ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
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2010年06月04日(金)更新
社長は“違う星”にいる!? ・・・ある調査の結果
ちょっとおもしろい調査結果が目に留まりました。人事コンサルティングの「JTBモチベーションズ」が、従業員500人以上の企業の社員を対象に行なった調査なのですが、「社長や会社に対する気持ちの距離」を尋ねたところ、「社長は違う星にいる(4億キロ)」と答えた人が20.4%を占め、1位になったのだそうです。
ちなみに4億キロは、火星と地球が最も離れたときの距離だそうで、「社長は火星にいる」くらい遠く感じている人が10人に2人いることが明らかになった格好です。
ちなみに、社長との「気持ちの上での距離」が遠い理由は、「コミュニケーションがない」が第1位で、選ばれた選択肢は「相手とのコミュニケーションがない、少ない」が25.1%、「こちらの仕事や状況を理解していない」が18.2%、「いっしょに仕事をする機会がない、少ない」が13.7%という結果になったようです。
私から見ると「500人規模じゃ、そんな感じかもね」という結果なのですが、なかには「社長とは一度も会ったことがない」と答えていた男性もいて、それにはちょっとビックリしてしまいました(@_@;)
同社では、「社員のモチベーションや業績を上げるためには、社長からの企業理念の発信や、社内コミュニケーションの活性化が必要」と指摘していますが、規模の違いはあるにせよ、ご自分の会社でこんな調査をしたらどうなるか・・・想像してみるのもおもしろいかもしれません。
それはともかく、社長との距離が絶対的に近いのが中小企業です。社長の側から言えば、自分の理念や生き様を、社員たちに間近で見せ続けられる醍醐味がありますし、社員の側からしても、社長の背中を見ながら成長していけるベストポジションに身を置けるわけです。
人はみな、うっかり自分の環境が「ふつう」だと思ってしまいますが、世の中にはたくさんの会社があって、社長と一度も会わずに仕事をしている人もいるわけです。「他社のフリ見てわがフリ直す」じゃありませんが(笑)、たまにはこんな調査結果を「ネタ」にして、社員たちとざっくばらんに話をしてみるのもいいかもしれません(@^^)/~~~
ちなみに4億キロは、火星と地球が最も離れたときの距離だそうで、「社長は火星にいる」くらい遠く感じている人が10人に2人いることが明らかになった格好です。
ちなみに、社長との「気持ちの上での距離」が遠い理由は、「コミュニケーションがない」が第1位で、選ばれた選択肢は「相手とのコミュニケーションがない、少ない」が25.1%、「こちらの仕事や状況を理解していない」が18.2%、「いっしょに仕事をする機会がない、少ない」が13.7%という結果になったようです。
私から見ると「500人規模じゃ、そんな感じかもね」という結果なのですが、なかには「社長とは一度も会ったことがない」と答えていた男性もいて、それにはちょっとビックリしてしまいました(@_@;)
同社では、「社員のモチベーションや業績を上げるためには、社長からの企業理念の発信や、社内コミュニケーションの活性化が必要」と指摘していますが、規模の違いはあるにせよ、ご自分の会社でこんな調査をしたらどうなるか・・・想像してみるのもおもしろいかもしれません。
それはともかく、社長との距離が絶対的に近いのが中小企業です。社長の側から言えば、自分の理念や生き様を、社員たちに間近で見せ続けられる醍醐味がありますし、社員の側からしても、社長の背中を見ながら成長していけるベストポジションに身を置けるわけです。
人はみな、うっかり自分の環境が「ふつう」だと思ってしまいますが、世の中にはたくさんの会社があって、社長と一度も会わずに仕事をしている人もいるわけです。「他社のフリ見てわがフリ直す」じゃありませんが(笑)、たまにはこんな調査結果を「ネタ」にして、社員たちとざっくばらんに話をしてみるのもいいかもしれません(@^^)/~~~
2010年03月19日(金)更新
ある「振り回し型」の社長の場合・・・
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、来週にはもう東京の桜の開花が予想されているそうです。春は新しいことを始めるのにも、最適な季節です。なかなか捨てられない“自分のクセや習慣”を見直すチャンスでもあります。
というわけで今回は、私の著書の読者さんからの質問を取り上げてみました。みなさんの中にも、思い当たるフシがある方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。
== 質 問 ==
先生の著書『うちの社長はなぜ「ああ」なのか?』を読みました。大変参考になりました(*^_^*)診断の結果、自分は「振り回し型」でした。
だからでしょうか、将来的に大切な仕組み作りなどが苦手なので、ついつい後回しになってしまいます。直すのに何かいい方法はありますか?それから先生にもそういうことはあるのですか? 教えてください。
== 回答 ==
目の前の事に振り回されないで、仕組み作りなど、将来に関わる大切なことをしっかりやるためには、目線を先にのばすのが一番良いのではないかと思います。
経営においてはいろいろなことが大切なのですが、その物事がどれ位大切かどうかは立っているスタンスの違いに拠ると思います。なので、目線を先にすれば将来のウエイトが増し意識が変わりますので、ぜひ経営の目線を先にのばしてみてください。
== 解 説 ==
本、読んでいただいてありがとうございます。私の本にはそれぞれ書いた意図や理由があるのですが、経営者の最後(というかもっとも大事な)の課題は自分の性格や考え方の問題点に気付いてそれを変えることなので、今そういうご自身の問題に気付かれたとしたらとっても良かったと思います。
「振り回し型」の経営者を変えていくヒントは本の中に詳しく書いていますので、今回は質問の内容の仕組みつくりなどが後回しにされないようにするにはどうすれば良いか?という問いに答えたいと思います。
そこで冒頭の回答になるわけですが、こういう場合の解決策は“経営の目線を先にのばす”ということが一番良いのではないかと思います。
目線をのばすというのはどういうことかというと、経営者が経営を考える時の思考のスタンスを今月や来月あるいは今年いっぱいといった目先に合わせるのではなく、最低2年~3年先、できれば3年~5年先に合わせて考えるというスタンスになることです。
冒頭の説明のように目線をのばすと考え方の視点が変わりますので、結果、物事に対する思考のウエイトが変わりますから、目先のことよりも先のことの方が大切に見えてきますよね。だから、この方法が良いということです。
もちろん、経営の状況などもありますので、一概にスタンスを先にはのばせない場合もありますが、経営的に問題がないのであれば、ぜひ視点を先にのばすことをお勧めします。そうすれば、結果として仕組み作りなど将来大切なことに経営のウエイトが変わってくると思います。
最後に私の場合ですが(ーー;)
私もアイディアがどんどん先行するタイプなので、ともすると目線が、超・至近距離になる場合があるので、経営は出口を考えて行う!なんてことをしっかり思い出すようにしています。逸る自分を抑えるのにはこれが一番良いと思っています。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
というわけで今回は、私の著書の読者さんからの質問を取り上げてみました。みなさんの中にも、思い当たるフシがある方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。
== 質 問 ==
先生の著書『うちの社長はなぜ「ああ」なのか?』を読みました。大変参考になりました(*^_^*)診断の結果、自分は「振り回し型」でした。
だからでしょうか、将来的に大切な仕組み作りなどが苦手なので、ついつい後回しになってしまいます。直すのに何かいい方法はありますか?それから先生にもそういうことはあるのですか? 教えてください。
== 回答 ==
目の前の事に振り回されないで、仕組み作りなど、将来に関わる大切なことをしっかりやるためには、目線を先にのばすのが一番良いのではないかと思います。
経営においてはいろいろなことが大切なのですが、その物事がどれ位大切かどうかは立っているスタンスの違いに拠ると思います。なので、目線を先にすれば将来のウエイトが増し意識が変わりますので、ぜひ経営の目線を先にのばしてみてください。
== 解 説 ==
本、読んでいただいてありがとうございます。私の本にはそれぞれ書いた意図や理由があるのですが、経営者の最後(というかもっとも大事な)の課題は自分の性格や考え方の問題点に気付いてそれを変えることなので、今そういうご自身の問題に気付かれたとしたらとっても良かったと思います。
「振り回し型」の経営者を変えていくヒントは本の中に詳しく書いていますので、今回は質問の内容の仕組みつくりなどが後回しにされないようにするにはどうすれば良いか?という問いに答えたいと思います。
そこで冒頭の回答になるわけですが、こういう場合の解決策は“経営の目線を先にのばす”ということが一番良いのではないかと思います。
目線をのばすというのはどういうことかというと、経営者が経営を考える時の思考のスタンスを今月や来月あるいは今年いっぱいといった目先に合わせるのではなく、最低2年~3年先、できれば3年~5年先に合わせて考えるというスタンスになることです。
冒頭の説明のように目線をのばすと考え方の視点が変わりますので、結果、物事に対する思考のウエイトが変わりますから、目先のことよりも先のことの方が大切に見えてきますよね。だから、この方法が良いということです。
もちろん、経営の状況などもありますので、一概にスタンスを先にはのばせない場合もありますが、経営的に問題がないのであれば、ぜひ視点を先にのばすことをお勧めします。そうすれば、結果として仕組み作りなど将来大切なことに経営のウエイトが変わってくると思います。
最後に私の場合ですが(ーー;)
私もアイディアがどんどん先行するタイプなので、ともすると目線が、超・至近距離になる場合があるので、経営は出口を考えて行う!なんてことをしっかり思い出すようにしています。逸る自分を抑えるのにはこれが一番良いと思っています。
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2010年01月22日(金)更新
新規事業とコンセプトが合わない従業員をどうすべきか
今回は、私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の勉強会に参加してくれた方からの質問を取り上げてみました。
経営に「人」の問題はつきものですが、経営者が考え方の基軸をどこに置くかで、進む方向性も変わってくるものです。よかったら、参考にしてください。
== 質 問 ==
事業を売却し、従業員を引継ぎ採用しなければならない時、今、新規事業を立ち上げる際、コンセプトが合わない従業員をどのようにしたら良いか悩んでおります。考えを教えてください。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
企業経営に変化はつきものなので、その変化をしっかり社員さんに理解してもらってまずは前向きに参加してもらうということが大切です。その後スキルや向き不向きという問題が出てくると思いますので、生産性などを課題にして、結果として社員さんが入れ替わっていくようにうながすのがいいのではないでしょうか。
== 解 説 ==
おそらく、会社のある部門の売却をされたのだ(なのでその部門で採用した方がこれから取り組む仕事に向いていないということだ)と思いますが、企業が社員に支払う給与は基本的に依頼した仕事や業務に対して、社員が前向きに取り組んでくれて尚且つ望む成果を達成することを前提に支払う訳ですから、今後取り組んでもらう仕事は、最初の雇用の仕事と違う仕事ということを理解してもらって、それに取り組んでもらうようにうながすことが最初に取り組むことだと思います。
事業売却に際して買収企業に雇用の継続を依頼出来なかったわけですから、新しく取り組む仕事とコンセプトの違う社員さんが社内に出来てしまったとしても、まずはその方たちが今回の事業の担い手として成長するように、仕事の理解と教育をすることが重要だということです。
・・・本来は、事業を売却する際に社員さんも買収先に雇用してもらう(あるいはその時に何らかの方法で退職してもらう)方が良いのですが、上手く行かなかったということで、こういう事態になってしまったのだからしかたないと思います(ーー;)
その後の取り組みですが、新規事業で期待する成果を基準に、それぞれの社員に課題と評価を繰り返していき、成長してくれない社員がだんだん社内での仕事に限界を感じるようにうながすのが良いのではないかと思います。
企業というのは常に成長をしていくわけですが、その成長の速度に合わなくなった社員が自然に会社を去っていく流れを持つようになると、優秀な人が社内に残り、そうでない社員が辞めていくという、人材の自然な流れが出来ていきますから、それを意識してやっていくということです。
ただ、こういう仕事は本来事業売却時に、買収企業との間でしっかり交渉して雇用を継続してもらったり、売却時に何らかの方法で退職をうながせば起きない問題ですので、そもそもこういう問題自体が起きたことに経営者として反省した方が良いということも回答に付け加えておきます。
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
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経営に「人」の問題はつきものですが、経営者が考え方の基軸をどこに置くかで、進む方向性も変わってくるものです。よかったら、参考にしてください。
== 質 問 ==
事業を売却し、従業員を引継ぎ採用しなければならない時、今、新規事業を立ち上げる際、コンセプトが合わない従業員をどのようにしたら良いか悩んでおります。考えを教えてください。よろしくお願いします。
== 回 答 ==
企業経営に変化はつきものなので、その変化をしっかり社員さんに理解してもらってまずは前向きに参加してもらうということが大切です。その後スキルや向き不向きという問題が出てくると思いますので、生産性などを課題にして、結果として社員さんが入れ替わっていくようにうながすのがいいのではないでしょうか。
== 解 説 ==
おそらく、会社のある部門の売却をされたのだ(なのでその部門で採用した方がこれから取り組む仕事に向いていないということだ)と思いますが、企業が社員に支払う給与は基本的に依頼した仕事や業務に対して、社員が前向きに取り組んでくれて尚且つ望む成果を達成することを前提に支払う訳ですから、今後取り組んでもらう仕事は、最初の雇用の仕事と違う仕事ということを理解してもらって、それに取り組んでもらうようにうながすことが最初に取り組むことだと思います。
事業売却に際して買収企業に雇用の継続を依頼出来なかったわけですから、新しく取り組む仕事とコンセプトの違う社員さんが社内に出来てしまったとしても、まずはその方たちが今回の事業の担い手として成長するように、仕事の理解と教育をすることが重要だということです。
・・・本来は、事業を売却する際に社員さんも買収先に雇用してもらう(あるいはその時に何らかの方法で退職してもらう)方が良いのですが、上手く行かなかったということで、こういう事態になってしまったのだからしかたないと思います(ーー;)
その後の取り組みですが、新規事業で期待する成果を基準に、それぞれの社員に課題と評価を繰り返していき、成長してくれない社員がだんだん社内での仕事に限界を感じるようにうながすのが良いのではないかと思います。
企業というのは常に成長をしていくわけですが、その成長の速度に合わなくなった社員が自然に会社を去っていく流れを持つようになると、優秀な人が社内に残り、そうでない社員が辞めていくという、人材の自然な流れが出来ていきますから、それを意識してやっていくということです。
ただ、こういう仕事は本来事業売却時に、買収企業との間でしっかり交渉して雇用を継続してもらったり、売却時に何らかの方法で退職をうながせば起きない問題ですので、そもそもこういう問題自体が起きたことに経営者として反省した方が良いということも回答に付け加えておきます。
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2009年12月18日(金)更新
あらためて「経営者」に必要な力を考える
いよいよ暮れも押し迫ってきましたが、今年最後の質問に選んだのは、「明大生との毎週一問百答」でと取り上げられていた、少し前の明治大学商学部の学生さんからのこの質問です。
「経営者に必要な力」・・・あらためて考えてみると、かなりの難問です(笑)。新年を迎えるにあたり、みなさんもぜひ、ご自分なりの経営者像を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
== 質 問 ==
経営者にとって、必要な力とはなんでしょうか? また、それを鍛えるためには、どのようにすればよいのでしょうか。
== 回 答 ==
経営者に必要な力とは?ですが、いろいろな能力や力があった方がイイに越したことはないのですが、最初に必要なのは経営のベースになる会計の知識(計算力)、それから組織化の基礎になる人間性(人間力)、最後は営業や販売が出来るかということで(突破力)ですね。まずは、この3つからトライしてもらうと良いと思います。
== 解 説 ==
まず、意外に思われるもしれませんが、会計や経理・財務の知識は絶対に必要なので、時間のあるうちに絶対に身に付けてください。企業経営の結果は最終的に決算で表されるので、自分の会社が現在どんな成績なのか、将来に向けてどれだけ経営的に強いのかなどを判断できないのでは、現実には目標も立てられないのです。
売ることは出来ても経営(数字的な意味です)は出来ないという社長さんがいっぱいいることが、中小企業が大きくなれない理由の相当数を占めると思います。
次に必要なのが、組織化の基盤になる人間性(人間力)だと思いますが、これこそ時間をかけて磨いていかないと身に付かない能力?だと思いますので、がんばってください。
この人間力は、経営者の能力の中で一番重要だと思います。なぜ重要かというと究極的に人は何かをする時に誰と一緒にやりたいかを考えるわけですが、優秀な人達が集まって楽しく働いてくれる場としての会社は中心人格の人間性を反映して作られると思うからです。
ということで、自分はそれぞれの仕事が出来なくても、この人となら一緒にがんばりたいと思ってもらえる人達が自分に代わってそれらの仕事をしてくれれば良い訳ですから、そういう人が集まってくれるような人に自分がなってしまえばいいわけです(*^_^*)
もちろん、人格だけでは経営者は勤まりませんが最終的に一番重要になるということは知っておいてくださいね(*^_^*)
どうやれば、人間性が高まるか、性格が良くなるかは話すとなが~くなってしまうのでいつかまとめてお話しする感じにしますね。
最後は、営業や販売などの突破力ですが、これは事業をスタートする時に非常に重要です。
会社をスタートする時にとても優秀な営業マンがいたり、すばらしいマーケティングロジックが出来ている可能性は少ない(宣伝とかに使えるお金もありませんからね)ので、まずは自分で売ることが出来ないと始まらないということです。
あなたがまだ学生ということですから、若い方なので、まずは人とのコミュニケーションを良くしておくこと、それから、販売は突き詰めていくと心理学の世界なのでこの辺の勉強をすることから始めると良いかもしれませんね。以上、参考にしてみてください。
私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
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「経営者に必要な力」・・・あらためて考えてみると、かなりの難問です(笑)。新年を迎えるにあたり、みなさんもぜひ、ご自分なりの経営者像を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
== 質 問 ==
経営者にとって、必要な力とはなんでしょうか? また、それを鍛えるためには、どのようにすればよいのでしょうか。
== 回 答 ==
経営者に必要な力とは?ですが、いろいろな能力や力があった方がイイに越したことはないのですが、最初に必要なのは経営のベースになる会計の知識(計算力)、それから組織化の基礎になる人間性(人間力)、最後は営業や販売が出来るかということで(突破力)ですね。まずは、この3つからトライしてもらうと良いと思います。
== 解 説 ==
まず、意外に思われるもしれませんが、会計や経理・財務の知識は絶対に必要なので、時間のあるうちに絶対に身に付けてください。企業経営の結果は最終的に決算で表されるので、自分の会社が現在どんな成績なのか、将来に向けてどれだけ経営的に強いのかなどを判断できないのでは、現実には目標も立てられないのです。
売ることは出来ても経営(数字的な意味です)は出来ないという社長さんがいっぱいいることが、中小企業が大きくなれない理由の相当数を占めると思います。
次に必要なのが、組織化の基盤になる人間性(人間力)だと思いますが、これこそ時間をかけて磨いていかないと身に付かない能力?だと思いますので、がんばってください。
この人間力は、経営者の能力の中で一番重要だと思います。なぜ重要かというと究極的に人は何かをする時に誰と一緒にやりたいかを考えるわけですが、優秀な人達が集まって楽しく働いてくれる場としての会社は中心人格の人間性を反映して作られると思うからです。
ということで、自分はそれぞれの仕事が出来なくても、この人となら一緒にがんばりたいと思ってもらえる人達が自分に代わってそれらの仕事をしてくれれば良い訳ですから、そういう人が集まってくれるような人に自分がなってしまえばいいわけです(*^_^*)
もちろん、人格だけでは経営者は勤まりませんが最終的に一番重要になるということは知っておいてくださいね(*^_^*)
どうやれば、人間性が高まるか、性格が良くなるかは話すとなが~くなってしまうのでいつかまとめてお話しする感じにしますね。
最後は、営業や販売などの突破力ですが、これは事業をスタートする時に非常に重要です。
会社をスタートする時にとても優秀な営業マンがいたり、すばらしいマーケティングロジックが出来ている可能性は少ない(宣伝とかに使えるお金もありませんからね)ので、まずは自分で売ることが出来ないと始まらないということです。
あなたがまだ学生ということですから、若い方なので、まずは人とのコミュニケーションを良くしておくこと、それから、販売は突き詰めていくと心理学の世界なのでこの辺の勉強をすることから始めると良いかもしれませんね。以上、参考にしてみてください。
私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があればぜひ覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
2009年11月06日(金)更新
会社が「組織化」に向う過程で起こること
11月がスタートしました。みなさん、今年の年頭に掲げた目標には近づいていますか? 来年を視野に入れつつ、今年の仕上げに入りたいところです。
年が明けても、われわれを取り巻く環境は、しばらく厳しさが続くと思いますが、じつは、こうした時期は、社内の『組織化』を進めるのに最適とも言えます。というわけで、今回は、先週回答しきれなかった続きをお届けします。
== 質 問 ==
企業が伸びていくと、後から「優秀な人間」が入ると言われていましたが、それにより初期の人材が辞める時は企業にとってどうなんですか?
経営者からすると当然かもしれませんが、働く人は恐怖を感じるのでは? そこがいわゆる「愛情」でしょうか?
== 回 答 ==
こういう現象は必ず起きますが、企業が組織化に向う過程でどんな変化が起きるかということを経営者がしっかり勉強していれば、いろいろな方法でゼロにすることは出来ないまでも緩和することが出来ると思います。
そのために、経営者が知っておかないといけないことは、優秀な人材のレベルを知っておくこと、組織を固定しないこと、聖域を作らないこと、組織を常に変化に対応出来る様に鍛えておくこと・・・などです。
== 解 説 ==
今回は、前回の回答の続きです。
前回、組織の発展に伴って優秀な人間が入ってきて、それまでにいた人との間に問題が生じ、結果辞めていくという問題が起こるがどうなのかという質問でしたが、まず、これに対して、当社だけの問題と考えないで、通常どこの会社(組織)にも起こる問題として考え経営者が対処することが大切、では何を知っておくことが重要かということで、最初に優秀な人材のレベルを知ることと解説しました(ここまでOKですよね)。
ということで、今回はその続きを解説するわけですが・・・経営者が「本当に優秀な人とはこういう人なのか!」ということが分かると、ゆくゆくは当社にもこういう人材が入ってこないと他社に勝てないことが分かりますから、安易に役職を付けてしまわない方が良いということが、組織拡大の前にわかるということです(会社がスタートした段階では、安易に役職は付けない方が良いと前回解説しましたよね)。
ただ、ここで問題になるのがスタッフの方のモチベーションというかやる気の問題です。がんばっているからには評価が必要で、その評価の中には給与と共に、必ず役職も関係してくるわけです。
また、中途採用に際して、ある程度の年齢の方を採用するとなると、それなりの役職には就けないと、という問題が起こってきます。
さらに、これは業務上の問題で、他社との取引関係上、何らかの形で役職を定めないと業務的に難しいということも起きてしまうので、結果役職を割り振るなどということも現実には起きてしまうのです。
なので、優秀な人材が入って来る前に必要に応じて役職が決まってしまい、優秀な人材とのぶつかり合いが起きて、結果質問のような不幸な状況・・・(?)が起きてしまうのです。
そこで、経営者が考えないといけないことは、会社はそもそもだれのモノかということや、自社が提供する価値を最大限に発揮するためにどういう形が望ましいのかということなども踏まえた、組織運営の考え方だと思います。
では、どういう考えが組織運営上大切かですが、まず、どんな場合でも組織を固定しないこと、聖域を作らないこと、組織を常に変化に対応出来るように鍛えておくこと等が大事だと思います。
実はこの項目は、人間が基本的に持っている本性から考えると非常に難しいというか、真逆のことなので、経営者の方は自分が経営者となったことで、かなり通常の人間的思考から外れないといけない、考えないといけないわけでもありますが・・・・。
でも、深く考えていただけると、こういうスタンスで組織運営することが、結果として前からいる人と、後から入ってきた方のギャップによって人が去っていくという問題を一番解決する方法だということが分かると思います。
参加する一人一人を満足させるということと、企業を組織として健全に発展させ、持てる機能を最大限に発揮させるという、矛盾する問題を解決するために、経営者はこういった問題や経営上起こるであろう課題も事前に視野に入れて解決する方法を決めておかないといけないということですね。
今回はちょっと難しい質問でしたが、参考になりましたでしょうか。私の発行する週刊メールマガジン、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
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年が明けても、われわれを取り巻く環境は、しばらく厳しさが続くと思いますが、じつは、こうした時期は、社内の『組織化』を進めるのに最適とも言えます。というわけで、今回は、先週回答しきれなかった続きをお届けします。
== 質 問 ==
企業が伸びていくと、後から「優秀な人間」が入ると言われていましたが、それにより初期の人材が辞める時は企業にとってどうなんですか?
経営者からすると当然かもしれませんが、働く人は恐怖を感じるのでは? そこがいわゆる「愛情」でしょうか?
== 回 答 ==
こういう現象は必ず起きますが、企業が組織化に向う過程でどんな変化が起きるかということを経営者がしっかり勉強していれば、いろいろな方法でゼロにすることは出来ないまでも緩和することが出来ると思います。
そのために、経営者が知っておかないといけないことは、優秀な人材のレベルを知っておくこと、組織を固定しないこと、聖域を作らないこと、組織を常に変化に対応出来る様に鍛えておくこと・・・などです。
== 解 説 ==
今回は、前回の回答の続きです。
前回、組織の発展に伴って優秀な人間が入ってきて、それまでにいた人との間に問題が生じ、結果辞めていくという問題が起こるがどうなのかという質問でしたが、まず、これに対して、当社だけの問題と考えないで、通常どこの会社(組織)にも起こる問題として考え経営者が対処することが大切、では何を知っておくことが重要かということで、最初に優秀な人材のレベルを知ることと解説しました(ここまでOKですよね)。
ということで、今回はその続きを解説するわけですが・・・経営者が「本当に優秀な人とはこういう人なのか!」ということが分かると、ゆくゆくは当社にもこういう人材が入ってこないと他社に勝てないことが分かりますから、安易に役職を付けてしまわない方が良いということが、組織拡大の前にわかるということです(会社がスタートした段階では、安易に役職は付けない方が良いと前回解説しましたよね)。
ただ、ここで問題になるのがスタッフの方のモチベーションというかやる気の問題です。がんばっているからには評価が必要で、その評価の中には給与と共に、必ず役職も関係してくるわけです。
また、中途採用に際して、ある程度の年齢の方を採用するとなると、それなりの役職には就けないと、という問題が起こってきます。
さらに、これは業務上の問題で、他社との取引関係上、何らかの形で役職を定めないと業務的に難しいということも起きてしまうので、結果役職を割り振るなどということも現実には起きてしまうのです。
なので、優秀な人材が入って来る前に必要に応じて役職が決まってしまい、優秀な人材とのぶつかり合いが起きて、結果質問のような不幸な状況・・・(?)が起きてしまうのです。
そこで、経営者が考えないといけないことは、会社はそもそもだれのモノかということや、自社が提供する価値を最大限に発揮するためにどういう形が望ましいのかということなども踏まえた、組織運営の考え方だと思います。
では、どういう考えが組織運営上大切かですが、まず、どんな場合でも組織を固定しないこと、聖域を作らないこと、組織を常に変化に対応出来るように鍛えておくこと等が大事だと思います。
実はこの項目は、人間が基本的に持っている本性から考えると非常に難しいというか、真逆のことなので、経営者の方は自分が経営者となったことで、かなり通常の人間的思考から外れないといけない、考えないといけないわけでもありますが・・・・。
でも、深く考えていただけると、こういうスタンスで組織運営することが、結果として前からいる人と、後から入ってきた方のギャップによって人が去っていくという問題を一番解決する方法だということが分かると思います。
参加する一人一人を満足させるということと、企業を組織として健全に発展させ、持てる機能を最大限に発揮させるという、矛盾する問題を解決するために、経営者はこういった問題や経営上起こるであろう課題も事前に視野に入れて解決する方法を決めておかないといけないということですね。
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