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2015年09月14日(月)更新

大規模修理を逆手に「弘前城」の人気高まる!?

先週は台風と低気圧による集中豪雨で大変な一週間でしたが、来たるシルバーウィークは、秋晴れに恵まれるといいですね(#^^#) よい季節なので、旅行の計画を立てていらっしゃる方も多いと思いますが、今、青森県の「弘前城」がガゼン注目を集めているのをご存じでしょうか?
 




本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられるとの理由で、天守真下から石垣の一部を修理するそうですが、すでに修理は昨年から始まっており、2023年までの10年という歳月をかけた、100年ぶりの“大規模修理”のようです。
 
その修理事業の最大の見ものが、高さ14.4メートル、総重量約400トンの天守閣を解体せずに移設する「曳家(ひきや)」です。石垣修理は天守の真下も行われるため、移動する必要があるわけですが、2カ月半ほどかけて、約70メートル離れた仮置き場所まで移動させるのだそうです。
 
そこで、弘前市は大型連休を含む2015年9月20日~27日を「曳家ウイーク」と名付け、市民や観光客に、天守が乗る台を実際に引いてもらう体験イベントの開催を決定! 一般公募や旅行会社の企画したツアー商品に組み込まれ、100人ずつ日に4回、計3,200人が参加する見通しだとか(@_@)
 
しかも、この様子をJR新宿駅の東口広場生中継し、東京でも仮想体験できるイベントを開く計画だと聞いて、ちょっと感心してしまいました(*^^)v
 
工事中は観光客が減ると考えて当然ですが、ピンチをチャンスに、マイナスをプラスに・・・発想しだいでビジネスはどこまでも広がりを見せるものです。とくに「今しかできない」「ここでしかできない」体験が価値を持つ時代です。「曳家ウイーク」は、ネットでもかなり話題になるんじゃないでしょうか。
 
この事例を参考に、自社にも「今しかできない」「ここでしかできない」体験はないか・・・楽しみながら、ビジネスの種を探してみてください(@^^)/~~~

2014年06月06日(金)更新

ますます盛り上がるフランスの「ジャパン・エキスポ」

唐突ですが、毎年フランスで開催されている「ジャパン・エキスポ」というイベントをご存じでしょうか? 

 

今年も「ジャパン・エキスポ2014

が、72日~6日の5日間、パリで開催される予定ですが、日本のポップカルチャーを紹介するこのイベントは、もともと日本のアニメや漫画の大ファンであったフランス人男性3人が2000年に立ち上げたもので、今年で15周年を迎えるのだそうです(@_@
 


このイベント、15年目にしてますますの盛り上がりを見せているようで、会期も従来の4日から一日増やした5日間となり、さらに、日本からの出展企業は、アニメやゲームの制作会社をはじめ、アパレルメーカーなど約150社にのぼる予定で、昨年より約70社も増えているといいます。

 

昨年の来場者数は約23万人だったようですが、今年はそれを上回る26万人の来場を見込んでおり、日本の伝統文化の発信にも力を入れる予定で、寿司やたこ焼き、丼ぶりなどの作り方を目の前で実演するブースを設けたり、兵庫県尼崎市の非公認キャラクター「ちっちゃいおじさん」などのゆるキャラを呼ぶなど、工夫に余念がありません。

 

自分が主催者だったら・・・と想像してみるとわかりますが、ひとつのイベントを15年も開催し続け、しかもどんどん盛り上げていくって、そうたやすいことではありませんよね。創立者の一人はイベント運営会社の最高経営責任者みたいですが、日本への“愛”がなければ、なかなかできないことです(*^_^*)

 

「グローバル化」などという言葉も陳腐に聞こえる時代になりましたが、情報発信の“勘どころ”として、このイベントには、学ぶべき点が多いと思います。もっといえば、こうしたイベントが、なぜ日本人にできなかったのか・・・ちょっと悔しい気もします(―_―)!!

 

これからの時代、経営者は国内はもとより、世界に向けて、自社商品や自社の文化を発信していかなくてはなりません。そうした意味からも、同イベントの成功は、研究すべき事例であるように思います。よかったら、参考にしてください(@^^)/~~~

2013年07月12日(金)更新

「あるモノ」がふたつある家の子は、良い成績が取れる!?

最近ネットのニュースを見ていたら、ちょっとおもしろい記事に目が留まりました。『あるモノがふたつある家の子は、良い成績が取れるらしい』というタイトルだったのですが・・・「あるモノ」っていったい何だと思います?
 



 
この画像でおわかりのとおり(笑)、それは『本棚』だというのです(*^^)v
 
スタンフォード大学とミュンヘン大学の教育に関する研究で、経済状態や学校の状況、両親の教育への関わり方といったことを調査している過程で、「子どもの学校での成績は、その両親が『本棚』を持っているかどうかと相関する」という大変興味深い知見が得られたそうです。
 
「本棚」ならたいていの家にはありそうですが、その研究ではひとつじゃなく「ふたつ」ある家だと、本が数冊しかない家に比べて標準偏差1.15の違いがあったのだそうです。さらに、本棚がふたつある家の子どもの学習量は、全体の平均と比べて3倍に及んでいたということです(@_@。
 
その論文の著者いわく、「本はほとんどの国において、生徒のパフォーマンスを予測するための唯一にしてもっとも重要な要素」だそうで、なおかつ「そこで分かるのは相関だけであって、因果関係ではない」ことも指摘していますが、出版不況が続くわが国においても、注目すべき問題かもしれませんね。
 
ちなみに、私の会社の会議室は、壁一面がこの『あるモノ』で埋め尽くされてるのですが(*^_^*)、私自身も本が大好きなので、本と成績、もっといえば本と思考力の相関関係は、絶対にあると思っています。
 
たとえ子ども時代に、たくさんの本に触れられなかったとしても、大人になってから意識的に補うことはできると思いますので、経営者としては、会社に社員が自由に読める「ふたつ以上の本棚」を置くことから始めてもいいかもしれませんね。そして、もし成果があったら、ぜひ私にも教えてくださ~い(@^^)/~~~


2013年04月19日(金)更新

メディアに踊らされない経営者の判断力

時代のスピードがますます速くなっている時代、日々さまざまな経営判断を問われる局面が訪れると思いますが、今回は消費税増税に関する質問を取り上げ、メディアの情報をどう見るかという視点をお話したいと思います。よかったら参考にしてください(*^^)v
 
== 質 問 ==
 
世の中を賑わせている消費税の増税について、先生はどう思われていますか?
 
== 回 答 ==
 
消費税の件もそうですが、世の中やメディアの情報はかなり偏っているので、物事を考えたり判断する場合は、必ずその背景を知ってから・・・という習慣を持った方がいいと思います。
 
== 解 説 ==
 
消費税増税については、今かなりホットな話題ですよね。不動産や住宅関連など、業界によっては駆け込み需要の動きが相当あるので、関心は今後もっと高まると思います。
 
こういう話題やメディアで気になった情報について考えるときには、まず何をすべきかというと、その話題を取り巻く背景等も含めてしっかり情報を集めてから考えることだと思っています。
 
たとえば、消費税ってそもそもどんな税制か? 狙いは何か? いつどこで出来たのか? 成功例は?・・・などを一人の偏った意見ではなく、できれば専門家も含めて複数意見をニュートラルに聞いてみる、探してみる、あたってみる、という姿勢が重要だと思います。
 
これが、あなたが経営者であればなおさらで、経営判断を伴う項目で「○○について考える」時に、簡単に知人の考えを聞いて決めるというのでは、かなり問題だということです(ーー;)
 
また、ネットやメディアの情報をそのまま受け取るのも結構危険です。メディアはある項目について取り上げるときに「この案件をどう取り上げたら視聴率が上がるか? 雑誌の購買が伸びるか? そうなるように大衆を煽れるか?」・・・などを意識的・無意識的に考えてしまうという性質を常に持っています。
 
・・・大物タレントなどが離婚するときに、しょうがない状況と擁護するか? これはひどい、人間じゃないと中傷するかは、大衆がどっちを望んでいるかなどで微妙に変わってしまうということです(ーー;)
 
理由は、メディアは公的なものであると同時に、広告宣伝をたくさん取って収益を上げないと成り立たないという立場でもあるからです。
 
消費税の話に戻ると、消費税の発祥はフランスで、フランスといえば、凱旋門、ルーブル美術館・・・などというように、世界一の観光大国で、フランスの人口6,544万人に対して年間7,680万人(2010年時データより)とすごい数の観光客が訪れるのです。
 
国民から税金を取るよりも、この世界中から集まる観光客に税金を払わせようと考えたのが最初のようです。(・・・・頭いいですよね~フランス人、恐るべしです(*^_^*))
 
なので、大衆向けのスーパーなどでは、食品に消費税がかからないなど調整しているようです。
 
日本も今後は観光に向かっていかざるを得ない状況なので、もし国が政策としてこういう方向に向かうのであればとってもいいと思いますが、消費税ひとつとっても、そもそもこういう情報がメディアにぜんぜん載っていない、TVでも話さないで、「消費税、消費税」って叫んでいる現状をよく見るべきですよね。
 
「何かについて考える時には、背景をよく理解する」ぜひ、こうした習慣を持つようにしてみてください(@^^)/~~~
 
 
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。 
 
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
 
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
 

2012年10月15日(月)更新

キティちゃんが観光大使に!? キャラクターと人間の垣根

今年(2012年)、観光庁国際交流推進課は「ビジットジャパン事業」として、海外で製品・サービスを展開する日本企業と連携し、日本ブランドを嗜好する外国人をターゲットとした訪日旅行促進プロモーションを展開中です。
 
その一環として、訪日観光客の誘致に活用するiPhone用のアプリをリリースしたのですが、そのメインキャラクターに選ばれたのは、なんと! サンリオの人気キャラクターである「ハローキティ」。ついにキティちゃんが、観光大使のごとく活躍する時代になったのです。
 
『Visit Japan With HELLO KITTY』というアプリですが、AR(拡張現実)カメラを起動すると、GPS機能と連動し、それぞれの観光地にまつわる「ご当地キティ」が登場してきて、一緒に記念撮影ができる、というものです(*^^)v ちなみに、開発はNECビッグローブが担当したようですよ。
 



 
今や、観光地の土産店には、「ご当地キティ」が当たり前のように並んでいますが、海外にもその熱烈なファンは多く、有名どころでは、マライア・キャリーやキャメロン・ディアス、ブリトニー・スピアーズ、ヒルトン姉妹、そしてあのレディー・ガガ様もキティファンとして知られています。
 
果たしてキティちゃんが、海外からの観光客をどのくらい増やせるのか、お手並み拝見といきたいところですね(^^ゞ
 
一方、フジテレビでは、10月1日付で新人女子アナが採用されました。「今年は秋採用もあったの?」なんて声が聞こえてきそうですが、その名は『杏里(あんり)ルネ』さん・・・じつは、彼女は生身の人間ではなく、CGキャラクターなのです(@_@。




 
「デジタルアナウンサー」という職種で採用された杏里ルネさんは、早速、同社のサイトの「女性アナウンサー」ページに加えられ、諸先輩方と並んでプロフィールまでが公開されています。
 
今後はデジタルデバイス普及への対応や、同局の番組とSNSとの連携強化という重責を担うほか、これまで高島アナ、生野アナ、加藤アナ、三田アナらが担当してきた「パンシリーズ」を引き継ぐそうですよ(*^_^*)
 
先日、六本木の「ニコファーレ」にて、入社式と称したお披露目会が行われたのですが、ネットでは「いつの時代のCGだよ!」「初音ミクをちょっとは見習えよ!」などといったお怒りの声もチラホラみられるものの(笑)、話題提供という点ではそれなりに期待できるのではないでしょうか。
 
それにしても、「ボーダーレス社会」とはよく言ったもので、人間とキャラクターの垣根が、どんどん無くなっていくのを感じませんか? これまで人気タレントやアイドルたちが務めていた役割を、これからはCGを含めたキャラクターが担う時代が、もうすぐそこまで来ているように感じます。
 
考えてみれば、キャラクターたちは年も取りませんし、スキャンダルも起こしません。現に、キティちゃんの誕生は1974年のこと。11月1日生まれだそうなので、人間であれはすでに37歳です(+_+)  こんな年齢まで文句も言わず、稼ぎ続けてくれるアイドルは、そうそういませんよね(笑)。
 
もちろん、キャラクター開発を安易に考えてはいけませんが(決して、素人考えで決めてはなりません)、これからの時代のひとつの選択肢として、ぜひ頭の片隅にでもストックしておかれてはいかがでしょうか(@^^)/~~~


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