石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
2015年06月19日(金)更新
老舗の「とらや」がクリエーターとのコラボで“未来の羊羹”を発表!?
ifs 未来研究所をパートナーに迎え、アートディレクターの渡邉良重氏、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏、空間およびプロダクトデザインを手がけるフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏という3名のクリエーターとともに、「ちょっと未来の、和菓子のある暮らし」を思い描いた、新感覚の羊羹を製作したのです。
どうです? 美しいですよねぇ~。これはもう、単なる羊羹を超えたアートです\(^o^)/
こんな羊羹なら、海外からの観光客もお土産に欲しがるんじゃないかと思いませんか?
会場を訪れた方々からは発売を望む声も多く聞かれるようですが、現時点では発売の予定はないそうです。同社は新商品開発という視点ではなく、和菓子の可能性を広げることに徹しているわけですが、「自社製品を“表現の場”としてクリエーターやアーティストに解放する」という発想は、かなりイケてると思います(*^^)v
とくに、職人技を伴う製品の場合、アーティスト×職人のコラボで、思わぬ方向に可能性が拡がるケースもあるでしょう。さらにそこで生まれた刺激が、会社そのものを活性化させてくれるという期待もあります。
みなさんご存じの「とらや」は、室町時代の後期に京都で創業したという老舗中の老舗。1586年(天正14年)にご即位された後陽成天皇の御在位中から、御所の御用を承ったという記録もあるようですが、創業から500年近くも和菓子を追及し続けている姿勢には、感動すら覚えてしまいます。
近年では「トラヤカフェ」などの新たな取り組みも大成功。変わらぬ味を守るだけでなく、常に新しい何かを追及する精神があってこそ、企業は永きにわたって存続していけるのだと思います。こうした事例に刺激を受けながら、自社の未来をワクワクしながら思い描いてみてくださ~い(@^^)/~~~
2015年06月05日(金)更新
トップダウンとボトムアップの目標のバランス
そんななか、私の著書『「成功曲線」を描こう。』のメインテーマになっている目標設定について寄せられた質問が届いたので、久々に取り上げてみました(^.^)
== 質 問 ==
目標設定する時トップダウンとボトムアップのバランスをどのようにしていったら良いのか知りたいです。先生のご著書『「成功曲線」を描こう。』の中で一番知りたいところです。
== 回 答 ==
目標に向かってスタートする時は、トップダウンの目標は羅針盤の役目で、ボトムアップの目標に集中するのが良いと思います。その後は成果が上がるにつれて、意識がトップダウンの目標の方に自然に向かうと思います。
== 解 説 ==
これは、私が教育の仕事をしている時に気付いたことですが、目標を設定して必ず達成する人と、うまくいったりいかなかったりする人とでは“目標設定の仕方が根本的に違っていて”ほとんどの目標を達成できるようになるのが、この本の中心テーマです。
その中で、将来こうしたいという大きな目標としてのトップダウンの目標と現状でそこに向かっていくためには何から取り組んだらいいかというボトムアップの目標を“成功曲線”を意識(イメージ)してバランスよく立てると達成の確率は上がると解説していて、その意識の持ち方についての質問を寄せてもらったということです。
この本では、“成功曲線”を中心テーマに、自分の人生を成功に導くために必要な知識や考え方、学習が全てこの一冊で分かる様になっているので、ぜひ読んでいただきたい一冊ですが、みなさんがこの“成功曲線”を意識して最初に目標を立てる時に考えてしまうのは確かにこのあたりのことなんだと思います。
より具体的に解説すると、目標に向かってスタートする時は、トップダウンの目標(将来こうなりたいという大きな目標)は羅針盤の役目と考えると良いと思います。
いつもこうなりたいという灯台の光と思ってもいいですが、その光があるので、目先の目標が上手くいかないとかという時でも自分の方向を失わないというわけですね。
この光を見ながら、ボトムアップの目標(将来の大きな目標に向かってやるべき目先の目標)に当初は集中するというのが良いと思います。
スタートは少しこれを意識して始める、その後は成果が上がるにつれて意識がトップダウンの目標の方に自然に向かうと思いますのでバランスも自然に取れてくるということですね。よかったら参考にしてください(@^^)/~~~
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2015年06月01日(月)更新
クローズドSNSでリアルな人間関係を補完する
そんななか、限られた人だけに情報が公開される「クローズド(閉鎖型)SNS」と呼ばれるサービスが注目されているようです。
ウェルスタイル株式会社が提供する、家族だけが閲覧できるSNS「ウェルノート」では、画像や動画のみならず、子どもの身長・体重の変化といった成長記録なども残せることから、遠隔地に住む祖父母とも共有できるのが人気の秘訣みたいです。
同社はさらに、保育園や幼稚園、学童保育などの施設向けに「ウェルノートスクール」を開発。園内で過ごす子どもの様子や連絡事項などを手軽に発信できるのが魅力のようです。
そもそも情報技術は、私たちの生活を便利にするために進歩してきたはずですが、メールにしろ、SNSにしろ、私たちの大切な時間を奪っていくやっかいなツールともなりかねません。
しかしその一方で、ITツールは、情報を手軽にストックしたり、共有したりできるという点において、アナログではとても太刀打ちできませんから、安易に「使わない」選択をするのも早計でしょう。
要は「どうやって使うか」をよく考えることが重要なんです(*^^)v
最近では、「SNSを家族や友人など、リアルな人間関係を補完するために使おう!」と考える人が増えたようで、FacebookなどオープンなSNSでも、あえてクローズドな設定を選ぶ人が増えているようですよ。
たとえ災害などに見舞われても、なくしたくない大切な思い出は、クラウド環境で保存するのが一番ですし、やはりSNSは、家族や友人間のコミュニケーションの潤滑油として活用するのに最適だと思います。
この事例を参考に、社内のコミュニケーションを良くするためのSNSの使い方などを、楽しみながら考えてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2015年05月25日(月)更新
仕事とプライベートはきっちり分けるべきか
== 質 問 ==
唐突な質問ですが、自分の仕事とプライベート(オン、オフ)は分けていらっしゃいますか?
もちろん、休み中でも仕事のことを考えることはあると思いますが、人によっては“休みは休み”とはっきり分けている人もいると思います。
精神衛生上どんな休日の過ごし方をするとより気持ちよく仕事に向えるのでしょうか?
日々の過ごし方で何かもっと自分が変われるんじゃないかと思い質問しました。石原先生の休みの考え方など教えてください。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
休みは心と体をリセットするために使うのが本来の目的だと思いますが、私が最近気に入っているのは、長期休暇の効用です。
== 解 説 ==
休日をなぜ取るかというと、効率的に仕事をするためには、肉体と精神を休めること(適切な休息)が必要だからですが、個人の嗜好によって違うこともあり、休日の過ごし方によって効果はかなり違うと思います。
また、仕事の内容によって、移動なども含めて体力をかなり必要とする仕事か、集中力が必要で精神をハードに使う仕事かによっても、体力を使う場合は反対にゆっくり読書するとか映画を見るとかの方が合うと思いますし、反対に精神を使う仕事の場合は、運動をして体を使った方が良いなど、当たり前と言えばそうですが、それぞれに違いがあると思います。
ただ、いずれの場合も休みをなぜ取るか? 取らないといけないか? というと、それは心と体のリフレッシュの他に“中断する”とか“切り替える”ことで、いろいろな事がかえって成果につながるからだと思います。
これは、忙しいからと言って休まずにずっと仕事を続けていると、あるタイミングを境に効率がガタっと落ちてしまうという現実を知ることで、理解できますよね(p_-)
ということで“中断”や“切り替え”の効用ですが、それは、一回行動を止めることで、今までやっていたことを再確認出来る、途中に休みを入れることで、やり方が微妙に変わったり思考に変化が生じて発見があるなど、偶然も含めてうまくいったりする・・・ことだと思います。
この、休みを取ることで生じる“中断”や“切り替え”の効果はとても面白いと思っていますので、仕事ばかりしている社長さんには強制的に休ませるとかも、とても重要なコンサルの指導だと思っているほどです。
そんな中で、私が最近気に入っているのが、ちょっと長めの休みを取ることです!
これは、なかば強制的にしないとできないと思っているので、休暇を兼ねてというわけではありませんが、現状の仕事を“中断する”“切り替える”手段としてポッドキャストの海外収録はとっても楽しいものであると同時に、仕事の成果を上げる上でも、とても重要なことだと体験を通して最近特に強く思うようになってきています。
強制的に一回仕事のサイクルを止めることで、次にちょっと曖昧な記憶をたどって仕事を元に戻す時に、絶対にそれまでやっていた仕事の仕方とちょっと違う要素が含まれて、思わぬ発見や気づきが生まれ、とても成果が上がるのです。
特に最近は、もしかしたら長く休めば休むほど記憶が曖昧になって良いのかもしれない・・・ナドと、本気で思うようになっています(*_*)
仕事柄なかなか日本では休めないので、こんな対抗策を思いついたのですが、休みの効用を思うに、いろいろな休日の過ごし方を研究してみたいと思います。
・・・今回は回答というより私の休み方みたいになってしまいましたが(笑)、参考になったら幸いです(@^^)/~~~
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2015年05月15日(金)更新
大勢の人とのコミュニケーションの場が苦手な方へ
基本的には、人は苦手なことをしなくてもよいと考えているのですが、経営者という立場上、そうも言っていられないシーンもありますよね。というわけで、私なりの裏ワザ(?)をご伝授しますので、参考にしてください。
== 質 問 ==
仕事で大勢の人と接する機会が多いのですが、複数の人たちとの会話で場を盛り上げるために効果的な方法を教えてください。1対1ならなんとかなりますが、大勢の人とのコミュニケーションの場が苦手です。
== 回 答 ==
場を盛り上げようとして、話題を自分が作ろうとすると難しいので、逆に質問をたくさんして会話が弾む潤滑油になると良いと思います。
== 解 説 ==
大勢の場所が苦手な方は多いと思います。私もかなり苦手で、どうしてもそこにいないといけない場合などは、正体をかなり消して壁とか周りと同化していたりします(-.-)
この方の場合はおそらくお仕事で大勢の方とミーティングをしたり、複数のお客様と同時に会話する機会等が多いと思われるのでアドバイスしますが、こちらが話題を作って場を盛り上げようとすると大変なので、いろいろ質問をして参加者に話してもらうと良いと思います。
もちろん、そのためには、事前に参加者のプロフィールなど簡単に確認してどんなことを聞くとその人も楽しく、参加者も面白いだろうかとか、最近の世間の話題とリンクしている内容は無いかなど、ちょっと調べておければベストだと思います。
調べることが無理なら、最初司会者みたいな位置づけに回って、自己紹介してもらって、そこから相手に話を振る・・・例えば、「さっきの自己紹介の時の〇〇の話って・・・なんですか?」というように質問してその場の会話をスタートさせると、良いと思います。
話題が一段落したら、じゃあ、「△△さんが話していた〇〇の話も聞きたいので、話してもらえますか?」といった感じで話題を次の方に振るなどしていくと、それをきっかけに会話が始まり、場が和んでいくと思います。
知らない人達との会話って初めが大変なんですが、勢いがつけばどんどん展開していきますので、後はこの人発言が少ないなって思ったら、その人に質問して発言を促すくらいで、どんどん良い雰囲気になっていくと思います。よかったら実行してみてください(@^^)/~~~
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2015年05月11日(月)更新
「クラブツーリズム」が家事代行事業へ!?
私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』では、このところ「企業の未来をつくる多角化・多事業化のススメ」といった勉強会を開催していたのですが、多角化・多事業化のよいヒントになりそうなので、ちょっと解説してみたいと思います。
ご存じのとおり、同社の顧客の中核はシニア層です。まず「既存の顧客に自社が何を提供できるか?」を考えたのだと思いますが、今年(2015年)6月からは、家事代行など生活支援サービスを、さらに、健康関連用品などを扱うECサイトを立ち上げる計画だそうです。
生活支援サービスとしては、キッチンやトイレ、部屋の掃除のほか、電球の交換などといった軽作業にも対応し、加えて一人暮らしの高齢者の話し相手や散歩や通院の付き添いといったニーズにも対応するそうです。
利用料金は1回8,400円からで、当初は都内のいくつかのエリアに限ってサービスを提供するようですが、おもしろいのが、働くスタッフも同社の会員から募集を募る、という点です。これって、意外と浮かんでこない発想ですよね?
新規事業の場合、限られたスタッフで立ち上げる場合がほとんどですから、スタッフの採用に、ものすごく手間や時間がかかるようだと、長期にわたって利益を生めない体質になってしまいます(-_-;)
その点、自社の既存顧客から採用するというやり方だと、たとえ採用できなくても、顧客とのコミュニケーションを深めることにもなりますし、さらに面接時の会話から、本業の旅行業に活かせる声を拾える可能性もあります。
同社の2014年3月期の売上高は、前年比9%増の1692億円だったようですが、本業の業績が好調なうちに、次の一手を打つという同社の姿勢には、学べる点が多いと思います。「主力顧客である50~60代の方たちが、今後年齢を重ねると頻繁に旅行に出かけるのが難しくなってくる」と判断したようですが、経営者にはこうした先を見通す力こそが重要ですよね。
中小企業経営者の場合はとくに、日々の仕事に追われてしまいがちですが、社長の最も重要な仕事は「会社の未来を創ること」です。この事例を参考に、自社の顧客リストを冷静に眺め、楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~
2015年04月27日(月)更新
苦手意識がある事や人と向き合う
さて今回は、この4月からシリーズ第6弾!『多様化するマーケットを読み解く力を身につけよう・編』としてリニューアルした私のメルマガで、ここ3週にわたって回答してきたQ&Aをまとめてみました。
じつはこれ、「経営者がどういう働き方をするのが会社に取ってベストなのか」という質問でもあるので、少し長いですが、じっくり読んでみてください。
== 質 問 ==
苦手意識のある業務はいつも遅れる。苦手意識がついてしまった人とは距離を取ってしまう。自分にはそんな傾向があり、困っています。
苦手意識がつかないようになる工夫・ついてしまった事や人への向き合い方などをぜひ教えてください!
== 回 答 ==
この質問の答えはいく通りかあるので、状況に合わせてお答えしますが、ポイントはあなたが修行中の身であるか? ある程度のレベルにあるか? 経営トップか? によって変わります。
== 解 説 ==
ちょっといつもと違う書き出しで回答に入りましたが、ビジネスを考えた時には、人にせよ組織にせよ、本来は向いている人が向いていることをした方が効率が上がるので、極力苦手なことはしない方が良いわけです。
ところが、ここで問題になるのが、得意なことといっても、それがある程度レベルが高い状態、他の人よりも明らかに抜きんでた状態でなければビジネス上では用をなさないということです。
ということで、この方が他の苦手なことをしなくて良い状態にあれば、返ってそれをしない方が良い、他に価値ある得意なこと・抜きんでたことが無ければ、修行として、あるいは自分が何が得意なのかを見極めていために、どんどん苦手なことを克服する過程に入って行った方が良いということです。
私も営業は苦手を思っていましたが、やってみたら誰よりもできたので今があると思っていますから、結構このトライは重要だと思います。
苦手なことの克服法はイメージでとらえていることと、実際にやってみた時に分かることが“かなり真逆である”と分かるところまで粘ってみることでだと思います。
営業に関しての私の感想はまさにそうでした(@_@;) 営業というのはこういう感じだよなと、それまでの知識や情報で捉えていることが、イメージとして苦手だったわけですが、だんだん内容が分かってきた時に“あれ!”と思って、営業に対するイメージが真逆になりました。
この現象を解説すると、私たちが苦手にしていることや人は、なぜ苦手だと思っているかというと、それは何らかの要因でついてしまったイメージがそれをできないことだとか苦手なこと・苦手な人と思わせているだけのことで、そのことや人は実はそんなに難しくなかったり、人についてもそんなにとっつきにくいわけでないというのが本当のところなんです。
要はイメージの問題が一番厄介で、そのイメージを払拭すれば、物事に対処することや、人と接すること自体はできなくない、ということなんですね(p_-)
これって、簡単に言っていますが、実はかなりすごいことを解説しているんですよ(@_@;)
なので、苦手なことや人の克服法は、苦手なことや人にトライする時は、イメージと実際は違うんだな・・・と感じるところまで粘ってみることです。
あるいは、イメージと違うということを体感するとか、トライしなくても情報を集めてみるでも良いかもしれませんね。
そうすると、な~んだ、実際にやるとそんなに大変では無かったな・・・とか、思うほどいやじゃなかったと気づくはずです。それで、実際にやれるようになることは多いと思います(^.^)
苦手は、意識が作っているわけですからね。だから“苦手意識を無くせ”って言いますが、本当にその通りなんだと思います。
しかし、その一方で本当に能力の高い技術者がいる場合には、その人間に掃除とかさせるとめちゃめちゃ企業の利益を減らすことになりますし、能力の高い社長には下手すると会社に来ないでくれ(好きな場所で仕事してもらうという意味ですよ)と言った方が爆発的に成果が出たりするというのも、これまた事実なんです。
“能力者=社会性の乏しいある種の変人”とよく言われますが、私などもその部類に入っていて、銀行に行ったことが10年以上なかったりします(*_*)
・・・当然、お金の引き出し方とかもマジで知らなかったりします。(最近そんな会話ですっごく頓珍漢なことを言ってその場が凍りつきました(笑))
まあ、これは私が銀行に行くよりも仕事をさせといた方が圧倒的に利益が上がるので、周りのスタッフが行くのを許してくれないという感じですが、こうなったら、本当に向いていること、能力を発揮することのみにその人の仕事を集中させた方が良いわけですね。
・・・・つまり、苦手なことや苦手な人ばかりではく、得意なこと・能力を発揮できる以外の事は、だれか別の人に任せる、やってもらった方が良いわけですね。
経営者の方には自分の事として、また優秀なスタッフの扱い方としてもこのことはしっかり理解しておいてほしいものです。
もちろんそれこそが経営判断(=正しい選択肢の中でどれを選択するか)になるわけですが、組織だから、みんな同じ義務があるので掃除は全員でやる!のが、果たして良いのかどうか・・・そういう問題にも発展していったりすると思います。よかったら参考にしてください(@^^)/~~~
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2015年04月20日(月)更新
表参道に・・・巨大「うなぎパイ」出現!?
浜松の銘菓「うなぎパイ」の春華堂が、2015年3月28日から5月6日までの期間限定で「UNAGI PIE CAFE TOKYO」と名付けたカフェを出店しているんです(@_@。
百貨店などの催事を除き、同社が静岡県外に直営店を出すのは初めてのことだそうですが、1階の売店では、静岡・愛知限定で販売していたブランデー入り「うなぎパイV.S.O.P.」や「うなぎパイ ナッツ入り」などを取扱っています。
2階のカフェでは、浜松のうなぎパイファクトリーでのみ提供している限定スイーツ「うなぎパイのミルフィーユ仕立て」に加え、ここでしか食べることのできない限定スイーツなどもあるので、連日買い物客や海外からの観光客でにぎわっているようですよ(*^_^*)
今では誰もが知っている国民的お菓子となった「うなぎパイ」の誕生は昭和36年。「うなぎで有名な浜松らしいお菓子をつくろう」との思いから試作が始まったそうですが、なんとかうなぎの雰囲気を出せないかとその形状にもこだわり、生地を細長くしてみたり、蒲焼きの雰囲気を出すべく試行錯誤を重ねたり・・・今に至るまでずっと、うなぎパイ職人による手づくりを継承していて、数千層もの繊細なパイ生地は、職人が長年培った経験と勘によるたまものなのです。
厳選された素材で練り上げたパイ生地は、うなぎのエキスを加えて焼き上げ、最後に秘伝のタレを塗って完成するのですが、このタレは、社内でもごく一部の人しか知らないというオリジナルなのだとか。
今回のカフェ出店は、それだけのこだわりを持って育ててきた「うなぎパイ」というブランドが、いよいよ「リブランディング」にチャレンジするということですから、静岡県人としては注目せざるを得ません!
現状に満足することなく、常に変化していこうとする企業だけが生き残れる・・・この事例から刺激をもらい、自社のブランド価値をもっと高める方法はないものか・・・楽しみながら発想を広げてみてください(@^^)/~~~
2015年04月10日(金)更新
人にわかりやすく伝える技術
タイトルは同じく『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』ですが、シリーズ第6弾!『多様化するマーケットを読み解く力を身につけよう・編』として、装いも新たに生まれ変わりましたので、ぜひチェックしてください。
「あ! まだ購読してないや」・・・という方は、よかったらコチラからご登録くださいね(*^^)v
== 質 問 ==
私は人に何かを伝えるのがとても苦手です。どう伝えたらわかりやすいかと考えながら話すのですが、なかなか筋道をたてて話すことができず、回りくどい言い方になってしまったり、わかりづらくなったりしてしまいます。
<a href=“http://www.ishihara-akira.com/hint/”target=_“blank”>ポッドキャスト</a>やセミナーを聞いていると、石原先生は説明の天才だと思うのですが、何かを伝えるとき、話すとき、どのような点に気をつけていたり、意識したりしているのでしょうか?
また、説明能力を磨く方法を教えてください。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
説明能力を高めるには、相手の理解力を計る能力を身につけることと、相手のレベルに合わせて表現(=説明)できるようになるために、言い回しや語彙の数を増やすことです。
== 解 説 ==
回答したように、相手に合わせた説明をするためには、相手の理解力を計る能力を磨くことと、その理解力に合わせて説明や表現することができるようになることですが、そのためには言い回しや語彙を増やすことだと思います。
まずレベルですが、理解力の速い相手にくどくど話しているとイライラして怒り出すし、分からない人に端折って話すと、途中からまったく説明に付いてこれなくなってちんぷんかんぷんになってしまいますよね(p_-)
また、できるだけ相手に短い時間で“ずばっと”本質を突いた説明ができると、いかにも“できる!”という印象を相手につけられたりするので、相手のレベル感を計ることはとても重要だと思います。
では、レベル感を計るコツですが“相手の話す速度を基準にする”と比較的分かりやすいと思います。
速い人は頭が良い、遅い人はそうでも無い・・・ってことで理解していただけると良いと思います。脳の回転が話す速度って感じですが、これはかなり当たっていると思います。普段ゆっくり話す方でも、いざとなった時の速度が速い人は頭がとても良い人です。
次に言い回しや語彙の数を増やす練習ですが、これは文学書や小説を読むなどしていろいろな表現の方法や言い回しを勉強するのがベストだと思います。
本をたくさん読む人でも、ビジネス書ばかりの方は言葉の数が足りなくて表現を磨けないという傾向があります。
これは、ビジネス書に使われる単語の数や言い回し、表現の数がとても少ないからです。
私たちは自分の知っている単語や表現で相手と会話するわけなので、語彙が少ないといくら相手のレベルが分かってもそのレベルに合わせた表現や説明がなかなか上手くできないということになりますよね。
人の感情や思考の深さなども文学書や小説とかを深く読まないと、なかなか分からないですよね(#^.^#) 参考にしてください。
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2015年04月03日(金)更新
沖縄・竹富島で魂を洗う!? 星野リゾートが「男の一人旅」を提案
そんななか、星野リゾートが、ちょっとユニークなツアープランの販売に乗り出しました。
その名も「沖縄離島で魂を洗う男の島旅・春」。 男性の一人旅を狙ったプランなのですが、星のや竹富島に2泊3日滞在し、琉球石灰岩のボルダリングを体験したり、地元の民具作りの名人から縄編みやビン玉づくりを学んだりするという内容なんです。
竹富島は開放的な自然と伝統が守られる島。そこに暮らす人々の原始的でありながらも合理的な知恵が備わった生活スタイルに触れることで、都会の生活ですっかり鈍ってしまった感性を取り戻そうというコンセプト。まさに、男性本来の力強さを取り戻すための旅なのです。
気になる料金は、上記の体験の他にスパトリートメント1回、シマ巡りBARでお好きなドリンク1杯が付いて、お一人様148,500円から(税別・サービス料別)。しかも、食事は別料金だそうですから、結構リッチなプランですよね。
レストランや都心のホテルなどもそうですが、これまでの世の中では、お金を惜しみなく使うのは男女のカップルと相場が決まっていたような感じがします(*^_^*) クリスマスやバレンタインデーなどの、いわゆる“恋愛消費”ってヤツですね。
しかし、近年その様相が変わってきていることは周知の事実。「お一人様」なとどいう造語が使われるようになって久しいですが、これからの世の中は、ますます「自分のためにお金を使う」人が増えるでしょう。
それに加えて、単なる娯楽体験より、自分を高めたり、内面を磨いたり・・・という方向の消費が増えていくことは間違いありませんから、経営者としては、そうした消費者心理をよくわかっておく必要があるのです(*^^)v
私も最近、よく海外へ出るようになりましたが、日常と違う空間に身を置くことで、様々な気づきを得られますし、トラベルの語源がトラブルであると言われるように、旅の途中で起こる様々なアクシデントが、自分の感覚を研ぎ澄ますための刺激になったりしますよね(笑)。
そういう意味からも、社長がずっと社内にいるようでは、会社の未来が心配です。「経営者は現場を捨てて外へ出よ!」・・・コレ、本当ですよ!
何もこのプランを積極的におすすめするわけではありませんが、経営者のみなさんには、どんどん旅に出てほしいと本気で思う今日この頃です(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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