石原明の「知的経営の切り口」 | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
2016年10月07日(金)更新
士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと(その4)
史上最長の連続回答になってきましたが(笑)、今回初めてお読みになる方は、まずはバックナンバーからお読みくださいね(^_-)-☆
※その1 >>>
※その2 >>>
※その3 >>>
== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
これまでの回答を読んだ読者さんからは、「先生の4ステップマーケティングの本当の意味と威力が分かってきました」「目の前の努力と先を見越した努力では形になった時にまったく効果が違うんですね。反省しました」・・・など、たくさん感想をいただいています(*^_^*)
この回答は、私のマーケティング系の本『営業マンは断ることを覚えなさい』や『イヤな客には売るな!』を読んでいただいている方にとっては、私の仕事全体もイメージできて良かったということですね。
さて回答の続きですが、しっかりしたビジネスを思考してサイトを構築し、それを補強するコンテンツを順に作っていく事の価値についてですが、ココをもう少し掘り下げていきたいと思います。
・・・ビジネスのスタートで、とりあえず何か儲かりそうなコンテンツを作るか、しっかりしたサイトを構築してからSNSなどを使ってマーケティングしていくかの違いですね。最終ゴールは何か、それに向かって最短で進んだ方が努力が少ない・・・。
私は常々思っているのですが、人生やビジネスを成功に導く上で一番大切なことは先を見通す能力や力だと思っています。
今やっていることがどんな未来を構築しているのか? これってすごく大事で前回も書いたように、今、現在上手くいって成果が上がっているように見えてもそれが将来壊れる可能性が高かったら、またゼロに戻って自分の人生を構築していかねばならないということですよね。
何にしても努力は大変なことなので、構築したモノが壊れてゼロに戻ってまたトライするのってかなり大変ですよね~(─_─)!!
特に、若いうちはまだ体力も気力もエネルギーも有り余るほどあるからいいのかもしれませんし、それも経験なので良いのですが、せっかくの努力がゼロに戻るのは結構むなしいと思いますよ。
私は、なんだかこういう思考が強くって、常に今よりも作られる未来に照準を合わせて生きて行く性質が強いようです(性格が超・心配性なのが功を奏しているかもですね)。なので“何もなくなるかもしれない事柄”には極力努力したくないと思っていました。
まわりを見渡してみても、この感覚を持っている経営者だけしか真の成功、不動の成功、盤石の成功は掴んでいないと思います。一回(一連)の積み重ねた努力で、成功を勝ち取っているというわけですね(*^_^*)
ちなみに、この辺りの事をしっかり学んでほしかったので『すべてが見えてくる飛躍の法則 ビジネスは、〈三人称〉で考える。』を書きました。
今回の回答は、自分の事を事例に書いているので、本当に長~い内容になってしまっていて、ますます最長領域を更新しています(─_─)!! 次回、この続きも楽しみにしていてくださいね~(@^^)/~~~
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2016年10月03日(月)更新
士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと(その3)
== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
今回の回答は、自分のことを事例に書いているので、思わず長~い内容になってしまっていて、ついに最長領域に達してしまいました(─_─)!!
さて、前回の回答で、ネットは便利だけれど、その便利性に負けないで、ビジネスのサイクルを長く考えて信用を構築していくというお話をしましたが、これは本当に大切なことなので、良く理解していただきたいと思います。
例えば、今、反応の良いコンテンツを作って集客し簡単に刈り取って収益を上げたとしても、本来自分の仕事とかけ離れたところでの取り組みだとすると、努力して成果を上げ売上げを上げたとしても、そのことでブランド価値を落としてしまうので、未来の自分の成功の幅を狭めてしまうことになるわけですから、まわりがやって儲かっているからといって、安易に取り組むのは危険だということです。
また、コンテンツは何のために作るかというと、未来永劫、価値を発揮する資産としてウェブ上に作るわけですから、関係ないモノを作っている場合ではないということですね(p_-)
私が、簡単にコンテンツを作らないで、自分の仕事のマーケットを定め、そのマーケットに対して切り出した仕事をする上での(これまで解説してきた内容ですね (*^_^*))価値と信頼の構築を強く意識して『高収益3%倶楽部』という年会費制の会を作った経緯とは、まさにこういうことをしっかり考えての選択ということです。
この『高収益トップ3%倶楽部』を軸に、無料のメルマガ(このメルマガですね(-.-))不定期で出しているメルマガ、ブログ、無料のポッドキャスト、有料のポッドキャスト、書籍などをコンテンツとして配置しているわけです。
先日も高収益トップ3%倶楽部』の東京勉強会にいらした方が「10年間、会に参加していますが、いよいよ親父の会社を継ぐことになったのでコンサルしていただけますか?」と言って来ましたが、単発の自分勝手な刈り取り型のコンテンツではこんな価値を発生することはできないということですね(p_-) この方が引き継ぐ会社は社員数も数百人である地域を代表するような有名企業でした。
後日の面談でコンサルにあたってブランディングの見直しやそれに伴うサイトの再構築など、継承にあたって必要と思われる事柄を全部やって欲しいとのことでしたので、かなり大きなプロジェクトになることが予想されます。当然当社の売上利益もかなりのモノになるということです。
ネット上での価値や信頼の構築が、こんなに大きな成果となって現れるということです。また、ある意図や意志を持って蓄積されたコンテンツに集まったリストから、こういった反応が現れるということは、絶対に偶然には起きません。
・・・ということは、必ず何度もこういった反応が現れるということです。事実、毎年々々多くの企業がこういった導線を通って当社のクライアントになっています。
これが、私たちが取り組むべき、ネット上(リアルも含めてですが)での価値や信頼の構築ということです。どうですか? 今回も参考になりましたよね(*^_^*)
というか、またまた、すごい、情報の公開になってしまいましたね~(─_─)!! さらに、さらに、この先はどんな内容になるのでしょうか?
最長不倒!更新中のメルマガQ&Aですが、この続きも楽しみにしていてくださいね~。なんだか勢いが止まらなくなってしまいました(─_─)!!
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2016年09月26日(月)更新
士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと(その2)
== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
前回の回答で、士業によらずどんなビジネスにおいてもコンテンツを作る前に、まずはビジネスモデルの確立が重要で、そのビジネスモデル構築過程の参考になるように、事例として私がコンサルタントという分野をどのように考え今のビジネスのスタイルを作っていったのかをかなり詳しく説明しました。
特にジネスを構築していく過程でのマーケットの切り出し方とそのマーケットに対して、どうビジネスを充てていくかということを超・具体的に回答したので、かなり参考になったのではないかと思います。
私が言うのもなんですが、今回の質問の回答は自分のことを書いてしまった勢いからか、顧問先に話している超コンサルレベルの内容を書いてしまっています(―_―)!!
なので、またまた顧問先など、いろんなところからあの回答の続きはいったいどうなるんですかと、質問やら反響がたくさんたくさんありました(*^_^*)
ということで、今回は前回の最後で予告した、コンテンツの作り方やプロモーション(マーケティング)のやり方を解説したいと思います。これまでに続き、私のやってきたことも含めて回答しますので、楽しみにしていてくださいね。
では、回答に移りますが、私はIT(インターネット)の普及と発達でWebやコンテンツを使ったマーケティングやプロモーションは本当にやり易くなっていると思います。
この質問の方が最初にコンテンツを作るかサイトを作るかと考えたり、SNSは使うべきかどうかと質問をされたのも、こういった状況からだと思います。
また、マーケットを切り出していろんなビジネスを充てていくという話も、実際にはこのIT環境のおかげで実現していると言っても過言ではないほど、ビジネスの立ち上げや経営そのものをやりやすくしてくれていると思います。
ここでとても大切なことを解説すると、この超・便利なITを活用していく上でとても重要なのがビジネスのサイクルを長期で捉え、ストック型のマーケティングを展開していこうという“強い意志や思考”です。
何をストックするかというと、それはお金では無く、信頼できる名簿=リストですね(*^_^*)
そして、そのために実はこっちがもっと大切なのですが、IT上に掲載(発信)していく情報を通して作っていく、信用や信頼のストック・・・もう一度言いますよ“IT上の信用や信頼のストック”がとても大切だと思っています。
ほとんどの方がITは便利で簡単、すぐにお金になると思っているので、反応の良い今のマーケットが興味を引くコンテンツを作ってプロモーション、集まったリストに対してすぐにクロージング系のマーケティングを仕掛けて刈り取る形のビジネスをしてしまいますが、それが結果として一番効率の悪いビジネスの進め方だと理解することはとても重要だと思っています。
私は、このことに最初から気付いていたので・・・というか、ビジネスを展開する上で常に考えているのが長期サイクルで収益を上げていく最大に効率の良いマーケティングなので、プロモーションにかけた労力を一回の刈り取りで終わりにする発想がまったく理解できません。
なので、コンテンツでは無く『高収益トップ3%倶楽部』という会員制の通信教育の仕組みを作りました。理由は、会員制にすることで、一度入会した方が何年も顧客になってくれるからですね。どうですか? 参考になりますよね(*^_^*)
というか、すっごい、情報の公開になって来てしまいましたね~(―_―)!! この先はどんな内容になるのでしょうか?
また、なかなかコミュニケーション能力や人間性の所まで行き着きませんが、勢いが止まらなくなってきたので、もしかしたら今回は、過去最長の回答回数になるかもしれませんね。楽しみに、次回の回答をお待ちください(@^^)/~~~
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2016年09月16日(金)更新
士業で売上げを伸ばすために優先すべきこと
毎号のQ&Aコーナーでは、読者さんからの質問に私なりの視点でお答えしているのですが、今回の質問には、うっかり私自身の「事例」を語り出してしまったために、かつてないくらいの「連続回答」が続いています。よかったら、参考にしてください(^_-)-☆
== 質 問 ==
士業で売上げを伸ばすにはコンテンツ作りが先か、それともホームページなどの告知が先か、そしてその優先すべき戦術のために何をすべきか悩んでおります。
また、士業の営業においてSNS活用は必要か、必要な場合どのように使うと効果的かなど、ヒントをいただければ幸いです。
== 回 答 ==
士業の方が成功するには、広告や告知のやり方よりも、まずビジネスそのもののモデルを考えることが重要ですが、それと同時にコミュニケーション能力や人間性を磨くことが重要というか最重要だと思います。
成功されている方は、みなさんその分野の知識や技能も一流ですが、人間としてとても素晴らしい方達です。
== 解 説 ==
弁護士や税理士さん、社労士や行政書士や弁理士さん、あるいはいろいろな分野のコンサルタントの方も含めて、士業系の方のコンサルをたくさんやりました(今もやっています(p_-))し、成功している方も多く知っていますので、すごくリアルに回答しますが、まずビジネスモデルを考えることがとても重要です。
その際の考え方の参考としていただければ良いですが、士業を地域ビジネス(活動場所を町、区、県、東京などと規定してリアルにクライアントに会う仕事)として考えるか? ネットを使って日本中をマーケットにした形で行うか? 誰かとコラボした形で進めるか、単独で行うか? コラボするとしたら自分を中心にするか、誰かのプラットフォーム上でするか? 同業者も含めて誰を顧客にするのか? ・・・など、いろいろな仕事の組み立て方があるので、その辺りのビジネスの組み立て方はとても重要になってくると思います。
なので、すぐにはできなくても、ビジネスのスタイルやモデルは、仕事を進めて行く中で確立していかないといけないと思ってくださいね。
私の場合はコンサルタントですが、スタートしていろいろやってみた結果、業種業界は問わない方が良いと思い、企業の歴史や大きさとかよりも、企業や経営者が優秀であるかの方が面白いと思って、商品やサービス(スタッフや経営者の能力)も含めてスキルとモチベーションの高い会社、もっと言うとまわりを振り切るほどスキルとモチベーションが高い会社のお世話をするコンサルタントという分野を選んで(自分で決めて)ビジネスのスタイル(モデル)としました。
また、仕事を進めて行く過程で、自分の特性も分かって来たので、今起こっている問題に対応することよりも、企業が今後どういった方向に進んでいった方が良いかを経営者と一緒に考えるという仕事の方がクライアント企業にとっても私にとっても最適・最良と考えたので、ほぼ経営者の方と面談するという仕事の仕方に切り替えて行きました。その結果、こちらが顧問先企業を訪問するという仕事は現在ほぼ無くなりました。(長野県に1社だけ定期訪問している会社がありますが・・・・(p_-))
優秀な会社は、今すぐ解決しなくてはいけないような問題は無い、あるいはそれは現場で解決していけるので私が対処しなくて大丈夫、それよりも、優秀な会社は未来について私と経営者が一緒に考える方がより重要、私のいろいろな分野の多岐に渡る情報が役に立つということで、今のコンサルのスタイルができ上がって行きました。
・・・というように、まずはビジネスの組み立て方が大事になるわけですが、もう少しビジネスモデルのこと(特に切り出し方ですね)を解説することにしますね。
じつは、これ、本当に参考にしていただきたいと思いますが、どんな業種にもビジネスモデルやスタイルは無限にありますし、無限に作りだすことができると思っています(p_-)
もちろん、その中で、ある程度以上の企業規模を経営のゴールと考えると、選べるマーケットの大きさから結果としていくつかのビジネスモデルに絞られていきますから、見た目はそんなにたくさんのビジネスモデルがあるようには見えないわけですが、実際には、無限にあるというか、作れるわけです。これ、せっかくなので詳しく解説しますね!(^^)!
私の場合は企業を対象としたコンサルタント業なので、ビジネスを切り出すマーケットの母数はかなり大きく大・中・小・企業を合わせると企業数は250~300万社あるわけですから、むちゃくちゃ無限にマーケットを切り出すことが可能ということです。
マーケットに対して、ビジネスを当てていくと考えるとその掛け算になるわけですからね~、もう無限も無限、宇宙の星の数くらいビジネスは作れるわけですね。
例えば、〇〇県で社員数が30人以上の企業で尚且つ女性の社員比率が30%を超えている会社に、マーケットを切り出した時に、そこに対して当てるビジネスは、女性社員の技能レベルの向上から、登用の仕方、年配社員の接し方の指導・・・果てはお化粧の仕方のレクチャーから子供の教育までと・・・本当に無限に作っていけるわけですよね。
だから、まわりの真似をしなくてもぜんぜん大丈夫ということになりますよね。というか、オリジナル性の強い仕事にしようと思った時には、他の人や会社のビジネスモデルは作り方の参考にはしても、同じことはやらない方が良いというか、やる必要は無いということですね。
私は、コンサルタントをスタートした時に、なんとなくそう思っていたので、仕事を進めて行く過程で、徐々に業種・業界は問わない、企業規模も社歴も関係ない、必要なのはスキルとモチベーションが高い会社、それが加速してスキルとモチベーションを振り切っているような勝ち組企業というマーケットを切り出して、そこに当てるビジネスモデルとして、目の前の仕事では無く、企業の未来の方向を経営者と一緒に考えていくという、今のコンサルのスタイル(形)を作り上げていったわけです。
マーケットは同じでもそこに優秀な人材をスカウトしてくるという仕事なども提案できるわけですから、そう考えるといろいろ想像できるわけですよね。どうですか? 参考になりましたよね(*^_^*)
次回は、そのビジネスモデルに伴うような、コミュニケーション能力や人間性を作っていくというお話にと思ったんですが、せっかくなのでビジネスを売り出すためのコンテンツ作りやプロモーションのお話をしたいと思います。
ビジネスを成功させようと考えると、やることはたくさんあるわけですから、この続きを楽しみにしていてくださいね(@^^)/~~~
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2016年09月12日(月)更新
学問の秋、カラオケボックスで勉強する「カラ勉」が流行る!?
そういえば、最近「カラ勉」族が増えているのをご存じでしょうか? ちなみに、「カラオケボックス」で勉強することを「カラ勉」と呼ぶそうです。
パソコンと無料のテレビ電話が設置された個室で、ネット講座を受講したり、英会話のオンラインレッスンを受けたり・・・中には、音楽やヨガなどのレッスンを受けるつわモノもいるのだとか(@_@)
カラオケボックスだけに、ヴォイストレーニングや楽器のレッスンなどにも、使い勝手がよさそうですよね♪
都心のカラオケボックスは駅前の一等地にありますから、「お一人様カラオケ」「ママ友ランチカラオケ」など、なんとか部屋の稼働率を上げようと、各社懸命です。
そんななか、カラオケボックスを「歌う」以外の目的で使ってもらおうという発想は、かなりイケてますよね(*^^)v
京都にあるひとりカラオケ専門店「イチカラ河原町店」は、オンラインレッスンを提供する「カフェトーク」と連携し、「カラ勉」用のサービス提供に力を入れ始めたようですが、カラオケボックスなら、同居の家族にも気兼ねなくレッスンが受けられるなど、自宅より集中できるスペースであることをアピールしていけば、利用者も増えていくんじゃないでしょうか。
こんなふうに、視点を変えることで、マーケットは限りなく広がりを見せるものです。この事例を参考に、自社のマーケットを広げる方法を、楽しみながら模索してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2016年08月26日(金)更新
価格差で競合他社に負けない営業トークとは!?
== 質 問 ==
他社と同じようなものを販売していますが、お客様はライバル機と性能価格を比較して購入します。その場合どの様に価値を理解させ価格差で負けないようなトークを使用したらいいですか?
== 回 答 ==
他社と比較して、機械の性能や価格に違いが無い場合はどうしても価格競争になりますが、この場合は機械にサービスを付加して違う(比べられない)商品として販売することをお勧めします。
== 解 説 ==
「値上げ本」を出版以来、こういった質問は定期的にたくさん来るので代表してお答えしますが「自分たちは製造業で提供しているのは機械だ」という考えからもっと思考の枠を広げて考えると良いと思います。
それに、そもそも、差別化できない(難しい)機械の値段をトークで何とかするというのは、かなり無理な話ですよね(p_-)
では、どうしたら良いか?ですが、自分たちの仕事を製造業=機械を作って販売する仕事、という考え方から、機械も含めたサービスを提供する仕事、と考えると他社との差別化が図れるようになると思います。
・・・この辺りのことは『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』でも実はかなり詳しく書いているんですけどねぇ~・・・・(─_─)!!
参考までにもう少し解説すると、仕事というのは、実際はいろいろな業務がつながって(連携して)形成されているので、そのどこからどこまでが自社の仕事と考えるかはいろんな考え方ができるということです。
作って売る、最近ではこれまでの商品を引き取るサービスがあったりしますが、その発展と考えると、分かりやすいと思います。
また、納品した商品が壊れた時の修理サービスを無料にするとか、壊れる前に定期的にメンテナンスのサービスが付いているなども、考えられますよね。
この「もっと発展を」と考えていくと、商品+サービスの幅が広がりますよ。ぜひ頭を使ってオリジナルで、他社が真似できない、なかなか真似しづらいサービスパッケージを考えてみてください(@^^)/~~~
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2016年08月19日(金)更新
タクシー運転手はキャビンアテンダント!? 自社のミッションを増幅した日本交通
これからの世の中で必要となるのは、介護が必要なほどでもないけれど、他者の手助けが必要な層へのサポートでしょう。そこへ直接アプローチを始めたのが、タクシー大手の日本交通です。
その名も「サポートタクシー」。高齢者の日常の用事を、タクシードライバーが手伝ってくれるというありそうでなかったサービスなのです。
たとえば買い物。なんと!三越日本橋本店と提携し、到着後は店内を一緒にまわって案内や荷物持ちをしてくれるそうですし、お墓参りをしたい場合は、お墓の掃除まで手伝ってくれるみたいです(@_@)
料金体系は「時間制」で、1時間5.270円。以後、30分ごとに2.420円が加算されるそうですが、この価格帯なら、介護保険タクシーに心理的抵抗がある方たちの利用も望めるのではないでしょうか。
このサービスの導入にあたり、同社の川鍋会長は「タクシー運転手はパイロットからキャビンアテンダントに! タクシーは接客業でただの運送業ではない。生活の細かいニーズに合わせたサービスを提供したい」と語っています。
聞くところによると、車の自動運転技術は実用化の段階まで来ており、私たちがイメージしているよりずっと早い時期に、タクシーは無人運転が当たり前の社会がやってくるかもしれません。
そうなると、タクシードライバーという職業自体が消えてなくなるわけですが、私には、同社の戦略がそれを見越したものであるように見えます。そして、こんなふうに自社の存在価値を増幅させることで、ビジネスを次世代へ繋いでいくことができるのです。
まだまだ残暑厳しいですが、この事例を参考に、自社の未来の姿をあれこれ思い描いてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
2016年08月05日(金)更新
経営者としてのコミュニケーションの取り方を考える
== 質 問 ==
中小企業の経営者ですが、会社のスタッフやお客様も含め、近い人、中間の人、遠い人との上手なコミュニケーションの取り方を教えてください。
== 回 答 ==
関係する方達との距離を物理的に考えるだけでなく、今と将来に渡っての貢献度や影響力なども含めて考えて重要度(ウエイト?)別にコミュニケーションを取る・・・あるいは取らないと考える方が良いと思います。
== 解 説 ==
人とのコミュニケーションで考えないといけないことは、自分の回りの全ての人と仲良くなりたいと思っても実際には時間的な問題や距離的な問題で、また能力や理解力さらには思考性の問題等で関係する全ての人達と仲良くコミュニケーションを取ることは無理であり不可能ということです。
これを理解するのはなかなか難しいですが、“世界が平和であった方が良い”と皆が思っても“それぞれの平和が違っているのでなかなか平和にならない”のと同じ感じで、“頭では良い”と思っても実際にはできないことってありますが、多くの人と仲良くコミュニケーションした方が良いとは思っても実際には、先ほどの理由等で、そうできないということですね。
なので、不用意に人とのコミュニケーションは広げない方が良い・・・というのが私が顧問先の経営者にするアドバイスだったりします(p_-)
あなたがかなりイケてる経営者なら尚更で、あなたは相手に対して普通に思っても、相手はあなたに過度な期待を持ったりしますから、後で面倒なことが起こったりしますよね(─_─)!!
ということで、前提が終わりましたが、あなたが今現在されている仕事の時間等も含めて人とどれくらいならコミュニケーションする時間を取れるかをまず考えてみてください。
それが、週に5時間なのか? 20時間くらいあるのか? によっても関われる人数が変わってきますよね。
あなたのスケジュールが週に5時間位人とのコミュニケーションに充てられる時間があるとか、もっと余裕があり20時間はOKとか、ビジネスを現場にほぼほぼ渡しているのでほとんどの時間を回りの人とのコミュニケーションに充てても大丈夫という方もいますから、それぞれご自身の状況に合わせて付き合う人数と範囲を考えてプランを作ると良いということです。
コミュニケーションに限らず、いろいろなノウハウ本や経営本を読む時に自分の現状を考えないでその通りトライしようとすると大変になりますから、この辺りは気を付けないとイケないわけですね(p_-)
時間から付き合う人の範囲と人数がおおよそ決まったら、次にとても大切な理解と選択があります。
それは、あなたの回りの人達とコミュニケーションを取る時に、その人達と“仲良くなるか?ならないか?”という選択です。
え~コミュニケーションを取るんだから当然目的は“仲良くなることじゃないの?”と思っている方が多いと思いますが、あなたが経営者であれば人とのコミュニケーションの最初で、この人との関係性のゴールはどうしたいのか?どうするべきか?という決定が無いとイケないと覚えておいてください。
もちろんこれは最初におおよそ決めて、数回会ううちにどの関係性を持つかと決定するという感じで良いのですが、経営者の主要な仕事は“回りの人と可能な限り(ビジネスを行う上で)有利な関係性を築くこと”ですから、この理解はとても重要ということになります。
コミュニケーションの目的が“仲良くなること”と思ってしまっている経営者は、取引のある会社の経営者とコミュニケーション(=仲良く)するうちに軽く見られて、どんどん無理な仕事を押し付けられたり、値引きさせられたりしてしまいます。
これでは、コミュニケーションしない方が良かった、なんてことになりますよね。
社内のスタッフとの関係性もその辺を間違えると結構悲惨で、経営者が現場に来てスタッフとコミュニケーション(=仲良く)したことが原因で、経営者のバリュー(威厳)が無くなりスタッフがぜんぜん働かなくなった、という事故も日常的にたくさん起こっています(─_─)!!
つまり、経営者がコミュニケーションのために使う時間の優先順位を明確にしておくことが大切で、まだ会ったことがない人が1番・・・ということは遠い人が1番で、次に中くらいの距離にある方の中で今後関係性を深めて行きたい方が2番、最後が身近な人たちということになります。
特に、コミュニケーションのため時間が少ない社長であればあるほど、最優先が遠い人、次が中間の人、身近な人が最後というのは守らないといけない鉄則です。
なぜかというと、企業の未来は経営者がいろいろな人と会うことによって開かれていくからです。
今の仕事は、スタッフが日々の努力によって利益をあげてくれるわけですが、これから先にどんな未来を築いていくのかは、経営者の行動によってのみ開かれていくわけで、そのためには、新しい出会いが不可欠となるからです。
・・・ちなみに、誰が身近な人とコミュニケーションを取るかですが、それはリーダーや役職者です。彼らはそのために存在しているということです。
結論としては、内向きの経営者では未来は築いていけないということです。ぜひ、参考にしてください(@^^)/~~~
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2016年07月22日(金)更新
分散する現場にトップの意思をどう伝えるか
== 質 問 ==
従業員が現場に分散している業務の場合に、どうやってトップの意思を伝えればいいでしょうか?
== 回 答 ==
目先の売上げに捉われないで、全体を一か所に集め考えを伝える時間を持つべきです。
== 解 説 ==
この回答の前提は“会社がまだそれほど大きく無い”ということなので、中小企業を対象にしての答えですが、一番良いのは、目先の売上げに捉われないで、スタッフ全員を一か所に集め、トップが考え方を伝える時間を定期的に持つことです。
理由は、組織が分散している状況だと、やはり教育は難しく、なかなかまとまりを持たせることができなかったり、会社の理念や経営者の考えを同じように伝えることはかなり難しいことだからです。
もちろんリーダークラスの人間がしっかり成長していて、経営者の考えをそれぞれの職場で部下にしっかり伝えてくれているのであれば別ですが、実際には、なかなか難しいと思います。
こういう状況で経営者が考えないといけないことは、目先の売上げを優先するのか? 未来の強い組織作りを優先するのか? そのどちらが正しいかということです。
もちろん、正解は、目先の売上げよりも“未来の組織作りに専念するのが正しい”ということになりますが、10人とか20人とか30人のスタッフを一か所に集めて数時間の会議などをするということは、移動の時間も合わせると大変な売上げロスになるわけですから、しっかりした考えを持っていないと取り組めないことでもあるわけです(p_-)
さて、今回の回答、とても簡単に答えましたが、質問の意図と回答が違っていることに気が付いたでしょうか?
質問は職場が離れていてばらばらの場合の組織の意志統一という内容で、その状況でどうすれば経営者の考えが伝わるかということでしたが、私は、その状況だと意思統一や経営者の考えを伝えることは大変で、みんなを集めて教育した方が楽で成果が上がるので、定期的に全員を集めて意思統一した方が良いという回答をしました(^.^)
今回の回答で知っていただきたいのは“そもそもの発想を変えるという選択”を経営者は常に持っている、ということでもありました。前提条件から変えてしまえば、その答えも自然と変わるのです(これ分かりますよね~)。ぜひお試しください(@^^)/~~~
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2016年07月19日(火)更新
「シンデレラフィット」って?! 言葉が生み出すマーケット
日本ではモノが売れない時代と言われて久しいですが、私が最近「おもしろいなぁ~」と心の琴線に触れたのが【シンデレラフィット】という言葉です。
【※画像はイメージです】
ネットでは「まとめページ」までできていましが(笑)、「シンデレラフィット」とは、ガラスの靴がシンデレラの足にフィットしたように「ジャストサイズな組み合わせ」を意味する言葉だそうです。
そのシンデレラの靴のように、思いがけないモノ同士がまるで純正品のようにピッタリフィットする「偶然の一致探し」がブームの兆しを見せているらしいのです。
たとえば、最近主婦に人気の「ニトリのスキレット」という小さなフライパンのような調理器具の持ち手に、100円均一ショップで売っている革製のライターケースがピッタリ!といったこと。
外国製のスキレットは結構お高いのですが、さすが安心価格のニトリさんです。同社が500円もしない価格で発売したところ・・・「ニトスキ」という愛称も付くほどの大ヒット商品になりました。
スキレットは鉄製なので、持ち手がとっても熱くなるためカバーが必要になるのですが、本体が500円なのに、そこに高いカバーを付けたくないのが人情です。
そこで、前述の「シンデレラフィット」が盛り上がるわけですね(*^^)v
こんなふうに「偶然の一致」が快感を生んでいくわけですが、この盛り上がりは「シンデレラフィット」というとってもキャッチ―な言葉がけん引していることは間違いありません。
つまり、イケてる言葉にはマーケットを生む力があるということです!
ビジネスはもちろんですが、経営者として多くの人を動かさないとならない立場にある方は、もっともっと言葉の力を味方に付けるべきじゃないかと思うのです。
この事例を参考に、自らの言葉の力、自社が発信している言葉の力を、楽しみながら検証してみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~
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ボードメンバープロフィール
石原 明(いしはら あきら)氏
僖績経営理舎株式会社代表取締役
AZ Collabo株式会社
ヤマハ発動機株式会社を経て、外資系教育会社代理店に入社。約6万人のセールスパーソンの中で、トップクラスの実績を収める。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立し、経営コンサルタントとして独立。中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている。毎年の講演回数は100回以上。ビジネスの発想力やマーケティング力を開発・育成する「新経営戦略塾」には1000人が登録し学び、全国延べ4500社が参加。
2万人の読者を抱えるメールマガジン『石原明の「新経営戦略塾」』や、独自の視点で経営を綴るブログ『石原明の経営のヒント』も執筆中。大人気Podcast番組『石原明の経営のヒント+(プラス)』は累計ダウンロード数6000万回を超えている。著書に、累計30万部を超え『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『「成功曲線」を描こう。』(大和書房)、『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(KADOKAWA)などがある。
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