ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
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今日から8月、毎日暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか? 今回は、最近よく受ける「富裕層ビジネス」に関する質問にお答えしてみました。よかったら、参考にしてください(*^_^*)
== 質 問 ==
石原先生から富裕層ビジネスのお話を聞き、マーケティングは「上」に行ったほうがいいと思いますが、その際どうしても自分のスキルや経験に不安があったりして上に行く勇気が出ない時、どんな考え方を持てばいいでしょうか? 富裕層顧客に対して、自分のレベルの上げ方を教えてください。
== 回 答 ==
考え方もそうですが、自社や自分のスキルが富裕層マーケットに受け入れられるのかどうかを、実際にはかった方が早いと思います。ですので、まずはお金をもらわないでサービスしてみることをお勧めします。それでイケると感じたら、ようやく考え方や心構えの段階に入れます。
== 解 説 ==
長くコンサルをしていると、素晴らしい技術やサービスを持ちながら、その技術やサービスを提供する顧客を間違えてしまって、全然発展していないという場面に良く遭遇します。
先日もある分野で突出した技術を持っているのに、せっかくのその技術を低い顧客に対して提供しようとして失敗している企業の相談を受けたばかりです(―_―)!!
また、反対にその技術やサービスではとても富裕層には入っていけないよ・・・と思うレベルの技術やサービスなのに、なんとか富裕層に入っていけないかともがいている会社の相談も多くあります。
で、思うのですが、もし本当に富裕層マーケットに入っていきたければ、まずは、自社の提供する商品やサービスが実際に目指す富裕層顧客に受け入れられるのか? 商品やサービスが希望する価格で買ってもらえるのか? などをリアルに調査した方が良いと思います。
考え方や心構えはもちろん大切ですが、その考え方や心構えを変えるにしても、実際にこの価格でこんな顧客に購入してもらえるのかを体験した方が早く変わるということです。
商品やサービスそして自分自身の人的スキルを上げるにしても、リアルに富裕層に接した方が早いと思います。
そのための具体的な方法ですが、まずは商品やサービスをターゲットとする富裕層顧客何人かに無料で体験してもらって、商品やサービスの受け入れられ度?などを体験⇒修正⇒改良を繰り返し、良かったら紹介してもらうという方法が良いと思います。
ビジネスは考えているだけではなかなか先に進みません。そうか!と思ったらすぐ実行に移してください(*^^)v
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
2014年10月24日(金)更新
情報化時代における人の意見と自分の意思決定
今日は久しぶりの秋晴れで気持ちいいですね♪ 早いもので10月も月末が近づいてきまして、経営者としては来年に向けて「決めなければならないこと」がたくさんあると思います(*^_^*) というわけで、今回はこんな質問を取り上げてみました。
== 質 問 ==
情報を求めて人に色々話を聞くとブレてしまいそうになる時がありますが、その時のこらえ方が知りたいです。人の意見を聞くことと、自分の意志を通すことのバランスのようなものがあるのでしょうか?
== 回 答 ==
人に話を聞くとつい影響されてしまうことがありますが、そういう場合は、一度立ち止まって自分の立ち位置を意識して聞く姿勢を整えると影響されずに済むと思います。
== 解 説 ==
情報を求めて人にいろいろなことを聞くということは、自分自身のスキルアップや成長に役立ちますからすごく良いことだと思います。
本やネットでも情報をたくさん集めることはできますが、もっと聞きたいとか、自分の環境ではどうなのか?など、詳しく突っ込みたいときはやっぱりリアルに面談することが重要ですからね。
その時の注意ですが、これまでの学校教育やセミナー受講などの経験から“教わる=こちら側が下になる”という感覚がどうしても芽生えてしまうということです。
なので、質問のように相手の話を聞きながら、こちらの考えがだんだんブレるとか影響されてしまいそうになる・・・ということが起きるわけですね(─_─)!!
この時にどんな対応をすればよいかということですが、成功している経営者であればあるほど人(・・・この場合は専門家ということが多いと思いますが)に話を聞く場合、絶対に相手をこちらの上位に置くことはないということを知っておけば、感心してペコペコしてしまったり、影響されて主導権を取られてしまうということはなくなると思います。
どうしてこういうスタンスが取れるようになるかというと、それはいろいろな体験から苦労して身につけるということですが、例えば誰かの話やアドバイスをうっかり信じてしまって、結果痛い目にあうとか、自分の立場が上がってくればくるほど、相手が自分の気持ちに合うように話を歪曲させたりするということを体験して、不用意に人の意見を鵜呑みにしないとか、何かを解決するためには例えその相手が聞きたい分野の第一人者や専門家だったとしても、その人一人の話を信じないで、複数の専門家の意見を聞いて総合的に判断した方が良いという失敗の経験があるからだと思います。
もちろんこういった経験はそんなに簡単にできるわけではありませんから、するとなると大変ですが、先ほども書いたように、優れた経営者は人の話を聞くときにも相手を自分の上位に置かないということが分かるだけで、ちょっと心の強さを身につけることができると思います。
それを基準に頑張っていただければ、結果はかなり違ってくると思います。よかったら、参考にしてください(*^^)v
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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== 質 問 ==
情報を求めて人に色々話を聞くとブレてしまいそうになる時がありますが、その時のこらえ方が知りたいです。人の意見を聞くことと、自分の意志を通すことのバランスのようなものがあるのでしょうか?
== 回 答 ==
人に話を聞くとつい影響されてしまうことがありますが、そういう場合は、一度立ち止まって自分の立ち位置を意識して聞く姿勢を整えると影響されずに済むと思います。
== 解 説 ==
情報を求めて人にいろいろなことを聞くということは、自分自身のスキルアップや成長に役立ちますからすごく良いことだと思います。
本やネットでも情報をたくさん集めることはできますが、もっと聞きたいとか、自分の環境ではどうなのか?など、詳しく突っ込みたいときはやっぱりリアルに面談することが重要ですからね。
その時の注意ですが、これまでの学校教育やセミナー受講などの経験から“教わる=こちら側が下になる”という感覚がどうしても芽生えてしまうということです。
なので、質問のように相手の話を聞きながら、こちらの考えがだんだんブレるとか影響されてしまいそうになる・・・ということが起きるわけですね(─_─)!!
この時にどんな対応をすればよいかということですが、成功している経営者であればあるほど人(・・・この場合は専門家ということが多いと思いますが)に話を聞く場合、絶対に相手をこちらの上位に置くことはないということを知っておけば、感心してペコペコしてしまったり、影響されて主導権を取られてしまうということはなくなると思います。
どうしてこういうスタンスが取れるようになるかというと、それはいろいろな体験から苦労して身につけるということですが、例えば誰かの話やアドバイスをうっかり信じてしまって、結果痛い目にあうとか、自分の立場が上がってくればくるほど、相手が自分の気持ちに合うように話を歪曲させたりするということを体験して、不用意に人の意見を鵜呑みにしないとか、何かを解決するためには例えその相手が聞きたい分野の第一人者や専門家だったとしても、その人一人の話を信じないで、複数の専門家の意見を聞いて総合的に判断した方が良いという失敗の経験があるからだと思います。
もちろんこういった経験はそんなに簡単にできるわけではありませんから、するとなると大変ですが、先ほども書いたように、優れた経営者は人の話を聞くときにも相手を自分の上位に置かないということが分かるだけで、ちょっと心の強さを身につけることができると思います。
それを基準に頑張っていただければ、結果はかなり違ってくると思います。よかったら、参考にしてください(*^^)v
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2014年10月10日(金)更新
経営者が税理士に求めるもの
2週続けて、週末の台風の行方が気になるところですが、最近ちょっとご縁ができた税理士さんからこんな質問を受けました。みなさんなら、この質問にどうお答えになりますか?
== 質 問 ==
経営者が「税理士」に何を求めているのかが知りたいです。また、自分がいる事業(税理士)の全体像はどのようにして見たらよいですか? 税理士だけではなく士業と言われる弁護士、司法書士なども見た方がいいでしょうか? アドバイスをお願いいたします。
== 回 答 ==
経営者が税理士に求めることは、会社の規模や経営者の思考によっていろいろあると思います。大切なのはそのたくさんの要望に答えることではなく、マーケットに合わせてサービスを特化させることだと考えてください。
== 解 説 ==
経営者が税理士に求めていることは、なるべく安く会計業務をやって欲しい、値段よりも質の高い会計業務やサポートをして欲しい、社内のスタッフを会計業務ができる一流の人材に育てて欲しい、良き経営のアドバイザーになって欲しい・・・など、会社の規模や状況、経営者の思考によって、いろいろあるというのが現状です。
また、日本全体の企業数は250万社あるいはそれ以上あると言われています。そう考えると、大切なのは、その経営者の求めるいろいろな希望にすべて答えるということではなく、その希望のどれかに税理士業務を特化させて、対応、経営するということです。
分かりやすく言うと、税理士に何を希望するかというマーケットを限定して、そのマーケットに合わせた形で経営のスタイルを作っていくということが大切なわけですね(*^^)v
ちなみに、私的には税理士業界全体が月次や決算業務にのみ集中して、とにかく値段を安くしてたくさんの会社を顧客にしようと考えている現状を見るにつけ、成長する企業やある程度の企業規模がありその規模(=ステージ)ごとに起こる難しい案件に対して仕事をしようとされる税理士さんが極端に少ないので、そういうマーケットに対応してしっかり税理士業務をするというのが、専門性も高まっていいのではと思いますが、選択はいろいろ考えて行ってください。
補足ですが、税理士業の全体像は、今書いたことなので、分かると思います。また、他の士業の方をリサーチする場合(そんなにしなくてもいいと思いますが)も、同様の見方をして、マーケットに特化して成功しているケースを見つけるようにしていただくと、参考になり良いと思います(@^^)/~~~
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== 質 問 ==
経営者が「税理士」に何を求めているのかが知りたいです。また、自分がいる事業(税理士)の全体像はどのようにして見たらよいですか? 税理士だけではなく士業と言われる弁護士、司法書士なども見た方がいいでしょうか? アドバイスをお願いいたします。
== 回 答 ==
経営者が税理士に求めることは、会社の規模や経営者の思考によっていろいろあると思います。大切なのはそのたくさんの要望に答えることではなく、マーケットに合わせてサービスを特化させることだと考えてください。
== 解 説 ==
経営者が税理士に求めていることは、なるべく安く会計業務をやって欲しい、値段よりも質の高い会計業務やサポートをして欲しい、社内のスタッフを会計業務ができる一流の人材に育てて欲しい、良き経営のアドバイザーになって欲しい・・・など、会社の規模や状況、経営者の思考によって、いろいろあるというのが現状です。
また、日本全体の企業数は250万社あるいはそれ以上あると言われています。そう考えると、大切なのは、その経営者の求めるいろいろな希望にすべて答えるということではなく、その希望のどれかに税理士業務を特化させて、対応、経営するということです。
分かりやすく言うと、税理士に何を希望するかというマーケットを限定して、そのマーケットに合わせた形で経営のスタイルを作っていくということが大切なわけですね(*^^)v
ちなみに、私的には税理士業界全体が月次や決算業務にのみ集中して、とにかく値段を安くしてたくさんの会社を顧客にしようと考えている現状を見るにつけ、成長する企業やある程度の企業規模がありその規模(=ステージ)ごとに起こる難しい案件に対して仕事をしようとされる税理士さんが極端に少ないので、そういうマーケットに対応してしっかり税理士業務をするというのが、専門性も高まっていいのではと思いますが、選択はいろいろ考えて行ってください。
補足ですが、税理士業の全体像は、今書いたことなので、分かると思います。また、他の士業の方をリサーチする場合(そんなにしなくてもいいと思いますが)も、同様の見方をして、マーケットに特化して成功しているケースを見つけるようにしていただくと、参考になり良いと思います(@^^)/~~~
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2014年10月03日(金)更新
縮小傾向の市場において経営者がやるべきこと
早いもので、今年も10月に入りました。そろそろ来年の目標や計画を具体化していきたいところですが、今回はちょっとシビアな質問が届いたので、それにお答えしてみました。よかったら、みなさんも一緒に考えてみてください(*^_^*)
== 質 問 ==
仮設足場レンタル業をしておりますが、将来ゼロにならないにしても、ゆるやかに縮小していくであろうと考えています。他社との違いが見えづらい商品、どのように考えていけばよいのでしょうか?
== 回 答 ==
ビジネスの捉え方ですが、将来を見通すと、商品やサービスの違いで差別化して売上げを上げるなどの生き残り策を考えるよりも、経営的に考えて長期の戦略を取った方が良いと思います。結構待ったなしの状況だと思いますよ。
== 解 説 ==
業種的に考えると、商品そのものが足場ということで建設のために付随的に必要なモノのため、商品での差別化はほぼ難しいと思いますし、サービスで特徴を出そうとしても、すぐに真似されてしまうと思うので、これも難しいと思います。
また、目先の売上げの上下を考えるよりも、もっと長期的に考えて戦略そのものを検討した方が良い時期に来ていると思います。
なので、将来的に生き残るか、ずっとこの仕事を続けて行くか、だとしたらどうするか、または、将来はこの仕事をやめるか、やめるとしたらどのタイミングにするかなどを検討した方が良いということです。
具体的なイメージですが、生き残るとしたら、少なくとも自社の存在しているマーケットで上位から3番目の規模(売上・人員・ブランド…etc)に持って行かなければ難しいので、他社を買収するなども含めて成長路線に乗せるという経営戦略を取らざるを得ません。
この戦略を取ると考えると、結構待ったなしの判断が必要で、他社に気づかれることなく、ある規模までは持って行かないといけませんから、すぐスタートさせてくださいね(─_─)!!
反対に、どこかでこの業をやめるとしたら、何時どのタイミングで自社を売り抜けたらいいかということも含めて、企業規模を保つことが重要です。
・・・業界で生き残るためには、先ほど書いたように現在のマーケットで3位までに入らないといけないわけですから、残りたい3社が買いたい規模に常に調整するとか、3位の会社が1位になるための規模だったりすると、値段交渉は3社とできるわけですから、かなり面白い売却となるわけですね(p_-)
さらに、この売却のタイミングも小さい地方マーケットで売るか、そこそこ規模のあるマーケット、県単位のマーケット、さらに大きな規模のマーケットまで売却を引っ張るかなども考えて行うとすると、売却のために買収を仕掛けることも、ひとつの戦略となるわけです。
ということで、あなたの業は遅かれ早かれこのマーケット内の買収競争という局面を迎えることになると思います。それを踏まえた経営判断をしていってください(@^^)/~~~
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また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
== 質 問 ==
仮設足場レンタル業をしておりますが、将来ゼロにならないにしても、ゆるやかに縮小していくであろうと考えています。他社との違いが見えづらい商品、どのように考えていけばよいのでしょうか?
== 回 答 ==
ビジネスの捉え方ですが、将来を見通すと、商品やサービスの違いで差別化して売上げを上げるなどの生き残り策を考えるよりも、経営的に考えて長期の戦略を取った方が良いと思います。結構待ったなしの状況だと思いますよ。
== 解 説 ==
業種的に考えると、商品そのものが足場ということで建設のために付随的に必要なモノのため、商品での差別化はほぼ難しいと思いますし、サービスで特徴を出そうとしても、すぐに真似されてしまうと思うので、これも難しいと思います。
また、目先の売上げの上下を考えるよりも、もっと長期的に考えて戦略そのものを検討した方が良い時期に来ていると思います。
なので、将来的に生き残るか、ずっとこの仕事を続けて行くか、だとしたらどうするか、または、将来はこの仕事をやめるか、やめるとしたらどのタイミングにするかなどを検討した方が良いということです。
具体的なイメージですが、生き残るとしたら、少なくとも自社の存在しているマーケットで上位から3番目の規模(売上・人員・ブランド…etc)に持って行かなければ難しいので、他社を買収するなども含めて成長路線に乗せるという経営戦略を取らざるを得ません。
この戦略を取ると考えると、結構待ったなしの判断が必要で、他社に気づかれることなく、ある規模までは持って行かないといけませんから、すぐスタートさせてくださいね(─_─)!!
反対に、どこかでこの業をやめるとしたら、何時どのタイミングで自社を売り抜けたらいいかということも含めて、企業規模を保つことが重要です。
・・・業界で生き残るためには、先ほど書いたように現在のマーケットで3位までに入らないといけないわけですから、残りたい3社が買いたい規模に常に調整するとか、3位の会社が1位になるための規模だったりすると、値段交渉は3社とできるわけですから、かなり面白い売却となるわけですね(p_-)
さらに、この売却のタイミングも小さい地方マーケットで売るか、そこそこ規模のあるマーケット、県単位のマーケット、さらに大きな規模のマーケットまで売却を引っ張るかなども考えて行うとすると、売却のために買収を仕掛けることも、ひとつの戦略となるわけです。
ということで、あなたの業は遅かれ早かれこのマーケット内の買収競争という局面を迎えることになると思います。それを踏まえた経営判断をしていってください(@^^)/~~~
私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
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2014年09月29日(月)更新
[いいね!]1個で100円手当!? 社員のアイデアをFacebookで公開する会社
少し前の新聞に、長野県伊那市にある精密部品設計の「スワニー」という会社の記事が掲載されていましたが、気に留めた方はいらっしゃるでしょうか?
なんと!製品に関する社員のアイデアを自社のFacebookに掲載し、読者が付けた[いいね!]1個を100円相当の「技術手当」として支給する制度を始めたのだそうです(*^_^*)

設計担当の女性が「木製コーヒースプーン」の写真や製造過程を投稿した際には、150個の[いいね!]が付き、15,000円の手当が支給されたそうです。
その後、同社のブログでは、「まぁ、社長からは取りすぎだ!焼肉おごれ!と言われていますがね・・・('ー')」なんて、楽しいやり取りもありましたが、今日見たら[いいね!]が「644」になってましたから、社長は青くなってるかもしれませんね(笑)。
ちなみに、社員が1ヶ月に申請できるアイデアは3件まで、Facebookに投稿後、1ヶ月間に得た[いいね!]が評価の対象、というルールがあるようですから、1ヶ月を過ぎて[いいね!]が増え続けても、手当は増えません。
それはともかく、こんな施策ができるのも、基本的に業績のいい会社だからですよね(*^^)v 景気が低迷すると、世の中は大きく「儲かっている会社」と「儲かっていない会社」に分かれるわけですが、「儲かっていない会社」が何もできないのに対し、く「儲かっている会社」は前向きな投資をどんどんできるので、その差は開くばかりです。
同社は、新型の3Dプリンタをいち早く導入し、先端的なものづくりに取り組む会社ですが、日頃から社員には「業務以外でも3Dプリンタなどを使って自由にものづくりしてOK!」と言っているようで、Facebookには、試作した小物や、地元企業と連携してつくった伊那市のキャラクター「イ~ナちゃん」のおもちやなどが掲載されていました。
つまり会社側には、こうした遊び感覚のものづくりを通して、社員の技術力や商品企画力を向上させたいとの狙いがあるわけですが、それらがFacebookで公開され、社外の評価も得られるようになれば、さらに社員は意欲的になりますよね(^_-)-☆
おまけに、「製造業のソーシャルメディア活用としては全国でも珍しい試み」としてマスコミにも注目され、現に新聞にも載ったわけですから、この施策は十分“もと”が取れたのではないでしょうか(笑)?
どんな時代でも、社長のユニークなアイデアと、迅速な決断力+実行力で、活路が見い出せるものです。この事例を参考に、楽しみながら経営のアイデアを広げてみてください(@^^)/~~~
なんと!製品に関する社員のアイデアを自社のFacebookに掲載し、読者が付けた[いいね!]1個を100円相当の「技術手当」として支給する制度を始めたのだそうです(*^_^*)

設計担当の女性が「木製コーヒースプーン」の写真や製造過程を投稿した際には、150個の[いいね!]が付き、15,000円の手当が支給されたそうです。
その後、同社のブログでは、「まぁ、社長からは取りすぎだ!焼肉おごれ!と言われていますがね・・・('ー')」なんて、楽しいやり取りもありましたが、今日見たら[いいね!]が「644」になってましたから、社長は青くなってるかもしれませんね(笑)。
ちなみに、社員が1ヶ月に申請できるアイデアは3件まで、Facebookに投稿後、1ヶ月間に得た[いいね!]が評価の対象、というルールがあるようですから、1ヶ月を過ぎて[いいね!]が増え続けても、手当は増えません。
それはともかく、こんな施策ができるのも、基本的に業績のいい会社だからですよね(*^^)v 景気が低迷すると、世の中は大きく「儲かっている会社」と「儲かっていない会社」に分かれるわけですが、「儲かっていない会社」が何もできないのに対し、く「儲かっている会社」は前向きな投資をどんどんできるので、その差は開くばかりです。
同社は、新型の3Dプリンタをいち早く導入し、先端的なものづくりに取り組む会社ですが、日頃から社員には「業務以外でも3Dプリンタなどを使って自由にものづくりしてOK!」と言っているようで、Facebookには、試作した小物や、地元企業と連携してつくった伊那市のキャラクター「イ~ナちゃん」のおもちやなどが掲載されていました。
つまり会社側には、こうした遊び感覚のものづくりを通して、社員の技術力や商品企画力を向上させたいとの狙いがあるわけですが、それらがFacebookで公開され、社外の評価も得られるようになれば、さらに社員は意欲的になりますよね(^_-)-☆
おまけに、「製造業のソーシャルメディア活用としては全国でも珍しい試み」としてマスコミにも注目され、現に新聞にも載ったわけですから、この施策は十分“もと”が取れたのではないでしょうか(笑)?
どんな時代でも、社長のユニークなアイデアと、迅速な決断力+実行力で、活路が見い出せるものです。この事例を参考に、楽しみながら経営のアイデアを広げてみてください(@^^)/~~~
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2014年08月01日(金)更新
富裕層顧客に対して自分のレベルの上げ方
今日から8月、毎日暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか? 今回は、最近よく受ける「富裕層ビジネス」に関する質問にお答えしてみました。よかったら、参考にしてください(*^_^*)
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石原先生から富裕層ビジネスのお話を聞き、マーケティングは「上」に行ったほうがいいと思いますが、その際どうしても自分のスキルや経験に不安があったりして上に行く勇気が出ない時、どんな考え方を持てばいいでしょうか? 富裕層顧客に対して、自分のレベルの上げ方を教えてください。
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考え方もそうですが、自社や自分のスキルが富裕層マーケットに受け入れられるのかどうかを、実際にはかった方が早いと思います。ですので、まずはお金をもらわないでサービスしてみることをお勧めします。それでイケると感じたら、ようやく考え方や心構えの段階に入れます。
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長くコンサルをしていると、素晴らしい技術やサービスを持ちながら、その技術やサービスを提供する顧客を間違えてしまって、全然発展していないという場面に良く遭遇します。
先日もある分野で突出した技術を持っているのに、せっかくのその技術を低い顧客に対して提供しようとして失敗している企業の相談を受けたばかりです(―_―)!!
また、反対にその技術やサービスではとても富裕層には入っていけないよ・・・と思うレベルの技術やサービスなのに、なんとか富裕層に入っていけないかともがいている会社の相談も多くあります。
で、思うのですが、もし本当に富裕層マーケットに入っていきたければ、まずは、自社の提供する商品やサービスが実際に目指す富裕層顧客に受け入れられるのか? 商品やサービスが希望する価格で買ってもらえるのか? などをリアルに調査した方が良いと思います。
考え方や心構えはもちろん大切ですが、その考え方や心構えを変えるにしても、実際にこの価格でこんな顧客に購入してもらえるのかを体験した方が早く変わるということです。
商品やサービスそして自分自身の人的スキルを上げるにしても、リアルに富裕層に接した方が早いと思います。
そのための具体的な方法ですが、まずは商品やサービスをターゲットとする富裕層顧客何人かに無料で体験してもらって、商品やサービスの受け入れられ度?などを体験⇒修正⇒改良を繰り返し、良かったら紹介してもらうという方法が良いと思います。
ビジネスは考えているだけではなかなか先に進みません。そうか!と思ったらすぐ実行に移してください(*^^)v
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