をつかんでいれば、類似する業界でも同じ結末を向かえるだろうなどということが分かってしまうということですね。
 
どうも、そんな感じで結果的に人から見てすごい選択眼を持っていると思われている感じがします。なので、この辺を参考にトライしてもらったら良いのではないかと思います。チャレンジしてみてください(@^^)/~~~
 
 
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2014年06月13日(金)更新

アルバイトを正社員として登用する際の注意点

FIFAワールドカップが開幕し、イマイチ仕事に集中できない・・・なんて方もいらっしゃるかもしれませんが(*^_^*)、今回は採用に関する質問が届いたので、取り上げてみることにしました。よかったら、参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
アルバイトとして採用した人材の正社員登用の際の注意点等あれば、ぜひお教えください。
 
== 回 答 ==
 
私の考える採用のセオリーは、採用の決定は慎重に、未採用の決定は素早くです。
 
== 解 説 ==
 
今回の相談は、アルバイトの方の正規社員への登用の話ですが、お答えしたように、くれぐれも慎重にされるとよいでしょう。
 
一度採用してしまうと元に戻すことはかなり不可能に近い感じになり、会社にとってその方がマイナスになった場合には、苦労して退社してもらうということになります(ー_ー)!!
 
今、アルバイトということでとりあえず働いてくれているのであれば、こちらから社員になりませんか?という投げ掛けは、当面(・・・というか可能な限り)しなくても良いのではと思います。
 
というのも、失礼ながら、おそらくこの質問をされている方の会社はそんなに大きくなっていないのではないかと思うからです。
 
・・・ということは、まだ組織化や採用についてあまり経験や知識が無く、目の前に良い人がいるので、社員になりませんか?といった具合に考えたのではないでしょうか。
 
こういう会社の場合は、良い人がいたからといって、どんどん採用に踏み切る必要はないと思います。
 
その方を今回社員採用してしまうと、次に採用しようと思うまで(・・・採用できる経済レベルになるまで)には少し時間がかかると思いますから、今回は無理に社員化せずに、将来に備えて採用の枠を空けておいた方が良いと思うからです。
 
もちろん、その方がスペシャルで社員化しないと辞めてしまうなどいろいろな理由がある場合は別の選択をしないといけないわけですが、いずれにしても、採用は慎重にされるに越したことはないと思います(*^^)v
 
 
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2014年06月06日(金)更新

ますます盛り上がるフランスの「ジャパン・エキスポ」

唐突ですが、毎年フランスで開催されている「ジャパン・エキスポ」というイベントをご存じでしょうか? 

 

今年も「ジャパン・エキスポ2014

が、72日~6日の5日間、パリで開催される予定ですが、日本のポップカルチャーを紹介するこのイベントは、もともと日本のアニメや漫画の大ファンであったフランス人男性3人が2000年に立ち上げたもので、今年で15周年を迎えるのだそうです(@_@
 


このイベント、15年目にしてますますの盛り上がりを見せているようで、会期も従来の4日から一日増やした5日間となり、さらに、日本からの出展企業は、アニメやゲームの制作会社をはじめ、アパレルメーカーなど約150社にのぼる予定で、昨年より約70社も増えているといいます。

 

昨年の来場者数は約23万人だったようですが、今年はそれを上回る26万人の来場を見込んでおり、日本の伝統文化の発信にも力を入れる予定で、寿司やたこ焼き、丼ぶりなどの作り方を目の前で実演するブースを設けたり、兵庫県尼崎市の非公認キャラクター「ちっちゃいおじさん」などのゆるキャラを呼ぶなど、工夫に余念がありません。

 

自分が主催者だったら・・・と想像してみるとわかりますが、ひとつのイベントを15年も開催し続け、しかもどんどん盛り上げていくって、そうたやすいことではありませんよね。創立者の一人はイベント運営会社の最高経営責任者みたいですが、日本への“愛”がなければ、なかなかできないことです(*^_^*)

 

「グローバル化」などという言葉も陳腐に聞こえる時代になりましたが、情報発信の“勘どころ”として、このイベントには、学ぶべき点が多いと思います。もっといえば、こうしたイベントが、なぜ日本人にできなかったのか・・・ちょっと悔しい気もします(―_―)!!

 

これからの時代、経営者は国内はもとより、世界に向けて、自社商品や自社の文化を発信していかなくてはなりません。そうした意味からも、同イベントの成功は、研究すべき事例であるように思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~

2014年05月30日(金)更新

若者の車離れに歯止めを!? トヨタとニューバランスのコラボカー

最近、若者に欲しいものを訪ねても、「車」と答える人はめっきり減っているようですが、そんななか、トヨタはスポーツブランドの「ニューバランス」とタッグを組み、オリジナルコラボカーをつくったようです。2つ並べると、一瞬「えっ?」って感じの絵づらですよね(笑)。



  



このコラボカーは、当面イベント会場などでの展示用に使われるようですが、トヨタの若者向け販売系列「ネッツ店」では、今年2月に発売されたニューバランスジャパンの新作スニーカーのデザインに、イメージカラーの「トヨタブルー」などを取り入れたコラボシューズをつくり、キャンペーン用の販促品として活用するみたいです。

スニーカー欲しさに車を買う人がいるかどうかは謎ですが(笑)、これまで車にまったく関心のなかった人たちに振り向いてもらうためには、このくらい大胆なインパクトがないとムリでしょう。

同社は昨年10月にも、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルをイメージした特別車を発表しました。ガンダムをよく知らない上層部はかなり難色を示したらしいですが、販売実績は予想を上回るほど好調で、特設サイトの登録者数の約2割は、現在車を持たない「新規客」だったそうですよ(*^^)v

また、今年5月からは、最近また世間を騒がせている「AKB48」とタッグを組み、トヨタ系列の販売店でイベントなどを展開中ですが、これまでとは違った客層が販売店を訪れているみたいです(*^_^*)

こうした事例をどう読むかですが、「所詮、大手同士の話でしょ」と他人事として捉えるか、自分の経営脳に刺激を与えるための「材料」と捉えるかによって、まったく変わってくると思います。

これから少子高齢化が進む日本において、パイの奪い合いになるのは、どの業界においても同じです。これまで自社に関心を持ってくれなかった層にどうアプローチするか・・・その発想を刺激する材料を探す! ぜひそんな目で世の中を楽しく眺めてみてください(@^^)/~~~

2014年05月23日(金)更新

社長が「一担当」となって動き回っている会社


あっという間に5月も月末が近づいてきましたが、経営者たるもの「忙しくて当たり前」だと思っていませんか?
ちょうどよい質問が届いたので、今回は「社長の在り方」について考えてみました(*^_^*)


== 質 問 ==
 
「事業責任者と経営者を分ける」ということに関連するのですが、弊社はまだまだ社長の経験と人脈に依るところが大きいため、社長が一担当となって動き回り、引き継ぐ者がほとんど育っていないことが先の不安となっています。
 
一人一人が抱える仕事量から、厳しいと思いますが、将来に向けた取り組みも必要かと。何か案はございますか?
 
== 回 答 ==
 
会社が赤字なら今のままとにかく黒字に持っていくことを考えた方がいいです。黒字の場合はまったく逆で、一日も早く経営者が担当を抜けることを考えて、適任者の採用なり教育に舵を切ることです。
 
== 解 説 ==
 
この質問への回答は、御社の経営状態によって全く異なります。それは、企業が黒字なのか赤字なのかによって現状で取るべき選択がまったく逆になるからです。ですから、この質問に対する回答は2つあると考えてください。
 
まず赤字もしくは、経営がまだまだ不安定な状況にある場合は、とにかく黒字化すること経営を安定させることが優先順位の一番に来るので、社長も現場で売上げを上げる陣頭指揮を執り、現場を動かしていくことに集中すべきです。
 
どこまで頑張るか、そして経営上での余裕の持たせ方ですが、決算を基準にした今期の売上げで、完全な黒字化さらには人を採用して教育に移っても当面大丈夫というところまで黒字化に余裕を持ってしまったらいいと思いますので、現場で頑張る目標はその辺になりますね。
 
単に黒字ではなく、かなりの余裕を作って経営者が現場を抜けるように持っていくという感じですが、そこが分かっていると目標に向かう気持ちもハッキリしますよね(*^^)v
 
一方、現状が黒字で、なおつ経営状態が内部留保などもしっかりあって安定している場合であれば、一日も早く社長が現場を抜けるべきでしょう。ですから、現状の社員が教育しても育たず、なかなか自分が現場を抜けることが難しいと判断した場合には、適任者の採用や、必要であればそれに伴う人の入れ替えなどに着手すべきです。
 
現状の経営状況が良いにも関わらずこういう段階に入っていないのであれば、それは経営者の認識が「かなりまずい」ということになりますので、待ったなしで行動に移ってください。
 
経営にはタイミングがとても重要で、経営が安定しているからといって油断していると思わぬ内部要因(主力メンバーが辞める、引き抜きにあう・・・etc)・外部要因(主力取引先の経営が悪化して注文がなくなる・・・etc)によって急に経営状況が変わったりするものです。
 
良い時にさらに良くするための決断は意外に難しいので、しっかりした判断で経営を進めて行けるように心がけていくと良いと思います。よかったら、参考にしてください(*^^)v
 
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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