ブログ個人トップ | 経営者会報 (社長ブログ)
企業を発展させるための経営のヒントについて、独自の切り口で紹介します。
- トップページ
- ブログ個人トップ
2013年12月13日(金)更新
私が「ポッドキャスト」を始めた理由
今年も残すところ半月となりました(*^_^*) みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか? 私は何かを始めたらやめないので(笑)、年を重ねるごとに成果が上がっていくことが多いのですが、「ポッドキャスト」もそのひとつです。
今回はあらためて、私がポッドキャスト番組『石原明の経営のヒント+(プラス)/ プレミアム』を始めた理由をお話してみたいと思います。
じつは私の顧問先の社長さんにも、私のすすめでポッドキャストを始め、結果を残していらっしゃる方もいらっしゃいます。よかったら、参考にしてください(*^^)v
== 質 問 ==
ポッドキャストの番組をはじめた理由と結果に関する感想、今後の展望について・・・勉強会の中でも触れていただきましたが詳しく聞きたいです。
== 回 答 ==
一番の理由は、自分に一番合っている媒体だと思ったことですが、いろいろな理由でポッドキャストをやろうと考えました。イケると思ったので秒速でスタートしました(笑)。今後はリアルイベントなどとの融合を考えています。
== 解 説 ==
ポッドキャストを始めた理由は、自分に一番向いている媒体だと思ったこと、マーケットの若返りが必要で使えるコンテンツを探していたこと、加えて顧客流入のチャンネルを変えることでこれまで私を知らなかった人へのアプローチができると思ったこと、あとは、新しいモノにはとりあえずトライするという心構えがあったことなどでしょうか?
一番合っているというのは、話を通してライブ感を伝えることができるということですが、講演を聞いたことがある方はわかると思いますが、私は(自分で言うのもなんですが)かなり話すことが得意です(^.^)
話し方も力が抜けていて独特で、聞いている方を話の中に引き込むことができるのでポッドキャストというコンテンツは一番向いていると思います。
また、本などの文章は何度も書き直したり、極端に言うと自分が書いていなくても自分が書きましたってことにできますが、話すということは誰かにやってもらうことができないことなので、できる人が極端に少ない=ライバルが現れにくいと思いました(*^^)v
毎回質問を早川くんにその場で質問を読み上げてもらって回答するというQ&A方式にしたのも、ライブでやっている感じをリアルに伝えることができると思っているからです。
マーケットの若返りが必要で使えるコンテンツを探していたこと、加えて顧客流入のチャンネルを変えることでこれまで私を知らなかった人へのアプローチができると思ったこと・・・に関しては、実はこれまでずっと考えていたことで、私が主宰する『高収益トップ3%倶楽部』も10年を超えて継続しているので、当初の顧客が10年歳を取っているということなので、媒体を変えて若い顧客を増やしたいと思っていましたが、ウェブでこれから普及するコンテンツだったので、この考えにぴったりだと思いました。
新しいモノにはとりあえずトライするという心構えがあった・・・に関しては、私の性格や仕事に関する基本的な姿勢というかスタイルなのですが、新しいコンテンツはスタートダッシュが上手くいけば“あっ”という間に1位になり、ブランドを作れるので、面白いと思ったモノにはとりあえず手をつけるということが良かったみたいですね。
おかげさまで“あっ”という間に1位になったので、その後のポッドキャストブームに乗って押し上げられて、地位を確立してしまった感じになっていますので、今後はリアルイベントとの融合など、かなり楽しいことを考えています(@^^)/~~~
いかがでしょうか? あなたはどうお考えになりますか(^^♪ 私の発行する週刊メールマガジン『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(購読無料)では、毎週メルマガ読者のみなさんからの質問にこんな感じでお答えしています。
これまでのQ&Aもバックナンバーにたくさんあるので、興味があれば覗いてみてください。もちろん、質問も随時受付中です(*^^)/~~~
また、オフィシャルマガジン『石原明の不定期情報通信』をご希望の方はコチラから読者登録ができますので、ぜひこの機会にご登録ください。様々な切り口から“経営脳”に刺激を与える内容を配信しています(*^^)v
2013年12月06日(金)更新
アプリ「WEAR(ウェア)」 の登場で大きく変わる買い物のスタイル
今、若者たちの「買い物」の仕方が大きく変わろうとしているのにお気づきでしょうか?
衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、この秋からスマホアプリ「WEAR」の提供を始めたのですが、このアプリを使って店頭商品のバーコードを撮影すれば、詳しい商品情報やおすすめコーディネートが見られるので、色やサイズはもちろん、手持ちの服とのバランスをじっくり吟味した上で買い物できるというシロモノなんです(@_@。
つまりお店は「見るだけ」・・・ショールームと同じような位置づけとなり、実際の買い物はネットショップから! 買い物に出かけても、大きな荷物も持たずに手ぶらで帰れるというスタイルが一般化する日も結構近いかもしれません。
当然ですが、「WEAR」の導入に際して、業界の反応は真っ二つに分かれました。多くの商業施設に関わる三菱地所は「WEARへの参加は遠慮してほしい」と書面でテナントに通達したようですし、ルミネも「ルミネ店内での写真撮影は原則禁止とする」という書面を入居テナントに送付したと聞きます。
そもそも商業施設はそこに人とお金が集まることを前提にプランされているわけで、店頭での決済につながらないサービスは“想定外”ですよね(―_―)!!
一方、真っ先に参加表面したのがパルコです。同社は「ITはどう化けていくかわからない。早めに取り組んでおいたほうが有利だ」と、その理由を説明しています。それを受けたスタートトゥデイ側も、どうやら「パルコ経由で商品が売れた場合、数%の手数料をパルコに支払う」というしくみを提案したようです。
「WEAR」を使うには、まずその店舗に設けられたコードを読み取って「チェックイン」する必要があるため、このようなしくみを構築することも可能なわけです。
もしあなたが当事者だったら、経営者としてどのような判断をくだすでしょうか?
三菱地所やルミネの言い分もよくわかりますが、私としては、こうしたIT化の流れはもう誰にも止められないだろうと思います。抵抗しているのは売り手の事情であって、消費者たちはお店で買ってもよし、ネットで買ってもよしという「選択の自由」が増すことになるわけですから…。
また、流行りのコーディネートなども含め、その服の周辺情報がカンタンに集まったり、その情報を友達同士で楽しく交換したり・・・世の中のSNS化が止まるはずもありません。「自分の業界には関係ない」などと言わず、経営者として“時代の空気”には、敏感になっておきたいものですね(@^^)/~~~
2013年11月22日(金)更新
あのケンタッキーがテイクアウト「からあげ」専門店!?
先月(2013年10月1日)、その新業態一号店として、ダイエー碑文谷店内にテイクアウト専門店「鶏から亭」をオープンし、ネットでも話題になっているようです。
それにしても「からあげ」は、よほど日本人の舌に合うのか、常に安定した売上げを望めるいわば「テッパン商品」。ローソンの「からあげクン」をはじめ、コンビニ各社もテイクアウトのからあげには相当力を入れているようです。
老舗のケンタッキーといえども、そのブランド力に、いつまでもあぐらをかいてはいられないのでしょう。さらに、外食産業各社も苦戦が続いているようで、とくに若者をターゲットとしたお店は、この先の少子高齢化で伸びしろを期待できない分、新たなマーケットの開拓に必死の様相です。
そんな背景があっての戦略だとは思いますが、ケンタッキーが自社のブランド力を持って「お惣菜」分野に乗り出すと聞いたときには・・・正直「そこまでするか!」という感じを受けてしまいました(>_<)
同社は、年度内に6店舗の出店を目指しているそうですが、果たして「からあげマーケットを総取り」となるかどうか・・・今後の展開に注目していきたいところです。
一方、讃岐うどんチェーンの「はなまるうどん」は、新業態としてイタリアン酒場「PIZZA&WINE カヤバール」を出店したようです。小麦粉を扱うノウハウの発展系として、格安の石釜ピザをウリにしたお店だそうですが、こちらは「はなまるうどん」の名前を表に出していない分、ちょっと可愛げがありますよね(笑)。
それにしても、外食産業に限らず、大手各社が必死になってきていることを肌で感じます。われわれ中小企業は、そんな大手の戦略を横目に見つつ、最大限に知恵を絞りながら、勝ち残っていきたいものですね(@^^)/~~~
2013年10月25日(金)更新
早稲田アカデミーが“学校教師”向けe-ラーニング講座開設!?
しだいに秋も深まり、“勉学の秋”真っ盛りといった感じですが、どうやら進学塾大手の早稲田アカデミーが、“学校教師”を対象に、指導力を養成するための「e-ラーニングサービス」へ本格的参入を決めたようです。
同社はこれまでも対面指導で同講座を実施してきた経緯があるのですが、“勝算あり”と踏んだのでしょう。新サービスとして「教師力養成塾e-講座」を立ち上げ、主に小学校から高校までの教師を対象に、3年以内で1千人の利用者を目指す意気込みです(*^_^*)
意外かもしれませんが、近年、学校には指導力に不安を抱く教師が多いのだそうです。そんな中、この講座は科目指導ではなく、「指導力」そのものの向上に特化するのが特徴的です。
じつは、「教育というものが上手くいくかどうかは、指導者側の「教えたい」気持ちと生徒たちの「学びたい」気持ちのバランスで決まるのです。いくら優秀な教師であろうと、興味を持たない生徒を相手に、良い授業をすることは不可能なわけですね(―_―)!!
私自身も以前、社員教育の講師などもたくさんやったので、このあたりのことがよくわかるのですが、本題の講義に入る前に、「なぜ今自己成長する必要があるのか」を理解してもらえるよう、柔らか~く柔らか~く、本番前の前座のように、いろいろな話をしたものです(笑)。
つまり、先生方も教科を教える前に、まずは生徒たちの「向学心」に火をつける必要があるわけですが、生徒たちの興味を引くというスキルにおいては、学校教師より塾講師のほうが一枚上手(うわて)なのかもしれませんね(*^^)v
それにしても、少子化に向かい先行き不安な塾業界において、「学校教師」という優良マーケットに目を向けたあたり、かなりの経営センスだと思います。教師にはもともと「向学心」があるので、対面でなく「e-ラーニング」でも十分な成果が上がるはずです。
さらに、今は「教師受難の時代」で、生徒たちが授業を聞かずに教室内を歩き回るといった「学級崩壊」や、鬼より怖い(?)「モンスターペアレンツ」に心を痛める先生も少なくないと聞きます。もしかしたら、一流企業のお客様相談室クレーム処理係が教える「モンスターペアレンツに対処する法」などという講座も、結構人気を呼ぶかもしれませんね(笑)。
それはともかく、自社では当たり前のスキルを「他業界」に売るという発想はとても良いと思います。ぜひこの事例を参考に、自社にも他業界に売れるスキルはないか・・・楽しみながら発想を拡げてみてください(@^^)/~~~
2013年09月30日(月)更新
ローソンが「ほろにがショコラブラン」を売り続けるワケ
コンビニ各社が「POSデータ」をもとに、その商品構成を決めていることはあまりにも有名ですが、ローソンの「ほろにがショコラブラン」は、菓子パンの売上げ順位では30位前後で、決して「売れ筋」と呼べる商品ではありません。普通なら発注を止めてしまうところですが、なぜ同社がこの商品を売り続けるのか・・・。
それは、同社が“一歩進んだデータ分析”を試みているからなのです(*^^)v その秘密兵器(?)が、2010年に導入した共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」。これにより「約1割のヘビーユーザーが約6割の売上げを占めている」といったことがわかるようになってきたのだそうです。
同社が最も重視している指標の1つが「リピート率」。決して「売れ筋」とは呼べない商品でも、購入者の大半がリピート購入者ということがわかれば、取扱いを続けるという判断をくだすようです。
たとえば、この「ほろにがショコラブラン」は、一部の女性から頻繁にリピートされていることがわかりました。このパンはローソンにしかない商品です。ですから、品切れとなれば、大事な顧客を逃すことになってしまうわけで、単なる順位だけでは、本当の支持率はわからないのです。
つまり、データ分析の精度を上げることで、同店のディープな顧客たちの期待を裏切らない店づくりができるということです。「何を目当てに」来店しているかという視点で品揃えをすることによって、ヘビーユーザーたちが頻繁に通ってくれる店になるわけです。
最近は、どの会社もデータの分析に力を入れていますが、「Ponta(ポンタ)」のようないろいろなアイテムが増えてデータ分析がより精密になったことに加え、その判断スピードにも磨きがかかりました。
ローソンでは、全店の売り上げ記録を精査すると、わずか1日のデータだけでも、その後の商品動向がわかるといいます。つまり「翌日」には、経営判断をくだせるということです。
これからは、社内外でうまくデータを利用・活用できる能力が、ビジネスを発展させられる重要な要素になってくるでしょう。ぜひ参考にしてください(@^^)/~~~
«前へ | 次へ» |