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2015年03月26日(木)更新

仕事の質を上げるための上手なスケジュールの組み方

関東地方でも桜が咲き始めました(*^_^*) 陽気が良くなると、気持ちも前向きになり、積極的に予定を入れていきたくなったりしますが、ちょっとおもしろい質問が届いたので、今回は「スケジュールの上手な組み方」について、考えてみたいと思います。よかったら、参考にしてください。
 
== 質 問 ==
 
スケジュールを組んでも、急ぎの仕事をこなして手一杯になってしまいます。先の仕事や、新しい仕事、取組み、質を上げる時期を確保するためには、どうやってスケジュールを組み、どうやって実行していけばよいか教えてください。
 
== 回 答 ==
 
スケジュールを上手く作るコツは何をするか、何をしないかをルール化し、1日のスケジュールを詰めすぎないで80%以内に抑えることだと思います。
 
== 解 説 ==
 
この質問の状況を考えると、スケジュールを上手く組めない一番の原因は、自分がすべき仕事としなくて良い仕事(=してはいけない仕事)の区別が上手くできていないことだと思います。
 
発生する仕事を・・・しかも発生順に全て自分でやろうとすると、流石に無理があるので“本来したいと思っていた仕事がまったくこなせなくなる”という状況に捕まってしまうと思います。
 
こういう場合にまず必要なことは、発生する仕事をすべて自分でやろうとしないで、しなくても良いと思われる仕事をピックアップし、やらない癖を付けることですが、そのやらなくて良い仕事を見つける方法は、数日間~10日位で良いので、一日の終わりに今日何をしたかを書き出して、実際にどんな状況で日々を過ごしているのかを確認するとよくわかると思います。
 
こういう形で冷静に自分のやっていることを眺めると、日々発生している仕事の中で、実はかなり優先順位の低い事柄までも、その時々で感情的になってしまってやっているとか、重要度を無視して行動してしまっていることなどがわかってくると思います。
 
そして、実はそういう仕事をしなくても結構体制に影響がないので、発生したからといってすぐにやらなくても大丈夫だろう・・・ということなどがわかってくると思います。
 
また、それとは逆にこういう仕事は発生したら大変なので、他を止めてでもすぐ取り掛かるべきだという項目も見えてくると思います。
 
やるべきこと、やらなくても良いことを確認したら次に意識することは、1日のスケジュールを実際に決める場面で、要件を持ち時間いっぱいまで詰めてしまわないこと・・・空き時間が無いほど予定を詰めてしまわないことです。
 
スケジュールを作るコツは、1日の予定をおおよそ80%までで止めておくこと・・・つまり20%はバッファとして時間を空けておくことです。
 
この20%の余裕が調整作用として働いて、優先順位が高い項目がいきなり発生しても余裕を持ってこなすことができるようになるということです。ぜひトライしてみてください(@^^)/~~~
 
 
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2015年03月20日(金)更新

三越伊勢丹HDが幼児教育事業に参入!? ワンランク上の「cocoiku(ココイク)」とは

このところ一気に春めいてきましたが、この春から、三越伊勢丹ホールディングスが、未就学児を対象にした教育サービスに参入するのをご存じでしょうか?
 
世界に通用するクリエイティブな人材を育てるべく、美術・映像・ダンス・インターネットといった65種類のカリキュラムを揃えた「cocoiku(ココイク)」は、3歳~6歳児を対象に、一般的な習い事の枠を越えて展開するようです。
 




さすが、ファッションの世界で先進的な提案を続けてきた伊勢丹新宿本店によるプログラムだと思いますが、料金は10回で6~7万円と少し高めの設定で、ワンランク上の層を対象にした事業であることがよくわかります。
 
ご存じのように、日本はますます少子高齢化が進みますが、他社と十分差別化できるプログラム内容であれば、結構人気を呼ぶかもしれませんね。
 
しかし、それよりもっと大きなメリットは、同社がこの事業に参入することで、クリエイティブな世界に関心があり、経済的にも多少のゆとりがある親たちを集められることでしょう。感性や情報感度の高い親世代を顧客化できれば、本体である百貨店事業にも良い影響が出てくるはずです(*^_^*)
 
私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の今月の勉強会は、「企業の未来をつくる多角化・事業化のススメ その1」というテーマでお話したのですが、ビジネスの寿命が短くなっているこの時代に、本業だけで生き残れる企業は極めて少ないと思います。
 
そうした視点でこの事例を眺めると「なるほどなぁ~」と思えてきませんか? 経営者の一番大切な仕事は「会社の未来を創ること」です。本当の意味でクリエイティブな社長という仕事を、思う存分楽しめるようになりたいですね(@^^)/~~~

2015年03月13日(金)更新

仕事を上手に部下や他人に振る方法

年度末も迫り、経営者のみなさんはかなりお忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、そんななか、ちょっとおもしろい質問が届きました。あなたはどんなふうに、部下やブレーンを使っていますか? 一度冷静に見直してみるのもいいかもしれません(*^_^*)
 
== 質 問 ==
 
仕事を上手に部下や他人に振る(やらせる)方法を教えて下さい。相手に遠慮して自分の時間が確保できなくなることがあります。相手が手伝いたくなる言い方、お願いの仕方があったらぜひ教えてほしいです。
 
== 回 答 ==
 
仕事を相手に振る時の心構えで、往々にして間違っているのは“相手はそれを迷惑だと思っている”ということです。この気持ちを変えない限り、上手くまわりに仕事を振ることはできないと思います。
 
== 解 説 ==
 
仕事を部下や回りに振れない方の一番の問題は、仕事を振る事でまわりが迷惑するという思考です。なので、こちらの質問の方の書き方も仕事を振るのに遠慮するとか、お願いするって書いてありますよね(─_─)!!
 
また、ちょっと違ったパターンで“詰まる所自分が活躍したい”ので、とか“人が信用できない”ので、なかなか仕事を人に任せられないという方もいますが、こういう人にも詳しく聞いてみると、根底には結構仕事を頼むことに関して=相手に迷惑をかける・・・だから嫌われる・・・という感じにとらえている場合が多いようです。
 
実は、この仕事を頼む・振る事を相手の迷惑と考える思考が、そもそもの仕事を部下やまわりに依頼できないかなり大きな原因なのです。
 
では、どういう思考に切り替えたら良いか?ですが“仕事を振られた相手は実は凄く喜んでいる”もしくは“将来すごく喜ぶはず”と考えるべきです。
 
それから、仕事の振り方についてもこの思考に沿って考え方を変更するべきで、なるべく親切に振るよりも、言い方はストレートですが“乱暴に振った方がより喜ぶ”とかできる限り“丸投げした方が良い”と考えるべきです(*_*)
 
これ“え~!”っと思った方が多いと思いますが、実は部下や仕事を依頼する相手(・・・この括り(くくり)を一般的に言うと人間全般ということになりますが(#^.^#))は“基本人から誉められたい”とか“賞賛されたい“と考えていて、誉められる機会を潜在意識的には求めているからです。
 
それから“自分は結構凄いよな”とか“イケてるじゃん”と自らも思ってみたいので、そういう機会があると張り切って仕事をしようとする性質を心の底では持っているのです。
 
・・・これって、依頼した仕事を、イヤそうにやってる割にはできた時に誉めたりすると“これくらいならいつでも大丈夫ですよ”なんてカッコつけて喜ぶなんて時に垣間見られる行動や思考ですよね(p_-)
 
ということは、人は誉められたい、自分を認めてもらいたい、自分自身でも自分を認めたいと思っているということなので、仕事を振る=その機会を与えてあげている=相手が喜ぶ行為ということになるわけですね(#^.^#)
 
そしてこの行為は同時に、部下に成長の機会も与えていることになるので長期的にも、とっても良い上司ということになるわけです。
 
反対に、部下を思いやり、仕事を振らないで自分でやってしまう上司は=仕事を依頼してくれない=活躍する場所を与えてくれない=ヤナ上司ということになりますね(─_─)!!
 
なおかつ“こんなアバウトな依頼でも出来ちゃうんだ~!”とか“すごい!全部自分で考えて成果出しちゃったんだ!”みたいに、乱暴な依頼や丸投げでも・・・否、乱暴な依頼や丸投げの方がより賞賛が得られるわけですから、その方が相手は喜ぶということなんですね(@_@;) そのうえ、成長も早いですよね(#^.^#)
 
今回の回答、これ以上書くと結構長くなってしまう(え~と、本一冊位になったりして…笑)ので、思考のスタートやヒントと捉えてもらって、この問題について、ちょっと深く思考してもらうと面白いと思います。よかったら、参考にしてください。
 
 
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2015年03月06日(金)更新

スポーツウェアを農作業着に!? ミズノの新戦略

3月に入り、だいぶ春めいてきましたね(*^_^*) 陽気が良くなると、自然と体を動かしたくなったりするものですが、スポーツ用品のミズノ(美津濃株式会社)は、スポーツ以外の販路拡大に懸命なようです。
 
まずは、アウトドア用雨具を、消防や農業に従事する人向けに売り込む戦略だそうですが、スポーツ以外での市場での売上げを、2016年には2013年の約3倍に当たる1万着という計画を立てているみたいです。
 




考えてみれば、スポーツウェアの世界は、かなり過酷な競争状態にあります。多数の人気ブランドに加え、ファストファッションメーカーのスポーツウェアもなかなかのグレードですから、その中で勝ち抜いていくには、多額の広告宣伝費も必要になってくるでしょう。
 
しかし、視点をちょっとズラして「作業着」となれば、一気にライバルが少なくなります。同社が地道に培った機能性を丁寧にアピールすれば、かなりの優位性があるように思えませんか?
 
もちろん、そこに気づいているのはミズノだけでなく、アウトドア用品大手のモンベルが、農機メーカーのクボタとの連携を決め、クボタは農機販売会社を通じてウェアの販売を始めました。
 
同じくヤンマーも、あの佐藤可士和さんをクリエイティブディレクターに迎え、有名デザイナーが手掛けたウェアを販売していますが、ミズノのウェアの機能性と価格競争力を強みにすれば、まだまだ勝ち目があるように思えます。
 
同社はこれまでも、スポーツ以外の販路を強化してきた経緯があり、スポーツ用のアンダーウェアに採用していた独自の吸湿発熱材を使った寝具や、野球用をもとに、伸び縮みしやすい紳士用ベルトを開発したりしてきました。
 
それに続いて、今度は「作業着」としての需要を掘り起こそうと、消防関係には地方自治体を通じて、農業関係には農協との連携を強めながら、販路を拡大しているというわけです。
 
もはやどの業界でも、単一マーケットでは生き伸びていくのが難しい時代です。この事例を参考に、自社製品にも、まだまだ違った需要はないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

2015年02月23日(月)更新

中小企業の社長の「時間価値」~後編~

昨年私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の定例勉強会で“経営者の時間価値”というお話をしたのですが、参加者から突っ込んだ質問が届いたのでお答えしてみました(*^_^*)
 
この内容、かなり面白いというか、重要な内容になると思うので、2回に分けてお答えすることにしたのですが、今回はその後編をお届けします。
 
== 質 問 ==
 
石原先生の「時間価値」のお話を聞いて目が覚めた思いなのですが、中小企業の社長、もしくは役員は、時間当たりのコストは平均でいくら位だとお考えでしょうか? 
 
また、時間価値を個人的に上げていく習慣についても、何かアイデアがあれば教えてください。
 
== 回 答 ==
 
経営者の時間価値については人それぞれの資質や思考が違いますので、平均を出すのは難しいし、あまり意味が無いと思います。
 
時間価値を上げる方法は個人のパフォーマンス上げることですが、同じ能力ならば目先の利益でなく、将来の利益のために時間を使うようになれば上がると思います。
 
== 解 説 ==
 
前回の回答で、経営者の平均的な時間価値はいくらか?という問いを考えたり、回答することに、あまり意味はないということが分かったと思います。
 
経営者の時間価値は、その経営者(=その人それぞれ)の能力や置かれている状況・思考などによって千差万別なので平均値は無いし、もしそれが分かったとしても、それがあまり意味を持つとは思えません。
 
それよりも、その人一人ひとりが自分の時間価値を知り、何をすべきかを考え、それを意識した方が何倍も価値を発揮できると思いますので、思考を切り替えていただく方が良いと思います。
 
ということで、今回は最後の回答で、時間価値を上げるにはどうしたら良いかということに対する答えを続けます。
 
ビジネスマンであれば自分の時間を時間価値の高い仕事に集中させるところが重要で、もっと時間価値の高い仕事ができるようになることを意識してスキルアップのための時間を確保することです。
 
企業がスタッフの時間価値を意識し効率的活用するのであれば、時間価値の高い人間をその時間価値の高い仕事に集中させるような仕組みを作ることが重要です。
 
例えば、営業のスペシャリストをなるべく優良な顧客と面談させるようにシフトを組むとか、優秀な人間をより優秀にするために、時間価値の高い仕事ができる人間だけを集中して研修するなど、意識した教育制度の確立が重要です(*^^)v
 
一般的に多くの企業は能力の低い人を教育する場合が多いのですが、同じ費用と時間をかけるのであれば、優秀な人間を教育した方が効果や効率が高いわけですね。
 
もちろん、優秀な人間だけに大切な仕事を集中させるとか教育をするとなると、その他の人の成長が遅れるというリスクがあり、結果として組織の成長も弱まりますから、バランスを取って進める必要があります。ですから、経営者はその辺も考慮して収益と組織の成長を考えた経営をしていかないといけないわけですけどね(p_-)
 
さて、話は核心に迫りますが、経営者の時間価値を上げる方法として一番良いと思うのは、目先の問題や売上げに捉われないで、未来の価値に対して時間を使う習慣を付けることだと思います。
 
例えば、今月の会社の売上げに一番貢献しているのが経営者自身だということになると、自分の能力を目の前の仕事だけに投資していることになり、現在の貢献度は高いとしても将来を考えた場合には、価値が低い(=時間価値の低い)仕事に自分の能力を使ってしまっていることになります。
 
その能力を例えば・・・営業力・交渉力・想像力・企画力なりを、能力の高い人の採用に使ったり、今取引している会社よりももっと大きな会社との取引をスタートさせるために使う、あるいは未来のための新商品開発、事業開発のために使うように考えることで、結果が飛躍的に向上する=時間価値が飛躍的に大きくなるということです。
 
これ、とても当たり前のことで、普通に考えるとできそうなことなのですが、ほとんどの経営者の方が分かっているけどなかなかできないでいる問題でもあるのですね(―_―)!!
 
理由は、こういった“時間価値を向上させるための行動”をするためには超えないといけない精神的なハードルがあるからなので、それを少し解説して、今回のQ&Aの最終回答にしたいと思います。
 
経営者が自分の能力を時間価値の高い行動に使うことができない理由は、ズバリ目の前の仕事や状況を精神的になかなか手放せないからです。理性では目の前の仕事や状況よりも将来の価値を上げるための行動(=時間価値の高い仕事や物事)に時間を使う方が良いと理解しているのに、感情がその理性を打ち負かせてしまう場合がとても多いからです。
 
もちろん経営そのものが赤字であったり、危機的な状況や抜き差しならない問題を抱えているのならば、それに対処するために全力で目先の問題にあたらないといけないわけですが、経営者は現状が黒字化している、または経営的にさしたる問題が無い、またはかなり安定した状況にあるのであれば、将来の価値を作る仕事に自分を向けなければならないわけですが、目の前で起こる問題や儲かる話などに感情を取られてしまうことがとても多いのです。
 
ということで、頭で分かっていることを感情的に受け入れないことが、経営者が時間価値の高い仕事に就けない一番の理由だと私は考えています。したがって、経営者が自分の時間価値をもっとも向上させるためには理性を持って将来の価値あるモノゴトのために自分の時間を使うことを理性だけでなく感情的にも理解することだと考えています。
 
今回の回答もとても長くなってしまいましたが、参考にしていただければと思います(@^^)/~~~
 
 
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2015年02月13日(金)更新

中小企業の社長の「時間価値」 ~前編~

昨年私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の定例勉強会で“経営者の時間価値”というお話をしたのですが、参加者から突っ込んだ質問が届いたのでお答えしてみました(*^_^*)
 
この内容、かなり面白いというか、重要な内容になると思うので、2回に分けてお答えすることにします。
 
== 質 問 ==
 
石原先生の「時間価値」のお話を聞いて目が覚めた思いなのですが、中小企業の社長、もしくは役員は、時間当たりのコストは平均でいくら位だとお考えでしょうか? 
 
また、時間価値を個人的に上げていく習慣についても、何かアイデアがあれば教えてください。
 
== 回 答 ==
 
経営者の時間価値については人それぞれの資質や思考が違いますので、平均を出すのは難しいし、あまり意味が無いと思います。
 
時間価値を上げる方法は個人のパフォーマンス上げることですが、同じ能力ならば目先の利益でなく、将来の利益のために時間を使うようになれば上がると思います。
 
== 解 説 ==
 
私がお話した「時間価値」とは時間給では無く、その人が最も集中して仕事をした場合に発揮する最大で、なおかつ平均的なパフォーマンスはいくらの価値になるか? というものです。
 
たとえば、ある住宅の営業マンが集中して一時間プレゼンテーションして一棟3500万円の住宅を販売できるとしたら、その人の時間価値は、3500万になる。また、ある経営者の方が大事な交渉を決められる能力を持っているとしたら、その経営者の時間価値はかなり高くて、場合によると数億になるかもしれない、という考え方です。
 
ちなみに、「最大で平均」といった表現をしたらよいでしょうか・・・偶然一回だけ運が良くて交渉を決められたとしても、それは時間価値ではありません。集中した時に繰り返し出せる能力の価値が時間価値です(p_-)
 
経営者がこの時間価値をそれぞれ自分に当てはめて考えると、大体自分本来の価値が見えてくるわけですが、大事なのはその価値を自分はもちろんですが、自分を取り巻く人たち・・・社員さんや場合によっては家族などにも、良く理解させておくことです。
 
まず、自分が理解すると・・・その状況や状態を作ることが、自分が会社にとって最高のパフォーマンスを発揮することだということを理解できるようになります。
 
結果、その他のことに自分が時間を費やすことが“罪だ!”ということが分かるようになり、価値の無い仕事や事柄で自分の時間を使わないように心がけるようになります。
 
分かりやすく言うと、能力のあるパフォーマンスの高い経営者(=自分)が、会社が汚れている事に気付いたからといってそこの掃除をしたり、新入社員の話を親身に聞いたりすることが、してはいけないことだと気付くようになるということです。 
 
そして、能力のある経営者が自分の時間価値に気付いたら、自分はもちろんですが、周りの人たち・・・社員さんやビジネスを一緒に進めている人、関わっているパートナー企業、場合によっては家族にもそれを伝えないことに気付くべきでしょう。
 
とても大事な部分なので、少し丁寧に解説しますが、経営は“投資対効果で他社と競う競争”なので、効果を出せる人は、効果を出すことに集中しないと役割を果たしていないことになるわけです。
 
一般的にそれをした方が良いとか、しないといけないことを無視しても、いや、無視すべきであって、その人間を正しく活用していないということを周りにも理解してもらっていかないと、必ずチーム内や組織・・・あるいは家庭に不協和音が発生してしまいます。
 
つまり、能力のある人間は・・・・社長、あるいは優秀な社員は特別扱いをしなければいけないわけですが、それを少なくとも、役職者やリーダークラス位までは、理解させておかないと、イケないわけですね(@_@;)
 
どうですか? あなた自身が自分の能力に気が付いたら、やっていいこと、やってはいけないことが自分のパフォーマンスに照らして考えると、かなり違っていたことに気が付いてきたのではないでしょうか?
 
また、それを基準に自分の行動の理由を周りに分からせておくことがとても大切だということにも理解が及んできたことと思います(^.^) 回答は次回に続きま~す♪
 
 
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2015年02月06日(金)更新

福島県喜多方市が「漢字」でまちおこし!?

B級グルメや流行りのゆるキャラなど、地域おこしのアイデアは数々ありますが、これまでラーメンのまちという印象の強かった福島県喜多方市が、最近は「漢字のまち」としてもがんばっているようです
 



 
この小粋な取り組みを本格化させたのは、市内在住の書家である高橋政巳さん(67才)ですが、市内の中心地に「楽篆(らくてん)工房」を開き、古代文字をあしらった看板を、市内の様々な店舗に掲げる活動などを行ってきました。
 
たとえば、お茶やさんなら「茶」、時計屋さんなら「時」の一文字を、桐の木の看板に古代文字で書くと・・・かなりいい感じ(笑)。活動が本格化したのは、2011年のことだそうですが、漢字の意味などは、あえて看板の近くに添えず、店の方とのコミュニケーションを生み出すしかけになっているようです。
 
昨年(2014年)11月にも「漢じるウォーク」と銘打ったイベントを開催。地図を片手に市内を散策し、市内に200を超える古代文字の看板をヒントに、クロスワードパズルに挑むという、なかなか楽しげなイベントです。
 
ラーメン店などに入ると、店の人が掲げた看板にある古代文字の意味などを丁寧に説明したため「漢字の意味を知ることもでき、店の人とも話せて楽しい」と、参加者から大好評だったとか。
 
今後は、子どもたちの学習旅行なども多く受け入れたいとのことですが、食やモノではなく、「文化でまちおこし」がどこまで成功するか、地域性のない「漢字」というものが、果たして観光資源として通用するのかどうか・・・しばし注目したいところです(@^^)/~~~
 

2015年02月02日(月)更新

「人称」の高い子を育てるために


早いもので、2月がスタートしました。今年の年頭に掲げた目標や計画は、順調に推移しているでしょうか?

さて今回は、最近私のメルマガで回答して、かなり反響の高かった質疑応答をご紹介したいと思います。あまり興味深い内容だったので2週にわたって回答したのですが、下記の1)2)ついては、「私はこんな子どもだった!」と話してくれる顧問先や知り合いが増えました(笑)。機会があったら、ぜひあなたの子ども時代のお話もお聞かせください(#^^#)

== 質 問 ==

個別指導塾で専任講師をしている人間です。子どもたちと真剣に向き合っていく中で視野が広い、視点の高い子は学力も高い。さらにその後の成長スピードが著しい傾向にあるということを常々思います。

さらにそのように石原先生流に言う「人称」の高い子は色々なことがうまくいっていたり、成長スピードが段違いです。

そのような視点を養うためにはどのようなことをしていけばよいのでしょうか? 私は勉強するということを通して子どもたちの「人称」を高めていけるような指導をしていきたいと考えています。ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

== 回 答 ==

幼児期の教育で大切なのは、自立心をなるべく早く目覚めさせること同時に、脳にどういう思考の方向性を付けるかだと思います。

== 解 説 ==

コンサル業務を通して事業継承を考えていく中で、最近はまさに事業継承者に対する幼児期の教育、それも人称を上げる教育や環境が大切だと感じています。

それで、かなりの関心を持って優秀だと思えるビジネスマンや経営者の方にどういう子供時代を送ったかという質問をするようになったのですが、それで分かったことは、

1)自意識の芽生えや、精神的な自立が早い
2)子供のころから大人目線をもっている(かなり生意気だったりする)
3)「教わる」ではなく「考える」思考性を身に付けている

というような、特徴を認識するようになりました。なので、そういう目線でよりデータ収集を楽しむようになっています。

私自身を振り返っても、この3点は笑えるくらい持っていたので、小さなころの環境や親の放置的な教育方法・方針?にはかなり感謝をしています(笑)。

この3項目に私なりの解説を事例をもとに加えると、例えば、幼稚園の時に回りは素直にかぶっているのに「どうして自分がコレをかぶらないといけないのか」と、黄色い帽子をかぶるのが嫌で強烈に拒否して回りを困らせた超大手企業の40代社長さんや、小学生一年生になる時にランドセルが嫌で両親・両方のおじいちゃんおばあちゃん、計6人の説得に抵抗、妥協案として「じゃあ、1年だけしょっていく」と約束、2年生からは手提げで小学校に通っていた30代の超優秀社長なども確認しています。

この感じの人たちは、かなり小さなころから、このように自意識を芽生えさせています(*^^)v

また、保育園ですから3歳くらいと思いますが、お母さんが「今日保育園でなにしてきたの?」と聞いた答えに、真顔で「お母さんはそれ聞いて何をしたいの?」と返答し、それ以来母親が妙によそよそしくなったと話すスーパーエリートもいます。

笑った話としては、小学校の低学年から宝石に目覚め、新聞等にチラシが入ると嫌がるお母さんの手を引っ張って展示会に行って宝石を眺めていたなどという方がいました。彼は、もちろん今、宝石の会社を経営しています(*^_^*)

3)の思考性の話については、面白いエピソードというか事例があって、これはある著名な教育関係の方の話ですが、東大生を育てた親御さんの会合でどんな風に育てたかという話があり、全員が“子どもが夢中でやっていることを止めさせなかった”という共通点があったそうです。

夢中で何かをするというのは、子どもが自分で考えて何かしているわけなので、そこを止めなかった(=考えて何かをするということを習慣付けた)ということなので、これはとっても素晴らしいことだと思いますが、なかなかそうできる親も少ないのではないかと思います。

そう感じた事例の一つで、とても印象的だったのが、子どもがティッシュペーパーの箱で遊ぶ時は絶対にどんどん紙を引っ張り出して遊ぶそうで、それを最後まで叱らずにさせていたというお話です(@_@;)

普通の親は部屋が散らかるからとか、ティッシュがもったいないとかと言って、絶対にやめさせたりしますよね(p_-)

これが泥んこになったり、家に落書きしたり、壁を壊すほど暴れたりも放置ですから、相当根性を決めて・・・というか、理解した上でやらないとできないと思いますが、こうやって夢中でやっていることを止めさせないことで、考える脳は確実に育つのではないかと思います。

こちらも私の優秀な顧問先をリサーチした結果、ほぼ、同じような子ども時代を過ごした方が、確実に数人いました(*^^)v

こんな感じで解説すると、やっぱり「人称」の高い子どもを作ることが、能力を開花させる秘訣なんじゃないかと思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~


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2015年01月23日(金)更新

脳のCPUの性能を良くするために

ここだけの話、「もっと頭が良ければなぁ~」と思ったことはありませんか(笑)? 今回は、私の配信するポッドキャストのリスナーさんから、ちょっとおもしろい質問が届いたので、お答えしてみました♪
 
== 質 問 ==
 
私は現在40代後半で、新しい会社に転職したばかりですが、新しい仕事に直面して自分の脳の働きが思わしくないことに気づきました。以前のポッドキャストで、石原先生は「僕は脳の働きを勉強している」「脳の働きを良くするには日常の中の変化に気づくこと」とおっしゃっていましたが、もう少し具体的に教えていただけないでしょうか? 脳のCPUの性能を良くするために、日々どんな習慣づけや努力をすればいいでしょうか?
 
== 回 答 ==
 
脳の働きは「良質な刺激」によってトレーニングできると思っています。ですので、それを探して触れることをおすすめします。
 
== 解 説 ==
 
脳の機能は、大きくは思考性と回転の速さという二つの要素に分けて考えることができると思います。
 
思考性というのは、物事を一方方向だけで考える(=見る・思考する)のではなくいろいろな角度から考える力や他との関連も考慮に入れながら物事を考える力の事で、私の著書『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、<三人称>で考える。』(アスペクト)でいうところの<人称>の高さを持った思考とも言えます。
 
回転の速さは、文字通り思考の速さを言うので、何かを発想する速度とか相手の思考や意図を瞬時に察知して回答するスピードが速いということです。一を聞いて十を察知するというのはこの思考の速さで、反応性を基にした頭の良さだと思います。
 
思考性の話をしましたが、要はこういった能力(=脳の働き)を上げるにはどうしたらイイかということですが、そのためには、こういう思考ができるようになるための良質な刺激を脳に与えるのが最良の方法だと思います。
 
これを分かりやすく言うと、あなたより頭の良い人と直接接触して会話を通して良質な刺激をもらうのが一番良いということです。
 
あなたより思考の広い人と会話することによって「なるほど、こういう感じで考えるのか?」とか“相手の話の速度やテンポについていくために目いっぱい思考の速度を上げないと大変!”という体験があなたの脳にとって最良の刺激となるということです。
 
直接の刺激が難しい場合は、頭の良い人の書いた本や文章を真剣に読むとか、一流の方達が出演するテレビの対談番組などをDVD録画して真剣に見るとかでも良いですね。
 
こうやって脳に刺激を与えると、日常性の中から変化に気付いたり、人が考えもつかないことを発想できるようになってくると思います。参考にしてみてください(@^^)/~~~
 
 
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2015年01月16日(金)更新

崎陽軒のシウマイ・・・ “金色”のしょうゆ入れに変身!??

旅のお供に、夕飯のおかずに・・・誰もが一度くらいは食べたことあるんじゃないかと思いますが、あの崎陽軒の「シウマイ」に、今なら「金色しょうゆ入れ」が入っているかも!って話題・・・ご存じですか?
 



 
崎陽軒の「シウマイ」に入っている白い磁器のひょうたん型しょう油入れはには、「ひょうちゃん」という名前が付いているそうですが(笑)、じつは『フクちゃん』で有名な漫画家の横山隆一さんが「目鼻をつけてあげよう」とたくさんの表情を描いて、「ひょうちゃん」と命名したのが始まりで、昭和30年1月8日に誕生した同社の公式キャラクターなんだそうです。
 
つまり「「ひょうちゃん」は今年(平成27年)1月8日に60周年=還暦を迎えたわけで、それを記念して「金色の還暦記念ひょうちゃん」が登場したってわけ(*^^)v
 
今年8月中旬までの期間、神奈川・東京を中心とした直営 約150店舗および委託店(羽田空港を除く)で販売する対象商品には、「金色の還暦記念ひょうちゃん」がレアアイテムとして入っているみたいです。
 
まぁ、入っているかどうかは「蓋を開けてのお楽しみ」ってことですが、対象商品には、通常の「ひょうちゃん」48種、「還暦記念ひょうちゃん」14種、「金色の還暦記念ひょうちゃん」14種のうちのどれかが入っているそうですから、思わずコレクター魂に火がつきそうですよね(笑)。
 
老舗らしからぬ、なかなかユニークな企画を打ち出したものだと、思わず笑ってしまったのですが、次の出張のお供は、「シウマイ弁当」で決まり・・・ですかね(@^^)/~~~
 
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ボードメンバープロフィール

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石原 明(いしはら あきら)氏

僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社

ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。

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